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'普通' への奮闘
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「ざまあみろ。」
しまった、思ってしまった。また心の中の悪魔が囁いている。
今日は僕の友達が彼女に振られた日。勿論、友達としては共感して寄り添って励ますところなのだろうが、僕のひねくれた性格はそう簡単には優しくなれない。
リア充などとは程遠い生活をしている僕からしては、友達の幸せ自慢を聞くことがそれはそれは苦痛だった。「さっさと別れてしまえばいいのに…」なんて思うこともしばしばであったが、そんな考えは友達として'普通'ではないだろうから胸の奥の奥にしまった、つもりだったのだが…。
僕は性格が悪い。それも重症。思ったことが口に出てしまい、人を傷つけた回数なんて数え切れない。でも、これでも昔よりはましになったと思う。心の悪魔を奥深くに抑え込んでいるからである。
中学生の時、友達に「お前って、人のこと見下してるよな」と言われた。そんなことは全く無い、と言い返そうとしたが、何も言えなかった。きっと顔に出ていたのだろうな、と思った。その日、僕は自分の性格の悪さを自覚した。
「性格の悪さで友達を失うのは嫌だ」
そう思った僕は、性格を矯正しようと考えた。しかし、具体的に何をすればよいのか分からないから、とにかく悪い気持ちを持たないでおこうと思った。それから、友達関係は '普通' になっていっていた。
高校では人に気を使いながら、それなりの生活をしていた。少なくとも思っていることが口に出ることはほぼなかった。「楽しいか、楽しくないか」ではなかった。平和に安全に過ごせたらそれで良いと、そう思っていたのだ。しかし、僕の平和な世界は今にも崩れそうになっている…。
ーこれは、試練なのか?ー
しまった、思ってしまった。また心の中の悪魔が囁いている。
今日は僕の友達が彼女に振られた日。勿論、友達としては共感して寄り添って励ますところなのだろうが、僕のひねくれた性格はそう簡単には優しくなれない。
リア充などとは程遠い生活をしている僕からしては、友達の幸せ自慢を聞くことがそれはそれは苦痛だった。「さっさと別れてしまえばいいのに…」なんて思うこともしばしばであったが、そんな考えは友達として'普通'ではないだろうから胸の奥の奥にしまった、つもりだったのだが…。
僕は性格が悪い。それも重症。思ったことが口に出てしまい、人を傷つけた回数なんて数え切れない。でも、これでも昔よりはましになったと思う。心の悪魔を奥深くに抑え込んでいるからである。
中学生の時、友達に「お前って、人のこと見下してるよな」と言われた。そんなことは全く無い、と言い返そうとしたが、何も言えなかった。きっと顔に出ていたのだろうな、と思った。その日、僕は自分の性格の悪さを自覚した。
「性格の悪さで友達を失うのは嫌だ」
そう思った僕は、性格を矯正しようと考えた。しかし、具体的に何をすればよいのか分からないから、とにかく悪い気持ちを持たないでおこうと思った。それから、友達関係は '普通' になっていっていた。
高校では人に気を使いながら、それなりの生活をしていた。少なくとも思っていることが口に出ることはほぼなかった。「楽しいか、楽しくないか」ではなかった。平和に安全に過ごせたらそれで良いと、そう思っていたのだ。しかし、僕の平和な世界は今にも崩れそうになっている…。
ーこれは、試練なのか?ー
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