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001★夢か現か溺れています
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001★夢か現か溺れています
水は冷たいこのままでは溺れるし、低体温症状でヤバイ状態になるのは確実。
何が何でも、岸に泳ぎ着き上がってやるわよ。
あのくそ女、大帝国出身の皇女だからって、私を殺そうとするなんて腹が立つわね。
これでも、祖母は皇族というか、現皇帝陛下の叔母なのよ。
アンタの皇子より私の方が皇位継承権は上なのよ。
ふざけんな、馬鹿女。
皇位継承権第1位は、私、アスラン皇子なのよ。
こんなコトをすれば、第2位の継承権さえも剥奪される可能性があるのよ。
なにがなんでも助かってやるわ。
ったく、着衣で泳ぐって滅茶苦茶大変ね。
学生時代に水泳部に入っていた私を舐めんじゃないわよ。
あのクソババァ………って、必死で平泳ぎしていたら、後ろに気配が………。
なんで、池にサメもどきがいるのよ。
こうなったら、鼻面をひっぱたいて逃げてやるわ。
私は、コブシを握って一発入れたわ。
結果として、成功して私は岸に向かって泳ぎだしたのよ。
すると、私の騎士であるクラウスとレクサスが、真っ青な顔で必死の形相って感じになり、さぶざふと池を私に向かって歩いている姿が見えた。
良かった、お祖父様が付けてくれた騎士達は、私を守ろうとしてくれる。
今日、私に付いていたアベルとカインは、裏切ってくれたようね。
まっ仕方が無いわね。
長いものには巻かれるっていうのは、普通のコトだもの。
彼等にだって生活があるんだから………。
皇妃に嫌われている皇子にそこまでの忠誠なんて捧げられなくて当たり前。
まして、私の後ろ盾だったお祖父様もお祖母様も先月、私の誕生日を祝うパーティーに出る為に帝都に来る途中で夜盗に襲われて死んだんだもの。
完全に暗殺されたってわかったけど、どうするコトも出来なかったわね。
あれ以来、お母様の宮は火が消えたように静かに成った。
喪に服しているだけじゃない。
私が、皇太子になれる可能性がほぼ無くなったから、誰も見向きもしなくなった。
ただそれだけのコト。
本当に変わり身の早い貴族が多いわね。
それに、お祖父様とお祖母様という《権力を持つ後ろ盾》を失ったんだから、擦り寄られても困ってしまうしね。
これで、本当に良かったって思うわ。
私が皇太子競争から脱落したから、次は、侯爵家のエリザベス様が産んだ第4皇子が、あのクソババァの第5皇子と皇太子の地位を争うコトになるのよね。
叔父様では、辺境伯爵家を継いでも、《権力》は無いに等しいもの。
帝都で財務大臣補佐官をしているだけじゃダメだもの。
とりあえず、クラウスとレクサスに抱き上げてもらえそうだから、何とか助かったわね。
色々と考えゴトをしながら、私は泳ぎクラウスやレクサス、他の騎士達と合流した。
そして、衝撃的な事実を教えられてしまう。
「アスラン様、ご無事で良かった。でも、一体どうして池に?」
クラウスの質問に、私は苦笑するしか無かった。
「あの他国者のババアの騎士達に2階から放り投げられたの
アベルとカインは、その時には、消えていたわね」
事実だけを淡々と伝えると、クラウスは漆黒のオーラを纏って吐き捨てる様に言う。
「そうですか、あれらはアスラン様を裏切ったんですね」
なまじ整っているっていうか、容姿端麗な男の怒った顔って、結構怖いわね。
でも、オタクな私には眼福よ、ご馳走様でした。
水は冷たいこのままでは溺れるし、低体温症状でヤバイ状態になるのは確実。
何が何でも、岸に泳ぎ着き上がってやるわよ。
あのくそ女、大帝国出身の皇女だからって、私を殺そうとするなんて腹が立つわね。
これでも、祖母は皇族というか、現皇帝陛下の叔母なのよ。
アンタの皇子より私の方が皇位継承権は上なのよ。
ふざけんな、馬鹿女。
皇位継承権第1位は、私、アスラン皇子なのよ。
こんなコトをすれば、第2位の継承権さえも剥奪される可能性があるのよ。
なにがなんでも助かってやるわ。
ったく、着衣で泳ぐって滅茶苦茶大変ね。
学生時代に水泳部に入っていた私を舐めんじゃないわよ。
あのクソババァ………って、必死で平泳ぎしていたら、後ろに気配が………。
なんで、池にサメもどきがいるのよ。
こうなったら、鼻面をひっぱたいて逃げてやるわ。
私は、コブシを握って一発入れたわ。
結果として、成功して私は岸に向かって泳ぎだしたのよ。
すると、私の騎士であるクラウスとレクサスが、真っ青な顔で必死の形相って感じになり、さぶざふと池を私に向かって歩いている姿が見えた。
良かった、お祖父様が付けてくれた騎士達は、私を守ろうとしてくれる。
今日、私に付いていたアベルとカインは、裏切ってくれたようね。
まっ仕方が無いわね。
長いものには巻かれるっていうのは、普通のコトだもの。
彼等にだって生活があるんだから………。
皇妃に嫌われている皇子にそこまでの忠誠なんて捧げられなくて当たり前。
まして、私の後ろ盾だったお祖父様もお祖母様も先月、私の誕生日を祝うパーティーに出る為に帝都に来る途中で夜盗に襲われて死んだんだもの。
完全に暗殺されたってわかったけど、どうするコトも出来なかったわね。
あれ以来、お母様の宮は火が消えたように静かに成った。
喪に服しているだけじゃない。
私が、皇太子になれる可能性がほぼ無くなったから、誰も見向きもしなくなった。
ただそれだけのコト。
本当に変わり身の早い貴族が多いわね。
それに、お祖父様とお祖母様という《権力を持つ後ろ盾》を失ったんだから、擦り寄られても困ってしまうしね。
これで、本当に良かったって思うわ。
私が皇太子競争から脱落したから、次は、侯爵家のエリザベス様が産んだ第4皇子が、あのクソババァの第5皇子と皇太子の地位を争うコトになるのよね。
叔父様では、辺境伯爵家を継いでも、《権力》は無いに等しいもの。
帝都で財務大臣補佐官をしているだけじゃダメだもの。
とりあえず、クラウスとレクサスに抱き上げてもらえそうだから、何とか助かったわね。
色々と考えゴトをしながら、私は泳ぎクラウスやレクサス、他の騎士達と合流した。
そして、衝撃的な事実を教えられてしまう。
「アスラン様、ご無事で良かった。でも、一体どうして池に?」
クラウスの質問に、私は苦笑するしか無かった。
「あの他国者のババアの騎士達に2階から放り投げられたの
アベルとカインは、その時には、消えていたわね」
事実だけを淡々と伝えると、クラウスは漆黒のオーラを纏って吐き捨てる様に言う。
「そうですか、あれらはアスラン様を裏切ったんですね」
なまじ整っているっていうか、容姿端麗な男の怒った顔って、結構怖いわね。
でも、オタクな私には眼福よ、ご馳走様でした。
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