26 / 44
母子の想い
しおりを挟む
「取材は終わったか?」
兄がそう言うので、私は一通り話を聞いた旨を伝えると、頷きながら私の隣に正座した。
私も改めてお礼をと思い、兄に倣って姿勢を正す。すると、私よりも早く、憑き物が取れたような彼女をまっすぐ見据えながら、兄が口を開いた。
「大変失礼ですが、これからお二人はどうされますか?」
「え?」
私と彼女の声が重なった。何を言っているのだろう。
「赤の他人の私が申し上げることではありませんが、あなた方の置かれている現状は非常に危ういと思います」
兄を問い詰めようとする私を、こちらを見もせずに手振りだけで宥め、兄は続ける。
「その件に関して、良いニュースと悪いニュースがあります」
そんな海外ドラマみたいな冗談を言っている場合ではない、というのはきっと私より兄のほうがよくわかっている。案の定、「どちらから聞きたい?」と言うことはなく、兄は勝手に話を進める。
「まず、悪いニュースは義弟さんが今日ここに来られていること。そして良いニュースは、あなたのご家族が義弟さんの意思や主張を、未だに軽視していることです」
それを良いニュースと呼ぶには、あまりにも酷な内容だった。彼女の義弟、彼女の息子から見れば叔父にあたる男性は、確かに昔話についても、躾にやたらと厳しい親や祖父についても、好意的に語ったことは一度もなかった。
それは今の彼女と彼女の次男の立場によく似ていて、実の兄を含めた家族から蔑ろにされてきたことを如実に物語っている。
「義弟さんに伺いました。あなたの旦那さんと義弟さんのお母様──あなたから見れば御姑にあたる方ですが──は、この町のご出身だそうですね。ですから、あなたと違って『町の旧家』というある種異常な立ち位置にも理解があった。それが今日あなたに至るまで、この家の考え方が変わって来なかった理由のひとつです」
「──姑には、子供の為、ひいてはあなたの為だと口酸っぱく言われました。どんなに理不尽で信じ難いことでも、この家に嫁に来たのなら郷に入っては郷に従えだと。◯◯さん(※義弟のこと)を、夫より可愛がっていないのは私の目にも明らかで、私にはそちらのほうが納得がいきません。でも、そんなこと口にしようものなら家族総出で責められるだけです。私はともかく、次男だけは守り抜きたいんです」
「それなら、この家に長居することはお勧めしません。今更かもしれませんが、今でないと抜け出せない可能性があります」
「──この家に伝わる呪いのせいか何かで?」
嘲るように、呆れたように呟く彼女に、兄は強く首を振る。
「いいえ」
驚いたように顔を上げた彼女は、兄の言葉の続きを待った。
「確かにこの家に伝わる伝承の数々が、この家に生まれた人々を縛り続けているのは事実です。でも、その呪いという名の呪縛を作り出したのは、明らかに人の手によるもので、彼ら自身が半ば望んでやっていることです。あなたが望むなら、その呪縛から解き放たれることだってできるはずです」
「……でも、この家を出ても次男とふたり帰るところは──」
「ええ。ご実家のことも、申し訳ありませんが義弟さんに聞きました」
「そうですか……。元々病弱な母と、ずっと側で支え続けてきた父に、これ以上心配と心労をかけたくありません」
「──お母さんが、悪く言われるから」
何の脈絡もなく、しかし静かな声で兄は言った。
兄の話は珍しくまとまりがなく、要領を得ない。
それほど急がなければならない理由でもあるのだろうか。
「あなたの息子さんが、さっき私に教えてくれました。『どうしてお母さんを守りたいと思ったの?』先に、そう私が訊ねたんです。そうしたら、『お母さんが悪く言われるから』だと。ご家族、近所の人にママ友──『誰もお母さんのことそんなに知らないくせに、お母さんばかりが悪く言われる』。自分が悪い子にしていれば、お母さんじゃなくて自分が悪く言われる。そうすればお母さんを守れる、そう思ったそうですよ」
それが周囲の大人には逆効果であることを知らない、幼く、まだまだ視野の狭い子どもらしい考えだった。
けれど、私は無垢に母親を想う姿に、じんと目頭が熱くなった。
そんな時、ゆっくりとした足音が襖の外から聞こえてきた。
「全く、義姉さんによく似てるよ、こいつは。それに、よく見てるね。母親の義姉さんのことも父親のことも、自分の兄貴のことも、あとはこの家のことも──」
