異世界初の悪役令嬢に転生しました~悪役令嬢語しか話せないなんて!どなたか正確に翻訳してくださいまし~

めしめし

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第5章 内戦編

第52話 マーサの秘密の部屋で密談ですわ

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「メリーとは少し色々と話したいんだけど、どこか静かな部屋はあるかな?」

一体何を聞くつもり?私は年下ならお断りよ。
フランツ殿下の提案に少しとまどう私。
でも、この国にいて殿下の提案を断るなんて出来るわけないわね、

空いてる部屋?
マーサの秘密の部屋しか無いわよね。
私はちらりとマーサの方を見た。

マーサは首を振っているが、殿下がご所望なら用意しないわけにはいかないですわ。

「マーサ姉様、あの部屋を用意してくださらない?」

「えっ、メリー。あの部屋を?それは初心者には難易度が高いですよ。」

何を言ってるのあなた?初心者?難易度って何よ。
私もマーサの秘密の部屋には入ったことがない。私の直観がヤバいと言っているのだ。
しかし、今回ばかりは仕方がない。
殿下のためにマーサに用意してもらうことにした。


・・・・・・・・・


30分後、私たちは地下にあるマーサの秘密の部屋の前にやってきた。
木製の頑丈のドアの前に、「関係者以外立ち入り禁止」の張り紙が貼ってある。
もともとこの部屋は地下セラーとしてワインが貯蔵されていた場所だ。
不使用だったこの部屋を、マーサの希望で改装させた。
ただ秘密の部屋にしたいとのことで、私はリフォーム案すら見せてもらっていない。
リフォーム費用も内装も全てマーサの自腹。
そのため、部屋のことは今まで関知しないようにしていたのだ。

重い扉を開けた私にその異様な光景が飛び込んできた。
私は開けた扉を思わず閉めてしまった。

薄暗く湿っぽい部屋には古今東西の拷問器具が飾られていた。
おびただしい数の蝋燭、張り付け台、ペンチ、鞭、使用意図が不明な三角形の台など。
少なくても一国の殿下をお連れする部屋ではない。
マーサ、あなたここで何をしてるの?

「僕はここでいいよ。ううん、ここがいい。変わったものばかりで面白そうだ。」

目を輝かせながら訴える殿下。
あなたそういう趣味があるの?

「大事な話だから2人だけで話したい。ライアン、君も外してくれ。」

えっ、この部屋に殿下と2人だけ?
さすがにそれはまずいでしょ。
そんなことがバレたら私たち全員が処刑されてしまうわ。

「はっ、殿下の仰せのままに。」

あんたもいいんかい!
一体この国の人の感性はどうなってるの?

頑なに断ろうとする私に、

「アイゼンベルク王国が内乱に発展した理由を聞きたくない?」

えっ、何を言ってるのこの人。
そんなこと言われたら聞きたくなるに決まってるじゃない。
私は重い扉を再度開けて、秘密の部屋に殿下と2人で入っていった。

マーサの秘密の部屋はアブノーマルを絵にかいたような内装。
見たこともないような怪しげな道具が、壁中にかけられている。
部屋は薄暗く、蝋燭の明かりだけがぼうっと部屋を照らす。
取りあえず唯一の座れる場所であるベッドに私たちは腰をかけた。

「それで、アイゼンベルク王国がどうして内戦まで発展したの?」
私は場がもたなくなり、殿下に前置きなく質問した。

「もう、せっかちだなぁ。もっと会話を楽しもうよ。」
私の質問をあっさりとかわす殿下。
ただ、私は殿下と2人でこの部屋には居たくはない。

「早くお店に戻らなきゃいけないのですわ。わたくしはあまりお時間はとれませんの。」
とっさに言い訳をする私。居てもたってもいられなくなるほど焦っているのを感じる。

クスッ
殿下は私の心を見透かしてか、にこりと微笑んだ。

「仕方が無いなぁ。まぁ僕もそれほど時間が取れるわけではないし。」
殿下はそう言うと、私の方に向き直りさきほどまでのおどけた表情から一変。
真剣な表情で私のことを見つめた。

あらっ、若いけどイケメンね。
まつ毛がうらやましいほど長いわね。
って、今はそんなこと思っている場合じゃないですわ。

「アイゼンベルク王国に起こった内戦の原因は…」
殿下は、言いかけて私から目を反らす。
何か言いにくいことなんですの?

「アイゼンベルク王国の内戦の種を蒔いたのは、実は僕なんだ。」

は?何を言っているのあなた。
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