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下ネタは付き合いやすい話題
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さて、今日は〇月〇日。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。冬も過ぎ、ようやく暖かくなってきた今日この頃ですが、花粉症の方は辛い日々の始まりといったところかもしれませんね。
あとは春といえば、やっぱり桜でしょうか。お花見の時期ですねぇ。このご時世ですから、なかなか以前のように大人数でとはいきませんが、予定されている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
私は桜というとどうしても、咲いている時より散ってしまった後のほうに情緒を感じますが、皆さんはどうでしょう?
咲いている時には木を見上げて「綺麗だなぁ」なんて写真を撮って盛り上がって、いざ散って地面に桃色の足跡を残されると、途端に興味をなくして踏み荒らして。私はそういう光景を見ると、ついつい踏まないように~なんて歩いてしまうんです。地面の色が見慣れないと、私って実はいつも下を見て歩いているんだってことに気がついたりもしますね。咲いている時だけ呑気に言いたいことだけ言って薄情だなぁなんて考えたりね。
どうして薄情かって? だって、なんか人生と似ていると思いません? 桜を人だと例えたら、一年間私たち人間と同じように、いや寒い冬も暑い夏も野晒しで、私たちよりはるかに過酷な環境を生き抜いてきても、愛でられる時間は春のほんの少しの間だけ。私たちはその努力すら見ようともせず、ただ見ているだけ。皆さんも経験があるでしょう? すごいな、綺麗だな、あの人みたいになりたいな。仕事でも子育てでも、趣味でもいいです。あなたも人を羨ましいなと思ったことがあると思います、人間ですから。でもね、それってきっと表面だけを見ているんです。その人が羨ましいと思える場所に行くまでの過程を、私たちは知っているわけじゃありません。だから、得た結果だけを見てそういう感想を述べている。ほら、桜と同じでしょう? 本当は桜だって「綺麗だな」じゃなくて「よく頑張ったね」って褒めて欲しいのかもしれません。
私は特に上よりも下を気にしてしまいがちです。自分より仕事ができない人がいる、自分より何かが劣っている人がいる、自分より不幸な人がいる、そうだから私は幸せなんだと、自分に言い聞かせているんでしょうね。でも、それって本当にそうなんでしょうか。その一瞬だけを見て、そこに至るまでの過程を見てみぬふりしているのかも。その人はただ努力が実を結ばないだけ、ただ機会に恵まれていないだけかもしれません。誰かと比べるために地面ばかり向いていないで、時には上を見てあの人みたいになりたい!そんなふうに自分なりにできることを探してみるのも、また一興かも。だから私は、意識してそうやって生きるようにしています。うまくいかなくても、そこで得たものは決して無駄じゃない。結果だけが全てじゃないってことが身をもって体験できるはずだから。
ま、そんな話はさておき。春と言えば、出会いと別れの季節。送別会や歓迎会でお酒を飲む機会も増えることかと思います。この間ね、知り合いに相談されたんです。そういう席で「自分の同僚に下ネタばかり言う人がいる、こっちは聞きたくないのに」って。私はね、下ネタ大好きだからどうしてそんなに怒ってるのかわからないんだけど、やっぱり嫌な方は嫌なんですよね。
下ネタっていっても大体二分されると思うんですが、簡単に言うと小学生男子が好むネタか、おじさんが好むネタか。ね? おそらく社会人になって遭遇するのは後者かと思うんだけど。