抱っこしていた男の子をそっと畳に下ろし、叔父は入り口の近くに座った。
「義姉さんが良かったら、うちに来れば。うちは子どももいないし、俺の嫁も大歓迎だって」
「おそらくご実家に帰るより、安全かと思います。先ほども言いましたが、今日義弟さんがここに呼ばれた理由は、『あなたを監視する為』です。今までは、あなたとこの子以外が留守にする日でも、義弟さんが来ることはなかったんでしょう。だとすれば、あなたが敵もしくは、思想に仇なすものと認識されつつあることを意味します。もしも、私たちに接触したことが何かの拍子で発覚してしまえば、危害を加えられる恐れがあります」
「でも、それじゃ◯◯さん(義弟)にご迷惑をおかけするんじゃ──」
「さっき、この人が言ってたろ。この家の人たちは、俺をまだ『自分たちの手の内にある』と思い込んでんだよ。可愛がって来なかったくせに。──子どもの頃、俺があの『開かずの自動ドア』のスーパーに入ってから熱出して、それ知った時の母さんが半狂乱になったことがあるんだ。そん時は滅多に風邪ひかない俺を心配したのかと思ったけど、さっきこの人に聞いて知ったよ。あれは俺じゃなくて、呪いの心配をしてたんだって。呪いをかける幽霊?なのか何なのかは知らないけど、そいつに対して反感を買うようなことをしてしまったんじゃないかって心配だったんだよ。もっと言うなら、俺じゃなく兄貴にもその被害が及ぶんじゃないか、ってな。はは、昔からどうも疎外感のある家だったけど、そこまでとはね。まぁでも、こいつはそれで言うとまだ幸せなんじゃない」
甥の頭を撫でる叔父は、遠い瞳で語った。
最後の言葉に母親が反応すると、彼はこう続ける。
「──守ってくれる人、守りたい人がちゃんといるんだから」
その一言がきっかけになったように、母親はこの家を出ることを決めた。
「事情に関しては俺から適当に誤魔化しとくよ」
「でも、それであなたが嫌な目にあったら──」
「そんなのもう慣れてるよ。それに、言ったでしょ。家族の誰も、俺がこの家に逆らうと思ってない。結婚して家出た時点で、普通はそういう意思表示だと思うんだけど。めでたい人たちだよな」
彼も吹っ切れたように、はしゃぐ甥っ子を抱いて、一足早く外に出て行った。
やがて戸締りを終え、私たち五人は旧家の次男(またの名を義弟、叔父)の運転する車で、兄の車がある場所まで送り届けてもらった。
感情論抜きでこの時のことを振り返るなら、非常に有意義な時間になったと言える。
兄の車で情報を整理しようと、私は手帳を開く。
ここから先は登場人物に次男が二人いてややこしいので、取材対象の旧家の奥様から見て、大きいほうの次男を義弟、そして下の息子を次男と統一させていただく。
「最初は奇声を上げたり頭抱えたりで驚いたけど、話してみるとそういうのが嘘みたいだったね」
「まあ、彼女は彼女なりに俺たちの正体を知らなかったわけだし、家族や近所の人たちとどれくらい関わりがあるかわからないから、虐待や育児放棄を演じたんじゃないの。俺たちがもし彼らと親しくて、正気の彼女の説明をしたら辻褄が合わなくなるでしょ」
この兄の話を受けて、私としてはこんな辺境の地で、異常な信仰心のある家で、しかも次男とふたり閉じ込められたら、一時的にでも発狂したほうがむしろ楽だろうなと考えてしまった。
相談できる間柄の人もいない中、息子を守りたいが為に息子の自由や権利を奪ってしまっているのではないかという罪悪感が日々募って──。
「とはいえ、彼女が追い詰められていたのも事実だと思うよ」
私が視線でどういうことかと訊ねると、兄はハンドルに手を置きながら続けた。
「児童相談所のこと、奥さんは町の旧家である家を貶めたり、陥れたりしたい誰かの差金みたいなことを言ってたけど、誰かの厚意だった可能性も否定できないだろ? それに、前にカラオケボックスで会ったママ友は、旧家だとは知ってても、その家がどういうところかまでは知らなかったんだから、そういう何も知らない人たちが良かれと思って相談したのかもしれない。旧家の奥さんだって、そのママ友を守ろうとして『開かずの自動ドア』のスーパーに行くことに反対したわけだし。その点はお互い様かもね」
