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056★異世界3日目・役目放棄にはペナルティーがあるようです
しおりを挟む「俺達は、人間としての意識があるから
力というか、能力の全てを
使いこなすコトが出来ない
ってコトですね?」
『まぁそうなるのぉ~………
そなたらは、長い………
永遠とも言えるような寿命を
耐えられる意識を持っておらん
故に、力も大半は封印された状態に
なってしまうんじゃな』
ラインさんの切なさたぁっぷりの質問に、不憫じゃのぅ~という声と言葉でドラゴンソウルは答える。
それに、イラッとした感情と表情と声を隠しもしないでジークさんが言う。
「そんな寿命はいらないですね
さっさと転生の輪に入りたいですよ
そして、普通の人間として
生きて死にたいです」
うん、俺もリューもそう思っているよ。
思うだけは勝手だからね。
でも、俺達はもう普通の人間としての人生は送れない。
だって、人としての力をはるかに超えた力を、ドラゴンソウル達に与えられたから………。
人間としての輪廻の輪に入れるの?ってぐらいの力を得てしまったんだよなぁ~………。
イーストさん達も、俺達と同じ運命をたどるって予想が付くなぁ~………。
それに、俺達だけが、人じゃ無くなるっていうのは寂しい。
同じ運命を持つ一族って感じになれば、少しは寂しく無くなるしな。
なんて、思っていたらラインさんがジークさんに話しかける。
「なぁ~俺達ってさぁ
人間としての転生の輪に
入れるのか?」
「さぁ~どうでしょうか?」
ジークさんのこころは折れたようだな。
人としての人生を諦めてしまったみたいなんて思っていたら、ドラゴンソウルが話しかけてくる。
『大丈夫じゃそなたらが望むなら
人間としての人生に転生できるぞ
ただし、世界の歴史を変えるような
人物としての転生じゃがの』
そんな過酷な運命なんていらないっていう内容を言ってくれた。
「「「「えっぇぇぇー」」」」
俺達は、拒否の無意識に声を上げる。
『当たり前だろう
そなたらは、世界というか
惑星の管理者だったんだぞ
その役割をサボるなら
別の役割が待っているに
決まっているだろう』
「「「「………」」」」
ドラゴンソウルの突き放すような言葉に、俺達はがっくりとうなだれる。
そんな俺達に、ドラゴンソウルは、人の悪いというか悪戯っぽいという感じの声で話しかけて来る。
『お主らだけでは、寂しいだろうから
わしらをお主らの仲間の居る
場所持っていけ
さすれば、わしらの残りの能力と
神力と魔力をそれらに与えるぞ
お主らと共に同じ運命を歩む
一族が出来るぞ』
その言葉に、俺達も人の悪い顔で答える。
「その運命を歩む時間は
どのぐらいなんですか?」
『わからん』
「「「「はぁ~………」」」」
予想外のドラゴンソウルの答えに俺達はがっくりしてしまう。
その上で更に爆弾を投下してくれる。
『しいて言えば
お主らの子供次第じゃの』
「「「「………」」」」
どうしてこう俺達に何も出来ないコトばかりなんだろうって嘆きたくなるよ。
そんな俺達に憐れみの籠った声でドラゴンソウル牙言う。
『この世界に、お主らの魂は
固定されている
そのお前達の魂を
自由にしてくれる存在は
お主たちの子供達だ
だから、予想がつかん』
「「「「………」」」」
子供達は、俺達を自由にしてくれるかな?
寂しいって言ってずーっと側に居てはしいって言われる可能性は多々あるな。
俺達も、ずっと子供達の側に居たいって思うかも知れないし………。
こればっかりは、その時になってみなけりゃわからない。
なんて苦悩していたら、特大の爆弾をドラゴンソウルが投げてくれた。
『わしらの力が尽きるまで
そんなに時は残っておらん』
あはは………そうだよな。
人間の魂を竜神の魂に作り替えたんだから、彼らの魂に残っていた力はかなり無くなっているだろう。
俺達に一族を作ってくれるのは、アフターフォローなんだろうなぁ~………。
それと、この世界の管理者を多数用意する為だってわかってしまう。
ここは、何の説明も無しで、イーストさん達を俺達の一族にしてしまおう。
どうせ説明したって、忘れてしまうんだから………。
「わかりました
貴方達を連れて戻ります」
『では、よろしく頼む』
「「「「はい」」」」
こうして、俺達は、ドラゴンソウル達を連れて戻ったのだった。
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