私が下ネタ好きなのを前提として聞いてもらうとして。飲み会ってふいに真面目な話になったりするじゃない? 私はね、そっちのほうが苦手なんですよ。結婚の話、子供の話、老後の話に仕事の話。独身で子供もいなくて、仕事も安定していない。そんな私だからかもしれないけど、どれも同じ目線では語れない話題だし、そういう他人、それも知り合いが関わる話って真面目に答えなきゃって思うでしょ? 仕事でもないのに、どうして難しいこと考えなきゃいけないんだろうって。もっと適当に答えられたら楽なのに~って周りを見たら下ネタを話してる人がいる。私なら真っ先にそっちに避難しますね。だって、適当に答えても許されそうじゃない? 「やだ~やめてくださいよ~」なんて言ってれば1・2時間はもちますし。なんならもう聞いてなくてもいいんですよ、どうせ大したこと言ってないんですから。ね、下ネタのほうが楽でしょう? 何も考えなくていい。
あとはそういう年頃の男性って、下ネタで若い女の子と交流を図ろうとしてしまうんです。たぶん、世代が違いすぎて同じ話題もないんでしょうね。だから、よっぽどセクハラ紛いの言動や行動でなければ、コミュニケーションの一環として付き合ってあげるのもいいかなと。それで日頃の仕事が円滑に進むなら、悪くないかと思いますね。
ただ、さっきも言いましたけど、中には下ネタとセクハラの境目がわからない人がいますから。そういう人には、適当に答えないように。年月を重ねれば自然と見極められるようになっていくものですが、それこそ先輩のお姉さんたちの受け答えを勉強しておくと後々困らないかもしれませんね。
個人的に境目は「特定の人の容姿や性格に触れたら」アウト、セクハラと認定します。女優さんやモデルさんに対して「あの人綺麗だよねぇ」はまぁわかります。それでも女の子相手にわざわざ言わなくてもいいとは思うけど。その場にいるわけじゃないし、そういうお仕事でもありますから。でも、たとえば上司や部下や同僚に対して「脚がいいよね」とか「エロいよね」とか、そういう言動はアウトですね。そういうんじゃない、他人を巻き込まない下ネタなら、付き合いやすい話題だと私は思います。
もちろん無理して付き合うことはないですよ。飲み会そのものが嫌なら、断ってもいいと思う。こういうご時世だから、強制参加とは言いにくいでしょう。むしろ私は真面目な話に付き合える人は心に余裕があっていいなぁなんて思ってしまうので、あなたはあなたの幸せを誇っていいと思います。同じように皆さんも、私のことを「そういう人もいるんだなぁ」ぐらいの優しい目で見てくれると嬉しいな。
さて、ここでお時間が来てしまいました。明日からも、無理せずあなたらしく過ごしてくださいね。では、また来週お会いしましょう。眠れない夜のお供に、深見小夜子でした。
あとは春といえば、やっぱり桜でしょうか。お花見の時期ですねぇ。このご時世ですから、なかなか以前のように大人数でとはいきませんが、予定されている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。
私は桜というとどうしても、咲いている時より散ってしまった後のほうに情緒を感じますが、皆さんはどうでしょう?
咲いている時には木を見上げて「綺麗だなぁ」なんて写真を撮って盛り上がって、いざ散って地面に桃色の足跡を残されると、途端に興味をなくして踏み荒らして。私はそういう光景を見ると、ついつい踏まないように~なんて歩いてしまうんです。地面の色が見慣れないと、私って実はいつも下を見て歩いているんだってことに気がついたりもしますね。咲いている時だけ呑気に言いたいことだけ言って薄情だなぁなんて考えたりね。
どうして薄情かって? だって、なんか人生と似ていると思いません? 桜を人だと例えたら、一年間私たち人間と同じように、いや寒い冬も暑い夏も野晒しで、私たちよりはるかに過酷な環境を生き抜いてきても、愛でられる時間は春のほんの少しの間だけ。私たちはその努力すら見ようともせず、ただ見ているだけ。皆さんも経験があるでしょう? すごいな、綺麗だな、あの人みたいになりたいな。仕事でも子育てでも、趣味でもいいです。あなたも人を羨ましいなと思ったことがあると思います、人間ですから。でもね、それってきっと表面だけを見ているんです。その人が羨ましいと思える場所に行くまでの過程を、私たちは知っているわけじゃありません。だから、得た結果だけを見てそういう感想を述べている。ほら、桜と同じでしょう? 本当は桜だって「綺麗だな」じゃなくて「よく頑張ったね」って褒めて欲しいのかもしれません。
