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閉鎖の村
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前述した通り、ここからはX県での2日目以降の行動を記述する。
これはどんな取材をするにしても当てはまるのだが、私がこんな時に痛感するのは、意外にも伝手がないとその場で取材相手を探すこと自体困難であるということだ。
手当たり次第に聞いていく方法ももちろんあるが、時間もない中、効率を重視するなら、やはり人脈やコネというものは必要である。
そこで、昨夜立ち寄った定食屋を活用させてもらうことにした。
夜はお酒も出す、仕事帰りのサラリーマンや晩酌が楽しみの常連向けの店(※昨夜の私たちのような一見の客は一週間に一組いるかいないかだという)だが、昼間の開店から小休止の15時頃までは仕事中の若者や井戸端会議のマダムたちからも人気らしい。
さらに昼の営業は、店主の奥様も店に出ているとのことなので少なくとも彼女と、もしもその時に運良く女性のお客様がいらっしゃれば、その人たちにインタビューさせてもらおうという算段だった。
また、昨日話に出た『必ずゴミ屋敷になる心霊スポット』は村の外れにあり、さらに『開かずの自動ドア』があるというスーパーは、村と隣町のちょうど境の辺り(※住所でいうと村ではなく町のほうに位置しているようだった)だそうだ。
そこで、まずは日の出とほぼ同時にホテルを出て、一時間半ほどかけて、村の外れにあるという『ゴミ屋敷』へ。ちなみに、現在も誰か(※特定の誰と知っているわけではなく、都市伝説のような眉唾情報が多かった)が所有しているらしく、中には入れないというので、外観を確かめるに留まるだろう。
そして、45分ほどかけて村を下り、境界にあるスーパーへと向かう。開店は朝9時だというので、十分間に合う。あわよくば、店長か誰かに取材を申し込むつもりだった。今日叶わなくとも、いつかの為に話を振っておくのは大事である。
今日も運転は兄に任せ、私は車酔いに気をつけながら時折メモを確認していた。
道中は朝方ということもあって、外の景色も、そして兄も静かだった。朝焼けに染まった空が、だんだん明るさを増し、目的地に到着する頃には澄んだ空気が周りを満たしていた。
村に入ると、畑にでも行くのか腰の曲がったおばあさんが道具を持って歩いていたり、水場で乾いた泥を落とすおじいさんの姿があったりした。
朝が早いのだと何気なく漏らすと、兄は軽く首を振った。
「──いや、たぶんそれだけじゃない」
兄の視線はルームミラーに向けられている。助手席の私からでは確認できないが、神妙な顔で前方に視線を戻した。
「あんまりあの人たちと目を合わせないほうがいい。それから車を降りたら会話禁止で」
ハンドルを握る兄は簡潔に述べた。その手からは緊張が感じられたが、車は順調に狭い道を進んでいく。
田舎の──それも村の中の道ゆえか、この辺りは歩道もなければ端に寄って歩く習慣もないらしい。最近の車はエンジン音が静かなので、音で向こうが気づいてくれることも少なく、野良のたぬきや飼い猫などが飛び出してくる危険もあるそうで、兄の運転は慎重かつ丁寧だった。
やがて、目的の『ゴミ屋敷』に到着した。
私たちは無言で車を降り、外観を確認する。
そこは確かに村外れにあった。
屋敷の中は見えないようにどこも戸締りされていて確認できないが、小さな前庭には袋にまとまったゴミがいくつも放置されていた。
縁側がゴミの隙間からかろうじて見えるが、今となってはこの朽ち果てた屋敷の中で最も不要なものにさえ思えた。
兄の指示に従い、私は無言のまま思ったことをメモに書きつけていく。これまで見た家々は隣家との距離も近く、窓越しに話せそうであったが、ここだけ周りの家から隔離されるように少し離れていた。さらに、他の家にはほとんどなかった塀まで建てられている。
ところで、このゴミたちはどこからやって来たのだろう。嵩張っていても中身の軽いゴミなら塀の外から投げ入れることもできるだろうが、それなら前庭にはもっとあっても良さそうなものである。
今日は風のある日だったが、カサカサと袋の揺れる音がするだけで、特に臭いはしない。
敷地に入るつもりは毛頭なかったが、どこかゴミを捨てる人間の出入り口があるのかと、周辺をまわろうと一歩踏み出したその時──。
兄に止められた。
真剣な顔で首を左右に振る。
物問いたげな私に、兄は視線で上を見るように訴えた。
そこにはなんと、防犯カメラ──もとい監視カメラが取り付けられていて、こちらをじっと見つめていた。
