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第2章 和輝ペットシッター?になる
046★蓬莱白夜と契約の話しをする
しおりを挟む電話向こうからは、静かで何処か威圧感のある声が返って来る。
『蓬莱白夜だ……桜が随分と
君の世話になったそうだね』
「たいしたコトしてませんよ
それよりも、桜から………
ペットシッターをしないかと
言われているんですが
それについて、貴方の
意見を聞きたいのですが?
どうみても、桜は未成年ですし」
う~ん…声だけだとぉ……
年齢不詳って感じだな
なんていうのかな?
この声を表現するのに1番
しっくりする言葉って………
そうだ、威厳って言葉が
当てはまるな
そんなコトを考える和輝の耳に、しっとりと落ち着いた声が語りかけて来る。
『私としても、君が
ペットシッターとして
正式契約してくれるならば
それはとてもありがたいコトだ
流石に、あの2頭には
爺やでも手を焼いているからね
桜だけだと、どうしても
甘やかしてしまうらしく
言うコトを聞かない………』
電話向こうで苦悩しているらしい桜の兄の言葉に、和輝は首を傾げる。
「そうですか?
素直な良い子ですよ
うちの双子の妹達の良い
おもちゃと化してますよ」
和輝からの意外な言葉に、白夜はひとつ嘆息して、話しを切り替える。
『……さて、契約の話しだが
契約の条件として
最低一年間は継続するコトで
契約してもらいたい
契約金は100万円
月給は50万円
というところが妥当だと
思うのだが………』
白夜からの金額提示に、和輝は困惑する。
この兄妹って………
マジで、金銭感覚壊れてないか?
桜の話しぶりから、お嬢様らしい
コトは理解(わか)っていたが………
電話で話しただけの相手に
いきなり、契約金に100万円
月給に50万円かよ
所詮、一介の高校生である俺には
どうやっても理解出来ない
「あのぉ~………
俺、散歩や掃除くらいしか
出来ないんですけど?」
『それが、どうかしたかい?
ああ…そうそう…神咲君は
料理は出来るかい?
2頭とも、手作りの食事しか
食べたコトが無いのだが………』
散歩や掃除しか出来ないという自分の言葉を意に介さない白夜の返答に、和輝はお金持ちってそういうモンなのかなぁ?と、頭の隅で思った。
が、それでも、言われた言葉には素直に答えていた。
「一応、それなりに出来ますが……」
『2頭に、何か食べさせて
みてくれるかな?
拒食の躾けをした覚えは
無いのだが、どちらも
他人から出されたモノを
食べてくれなくてね』
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