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137★4人のグリフォンに触っちゃいました
しおりを挟むどうして、私が小悪魔って言われなきゃないのって思ったけど、あえて言い返さなかった。
だって、何か言ったら、みんなに色々とされそうだったんだもの。
それに、私の我がままで呼び出したグリフォン達を触っても良いかって、聞きたかったから………。
ライと同じ感触なのか?違う感触なのか?を触って確認してみたい。
それに、羽の部分の触り心地はどうなのか?も触って確認してみたい。
けもなーの夢であるファンタジー世界の生き物をもふるコトが、こんなに簡単に叶うなんて………ビバ異世界って感じよね。
だから、私は、みんなに話しかける。
「みんなぁ~グリフォンを触っても良い?」
「「「「言うと思った…OKだよ」」」」
ハルト君達が、全員で許可を出してくれたので私はお礼を言う。
「ありがとう
どの子から触って良いの?」
私の問い掛けに、ハルト君がにっこり答えてくれた。
「グリフォンは
人間の言葉は話せないけど
契約者と心話は出来るんだ
アリアは、俺達の嫁だから
自由に触っても良いよなって言ったら
マスターの番なら構わないと
言われたんだよ
グリフォンからは
許可をとってあるから
どのグリフォンを触っても大丈夫だよ」
「嬉しい、ありがとう
どの子も可愛いわね」
私は改めてお礼を言うと、グリフォンに突進した。
それから、どの子から触ろうかと考える。
そして、現れた順番に触ってみようって決めたわ。
1匹づつ、マスターの名前とグリフォンの名前を呼んでから触ってみようって決めたわ。
まずは、ダリユーン君のグリフォンから触ってみよう。
一応はグリフォンにも触る許可をとっておこう。
答えてくれるかな?答えてくれたら良いんだけどなんて思いながら私は、鋼牙(こうが)君に話しかける。
「初めまして、君がダリューン君の
鋼牙(こうが)君ね
触っても良いかな?」
「………」
私の問い掛けに鋼牙君は、コクって頷いて立っていたのに伏せの体制をとってくれた。
うっわぁ~グリフォンって賢いんだぁ~って思ったわ。
「鋼牙(こうが)君、今から触るよぉ~………
艶やかで硬質な漆黒の毛が
とっても柔らかいのね
うう~ん…このもふもふ感が
たまらないわ
たてがみも絹の手触りなのね
それにいっぱい触ったのに
ライオンと違って脂っぽくならない
ってうれしいわぁ~………
羽は前に触ったコトのある
アヒルと変わらない感じね
でも、すべすべで気持ち良いわ
触らせてくれてありがとう」
本当は、もっと鋼牙(こうが)を触っていたかったけど、残りの3匹も触りたかったから、次のグリフォンに向かった。
そして、アルス君の蒼牙(そうが)に話しかける。
「初めまして、君はアルス君の
蒼牙(そうが)君ね
触っても良いかな?」
「………」
私の問い掛けに蒼牙(そうが)君も、コクって頷いて立っていたのに伏せの体制をとってくれた………この子も賢いわね。
「蒼牙(そうが)君、触っちゃうよ…
不思議な毛の色よね
氷河の白と蒼が両立しているんだもの
光の加減で白かったり蒼かったりするなんて
まさに氷河の色よね
触り心地は鋼牙(こうが)君と一緒ね
でもちょっと、ひんやりしている
感じがするわ
羽の部分はアヒルと同じ感触がするのね
はぁ~………癒されるぅ~………
もっと触っていたいなぁ~………
でも、他の子も触りたいから
我慢しなきゃね
触らせてくれてありがとう」
後ろ髪を引かれる思いをしながら、私はジーク君の風牙(ふうが)君に話しかける。
「初めまして、君が、ジーク君の
風牙(ふうが)君ね………」
「………」
私が喋っている途中で風牙(ふうが)君、コクッと頷いて伏せてくれた。
本当にグリフォンって賢いって思ったわ。
「風牙(ふうが)君、触るねぇ~君は
真っ白と薄緑の毛が揺らめく
不思議な毛並みをしているのね
さらさらと指通りの良い
柔らかい毛をしているのね
先に触った子達より
毛がふわっとしているわぁ~………
ずっと触っていたくなる感触ね
羽の部分もさらっとしている………
すっごくお手入れされているって感じね
はぁ~気持ちが良いわぁ~でも
烈牙(れつが)君も、触りたいから我慢ね
触らせてくれてありがとう」
私は、ちらっとハルト君達を見て、魔法を習いに行く時間になっていないコトを確認してからハルト君の烈牙(れつが)君に話しかけた。
「初めまして、君はハルト君の
烈牙(れつが)君ね………」
「………」
烈牙(れつが)君は、私の言葉の途中で、軽く頷きすっと伏せてくれた。
うん、本当にグリフォンは賢いわって思いながら、私は再度烈牙(れつが)君に話しかける。。
「烈牙(れつが)君、触るねぇ~…
君の毛って……
毛の根元は黒に近い赤で
毛先に向かって赤のグラデーションで
先端が金色なんて………
揺らめく炎のようで、とっても綺麗ね
それに、他の子達よりも温かい気がする
羽の部分も、他の子より
冷たい感じがしないわ
はぁ~和むわぁ~………
ずっと触っていたいけど………
魔法を習いに行かなきゃなんないから
この辺で諦めなきゃね
触らせてくれてありがとう」
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