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三十六計逃げるに如かず
40 セクハラは程々にね
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いやあ、自分の脳内で立てたフラグが来るとは思わなかったよ。脳内妄想はほどほどにしといた方がよいかもしれませんねぇ……(アニメ話を除く)
しかし、前にどこかで聞いた、パートナーが浮気したら、男性はパートナーの女性を責め、女性は浮気相手の女性を責める。という話そのままじゃないですか。マセてるなぁ。今の子供は。(オイ)
そういえば、私の大学時代の彼氏は二股してくれやがったのでキレイにすっぱりと切りました。他の処に目が行った時点で奴にとって私は要らない存在。私だって私を要らない人に私を押し付ける気は全くありません。だから奴はいらない。徹底的に言い訳も逆切れもすべて無視して存在しないものとしている私に友人はドン引きしていましたがねぇ。
しばらく周りで騒いでいましたが、三ヵ月もするといなくなりました。
それが私のフラれた話その壱。
私が無反応なのが気に障ったのか、イサベレと呼ばれた少女がさっきより高い声で詰め寄ります。
「何なのよ! なんか言いなさいよ」
いや、キミも含め未成年だよね? 紹介しないと口を開けないよね? 普通。
ここは百戦錬磨のハンスに……と思い、視線を向けると、
お腹抱えて無言で笑ってました。
隣でおろおろする執事さん以下ここの人たち。
……コロス。ハンス、ア・ト・デ・コ・ロ・ス。
……OK、OK、状況を整理しよう。
私はデキる女だ。
この目の前でマナーもへったくれもなく騒いでいる女の子は自称ここの領主の婚約者。領主クラスの婚約者だとすると爵位持ちか商家のわがままお嬢様ってとこだよね?
さっきのシモンの話では、ここの目玉生産品のシルクは順調のようだけど、隣同士のゼルニケとゾンネンベルフには何かトラブルがあるらしい。うーん、ちゃんと聞けばよかったわ。あとでシモンに謝っておきましょう。
きっとこの子はゾンネンベルフ領主の娘で恋に恋して領主のブレフト男爵を追い回しているんだ。
……なんてありきたりな……作者よ、定番すぎる。安すぎる。
こういう頭にお花が詰まっている状態の人間に正論なんて通じない。なので「子供は恥ずかしいことも素直に聞いちゃうんだよ作戦」略して「コ〇ン君は純真なのか作戦」だ! ←オイ
「お姉ちゃん、領主様の婚約者なの?」
「そうよ!」と誇らしげに成長途中の胸を張るイサベレ嬢。
「だからあなたは邪魔なのよ!」
おう、それが言いたかったのね。では、コ〇ン君は純真なのか作戦開始です!
「じゃあ、領主様とキスとかするの?」
「えっ、急に何を? そうよ! 沢山するわよ!」
「沢山?」
「そうよ!」
「じゃあ、初めのキスってリモーネ(レモン)の味がするって本当?」
「……そうよ!」
おお頬が赤いよ、お嬢様。ということで追撃。
「そうなんだ! お姉ちゃんすごいね!」
リードできて(褒められて)ちょっとうれしそう。でもそれは仮初の安寧だよ?
「じゃあ、二回目はデレザ(桃)の味で三回目はセレーゼ(サクランボ)の味がするって本当?」
「…………そうよ」
「沢山しているのによく覚えてるね! あとね、お姉ちゃん教えて!」
「な、何を?!」
「赤ちゃんは神様からの頂き物って皆言うけど、今お母様のお腹に赤ちゃんが入っているの。神様はどうやって赤ちゃんをお母様のお腹に入れるの?
皆笑って私が子供だからって教えてくれないの。婚約者のいらっしゃるお姉ちゃんなら教えてくれる?」
背後でハンスがこらえきれずに「ぶっ!」と吹き出したので振り返ると、ローは顔を顰め眉間に深いシワが寄っているし、シモンは真っ赤になっていました。おう、皆知っているのね。
イザベレ嬢は耳まで真っ赤です。
こんなに男性が周りにいる状況で長くセクハラかますのも可哀そうなので、早めに「とどめ」を刺しましょうか。
泣きそうな顔をして一歩イサベレ嬢に近づくと、イサベレ嬢は斜め下を向いたまま一歩下がります。
おっもしれ~背後は開いたままのドアだし、このまま押し出してしまおう。
「お姉ちゃん?」一歩大きめに前に出る。。
「…………」一歩大きめ下がる。
「…………」数歩無言で前に出る。
「…………」数歩無言で下がる。
イサベレ嬢がドアにたどり着いた時には、応接室の中は全員無言でした。
皆の視線がイサベレ嬢に集まる中、涙目で私を睨んだ後、
「私は婚約者じゃないから、しらないわよ!」
と叫んで踵を返すと、一目散に走って逃げて行きました。
戸口にいた執事さんがあわててドアを閉め、一件落着です!
