私は聖女になります、性女(娼婦)にはなりません

ブラックベリィ

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第17章 パーティーは終焉に向かう

357★色の意味は、魔力強いこの子を優先してね

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 「ここは、日本じゃないのよ

  それに、歴代皇帝陛下って
  アルや今上陛下のように

  銀髪紫紺の瞳の色彩を持つ
  皇子のみなんだって………」

 「「「「「はぁ~?」」」」」

 「これは、私の推測なんだけどね

  フルトランスが完全に出来る皇子は
  その色彩を持って生まれるんだと思うの

  体質と魔力量を表しているんだって………

  だから、きちんとご飯を食べさせて
  育ててね意味なんだと思っている」

 「「「「「「えっとぉ~」」」」」」

 「あのね、ドラゴニアンってさぁ
  人間とドラゴンの末裔なの

  だから、ドラゴンの食事量と
  人間の食事量を足して

  2で割った量よりも
  ちよっと多くを食べる必要があるの」

 「「「「「「………」」」」」」

 「だって、フルトランスをすると
  ゴジ○を超える大きさなのよ

  っていうか、キングギド○の頭が
  ひとつバージョンって感じかもって
  すっごい姿になるのよ

  人間の姿に擬態していても
  その大きさなんだもの

  それを維持する為には食べるしかないでしょ」

 「「「「「「いやいや無理だから………」」」」」」

 「でも、団長様って

  確かに、ご飯を見ていて
  胸焼けしそうなぐらい食べるけど

  そこまでの量は食べていないと思うけど?」

 「え~とね、それは
  私が日本から持ってきた食材を
  コピー魔法して作ったモノなのよ

  それを、私が魔法を使って料理しているの
  他の食材も効力のある材料なの

  ようするに、食材自体に魔力付与しているの
  アルが大変そうだったから」

 「もしかして、エリカちゃんの魔力が
  たぁ~っぷり含まれているから
  大量に食事を取らなくても足りるってコト?」

 「うん、そんな感じで良いと思う」

 「「「「「「それプラス愛情だね」」」」」」

 「ちょっと、なに恥ずかしいコト言ってくれるの」

 「「「「「「きゃー顔…赤いよぉ~……」」」」」」


 「げっふんげっふん……じゃなくてね

  その面倒な食事を、皇子や皇女全員に
  与えられないってコトで

  1番魔力量の多い皇子に
  銀髪紫紺の瞳が出るんだと思うわ

  実際に、アルが1番魔力量を持っているからね」

 「「「「「「じゃ、残りはスペア?」」」」」」


 あまり見たくない現実(必要なのはひとりだけ、残りはスペアにもならない)に、気が付いてもそれをはっきりさせたくない聖女候補達………。

 ソレに対して、皇太子アルファードと共に生きる覚悟を決めているエリカは、自分の推理(皇帝の色彩する理由を話そうとする)を、少し口にする。
 その推理が正しいかをエリカは、少女達に判断してもらいたかったから………。 










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