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020★とりあえず、提案にのってみました
しおりを挟むジークさんの言葉に、俺は驚いて素で答えてしまう。
「えっ‥‥‥まさか‥‥‥」
そんな俺に、ディアナさんがちょっと恥ずかしそうな表情で、話しかけてくる。
「ううん、シロー君とね
同じような呪文を
要するに精霊に助力を
請うのって‥‥‥
実はラノベとかにあった
設定だったから‥‥‥
私も試して見たの‥‥‥
もちろん、小さな声でね
結果は‥発動しなかったわ」
ディアナさんのカミングアウト発言に、中二病くさい呪文を考えて口にする人間が、俺以外にもいたと知ってほっとした。
「えっ? マジで?」
ちょっと嬉しくなって、誰とも無く聞き返す俺に、ルナさんが頬を赤く染めて恥ずかしそうに、ある提案をしてくれた。
「だから、シロー君なら
精霊の助力の他に
神々の助力‥‥例えば‥‥‥
『この地におわす
八百万の神々よ
その御力を僅かばかり
俺に ご助力ください
代わりに この身に宿りし
魔力を捧げますれば
大地を深く穿ちて
それにて 壁を作らん』
って感じに、唱えてみるのは
どうかしら?」
俺は、精霊のみをターゲットにしていたが、その言葉を聞いて、確かに神々の助力を請うのも有りだなって思った。
そこで、俺は、ルナさんの作った呪文を唱えてみる。
どんな結果に、なるんだろうとワクワクしながら‥‥‥それでも、ちょっと恥ずかしいと思った。
そんな俺を、リューが生温い視線で見詰めてくれる(汗)。
「この地におわす
八百万の神々よ
その御力を 僅かばかり
ご助力ください
代わりに この身に宿る
魔力と 歌と 踊りを
捧げます
地を穿ち それにて堀を
その土にて 高き壁を作らん」
呪文を唱えるときに、俺はジャングルの中の開けた場所の内側にグルリと深さ10m幅50mの堀と、高さ20m幅6mの強固な防護壁を創造したいと思っていた。
だって、神様達の助力なんだ。
精霊の助力の結果は、最低でも2倍はあると思っていた。
そんな願いを、どうやら気が良い神様達が叶えてくれたようだ。
ほとんど無音で、俺が希望したモノでした。
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