異世界で生き残る方法は?

ブラックベリィ

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055★異世界3日目・管理者ですか?

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 眩《まばゆ》い光りに包まれたと思ったら、俺達の前には、大きさを変えた岩があった。

 「なんだったんだ、あの光りは?
  なぁ~リュー」

 俺がそう言えば、だれよりも霊力操作が得意なリューが、嘆息しながら言う。

 「あのさ、僕達の心臓が
  変わっているって
  判らないのかい?」

 ラインさんが、ちょっと目をこすりながらボソボソと言う。

 「えっとぉ~俺にも
  霊的な存在が見えるんだが………」

 「ええそうですね………
  どうしてでしょうか?」

 その言葉に、ジークさんもこくこくと頷きながら首を傾げて言う。

 『私達の能力と神力と魔力を
  そなたらに与えたからだ』

 そんな2人に、ドラゴンソウルがさらりと言う。

 「俺達に与えて
  何の意味があるんですか?」

 ラインさんが、不思議そうに尋ねる。

 『そなたらは、交わるコトによって
  子を成す、故に、竜神を生み出せる

  そして、我らの能力と
  そなたらに微かに流れていた
  異世界の竜神の血により

  そなたらの子は、我らと同じ
  異世界を放浪する竜神になれる

  また、この世界を守護する
  竜神にもなれる

  そなたらの子らがな』

 淡々と恐ろしい内容を話すドラゴンソウル。

 「俺達の子供が、貴方達と同じ
  竜神になるんですか?」

 心底嫌そうな表情で尋ねるラインさん。
 その会話を、俺とリューは黙って聞いていた。
 俺達は、彼らに、彼らの持つ能力と神力と魔力を勝手に加えられたのを感じていたから………。

 感じていたからと言って、拒否出来る力があったわけじゃないからどうしようも無かった。
 俺達は、彼らの役目を代わりに果たす存在として、召喚されたのかもしれない。
 そうじゃなかったら、運命の神様が俺達を呼び寄せたんだろうと思う。

 ここで、色々な質問をして、その答えを聞いても、すべてを忘れさせられる可能性がたぁ~っぷりとある。
 人間には耐えられない重圧だから、彼らに記憶の封印をされなくても、あっさりと俺達が俺達の精神を守るために、記憶を封印するだろうってわかっていたから………。

 事実は小説より奇怪って言うのは、本当なんだと変に実感している。
 そんな俺達の前で、ラインさん達とドラゴンソウル達の会話は続く。

 『そうじゃ……そなたらは
  異世界に飛ぶ能力は無いがな

  この世界に分割された
  全ての世界に行くコトは出来る

  また、我らと同じ能力は有しておる
  そなたらは、我らの子になったのだ

  要するに竜神じゃな』

 俺やリューの予想通り、碌でもない未来が待っているようだ。
 この世界の管理者として生きて行くのか……勘弁して欲しいよ。
 そんな俺達よりも、過酷な運命を歩むのは、俺達の子供達か………。

 この場合って、俺達がこの世界の人間達と婚姻しても同じなんだろうか?
 なんて、リューと目で会話していたら、ジークさんがドラゴンソウルに突っ込みを入れていた。

 「それって、この世界の
  管理者になれってコトですか?」

 『そうとも言えるかのう』

 重要なコトを説明したので、ドラゴンソウル達は、後は任せるという状態になっているようだ。
 それに、新たな情報を与える気があるのか?と思ってしまう。
 そんな俺達の視線の先で、まだジークさんが頑張っている。

 「なんかはっきりしませんね」

 『そなたらには
  竜神としての自覚が無いが

  そなたらの子供達は
  生まれたときから竜神じゃから
  その自覚がある

  故に力………世界を渡る
  力もあるわけじゃ』

 ドラゴンソウルの説明に、俺達は郷愁を魂の底から誘われた。
 だけど、世界を渡る力があるのは子供達だから、俺達があの世界に帰還するコトは無いってわかってしまう。

 力のある子供達が、世界と世界を渡って龍神としての役割を果たす。
 この世界の管理者としての力しか無い子供達が、この世界に残りこの世界の管理者になるってわかってしまった。

 そして、俺達、ここにいる4人の子供達が、世界を渡る竜神になり、残っているイーストさん達の子供が、この世界の管理者になるって………。
 そして、ラインさんが、俺達と同じように気が付いたようだ。









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