「マリアンネ様、容赦ないなぁ……」
ハンスがぽつりとつぶやきました。
------------
更新遅れて申し訳ありません。
しかし、前にどこかで聞いた、パートナーが浮気したら、男性はパートナーの女性を責め、女性は浮気相手の女性を責める。という話そのままじゃないですか。マセてるなぁ。今の子供は。(オイ)
そういえば、私の大学時代の彼氏は二股してくれやがったのでキレイにすっぱりと切りました。他の処に目が行った時点で奴にとって私は要らない存在。私だって私を要らない人に私を押し付ける気は全くありません。だから奴はいらない。徹底的に言い訳も逆切れもすべて無視して存在しないものとしている私に友人はドン引きしていましたがねぇ。
しばらく周りで騒いでいましたが、三ヵ月もするといなくなりました。
それが私のフラれた話その壱。
私が無反応なのが気に障ったのか、イサベレと呼ばれた少女がさっきより高い声で詰め寄ります。
「何なのよ! なんか言いなさいよ」
いや、キミも含め未成年だよね? 紹介しないと口を開けないよね? 普通。
ここは百戦錬磨のハンスに……と思い、視線を向けると、
お腹抱えて無言で笑ってました。
隣でおろおろする執事さん以下ここの人たち。
……コロス。ハンス、ア・ト・デ・コ・ロ・ス。
……OK、OK、状況を整理しよう。
私はデキる女だ。
この目の前でマナーもへったくれもなく騒いでいる女の子は自称ここの領主の婚約者。領主クラスの婚約者だとすると爵位持ちか商家のわがままお嬢様ってとこだよね?
さっきのシモンの話では、ここの目玉生産品のシルクは順調のようだけど、隣同士のゼルニケとゾンネンベルフには何かトラブルがあるらしい。うーん、ちゃんと聞けばよかったわ。あとでシモンに謝っておきましょう。
きっとこの子はゾンネンベルフ領主の娘で恋に恋して領主のブレフト男爵を追い回しているんだ。
……なんてありきたりな……作者よ、定番すぎる。安すぎる。
こういう頭にお花が詰まっている状態の人間に正論なんて通じない。なので「子供は恥ずかしいことも素直に聞いちゃうんだよ作戦」略して「コ〇ン君は純真なのか作戦」だ! ←オイ
「お姉ちゃん、領主様の婚約者なの?」
「そうよ!」と誇らしげに成長途中の胸を張るイサベレ嬢。
「だからあなたは邪魔なのよ!」
おう、それが言いたかったのね。では、コ〇ン君は純真なのか作戦開始です!
「じゃあ、領主様とキスとかするの?」
「えっ、急に何を? そうよ! 沢山するわよ!」
「沢山?」
「そうよ!」
「じゃあ、初めのキスってリモーネ(レモン)の味がするって本当?」
「……そうよ!」
おお頬が赤いよ、お嬢様。ということで追撃。
「そうなんだ! お姉ちゃんすごいね!」
リードできて(褒められて)ちょっとうれしそう。でもそれは仮初の安寧だよ?
「じゃあ、二回目はデレザ(桃)の味で三回目はセレーゼ(サクランボ)の味がするって本当?」
「…………そうよ」
「沢山しているのによく覚えてるね! あとね、お姉ちゃん教えて!」
「な、何を?!」
「赤ちゃんは神様からの頂き物って皆言うけど、今お母様のお腹に赤ちゃんが入っているの。神様はどうやって赤ちゃんをお母様のお腹に入れるの?
皆笑って私が子供だからって教えてくれないの。婚約者のいらっしゃるお姉ちゃんなら教えてくれる?」
背後でハンスがこらえきれずに「ぶっ!」と吹き出したので振り返ると、ローは顔を顰め眉間に深いシワが寄っているし、シモンは真っ赤になっていました。おう、皆知っているのね。
イザベレ嬢は耳まで真っ赤です。
こんなに男性が周りにいる状況で長くセクハラかますのも可哀そうなので、早めに「とどめ」を刺しましょうか。
泣きそうな顔をして一歩イサベレ嬢に近づくと、イサベレ嬢は斜め下を向いたまま一歩下がります。
おっもしれ~背後は開いたままのドアだし、このまま押し出してしまおう。
「お姉ちゃん?」一歩大きめに前に出る。。
「…………」一歩大きめ下がる。
「…………」数歩無言で前に出る。
「…………」数歩無言で下がる。
イサベレ嬢がドアにたどり着いた時には、応接室の中は全員無言でした。
皆の視線がイサベレ嬢に集まる中、涙目で私を睨んだ後、
「私は婚約者じゃないから、しらないわよ!」
と叫んで踵を返すと、一目散に走って逃げて行きました。
戸口にいた執事さんがあわててドアを閉め、一件落着です!
「マリアンネ様、容赦ないなぁ……」
ハンスがぽつりとつぶやきました。
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更新遅れて申し訳ありません。
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