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第3章 蓬莱家で住み込みのお仕事
097★若い男にベロチューかまされました
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夜明けを目前にした薄闇が映え始めた時刻。
和輝は濃厚な、いわゆるベロチューをされて目覚めた。
口腔をむさぼるような行為に、和輝が苦しげに首を振る。
これまでの疲れが蓄積した身体はなかなか目覚めないのに、意識だけが鮮明に起きる。
完全に意識が目覚め、それに追随してようやく身体が鈍いながらも反応できるようになったコトを感じ取った和輝は、現状を認識する為に双眸を開いた。
ようやく、意思に反応して双眸を開いて、辺りを見回せるようになった和輝は、自分のおかれている立場に、真っ白になる。
が、父親とその親友という、常識をかなり逸(いつ)した集団の間で育っただけに………。
常に、異質な事態にも素早く思考が動くように、訓練されている状態なので、すぐに、自分が若い男にのしかかられて、恋人同士がするような濃厚な口付けを受けているコトを認識できた。
うっ? えっ? うわぁぁぁ
今度は男とベロチューかよぉ
ど…どうして? ……男と?
じゃなくて、誤解されたのか?
この状況……ってぇ~………
もしかして……これってぇ……
嫌がらせなのかぁ?
………って、どうなって………
と、パニック寸前ながらも、必死で自分に起こっている事態を認識しようとした和輝は、その濃厚な口付けから逃れようと首を振った時に視界に入ったモノにびっくりする。
あ? うっ? …えっ…えぇぇぇ~
さくらぁ~? パジャマどうした?
なんで、はだかなんだよぉ~………
混乱の極致に、和輝は声を上げるコトも出来ずに呆然とする。
そんな中、充分に和輝の口腔をまさぐり、その内包する《気》を堪能した若い男は、銀糸が伝うような口付けを解き、ニヤッと嗤って楽しげにのたまう。
「ごちそうさん
美味い《気》だったぜ
和輝」
怒る気も失せるような、愉悦感を滲ませた言葉に、和輝はユルユルと首を振る。
ふっ………夢なら良いのに
残念なコトに、これが現実
たしか、桜の恋人って………
紅夜って名前で…ハリウ○ドで
俳優しているって言ってたよなぁ
だぁぁぁぁ~…こんなキスぐらい
朝飯前ってかぁ~……クソッ
ふっ………さすが俳優だけある
性別関係なく出来るんだな
あうぅぅ~……嬉しくない
はぁ~…ったく、何を言って
良いかわからないぜ
こういう時は、無かったコトに
するのが1番だな
どうして良いかわからなかった和輝は、紅夜の濃厚な口付けを黙殺するコトにした。
そして、はっきりと意識を切り替える。
慌てず騒がず、古武道で習った平常心に縋り付き、和輝は身体を起こす為に、自分にのしかかる紅夜を力尽くで、無言のまま横に押しやり、べったりと全裸で自分に縋り付いたままの桜を、それでもソッと横に降ろす。
そして、ゆっくりと起き上がって、改めて自分の状況を確認する。
「え~とぉ? …俺も裸かよ
いったい…何時の間に?
はぁ~…えぇ~とぉ………
あんた、桜の恋人の紅夜さん?
で、良いのかな?
一応、言い訳させてくれるか?」
冷静沈着を心がけた和輝の言葉を、紅夜は嗤う。
「クッククククク………
どうして、桜が全裸で
自分も全裸なのか
知りたくないか? 和輝」
その、しっとりとした艶のある夜の声で、意味ありげな口調での紅夜の言葉に、和輝は不審そうな表情になる。
「あんたが、コレをやった
とでも言うのか?」
スッポンポン状態の和輝は、チラリッと隣りで眠りこけて桜を見て溜め息を吐く。
勿論、桜もスッポンポンだからだ。
なにがどうなっているか、理解に苦しむ和輝は、ふかぁ~く溜め息を吐く。
そこに、紅夜はケロッと言う。
「いや、やったのは桜だな
お前が気持ち良いから
………って、意味は
理解(わか)らないかも
しれないけどな」
紅夜の言葉に、桜が寝る前に何かを言っていたコトを思い出す。
あぁ…あれかぁ?
《気》の垂れ流し……
それで、コレかよ?
「それって、俺の身体から
常時《生気》が発散されて
いるってヤツか?