濁りのない悪意(矛盾概念だろうか?)というものは、他人にも伝わりやすく、その度気分を害するものだが、濁りのない優しさというものは得てして受け取る側の精神状態と認識の差に左右されてしまうものだ。
兄は純粋な優しさを優しさと受け止めるだけの、心の余裕がその時の奥様にはなかったのではないか、と言いたいのだろう。
人間として生きる上で、私自身にも、そしてきっと読者諸氏にも経験があるのではないだろうか。
──そういう意味で言ったんじゃないのに、と。
奇しくも旧家の母子もお互いを思うが故に、行動にはすれ違いが出てしまったが、最終的には幸運にも言葉で当事者に正しく伝わった最高の例かもしれなかった。
「……私はお母さんにはなれそうにないや」
「──お前は、母さんに似てると思うよ」
「そう? まぁ、兄さんもお父さんに似てるよね」
兄がそう言うので、私は一通り話を聞いた旨を伝えると、頷きながら私の隣に正座した。
私も改めてお礼をと思い、兄に倣って姿勢を正す。すると、私よりも早く、憑き物が取れたような彼女をまっすぐ見据えながら、兄が口を開いた。
「大変失礼ですが、これからお二人はどうされますか?」
「え?」
私と彼女の声が重なった。何を言っているのだろう。
「赤の他人の私が申し上げることではありませんが、あなた方の置かれている現状は非常に危ういと思います」
兄を問い詰めようとする私を、こちらを見もせずに手振りだけで宥め、兄は続ける。
「その件に関して、良いニュースと悪いニュースがあります」
そんな海外ドラマみたいな冗談を言っている場合ではない、というのはきっと私より兄のほうがよくわかっている。案の定、「どちらから聞きたい?」と言うことはなく、兄は勝手に話を進める。
「まず、悪いニュースは義弟さんが今日ここに来られていること。そして良いニュースは、あなたのご家族が義弟さんの意思や主張を、未だに軽視していることです」
それを良いニュースと呼ぶには、あまりにも酷な内容だった。彼女の義弟、彼女の息子から見れば叔父にあたる男性は、確かに昔話についても、躾にやたらと厳しい親や祖父についても、好意的に語ったことは一度もなかった。
それは今の彼女と彼女の次男の立場によく似ていて、実の兄を含めた家族から蔑ろにされてきたことを如実に物語っている。
「義弟さんに伺いました。あなたの旦那さんと義弟さんのお母様──あなたから見れば御姑にあたる方ですが──は、この町のご出身だそうですね。ですから、あなたと違って『町の旧家』というある種異常な立ち位置にも理解があった。それが今日あなたに至るまで、この家の考え方が変わって来なかった理由のひとつです」
「──姑には、子供の為、ひいてはあなたの為だと口酸っぱく言われました。どんなに理不尽で信じ難いことでも、この家に嫁に来たのなら郷に入っては郷に従えだと。◯◯さん(※義弟のこと)を、夫より可愛がっていないのは私の目にも明らかで、私にはそちらのほうが納得がいきません。でも、そんなこと口にしようものなら家族総出で責められるだけです。私はともかく、次男だけは守り抜きたいんです」
「それなら、この家に長居することはお勧めしません。今更かもしれませんが、今でないと抜け出せない可能性があります」
「──この家に伝わる呪いのせいか何かで?」
嘲るように、呆れたように呟く彼女に、兄は強く首を振る。
「いいえ」
驚いたように顔を上げた彼女は、兄の言葉の続きを待った。
「確かにこの家に伝わる伝承の数々が、この家に生まれた人々を縛り続けているのは事実です。でも、その呪いという名の呪縛を作り出したのは、明らかに人の手によるもので、彼ら自身が半ば望んでやっていることです。あなたが望むなら、その呪縛から解き放たれることだってできるはずです」
「……でも、この家を出ても次男とふたり帰るところは──」
「ええ。ご実家のことも、申し訳ありませんが義弟さんに聞きました」
「そうですか……。元々病弱な母と、ずっと側で支え続けてきた父に、これ以上心配と心労をかけたくありません」
「──お母さんが、悪く言われるから」
何の脈絡もなく、しかし静かな声で兄は言った。
兄の話は珍しくまとまりがなく、要領を得ない。
それほど急がなければならない理由でもあるのだろうか。