私が驚いた顔を見せる前に、兄は半ば無理やり私を車に乗せ、間をおかずに車を発進させた。
その場からしばらく無言で走り続け、寂れたドライブインで車を停める。
周りは明らかに人の住んでいない家ばかりで、ここは荒れ放題の背の高い木々に遮られて、道からは見えづらい場所だった。
「──あれって、やっぱり私たちみたいな人間を監視してるのかな」
「さあね。あのカメラに関してはどういう意図で取り付けられたものか、今のところわからない。ただ、ここは思った以上に閉鎖的なところだね」
どういうことかと訊ねると、兄は苦虫を噛み潰したような顔で答えた。
「俺たちがあの屋敷に行くまで通りすがった人たちはみんな、この車をじっと見てたよ。姿が見えなくなるまでずっとね。逆に帰りは興味なさげに見向きもしなかった」
目を合わせないほうがいい──。兄の言葉を思い返す。彼らが実在する人物なのはもちろん間違いないが、もしも目を合わせていたら果たしてどうなっていたか。石でも投げつけられたりしただろうか。そんなふうに考えて、ぞっとした。
「あそこの家はみんな近い位置にあるし、いくら多少あの家だけ離れていたとしても、今は朝方で周りが静かだから、俺たちの話す声は筒抜けだったと思う」
会話禁止と釘を刺した兄の危機管理能力の高さにはいつも驚かされる。きっと数多の経験からくるものなのだろう。
「たぶん、あのカメラだけじゃなくて家の中から近所の人たちも確認してたんじゃないかな」
「それって村の人総出で私たちを監視してた、ってこと? でも、私たちが来たことをどうやって知ったの? 連絡網でもあるとか?」
「そんなのなくても見知らぬレンタカーが来れば目立つからね。目に見える悪さなんかしなくても、俺たちみたいなよそ者が来るだけで嫌だってことだよ」
「…………私たちがゴミを捨ててるとでも思ったのかな」
「それはなんとも言えない。あそこを訪れたよそ者の中にはそういう不届者もいたかもしれないから、いっそのこと全員を行きから帰りまで監視するに越したことはないと思ってるかもね」
しかし、他人には愛想が良く、大概のピンチはその笑顔と対話で切り抜ける兄が、何も言わず立ち去るのはなかなか珍しい光景だった。
私たちはスーパーの開店時間までここで時間を潰すことにして、数キロ先のスーパーでも兄の了承が出るまで会話禁止を保つことにした。
件のスーパーは、看板が色褪せ、あまり新しくないのは一目瞭然だったが、風除室(※これは後述の店主から教えてもらった)を入ったところにある自動ドアだけはやたらと新しく見えた。
兄と私は顔を見合わせ、口を閉じたまま、開店したばかりのその自動ドアの前に立った。すると、ウィーンと扉が開いた。
拍子抜けだったものの、開いたのならば入らなければならない。調査をしに来て、いろんな意味でただで帰るわけにはいかない。
思えば朝ごはんもまだである。軽い朝食がわりのパンなどを買い、まだ人の少ないレジで店員さんに訊ねてみた。
ちなみに、自動精算機などあるはずもなく、さらに支払いは現金のみで、あまり現金を持ち歩かない兄は声にはしなかったものの、目を丸くしていた。
兄の分も支払い、店員さんはその間に店長を呼んでくれた。理由はよくわからないが、彼女も私たちを見て不思議そうな顔をしていた。
やがてやって来た店長は30代後半から40代くらいの、兄と同年代の男性だった。
彼は愛想の良い笑みを浮かべていたが、呼びつけたのが私たちだと知ると、「へえ」と声を漏らした。
「よく入れましたね」
そう言うので、私が首を傾げて見せると、いやいやと首を振って、「どういったご用件で?」と聞いて来た。
私は開かずの自動ドアの件で取材をしたいと申し出ると、彼は「別に良いですよ」と快諾してくれた。今からでも構わないと言うので、私は是非と答え、またしても拍子抜けするほど簡単にインタビューと相成った。
兄は車で待っていると言うので、店長とふたり応接室という名のバックヤードで話をすることにした。テレビのイメージでいう万引き犯が通される小部屋みたいな雰囲気だった。
この時のインタビュー内容については機を改め、今回はこの日の午後の私たちの動向について話を進める。
昼から午後にかけては、ホテルのある市内に戻り、情報収集に努めた。
兄曰く、市内の住人のほうが実のある話を聞けそうだとのこと。確かに一般的に言ってもご老人は口が堅そうで、さらにこの辺りの方々は年季の入り方が違いそうだ。
スーパーの店主が取材を引き受けてくれたのは、比較的若いからではないかと言う。訛りもそれほど強くなく、聞き取りやすい言葉で話してくれたので、それにも納得である。
昨夜の定食屋の話からするに、市内の住人は現代の私たちの生活に近く、そういったしがらみは少ないのかもしれなかった。
次項では彼らへの聞き込み内容をまとめることとする。
これはどんな取材をするにしても当てはまるのだが、私がこんな時に痛感するのは、意外にも伝手がないとその場で取材相手を探すこと自体困難であるということだ。
手当たり次第に聞いていく方法ももちろんあるが、時間もない中、効率を重視するなら、やはり人脈やコネというものは必要である。
そこで、昨夜立ち寄った定食屋を活用させてもらうことにした。
夜はお酒も出す、仕事帰りのサラリーマンや晩酌が楽しみの常連向けの店(※昨夜の私たちのような一見の客は一週間に一組いるかいないかだという)だが、昼間の開店から小休止の15時頃までは仕事中の若者や井戸端会議のマダムたちからも人気らしい。
さらに昼の営業は、店主の奥様も店に出ているとのことなので少なくとも彼女と、もしもその時に運良く女性のお客様がいらっしゃれば、その人たちにインタビューさせてもらおうという算段だった。
また、昨日話に出た『必ずゴミ屋敷になる心霊スポット』は村の外れにあり、さらに『開かずの自動ドア』があるというスーパーは、村と隣町のちょうど境の辺り(※住所でいうと村ではなく町のほうに位置しているようだった)だそうだ。
そこで、まずは日の出とほぼ同時にホテルを出て、一時間半ほどかけて、村の外れにあるという『ゴミ屋敷』へ。ちなみに、現在も誰か(※特定の誰と知っているわけではなく、都市伝説のような眉唾情報が多かった)が所有しているらしく、中には入れないというので、外観を確かめるに留まるだろう。
そして、45分ほどかけて村を下り、境界にあるスーパーへと向かう。開店は朝9時だというので、十分間に合う。あわよくば、店長か誰かに取材を申し込むつもりだった。今日叶わなくとも、いつかの為に話を振っておくのは大事である。
今日も運転は兄に任せ、私は車酔いに気をつけながら時折メモを確認していた。
道中は朝方ということもあって、外の景色も、そして兄も静かだった。朝焼けに染まった空が、だんだん明るさを増し、目的地に到着する頃には澄んだ空気が周りを満たしていた。
村に入ると、畑にでも行くのか腰の曲がったおばあさんが道具を持って歩いていたり、水場で乾いた泥を落とすおじいさんの姿があったりした。
朝が早いのだと何気なく漏らすと、兄は軽く首を振った。
「──いや、たぶんそれだけじゃない」
兄の視線はルームミラーに向けられている。助手席の私からでは確認できないが、神妙な顔で前方に視線を戻した。
「あんまりあの人たちと目を合わせないほうがいい。それから車を降りたら会話禁止で」
ハンドルを握る兄は簡潔に述べた。その手からは緊張が感じられたが、車は順調に狭い道を進んでいく。
田舎の──それも村の中の道ゆえか、この辺りは歩道もなければ端に寄って歩く習慣もないらしい。最近の車はエンジン音が静かなので、音で向こうが気づいてくれることも少なく、野良のたぬきや飼い猫などが飛び出してくる危険もあるそうで、兄の運転は慎重かつ丁寧だった。
やがて、目的の『ゴミ屋敷』に到着した。
私たちは無言で車を降り、外観を確認する。
そこは確かに村外れにあった。
屋敷の中は見えないようにどこも戸締りされていて確認できないが、小さな前庭には袋にまとまったゴミがいくつも放置されていた。
縁側がゴミの隙間からかろうじて見えるが、今となってはこの朽ち果てた屋敷の中で最も不要なものにさえ思えた。
兄の指示に従い、私は無言のまま思ったことをメモに書きつけていく。これまで見た家々は隣家との距離も近く、窓越しに話せそうであったが、ここだけ周りの家から隔離されるように少し離れていた。さらに、他の家にはほとんどなかった塀まで建てられている。
ところで、このゴミたちはどこからやって来たのだろう。嵩張っていても中身の軽いゴミなら塀の外から投げ入れることもできるだろうが、それなら前庭にはもっとあっても良さそうなものである。
今日は風のある日だったが、カサカサと袋の揺れる音がするだけで、特に臭いはしない。
敷地に入るつもりは毛頭なかったが、どこかゴミを捨てる人間の出入り口があるのかと、周辺をまわろうと一歩踏み出したその時──。
兄に止められた。
真剣な顔で首を左右に振る。
物問いたげな私に、兄は視線で上を見るように訴えた。
そこにはなんと、防犯カメラ──もとい監視カメラが取り付けられていて、こちらをじっと見つめていた。
私が驚いた顔を見せる前に、兄は半ば無理やり私を車に乗せ、間をおかずに車を発進させた。