私は特に上よりも下を気にしてしまいがちです。自分より仕事ができない人がいる、自分より何かが劣っている人がいる、自分より不幸な人がいる、そうだから私は幸せなんだと、自分に言い聞かせているんでしょうね。でも、それって本当にそうなんでしょうか。その一瞬だけを見て、そこに至るまでの過程を見てみぬふりしているのかも。その人はただ努力が実を結ばないだけ、ただ機会に恵まれていないだけかもしれません。誰かと比べるために地面ばかり向いていないで、時には上を見てあの人みたいになりたい!そんなふうに自分なりにできることを探してみるのも、また一興かも。だから私は、意識してそうやって生きるようにしています。うまくいかなくても、そこで得たものは決して無駄じゃない。結果だけが全てじゃないってことが身をもって体験できるはずだから。
ま、そんな話はさておき。春と言えば、出会いと別れの季節。送別会や歓迎会でお酒を飲む機会も増えることかと思います。この間ね、知り合いに相談されたんです。そういう席で「自分の同僚に下ネタばかり言う人がいる、こっちは聞きたくないのに」って。私はね、下ネタ大好きだからどうしてそんなに怒ってるのかわからないんだけど、やっぱり嫌な方は嫌なんですよね。
下ネタっていっても大体二分されると思うんですが、簡単に言うと小学生男子が好むネタか、おじさんが好むネタか。ね? おそらく社会人になって遭遇するのは後者かと思うんだけど。
私が下ネタ好きなのを前提として聞いてもらうとして。飲み会ってふいに真面目な話になったりするじゃない? 私はね、そっちのほうが苦手なんですよ。結婚の話、子供の話、老後の話に仕事の話。独身で子供もいなくて、仕事も安定していない。そんな私だからかもしれないけど、どれも同じ目線では語れない話題だし、そういう他人、それも知り合いが関わる話って真面目に答えなきゃって思うでしょ? 仕事でもないのに、どうして難しいこと考えなきゃいけないんだろうって。もっと適当に答えられたら楽なのに~って周りを見たら下ネタを話してる人がいる。私なら真っ先にそっちに避難しますね。だって、適当に答えても許されそうじゃない? 「やだ~やめてくださいよ~」なんて言ってれば1・2時間はもちますし。なんならもう聞いてなくてもいいんですよ、どうせ大したこと言ってないんですから。ね、下ネタのほうが楽でしょう? 何も考えなくていい。
あとはそういう年頃の男性って、下ネタで若い女の子と交流を図ろうとしてしまうんです。たぶん、世代が違いすぎて同じ話題もないんでしょうね。だから、よっぽどセクハラ紛いの言動や行動でなければ、コミュニケーションの一環として付き合ってあげるのもいいかなと。それで日頃の仕事が円滑に進むなら、悪くないかと思いますね。
ただ、さっきも言いましたけど、中には下ネタとセクハラの境目がわからない人がいますから。そういう人には、適当に答えないように。年月を重ねれば自然と見極められるようになっていくものですが、それこそ先輩のお姉さんたちの受け答えを勉強しておくと後々困らないかもしれませんね。
個人的に境目は「特定の人の容姿や性格に触れたら」アウト、セクハラと認定します。女優さんやモデルさんに対して「あの人綺麗だよねぇ」はまぁわかります。それでも女の子相手にわざわざ言わなくてもいいとは思うけど。その場にいるわけじゃないし、そういうお仕事でもありますから。でも、たとえば上司や部下や同僚に対して「脚がいいよね」とか「エロいよね」とか、そういう言動はアウトですね。そういうんじゃない、他人を巻き込まない下ネタなら、付き合いやすい話題だと私は思います。
もちろん無理して付き合うことはないですよ。飲み会そのものが嫌なら、断ってもいいと思う。こういうご時世だから、強制参加とは言いにくいでしょう。むしろ私は真面目な話に付き合える人は心に余裕があっていいなぁなんて思ってしまうので、あなたはあなたの幸せを誇っていいと思います。同じように皆さんも、私のことを「そういう人もいるんだなぁ」ぐらいの優しい目で見てくれると嬉しいな。
さて、ここでお時間が来てしまいました。明日からも、無理せずあなたらしく過ごしてくださいね。では、また来週お会いしましょう。眠れない夜のお供に、深見小夜子でした。
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