昨日、桜がそう言って
いたけど?」
そう言って、和輝は首を無意識に傾げた。
和輝は濃厚な、いわゆるベロチューをされて目覚めた。
口腔をむさぼるような行為に、和輝が苦しげに首を振る。
これまでの疲れが蓄積した身体はなかなか目覚めないのに、意識だけが鮮明に起きる。
完全に意識が目覚め、それに追随してようやく身体が鈍いながらも反応できるようになったコトを感じ取った和輝は、現状を認識する為に双眸を開いた。
ようやく、意思に反応して双眸を開いて、辺りを見回せるようになった和輝は、自分のおかれている立場に、真っ白になる。
が、父親とその親友という、常識をかなり逸(いつ)した集団の間で育っただけに………。
常に、異質な事態にも素早く思考が動くように、訓練されている状態なので、すぐに、自分が若い男にのしかかられて、恋人同士がするような濃厚な口付けを受けているコトを認識できた。
うっ? えっ? うわぁぁぁ
今度は男とベロチューかよぉ
ど…どうして? ……男と?
じゃなくて、誤解されたのか?
この状況……ってぇ~………
もしかして……これってぇ……
嫌がらせなのかぁ?
………って、どうなって………
と、パニック寸前ながらも、必死で自分に起こっている事態を認識しようとした和輝は、その濃厚な口付けから逃れようと首を振った時に視界に入ったモノにびっくりする。
あ? うっ? …えっ…えぇぇぇ~
さくらぁ~? パジャマどうした?
なんで、はだかなんだよぉ~………
混乱の極致に、和輝は声を上げるコトも出来ずに呆然とする。
そんな中、充分に和輝の口腔をまさぐり、その内包する《気》を堪能した若い男は、銀糸が伝うような口付けを解き、ニヤッと嗤って楽しげにのたまう。
「ごちそうさん
美味い《気》だったぜ
和輝」
怒る気も失せるような、愉悦感を滲ませた言葉に、和輝はユルユルと首を振る。
ふっ………夢なら良いのに
残念なコトに、これが現実
たしか、桜の恋人って………
紅夜って名前で…ハリウ○ドで
俳優しているって言ってたよなぁ
だぁぁぁぁ~…こんなキスぐらい
朝飯前ってかぁ~……クソッ
ふっ………さすが俳優だけある
性別関係なく出来るんだな
あうぅぅ~……嬉しくない
はぁ~…ったく、何を言って
良いかわからないぜ
こういう時は、無かったコトに
するのが1番だな
どうして良いかわからなかった和輝は、紅夜の濃厚な口付けを黙殺するコトにした。
そして、はっきりと意識を切り替える。
慌てず騒がず、古武道で習った平常心に縋り付き、和輝は身体を起こす為に、自分にのしかかる紅夜を力尽くで、無言のまま横に押しやり、べったりと全裸で自分に縋り付いたままの桜を、それでもソッと横に降ろす。
そして、ゆっくりと起き上がって、改めて自分の状況を確認する。
「え~とぉ? …俺も裸かよ
いったい…何時の間に?
はぁ~…えぇ~とぉ………
あんた、桜の恋人の紅夜さん?
で、良いのかな?
一応、言い訳させてくれるか?」
冷静沈着を心がけた和輝の言葉を、紅夜は嗤う。
「クッククククク………
どうして、桜が全裸で
自分も全裸なのか
知りたくないか? 和輝」
その、しっとりとした艶のある夜の声で、意味ありげな口調での紅夜の言葉に、和輝は不審そうな表情になる。
「あんたが、コレをやった
とでも言うのか?」
スッポンポン状態の和輝は、チラリッと隣りで眠りこけて桜を見て溜め息を吐く。
勿論、桜もスッポンポンだからだ。
なにがどうなっているか、理解に苦しむ和輝は、ふかぁ~く溜め息を吐く。
そこに、紅夜はケロッと言う。
「いや、やったのは桜だな
お前が気持ち良いから
………って、意味は
理解(わか)らないかも
しれないけどな」
紅夜の言葉に、桜が寝る前に何かを言っていたコトを思い出す。
あぁ…あれかぁ?
《気》の垂れ流し……
それで、コレかよ?
「それって、俺の身体から
常時《生気》が発散されて
いるってヤツか?
昨日、桜がそう言って
いたけど?」
そう言って、和輝は首を無意識に傾げた。
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