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All for fan!
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さて、今日は〇月〇日。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
先日、友人と大型連休の旅行の計画を立てていたのですが、やはりカレンダー上の連休ということもあってか、例によって洗礼を受けてしまいました。久方ぶりにテーマパークなんていいよね、とわかりやすく行き先を決定したは良いものの。滞在時間の効率の良さを重視しようとすると、入場券では足らず、少し出費がかさんででも並ばずにアトラクションを楽しめる特別なパスが必要と考え、予約しようとしたら、もうほとんど売り切れてしまっていました。飛行機も同じく空席は数えるほど。
やむなく残りわずかな空席を抑え、行き先を変更することに。
その際、地名と『観光』『旅館』『乗り換え』などのキーワードで検索をかける経験は誰にでもあると思いますが、文字を打つことに慣れると、変換が追いつかず、間違った変換で検索してしまうことってありませんか?
ある観光地の地名を打ったつもりが、『首』と変換されてしまい、そのまま検索にかけてしまって、友人と大笑い。
その前に最近ハマっているものとして、モキュメンタリーなどの話をしたためか、彼女からは「ホラーばっかり検索してるからそうなるんだよ」なんて言われました。
とはいえ、『首(こうべ)』と検索したこと、まして変換したことなんて一度もないはずなんですが。
──もはやそっちのほうがホラーやないかい!なんて笑い飛ばすことを忘れてしまったことを、今になってほんの少し後悔しています。
それはさておき、皆さんは最近楽しいと感じる時間はありますか?
ゲームや推し活、毎日のドラマやアニメに、勉強や読書が楽しいという方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、おそらく皆さんもメインの楽しみとサブ的な楽しみをお持ちではないかと思います。
例えば、動画の配信者さんや歌い手さんが好きという方も動画が観られない場所では暇つぶしにアプリゲームなどをしませんか? そのアプリゲームの中でもこれはやっちゃうよね~という特に好き──少なくともストレスのないもの──を選んでいるのではないでしょうか。
私の場合、読書はもう日々のルーティンみたいなもので、大体音の出せない環境──例えば電車の中など──では、必ずといっていいほど本を読みます。
その時間をゲームに充てる人もいれば、寝る人もいるでしょう。イヤホンで音楽を聴いたり、動画を観る方もいらっしゃるでしょう。
私はイヤホンが音漏れしていないか、動画が面白くて独り言を言ってしまわないかが気になって、逆に緊張で楽しめなくなってしまう質なので、何も考えず夢中になって時間を忘れる読書が最適解だと思っています。
ところで、最近私は紙を切って貼ってお洒落にするコラージュに目覚めたのですが、なんでも形から入るタイプの私は、コラージュに必要なデザインペーパーやシールなどを集めてみたは良いものの、勿体なくて使えないというケチが発動してしまって、なんとも言えない状態に陥っています。
コラージュは楽しい、でもこの素敵なコラージュ素材たちをもう二度と手に入れられなくなったら悲しい、と使ってもいないのに思うわけです。
それ以上に私の場合は、コラージュすることによって全体を把握できなくなるのが、引っかかっているのかもしれません。
なんのこっちゃ、と思うでしょうが、例えば舞台でオペラグラスを使って役者さんの表情をピンポイントで観るとしますよね。でも、その間、オペラグラスによって切り抜かれなかった場面は、私の視界には入らないわけで。
つまり、全体を把握できず、話の流れがわからなくなってしまったり、他の役者さんの動きや舞台上のセットの動きによる推しの役者さんの小さな変化に気づくことができないのでは、と考えてしまうんですね。
それは性格的なもので、人それぞれ重要視するところは違いますし、正解不正解を問いたいわけではもちろんありません。
あくまでも私個人として、推しが推しになる所以は、推し単体というよりも全体に対する対応力であったり、共演者さんとのコミュニケーション力であったりするわけです。
ですから、推しの表情がたとえ毎公演微妙に違うとしても、映像になってアップになったら観られる!という考えのもと、実際に観劇できる時には全体を見ていたいのです。
それと同じ──かどうかはわかりませんが、コラージュも例えば貼った紙の上にまた別のシールや紙を重ねて貼った時、下にはあるのに見えない状態になるわけじゃないですか。その『見えない状態』は出来上がった時には自分にも原形がわからない程に、姿を隠してしまう。
コラージュ完成品の全てによって、その素材一つの全てを把握できなくなってしまうのが、なんだか申し訳なくなる気がするのです。
見えないけれど存在している。私にとって幽霊などは、その『存在しているかどうか』に確証が持てないので「いるかもね~」くらいのスタンスでいられるのですが、コラージュの場合は自分で作ったのですから存在しているとわかってしまっていますよね。
その存在をなかったことにしてしまっている気がするのでしょうか。現象として、私はこういうのが気になるんだなぁと考えつつも、こんな気持ちになる理由は未だによくわかりません。
とはいえ、さっきも言ったようにケチな性格ですから、「結局下に隠れて見えないなら、見えるところだけ使えば節約且つ好きな素材をもっとたくさん余すことなく使える!」と感じるのが一番の理由なのかもしれません。
ともあれ、この現状を打破する為に私なりに解決策を考えてみました。
『One for all,All for one』という言葉があるように、全ての個には全体を構成する為のそれぞれの役割があって、それがあるからこそ美しく完成するのだと。
つまり、上に重ねて貼られる素材も、土台になる下の素材があってこそ映えるという考えですね。
そして完成した全体には、一つの個に役割を与えるという、これまた役割がある。全体がバランスよく見栄え良くなるには、個々が持つ役割を発揮してこそです。メイン素材も背景も、そして小さな一見すると目立たないポイント的な素材たちも、みんな。
私はただそれらの力を最大限発揮させる手伝いをするだけ。
となればやはり、素材の良さを引き立て、余すことなく使う技術を身につける必要があるでしょうか。
最終的には『腕を磨くこと』、これに尽きるのかもしれません。
そろそろお別れの時間です。
楽しいことを見つける為には、それなりの努力が要るものです。
楽しいことばかりではこの世の中どうしても成り立ちません。皆さんも楽しいことの為に、仕事や勉強を頑張っていたり、本当はやりたくないことにも仕方なく向き合ったりしているのではないでしょうか。
逆にやりたいことばかりやっている人も、お金や、時には周りの人や居場所を少しずつ手放しているのかもしれませんよね。
傍目にはお気楽に楽しそうなことばかりしている人も世の中にはたくさんいます。でもそれは、きっとその人たちのこれまでの努力が報われた結果でしょう。私たち以上にやりたくないしんどいことにも向き合ってきたのかもしれません。それは何も過去のことだけではなく、現在進行形、そしてまだ見ぬ未来にもその嫌なことは待っているかもしれないのです。
『One for all,All for one』という言葉も、決して良い意味ばかりではないでしょう。見方によっては『強制されている』、『お前に個人としての価値はない』と言われているようにも取れます。
私たちは常にやりたいこと好きなことの裏で、やりたくないこと嫌なことを抱えています。それを犠牲や代償と呼ぶのかもしれません。
けれど、しんどいこと嫌なことにも自分にとっての程度があって、このくらいならできる、ここまでなら大丈夫という境界線がそれぞれ皆さんにあるはずです。
あなたと私の頑張りや努力を、全体の中の個々の役割を、全て犠牲や代償だなんて思いたくありません。
やりたいことばかり、好きなことばかりの世の中になるのは難しいけれど、せめて皆さんが少しでもストレスを感じない生活を、願わくば全ての人にとっての全ての出来事の程度の基準が『楽しい』の範疇にいつの日かなることを祈って。
また来週お会いしましょう。眠れない夜のお供に、深見小夜子でした。
先日、友人と大型連休の旅行の計画を立てていたのですが、やはりカレンダー上の連休ということもあってか、例によって洗礼を受けてしまいました。久方ぶりにテーマパークなんていいよね、とわかりやすく行き先を決定したは良いものの。滞在時間の効率の良さを重視しようとすると、入場券では足らず、少し出費がかさんででも並ばずにアトラクションを楽しめる特別なパスが必要と考え、予約しようとしたら、もうほとんど売り切れてしまっていました。飛行機も同じく空席は数えるほど。
やむなく残りわずかな空席を抑え、行き先を変更することに。
その際、地名と『観光』『旅館』『乗り換え』などのキーワードで検索をかける経験は誰にでもあると思いますが、文字を打つことに慣れると、変換が追いつかず、間違った変換で検索してしまうことってありませんか?
ある観光地の地名を打ったつもりが、『首』と変換されてしまい、そのまま検索にかけてしまって、友人と大笑い。
その前に最近ハマっているものとして、モキュメンタリーなどの話をしたためか、彼女からは「ホラーばっかり検索してるからそうなるんだよ」なんて言われました。
とはいえ、『首(こうべ)』と検索したこと、まして変換したことなんて一度もないはずなんですが。
──もはやそっちのほうがホラーやないかい!なんて笑い飛ばすことを忘れてしまったことを、今になってほんの少し後悔しています。
それはさておき、皆さんは最近楽しいと感じる時間はありますか?
ゲームや推し活、毎日のドラマやアニメに、勉強や読書が楽しいという方もいらっしゃるかもしれません。
とはいえ、おそらく皆さんもメインの楽しみとサブ的な楽しみをお持ちではないかと思います。
例えば、動画の配信者さんや歌い手さんが好きという方も動画が観られない場所では暇つぶしにアプリゲームなどをしませんか? そのアプリゲームの中でもこれはやっちゃうよね~という特に好き──少なくともストレスのないもの──を選んでいるのではないでしょうか。
私の場合、読書はもう日々のルーティンみたいなもので、大体音の出せない環境──例えば電車の中など──では、必ずといっていいほど本を読みます。
その時間をゲームに充てる人もいれば、寝る人もいるでしょう。イヤホンで音楽を聴いたり、動画を観る方もいらっしゃるでしょう。
私はイヤホンが音漏れしていないか、動画が面白くて独り言を言ってしまわないかが気になって、逆に緊張で楽しめなくなってしまう質なので、何も考えず夢中になって時間を忘れる読書が最適解だと思っています。
ところで、最近私は紙を切って貼ってお洒落にするコラージュに目覚めたのですが、なんでも形から入るタイプの私は、コラージュに必要なデザインペーパーやシールなどを集めてみたは良いものの、勿体なくて使えないというケチが発動してしまって、なんとも言えない状態に陥っています。
コラージュは楽しい、でもこの素敵なコラージュ素材たちをもう二度と手に入れられなくなったら悲しい、と使ってもいないのに思うわけです。
それ以上に私の場合は、コラージュすることによって全体を把握できなくなるのが、引っかかっているのかもしれません。
なんのこっちゃ、と思うでしょうが、例えば舞台でオペラグラスを使って役者さんの表情をピンポイントで観るとしますよね。でも、その間、オペラグラスによって切り抜かれなかった場面は、私の視界には入らないわけで。
つまり、全体を把握できず、話の流れがわからなくなってしまったり、他の役者さんの動きや舞台上のセットの動きによる推しの役者さんの小さな変化に気づくことができないのでは、と考えてしまうんですね。
それは性格的なもので、人それぞれ重要視するところは違いますし、正解不正解を問いたいわけではもちろんありません。
あくまでも私個人として、推しが推しになる所以は、推し単体というよりも全体に対する対応力であったり、共演者さんとのコミュニケーション力であったりするわけです。
ですから、推しの表情がたとえ毎公演微妙に違うとしても、映像になってアップになったら観られる!という考えのもと、実際に観劇できる時には全体を見ていたいのです。
それと同じ──かどうかはわかりませんが、コラージュも例えば貼った紙の上にまた別のシールや紙を重ねて貼った時、下にはあるのに見えない状態になるわけじゃないですか。その『見えない状態』は出来上がった時には自分にも原形がわからない程に、姿を隠してしまう。
コラージュ完成品の全てによって、その素材一つの全てを把握できなくなってしまうのが、なんだか申し訳なくなる気がするのです。
見えないけれど存在している。私にとって幽霊などは、その『存在しているかどうか』に確証が持てないので「いるかもね~」くらいのスタンスでいられるのですが、コラージュの場合は自分で作ったのですから存在しているとわかってしまっていますよね。
その存在をなかったことにしてしまっている気がするのでしょうか。現象として、私はこういうのが気になるんだなぁと考えつつも、こんな気持ちになる理由は未だによくわかりません。
とはいえ、さっきも言ったようにケチな性格ですから、「結局下に隠れて見えないなら、見えるところだけ使えば節約且つ好きな素材をもっとたくさん余すことなく使える!」と感じるのが一番の理由なのかもしれません。
ともあれ、この現状を打破する為に私なりに解決策を考えてみました。
『One for all,All for one』という言葉があるように、全ての個には全体を構成する為のそれぞれの役割があって、それがあるからこそ美しく完成するのだと。
つまり、上に重ねて貼られる素材も、土台になる下の素材があってこそ映えるという考えですね。
そして完成した全体には、一つの個に役割を与えるという、これまた役割がある。全体がバランスよく見栄え良くなるには、個々が持つ役割を発揮してこそです。メイン素材も背景も、そして小さな一見すると目立たないポイント的な素材たちも、みんな。
私はただそれらの力を最大限発揮させる手伝いをするだけ。
となればやはり、素材の良さを引き立て、余すことなく使う技術を身につける必要があるでしょうか。
最終的には『腕を磨くこと』、これに尽きるのかもしれません。
そろそろお別れの時間です。
楽しいことを見つける為には、それなりの努力が要るものです。
楽しいことばかりではこの世の中どうしても成り立ちません。皆さんも楽しいことの為に、仕事や勉強を頑張っていたり、本当はやりたくないことにも仕方なく向き合ったりしているのではないでしょうか。
逆にやりたいことばかりやっている人も、お金や、時には周りの人や居場所を少しずつ手放しているのかもしれませんよね。
傍目にはお気楽に楽しそうなことばかりしている人も世の中にはたくさんいます。でもそれは、きっとその人たちのこれまでの努力が報われた結果でしょう。私たち以上にやりたくないしんどいことにも向き合ってきたのかもしれません。それは何も過去のことだけではなく、現在進行形、そしてまだ見ぬ未来にもその嫌なことは待っているかもしれないのです。
『One for all,All for one』という言葉も、決して良い意味ばかりではないでしょう。見方によっては『強制されている』、『お前に個人としての価値はない』と言われているようにも取れます。
私たちは常にやりたいこと好きなことの裏で、やりたくないこと嫌なことを抱えています。それを犠牲や代償と呼ぶのかもしれません。
けれど、しんどいこと嫌なことにも自分にとっての程度があって、このくらいならできる、ここまでなら大丈夫という境界線がそれぞれ皆さんにあるはずです。
あなたと私の頑張りや努力を、全体の中の個々の役割を、全て犠牲や代償だなんて思いたくありません。
やりたいことばかり、好きなことばかりの世の中になるのは難しいけれど、せめて皆さんが少しでもストレスを感じない生活を、願わくば全ての人にとっての全ての出来事の程度の基準が『楽しい』の範疇にいつの日かなることを祈って。
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