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25店目「クラーケンの塩辛」
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こんばんは、辛すぎる料理には苦手意識があるトラ顔紳士です!
今やウメーディで大流行の異世界居酒屋。
僕がこの食レポ記事を書くようになったのも、異世界居酒屋が流行りすぎて昔からあるウメーディの料理店が廃れていったからなんです。
でも最近は、異世界料理以外のお店も再び人気が出たようで、ウメーディの外食事情も落ち着きを取り戻してきたようです。
そこで今回連載最終話として、人気の【異世界居酒屋 庵】にお邪魔してきました。
ウメーディ中心街から北へ約十五分、ヨードリバー沿いにそのお店があります。
ウメーディでは数少ない木造建築のお店で、格子状の木製扉の上から【ノレン】と呼ばれる布が垂れ下がっていますね。
扉の横には小さい表札と呼ばれる看板が備え付けられており、【異世界居酒屋 庵】と書かれていました。
お店の中はとても明るく、天井から煌々と照らす魔法仕掛けの真っ白のライトがいくつも吊り下がっています。
内装には異国情緒溢れる調度品が飾られ、壁には【日本語】という言葉で書かれた紙の品目
がいくつも貼られています。
品目には料金と共通言語で訳が書かれているので、安心して選ぶことができますね。
座席はカウンター席にテーブル席が四台。
人気店の割にはあまり大きくはないようです。
今回は取材のためお店の開店前にお邪魔したので、お客さんは僕たち以外にはいないですね。
店主は【大将】と呼ばれる四十歳代そこそこの人族の男性。
昨年までは異世界のとある料理店で、料理長を務めていたようです。
店主の他に黒髪の若い女性給仕が一人。
彼女も異世界出身のようですね。
まずはエールで乾杯。
彼の店ではエールではなく【生ビール】と呼ばれています。
しっかりと冷やした大きなガラスのジョッキに、凍るような冷たさの黄金色のビールと表面にたっぷりの白い泡。
ぐいとグラスを傾けると、まず感じるのがふわふわの泡の感触です。
通常のエールではほとんど泡が立たないですが、生ビールでは滑らかできめ細かい泡が特徴ですね。
実はこの泡、ビールの風味を逃がさない働きもしてくれるとのこと。
そのため注がれてから少し時間が経っても、十分美味しく飲めるんです。
続いては香りです。
焼きたてのパンのような穀物の香りと、柑橘系果物のようなフルーティーな香り。
舌に触れた瞬間、その香りが強くなるように感じましたね。
香りの後に続くのはフルーティーな甘みとガツンと来る苦み。
炭酸のシュワ―ッとくる刺激もたまらないですね。
これは料理と合わせるのには最高のお酒!
思わず飲みすぎてしまいそうになる、危険なお酒でもありますね。
まずはじめに出されたのは、お通しの【キラーバードの南蛮漬】です。
異世界居酒屋では、最初の注文を受けた後に、お酒を飲みながら軽く食べられる小料理の事【お通し】が出てきます。
これは日替わりで内容が変わり、その日の仕入れやメニューなどにも影響されるようです。
本日のお通しの【キラーバードの南蛮漬】は、絵柄のついた小皿に小さな揚げ鳥が盛られ、赤や緑などの薬味がまぶされています。
サクッとした揚げ鳥の食感と、優しいビネガーの酸味が心地よいですね。
キラーバードはサウスフォレストの森に住む人食い鳥。
筋肉質で骨が多く食べにくい鳥ですが、骨がしっかり取り除き柔らかい部分だけを揚げているとのことです。
養殖の鳥よりも旨味が強く、脂身も少ないので肉本来の味を楽しめます。
赤や緑の薬味は、隣の国ヒョーロクで生産されているパプリーという野菜のようです。
含まれる水分が豊富で、噛みしめると豊かな甘みを感じます。
もちろんビールには揚げ物がベストマッチ!
このお通し一つで、ビール一杯楽に飲めてしまいますね。
続いての料理は、巨大な皿に盛り付けられた透明な刺身です。
どうやらこの刺身は海の魔獣クラーケンのようです(一皿四銀貨)。
刺身一切れで小皿一枚分に相当する大きさで、お箸では食べるのが困難なほど重いです。
強引に口に入れると、見た目からは想像も出来ないほど柔らかいです。
ぷっつりと噛み切れるクラーケンの身は、漁師町で獲れる鵜イカの刺身よりも何倍も甘くコクがありますね。
磯の香りがたっぷりの付けダレの魚醤がクラーケン自体の味を高め、まろやかなコクを足してくれます。
少しの苦みもありますが、それがむしろ味にアクセントを与えてくれるようです。
魚介の鮮度が落ちればビール・エールとの相性が悪くなると言いますが、このクラーケンはさっきまで生きていたというので鮮度はばっちり。
生きたクラーケンをどう処理したのかには疑問が残りますが、この際細かいことは無視しておきましょう。
続いて登場したのは【クラーケンの塩辛(一銀貨)】。
この料理はクラーケンの肝に塩と酒を加えて、冷暗所で一か月間発酵させたものです。
容器から取り出されたクラーケンの身は、強い磯の香りと発酵臭が一面に広がりました。
この強烈な臭いに刺激され、思わずお酒が欲しくなってしまいました。
この料理にはビールよりもニホンシュですね。
クラーケンの塩辛は、僕が今まで食べたものとは大違い。
先ほど食べた刺身よりも、旨味が発酵によって倍増しています。
クラーケンの旨味と内臓の苦み、漬けた酒の香りが幾重にも重なって僕の味覚を刺激します。
その深い味わいの中に、さっと清涼感を与える柑橘系の酸味。
クラーケンの塩辛の中に忍ばせてあるユーズという果物の皮が、丁度良いアクセントを与えてくれています。
一口食べては、ニホン酒を一飲み。
様々な味が主張し続ける口の中を、ニホン酒のふくよかな味わいで中和してくれるようです。
これは旨い。
日本酒とクラーケンの塩辛の組み合わせは抜群。
何杯でも飲めそうな気になるのが怖いですね。
最後の料理が【クラーケンのすり身揚げ(一つ八銅貨)】。
これはクラーケンのすり身の中にジャックンという軽く茹でた緑豆をそのまま加え、高温でカラッと揚げたものです。
よくウメーディでも見かける料理ですが、その大きさがまるで違います。
拳大の巨大なクラーケンボールは、その豪快な見た目にギョッとしてしまいますね。
こちらは箸で食べるのは到底無理です。
備えられた耐熱紙で覆い、ガブッとかぶりつきます。
外側はカリッと、内側はふんわりと柔らかい。
軟骨のザクザクした食感とジャックンのカリッとした歯ごたえが面白いですね。
味はしっかり濃厚で、外側の薄衣にも味付けがしてあるので、味に広がりを感じます。
これはニホンシュよりもビールでしょう!
クラーケンのすり身揚げとビールの相性は、美味しすぎて言葉にならないですね。
最後までたっぷりと満喫させてもらいました!
ごちそうさまでした。
今まで食レポ連載をお読み頂きありがとうございました。
また、ご機会があればどこかでお会いしましょう。
店名:異世界居酒屋「庵」
予算:三~五銀貨
店の雰囲気 ★★★★★
店員の対応 ★★★★☆
料理の味 ★★★★★
コスパ ★★★★☆
バラエティ ★★★★☆
今やウメーディで大流行の異世界居酒屋。
僕がこの食レポ記事を書くようになったのも、異世界居酒屋が流行りすぎて昔からあるウメーディの料理店が廃れていったからなんです。
でも最近は、異世界料理以外のお店も再び人気が出たようで、ウメーディの外食事情も落ち着きを取り戻してきたようです。
そこで今回連載最終話として、人気の【異世界居酒屋 庵】にお邪魔してきました。
ウメーディ中心街から北へ約十五分、ヨードリバー沿いにそのお店があります。
ウメーディでは数少ない木造建築のお店で、格子状の木製扉の上から【ノレン】と呼ばれる布が垂れ下がっていますね。
扉の横には小さい表札と呼ばれる看板が備え付けられており、【異世界居酒屋 庵】と書かれていました。
お店の中はとても明るく、天井から煌々と照らす魔法仕掛けの真っ白のライトがいくつも吊り下がっています。
内装には異国情緒溢れる調度品が飾られ、壁には【日本語】という言葉で書かれた紙の品目
がいくつも貼られています。
品目には料金と共通言語で訳が書かれているので、安心して選ぶことができますね。
座席はカウンター席にテーブル席が四台。
人気店の割にはあまり大きくはないようです。
今回は取材のためお店の開店前にお邪魔したので、お客さんは僕たち以外にはいないですね。
店主は【大将】と呼ばれる四十歳代そこそこの人族の男性。
昨年までは異世界のとある料理店で、料理長を務めていたようです。
店主の他に黒髪の若い女性給仕が一人。
彼女も異世界出身のようですね。
まずはエールで乾杯。
彼の店ではエールではなく【生ビール】と呼ばれています。
しっかりと冷やした大きなガラスのジョッキに、凍るような冷たさの黄金色のビールと表面にたっぷりの白い泡。
ぐいとグラスを傾けると、まず感じるのがふわふわの泡の感触です。
通常のエールではほとんど泡が立たないですが、生ビールでは滑らかできめ細かい泡が特徴ですね。
実はこの泡、ビールの風味を逃がさない働きもしてくれるとのこと。
そのため注がれてから少し時間が経っても、十分美味しく飲めるんです。
続いては香りです。
焼きたてのパンのような穀物の香りと、柑橘系果物のようなフルーティーな香り。
舌に触れた瞬間、その香りが強くなるように感じましたね。
香りの後に続くのはフルーティーな甘みとガツンと来る苦み。
炭酸のシュワ―ッとくる刺激もたまらないですね。
これは料理と合わせるのには最高のお酒!