「あなたの息子さんが、さっき私に教えてくれました。『どうしてお母さんを守りたいと思ったの?』先に、そう私が訊ねたんです。そうしたら、『お母さんが悪く言われるから』だと。ご家族、近所の人にママ友──『誰もお母さんのことそんなに知らないくせに、お母さんばかりが悪く言われる』。自分が悪い子にしていれば、お母さんじゃなくて自分が悪く言われる。そうすればお母さんを守れる、そう思ったそうですよ」
それが周囲の大人には逆効果であることを知らない、幼く、まだまだ視野の狭い子どもらしい考えだった。
けれど、私は無垢に母親を想う姿に、じんと目頭が熱くなった。
そんな時、ゆっくりとした足音が襖の外から聞こえてきた。
「全く、義姉さんによく似てるよ、こいつは。それに、よく見てるね。母親の義姉さんのことも父親のことも、自分の兄貴のことも、あとはこの家のことも──」
抱っこしていた男の子をそっと畳に下ろし、叔父は入り口の近くに座った。
「義姉さんが良かったら、うちに来れば。うちは子どももいないし、俺の嫁も大歓迎だって」
「おそらくご実家に帰るより、安全かと思います。先ほども言いましたが、今日義弟さんがここに呼ばれた理由は、『あなたを監視する為』です。今までは、あなたとこの子以外が留守にする日でも、義弟さんが来ることはなかったんでしょう。だとすれば、あなたが敵もしくは、思想に仇なすものと認識されつつあることを意味します。もしも、私たちに接触したことが何かの拍子で発覚してしまえば、危害を加えられる恐れがあります」
「でも、それじゃ◯◯さん(義弟)にご迷惑をおかけするんじゃ──」
「さっき、この人が言ってたろ。この家の人たちは、俺をまだ『自分たちの手の内にある』と思い込んでんだよ。可愛がって来なかったくせに。──子どもの頃、俺があの『開かずの自動ドア』のスーパーに入ってから熱出して、それ知った時の母さんが半狂乱になったことがあるんだ。そん時は滅多に風邪ひかない俺を心配したのかと思ったけど、さっきこの人に聞いて知ったよ。あれは俺じゃなくて、呪いの心配をしてたんだって。呪いをかける幽霊?なのか何なのかは知らないけど、そいつに対して反感を買うようなことをしてしまったんじゃないかって心配だったんだよ。もっと言うなら、俺じゃなく兄貴にもその被害が及ぶんじゃないか、ってな。はは、昔からどうも疎外感のある家だったけど、そこまでとはね。まぁでも、こいつはそれで言うとまだ幸せなんじゃない」
甥の頭を撫でる叔父は、遠い瞳で語った。
最後の言葉に母親が反応すると、彼はこう続ける。
「──守ってくれる人、守りたい人がちゃんといるんだから」
その一言がきっかけになったように、母親はこの家を出ることを決めた。
「事情に関しては俺から適当に誤魔化しとくよ」
「でも、それであなたが嫌な目にあったら──」
「そんなのもう慣れてるよ。それに、言ったでしょ。家族の誰も、俺がこの家に逆らうと思ってない。結婚して家出た時点で、普通はそういう意思表示だと思うんだけど。めでたい人たちだよな」
彼も吹っ切れたように、はしゃぐ甥っ子を抱いて、一足早く外に出て行った。
やがて戸締りを終え、私たち五人は旧家の次男(またの名を義弟、叔父)の運転する車で、兄の車がある場所まで送り届けてもらった。
感情論抜きでこの時のことを振り返るなら、非常に有意義な時間になったと言える。
兄の車で情報を整理しようと、私は手帳を開く。
ここから先は登場人物に次男が二人いてややこしいので、取材対象の旧家の奥様から見て、大きいほうの次男を義弟、そして下の息子を次男と統一させていただく。
「最初は奇声を上げたり頭抱えたりで驚いたけど、話してみるとそういうのが嘘みたいだったね」
「まあ、彼女は彼女なりに俺たちの正体を知らなかったわけだし、家族や近所の人たちとどれくらい関わりがあるかわからないから、虐待や育児放棄を演じたんじゃないの。俺たちがもし彼らと親しくて、正気の彼女の説明をしたら辻褄が合わなくなるでしょ」
この兄の話を受けて、私としてはこんな辺境の地で、異常な信仰心のある家で、しかも次男とふたり閉じ込められたら、一時的にでも発狂したほうがむしろ楽だろうなと考えてしまった。
相談できる間柄の人もいない中、息子を守りたいが為に息子の自由や権利を奪ってしまっているのではないかという罪悪感が日々募って──。
