異世界召喚に巻き込まれました

ブラックベリィ

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016★身勝手な言葉にムッとしましたが黙ってました

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 「反論なんかはしないでください。わからないコトを質問したかったら、のちほど私に言ってください」

 「「「「「「……………」」」」」」

 神官様の説明?は、かなり難ありだったけど、王様に会えるという好奇心に負けて誰も文句を言わなかった。
 いや、召喚された全員が、どこかでコイツらに言っても、無駄そうだというモノをはっきりと感じていたのは確かな認識だった。

 そして、廊下のものよりも、もっと上質な絨毯の上を歩きながら、謁見の間にいる貴族様達や騎士様達を見て違和感を感じる。
 ソコには、華やかな衣装を着た男性しかいなかった。
 そう、ここでも、女性の姿を見るコトは無かった。

 ここは、江戸城の表なのかな?
 ヨーロッパの中世か? 近世か?
 まぁそういう服装だから、行事の時は夫婦揃って参加すると思っていたのに………。

 異世界から勇者や聖女を召喚するのって、正式な行事に入らないんだろうか?
 それとも、がっちがっちの男尊女卑で、女性は公の場にほとんど出ないのかな?
 なんて思っていたら………。

 絨毯がもう1つの絨毯と交わったので、曲がって少し歩いてから立ち止まった。 
 そして、神官様は両手を胸の前で交差させて、腰を曲げて頭を下げた。
 どうやら、王様の前に着いたらしい。

 とりあえず、私達は、日本式の挨拶………お辞儀をした。
 すると、侍従長らしい人が、王様の代わりに許可の言葉を発した。

 「陛下より、お許しが出た。一同表を上げい」

 えっ、直答(=王様との直接会話)じゃないの?
 マジで、リアル時代劇って?

 というコトは、がっちがっちの封建制度とか、絶対王政って感じなのかな? って思ったわね。

 まったく、ただでさえ、ラノベでテンプレな勇者召喚や聖女召喚と違って、私達への扱いが微妙なのに………。

 これじゃ、ちょっとでも油断したら、隷属の首輪とか腕輪をはめられちゃいそう。
 そんなコトを思って、私達が黙って見ていると………。

 神官様が、また勝手に話し始めた。
 
 「陛下、異界より召喚せし、勇者殿と聖女殿の確認の儀式を、ここで行う許可を戴きたく申し上げます」

 ふむ、この対応、神官様とあらかじめ打ち合わせしてあったのかな?

 侍従長らしい人者は、その言葉に反応し、直ぐにその許可を出した。
 いや、少しぐらい思案して見せるぐらいして欲しいわ。
 最初から決まっていることを、ただ単にしているだけって、馬鹿にしてない。

 いや、それよりも、こんなところでするよりも、神殿で儀式をしたほうが、簡単だったと思うんだけど?

 うぅ~ん…もしかして、警護しずらい神殿に、王子様と王様を一緒に滞在させるのは、不味いからってコトかしら?
 いや、確かに城と違って、開放的な建物=簡単に出入りできる部屋よね。

 移動する場所も、素通しの廊下に、襲撃が自由自在で、弓などで狙いたい放題の広い木々や花々の植えられた庭園は確かに不味いわね。
 いくらでも隠れる場所があり、逃げるのも簡単な場所(神殿)よりは、こっちの方がマシということかな?

 王(為政者)と王位継承者が、一緒に亡くなったら、第1に政務が滞るコトによるダメージと、王位継承者問題による内乱の可能性を避ける為に………ってところかしら?
 暇つぶしに、らちも無いコトを考えていると、儀式の準備が出来たらしい。

 神官様の前に、神官様と同じ衣装の神官様達が、大きさの違う水晶珠を幾つかとその置き台をうやうやしく運んできた。
 と、いうことは、あの神官は一応、神官の中では偉い人ってことかな?

 その間に、侍従らしい衣装の人達は、テーブルを運んで来た。
 そして、テーブルの上に、水晶珠を置いていった。
 どういう儀式をするのかな? と、思ってみていると………。
 神官様が、私達に向き直って説明を始めた。

 「こちらの水晶球は、神力の有無と量を判定をします」

 そう言って、水晶球を指差す。

 「神力は、土水火風無の属性魔法や精霊術よりも強大な力を発揮します。
  地形が変わる災害クラスの力を、持っているかどうかの確認をするモノです」

 えぇーとぉ…ラノベ定番の魔力の他に、神力なんてモノもあるのね。
 地形が変わるほどっていうなら、確かに災害クラスね……ちょっと興味あるかな?







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