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006★現実を認識してもらいます
しおりを挟むこれから起きるコトを丁寧に説明してあげます。
母上、貴方の暗く寂しい未来を………ボッチとも言う。
「それとも、1人でこの宮に残りますか?
訪問する者達なんて皆無な寂しい宮に1人でいますか?
利に聡い貴族達は、母上に見向きもしませんよ
私という継承権持ちの皇子が居ない、これからは父上も来ない
存在意義を失った母上に媚びても、何の見返りもありませんからね」
私の説明に母上は、涙を零して泣くコトすらしなくなったわね。
うん、これで、一緒にレアリアに行けますね。
帰るって言ったけど、私は行ったコトなんてありませんよ。
言葉のあやですからね。
「わかったわ、一緒に戻ります。それで良いのでしょう」
欲しかった母上の言葉を貰いましたよ。
これで、父上に言いやすいですね。
母上と父上の離婚、私の臣籍降下を………。
今に見ていろ皇妃のババア、今日の出来事を絶対に仕返ししてやるわよ。
さてと、父上に何を要求しようかな?
じゃなくって、とりあえず、私の部屋に戻った方が良いわね。
叔父上の遺体がレアリア伯爵邸に戻されたら、葬儀の打ち合わせも必要よね。
そう言えば、お祖父様やお祖母様達の葬儀も終わっていなかったわね。
3回葬儀する必要があったのに、1回で済むって思えば良いのかしら。
暗殺されたと思われるから、親族だけの密葬にするとでも発表すれば面倒臭いお葬式の必要は無いわね。
どちらにしろ、葬儀はレアリア辺境伯爵領でして、領地内にある墓地に埋めるのが習慣なんだから、こっちで、なにもしなくて良いわね。
例え、葬儀をしても利に聡い貴族達は来ないもの。
それよりは、レアリア辺境伯爵領でする葬儀について考えた方が良いわ。
執事長のルイスから、レアリア辺境伯爵家の帝都本邸に仕えている執事長のイアンを呼び出して相談するのが1番よね。
私と母上だけなのに、帝都とレアリア辺境伯爵領に別れて住むなんて出来ない相談だしね。
それに、辺境伯爵家を継ぐ為の教育を受けていない母上には、情報収集も情報操作も出来ないわ。
勿論、子供の私には、社交界にすら出れないから、問題外ね。
そうなると、レアリア辺境伯爵家の寄り子達の中から、帝都で情報収集してくれる人間を選ぶしかないわね。
その人間の監視には、執事長イアンと侍女長ミリアに頼むしかないわね。
レアリア辺境伯爵領は、帝都から1番遠い地域だから、こっちに出で来る人間自体がほとんどいないのよねぇ~………困ったコトに。
帝都の人口が多いのは確かだけど、レアリア辺境伯爵領の領都レアリアーナは帝都に次いで人口が多いのよね。
魔の森、ダンジョン、鉱山、それに塩を作る塩田もある。
国境を守る砦も幾つかあるし、魔の森やダンジョンからの魔物のスタンピートを監視する砦もあるわ。
こんなに、守る場所が多いと、貴族の次男以下は騎士になるのが普通なのよね。
実際に小競り合いは毎年あるし、魔物討伐や街道巡回、ダンジョンの管理、魔の森の調査って、色々とやるコトが多いから、騎士達もどんどん減るから新しく必要になるのよね。
騎士や魔法使いになる為の学校もあるし、医師や文官、執事や侍従、侍女やメイド、商人などに成る為の学校もある。
学校には、平民でも入れるもの。
授業料は、代々優秀な騎士や魔法使い、医師や文官、執事や侍従、侍女やメイド、商人など、学校卒業後にレアリア辺境伯爵領内で、仕事を一定年数勤め上げれば支払う必要は無いって至れり付くせりだもの。
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