思わず飲みすぎてしまいそうになる、危険なお酒でもありますね。
まずはじめに出されたのは、お通しの【キラーバードの南蛮漬】です。
異世界居酒屋では、最初の注文を受けた後に、お酒を飲みながら軽く食べられる小料理の事【お通し】が出てきます。
これは日替わりで内容が変わり、その日の仕入れやメニューなどにも影響されるようです。
本日のお通しの【キラーバードの南蛮漬】は、絵柄のついた小皿に小さな揚げ鳥が盛られ、赤や緑などの薬味がまぶされています。
サクッとした揚げ鳥の食感と、優しいビネガーの酸味が心地よいですね。
キラーバードはサウスフォレストの森に住む人食い鳥。
筋肉質で骨が多く食べにくい鳥ですが、骨がしっかり取り除き柔らかい部分だけを揚げているとのことです。
養殖の鳥よりも旨味が強く、脂身も少ないので肉本来の味を楽しめます。
赤や緑の薬味は、隣の国ヒョーロクで生産されているパプリーという野菜のようです。
含まれる水分が豊富で、噛みしめると豊かな甘みを感じます。
もちろんビールには揚げ物がベストマッチ!
このお通し一つで、ビール一杯楽に飲めてしまいますね。
続いての料理は、巨大な皿に盛り付けられた透明な刺身です。
どうやらこの刺身は海の魔獣クラーケンのようです(一皿四銀貨)。
刺身一切れで小皿一枚分に相当する大きさで、お箸では食べるのが困難なほど重いです。
強引に口に入れると、見た目からは想像も出来ないほど柔らかいです。
ぷっつりと噛み切れるクラーケンの身は、漁師町で獲れる鵜イカの刺身よりも何倍も甘くコクがありますね。
磯の香りがたっぷりの付けダレの魚醤がクラーケン自体の味を高め、まろやかなコクを足してくれます。
少しの苦みもありますが、それがむしろ味にアクセントを与えてくれるようです。
魚介の鮮度が落ちればビール・エールとの相性が悪くなると言いますが、このクラーケンはさっきまで生きていたというので鮮度はばっちり。
生きたクラーケンをどう処理したのかには疑問が残りますが、この際細かいことは無視しておきましょう。
続いて登場したのは【クラーケンの塩辛(一銀貨)】。
この料理はクラーケンの肝に塩と酒を加えて、冷暗所で一か月間発酵させたものです。
容器から取り出されたクラーケンの身は、強い磯の香りと発酵臭が一面に広がりました。
この強烈な臭いに刺激され、思わずお酒が欲しくなってしまいました。
この料理にはビールよりもニホンシュですね。
クラーケンの塩辛は、僕が今まで食べたものとは大違い。
先ほど食べた刺身よりも、旨味が発酵によって倍増しています。
クラーケンの旨味と内臓の苦み、漬けた酒の香りが幾重にも重なって僕の味覚を刺激します。
その深い味わいの中に、さっと清涼感を与える柑橘系の酸味。
クラーケンの塩辛の中に忍ばせてあるユーズという果物の皮が、丁度良いアクセントを与えてくれています。
一口食べては、ニホン酒を一飲み。
様々な味が主張し続ける口の中を、ニホン酒のふくよかな味わいで中和してくれるようです。
これは旨い。
日本酒とクラーケンの塩辛の組み合わせは抜群。
何杯でも飲めそうな気になるのが怖いですね。
最後の料理が【クラーケンのすり身揚げ(一つ八銅貨)】。
これはクラーケンのすり身の中にジャックンという軽く茹でた緑豆をそのまま加え、高温でカラッと揚げたものです。
よくウメーディでも見かける料理ですが、その大きさがまるで違います。
拳大の巨大なクラーケンボールは、その豪快な見た目にギョッとしてしまいますね。
こちらは箸で食べるのは到底無理です。
備えられた耐熱紙で覆い、ガブッとかぶりつきます。
外側はカリッと、内側はふんわりと柔らかい。
軟骨のザクザクした食感とジャックンのカリッとした歯ごたえが面白いですね。
味はしっかり濃厚で、外側の薄衣にも味付けがしてあるので、味に広がりを感じます。
これはニホンシュよりもビールでしょう!
クラーケンのすり身揚げとビールの相性は、美味しすぎて言葉にならないですね。
最後までたっぷりと満喫させてもらいました!
ごちそうさまでした。
今まで食レポ連載をお読み頂きありがとうございました。
また、ご機会があればどこかでお会いしましょう。
店名:異世界居酒屋「庵」
予算:三~五銀貨
店の雰囲気 ★★★★★
店員の対応 ★★★★☆
料理の味 ★★★★★
コスパ ★★★★☆
バラエティ ★★★★☆
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