気が付いたら転生していて、皇子様でした

ブラックベリィ

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008★齢5歳の私が出来ることは?

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 生まれた時から、うっすらと別人の記憶があったのよね。
 そのお陰で賢い皇子として評判だったのよね。

 それを、お祖母様が心配して、私に女言葉を話す様に強制したのよね。
 今なら、変な皇子ってコトで少しでも暗殺の危険を減らそうとしていたってわかるわね。

 物理攻撃や魔法攻撃を軽減する、魔法のピアスとペンダントを付けてくれたのも、お祖母様だった。
 はぁ~池に落とされた時の衝撃をほとんど消してくれたから、このペンダントに付いている《魔石》は力を失って透明になったのね。

 これを身に着けていなかったら、池に落ちた衝撃気絶して、あのサメもどきに食われていたわね。
 あのババア、大好きなお祖母様の形見をよくもダメにしてくれたわね。

 あぁ~………なんか、今更だけど物凄くムカつくわね。
 ダメダメこんな精神状態じゃ、父上や宰相と交渉なんて出来ないわ。
 落ち着け私、これからが勝負なんだからね。

 まずは、お祖母様のお化粧領をこのままにしてもらう。
 このお化粧領って、嫁ぐときに持参金代わりとして、お祖母様に与えられたもの。

 ついでに、臣籍降下する私にも、本来なら領地か年金が付く。
 これは、元皇族としての体面を保つ為のモノなので、本人が死ぬまで維持される。

 お祖母様は、暗殺だったしまだまだ若かったわ。
 私は、たったの5歳の幼児でしかないわ。

 国境と魔の森に砦を持つ統治に難しいレアリア辺境伯爵として立つ為に、私は、これから滅茶苦茶勉強して知識と経験を積む必要があるわ。
 その間も領地経営は待ってくれない。

 レアリア辺境伯爵領を維持する為に、まずは優秀な行政官がいるわ。
 それと、レアリア辺境騎士団を率いる優秀な指揮官もね。

 お祖父様は、とっても優秀な人だったわ。
 その代理を、齢5歳の私が直ぐに出来るなんてありえないわ。

 元から、領地で育ってもいない皇子ですもの。
 領民達や騎士達が従ってくれるかも未知数ね。

 だから、母上と母上に付き従っていた者達を連れてレアリア辺境伯爵領に戻るのよね。
 少しでも、領主として認めてもらう為に………。

 ったく、叔父上が暗殺されたのは痛かったわ。
 叔父上を領主にすれば、何事も無くとは言えないけど、私が継ぐよりはよっぽど簡単に領民達も受け入れたでしょうね。

 お祖父様やお祖母様と共に逝ってしまった騎士達は、優秀な者達が多かったはずよ。
 それに侍従や侍女達もね。

 何だかんだで、百数十名近くの人間達が盗賊に襲われて全滅なんてありえないわ。
 ついでに、それに便乗していた商人達も、積荷と一緒に全滅ってありえないわよ。

 騎士達や侍従や侍女達に下働き………そうね従騎士達に騎士付きの従者達もいたわね。
 商人達は、ウチの領地の大事な働き手なのよ。

 これから先の経済的なダメージを考えると頭が痛いわ。
 あの時は、叔父上が生きていたから何も出来なかったけど………。

 今は色々と出来る立場になったわね。
 それだけでも良かったって思うしかないわ。

 商人達は、次代が使える人間か確認して、大丈夫なら保証金じゃなくて、低利の貸付金を出して店が傾かないようにするしか無いわ。
 騎士達などの人間達の家族には、一時金と働ける人間がいるなら雇うしかないわね。

 本当は、年金みたいなものを出して上げたいけど、今までそんなコトをしていないんだから、コレが限界ね。
 その為にもお金は必要よ。

 何としてもお化粧領は貰うわよ。
 それに、母上と離婚するんだから、それなりの領地か年金を貰うわ。

 お金は幾らあったって足りないもの。
 優秀な人間を雇う為にね。

 帝都で情報を集める人間として、寄り子の中から伯爵、子爵、男爵、準男爵、騎士爵の中で信用できるモノをレアリア辺境伯爵本邸と別邸に家族ごと滞在させて情報収集させるしかないけど………。
 その為の経費を考えると頭痛がするわ。









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