その場からしばらく無言で走り続け、寂れたドライブインで車を停める。
周りは明らかに人の住んでいない家ばかりで、ここは荒れ放題の背の高い木々に遮られて、道からは見えづらい場所だった。
「──あれって、やっぱり私たちみたいな人間を監視してるのかな」
「さあね。あのカメラに関してはどういう意図で取り付けられたものか、今のところわからない。ただ、ここは思った以上に閉鎖的なところだね」
どういうことかと訊ねると、兄は苦虫を噛み潰したような顔で答えた。
「俺たちがあの屋敷に行くまで通りすがった人たちはみんな、この車をじっと見てたよ。姿が見えなくなるまでずっとね。逆に帰りは興味なさげに見向きもしなかった」
目を合わせないほうがいい──。兄の言葉を思い返す。彼らが実在する人物なのはもちろん間違いないが、もしも目を合わせていたら果たしてどうなっていたか。石でも投げつけられたりしただろうか。そんなふうに考えて、ぞっとした。
「あそこの家はみんな近い位置にあるし、いくら多少あの家だけ離れていたとしても、今は朝方で周りが静かだから、俺たちの話す声は筒抜けだったと思う」
会話禁止と釘を刺した兄の危機管理能力の高さにはいつも驚かされる。きっと数多の経験からくるものなのだろう。
「たぶん、あのカメラだけじゃなくて家の中から近所の人たちも確認してたんじゃないかな」
「それって村の人総出で私たちを監視してた、ってこと? でも、私たちが来たことをどうやって知ったの? 連絡網でもあるとか?」
「そんなのなくても見知らぬレンタカーが来れば目立つからね。目に見える悪さなんかしなくても、俺たちみたいなよそ者が来るだけで嫌だってことだよ」
「…………私たちがゴミを捨ててるとでも思ったのかな」
「それはなんとも言えない。あそこを訪れたよそ者の中にはそういう不届者もいたかもしれないから、いっそのこと全員を行きから帰りまで監視するに越したことはないと思ってるかもね」
しかし、他人には愛想が良く、大概のピンチはその笑顔と対話で切り抜ける兄が、何も言わず立ち去るのはなかなか珍しい光景だった。
私たちはスーパーの開店時間までここで時間を潰すことにして、数キロ先のスーパーでも兄の了承が出るまで会話禁止を保つことにした。
件のスーパーは、看板が色褪せ、あまり新しくないのは一目瞭然だったが、風除室(※これは後述の店主から教えてもらった)を入ったところにある自動ドアだけはやたらと新しく見えた。
兄と私は顔を見合わせ、口を閉じたまま、開店したばかりのその自動ドアの前に立った。すると、ウィーンと扉が開いた。
拍子抜けだったものの、開いたのならば入らなければならない。調査をしに来て、いろんな意味でただで帰るわけにはいかない。
思えば朝ごはんもまだである。軽い朝食がわりのパンなどを買い、まだ人の少ないレジで店員さんに訊ねてみた。
ちなみに、自動精算機などあるはずもなく、さらに支払いは現金のみで、あまり現金を持ち歩かない兄は声にはしなかったものの、目を丸くしていた。
兄の分も支払い、店員さんはその間に店長を呼んでくれた。理由はよくわからないが、彼女も私たちを見て不思議そうな顔をしていた。
やがてやって来た店長は30代後半から40代くらいの、兄と同年代の男性だった。
彼は愛想の良い笑みを浮かべていたが、呼びつけたのが私たちだと知ると、「へえ」と声を漏らした。
「よく入れましたね」
そう言うので、私が首を傾げて見せると、いやいやと首を振って、「どういったご用件で?」と聞いて来た。
私は開かずの自動ドアの件で取材をしたいと申し出ると、彼は「別に良いですよ」と快諾してくれた。今からでも構わないと言うので、私は是非と答え、またしても拍子抜けするほど簡単にインタビューと相成った。
兄は車で待っていると言うので、店長とふたり応接室という名のバックヤードで話をすることにした。テレビのイメージでいう万引き犯が通される小部屋みたいな雰囲気だった。
この時のインタビュー内容については機を改め、今回はこの日の午後の私たちの動向について話を進める。
昼から午後にかけては、ホテルのある市内に戻り、情報収集に努めた。
兄曰く、市内の住人のほうが実のある話を聞けそうだとのこと。確かに一般的に言ってもご老人は口が堅そうで、さらにこの辺りの方々は年季の入り方が違いそうだ。
スーパーの店主が取材を引き受けてくれたのは、比較的若いからではないかと言う。訛りもそれほど強くなく、聞き取りやすい言葉で話してくれたので、それにも納得である。
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