「とはいえ、彼女が追い詰められていたのも事実だと思うよ」
私が視線でどういうことかと訊ねると、兄はハンドルに手を置きながら続けた。
「児童相談所のこと、奥さんは町の旧家である家を貶めたり、陥れたりしたい誰かの差金みたいなことを言ってたけど、誰かの厚意だった可能性も否定できないだろ? それに、前にカラオケボックスで会ったママ友は、旧家だとは知ってても、その家がどういうところかまでは知らなかったんだから、そういう何も知らない人たちが良かれと思って相談したのかもしれない。旧家の奥さんだって、そのママ友を守ろうとして『開かずの自動ドア』のスーパーに行くことに反対したわけだし。その点はお互い様かもね」
濁りのない悪意(矛盾概念だろうか?)というものは、他人にも伝わりやすく、その度気分を害するものだが、濁りのない優しさというものは得てして受け取る側の精神状態と認識の差に左右されてしまうものだ。
兄は純粋な優しさを優しさと受け止めるだけの、心の余裕がその時の奥様にはなかったのではないか、と言いたいのだろう。
人間として生きる上で、私自身にも、そしてきっと読者諸氏にも経験があるのではないだろうか。
──そういう意味で言ったんじゃないのに、と。
奇しくも旧家の母子もお互いを思うが故に、行動にはすれ違いが出てしまったが、最終的には幸運にも言葉で当事者に正しく伝わった最高の例かもしれなかった。
「……私はお母さんにはなれそうにないや」
「──お前は、母さんに似てると思うよ」
「そう? まぁ、兄さんもお父さんに似てるよね」
0
あなたにおすすめの小説
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/12/13:『ものおと』の章を追加。2025/12/20の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/12:『つえ』の章を追加。2025/12/19の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/11:『にく』の章を追加。2025/12/18の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/10:『うでどけい』の章を追加。2025/12/17の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/9:『ひかるかお』の章を追加。2025/12/16の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/8:『そうちょう』の章を追加。2025/12/15の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/7:『どろのあしあと』の章を追加。2025/12/14の朝8時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
視える僕らのシェアハウス
橘しづき
ホラー
安藤花音は、ごく普通のOLだった。だが25歳の誕生日を境に、急におかしなものが見え始める。
電車に飛び込んでバラバラになる男性、やせ細った子供の姿、どれもこの世のものではない者たち。家の中にまで入ってくるそれらに、花音は仕事にも行けず追い詰められていた。
ある日、駅のホームで電車を待っていると、霊に引き込まれそうになってしまう。そこを、見知らぬ男性が間一髪で救ってくれる。彼は花音の話を聞いて名刺を一枚手渡す。
『月乃庭 管理人 竜崎奏多』
不思議なルームシェアが、始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
どうしてそこにトリックアートを設置したんですか?
鞠目
ホラー
N県の某ショッピングモールには、エントランスホールやエレベーター付近など、色んなところにトリックアートが設置されている。
先日、そのトリックアートについて設置場所がおかしいものがあると聞いた私は、わかる範囲で調べてみることにした。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる