チート無し男の異世界生活

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第1章

1-18 機関

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「後どのくらいで着きそうだ?ヴァネッサさん」

「もう間もなくのはずですが…」

見渡す限りの木々に囲まれている為いつ敵に遭遇してもおかしくない。

「あれは…!爆発音!?あっちです急ぎましょう!」

―――ノア視点

「さて、何とか逃げられましたけどマーヤ、どうします?このままアキト様達の所へ向かわれますか?」

「うん、多分その方がいいと思うんよ!可能性としてありうるのは、さっきの奴がこのまま追ってくるってパターン…頭数を揃えないとあの男には勝てないと思う、と言ってもそれでも勝てる見込みは限りなく低そうだけどね」

「マーヤ避けて!炎熱爆風フレイムブラスト!」

ノアが放った第6位階魔法であの男が撃ったと思われる魔法を相殺できた。しかし、衝撃で辺りの地面が抉れ両者とも爆風の勢いで吹き飛ぶ。

「…っ、お早いご到着だことアンタ一体何もんよ」

「俺は、創造神が作りし機関のメンバーの一人…No.6だ」

「機関!?まさか、あんたみたいなのが何人もいるってこと?」

「それを答えてやる義理はないが、ご想像にお任せしよう…疑問は答えてやった、さぁ死ね!」

黒い閃光が近づいてくる。

「今の間で打ってきた!?ヤバい下級の防御魔法じゃ破られる!」

「全開エクスカリバー!(エクスカリバーの部分は本当は魔力撃だけど言う時カッコ悪かったから前回も言ってたしエクスカリバーでいいか!)」

「アキト様!」

―――アキト視点

「お、あれってノアか?」

「えぇ、恐らくは…」

俺とヴァネッサさんは、爆発音がした場所に近づいた所何故か回りが野原になっていたので茂みに身を潜めながら人影を確認している。

「じゃあ、早速助けに…」

「お待ちください!あの男なんと言えば良いのか…今までの雑魚とは明らかに違います!魔力量、身のこなし、斬新な判断力、どれも勇者や王に近いレベルの力です!今出ていけば命の保証はありませんよ?」

「まぁ、何となくアイツヤバいんだろうなとは薄々感ずいていたけど(嘘)、見捨てるのは後々後悔するだろうし何よりも怖いとか死にたくないって気持ちよりも先に、俺が助けたいって気持ちの方が強いかな…まぁ俺は勇者や王様たちのような力は無いだろうけどせめて俺が助けられる人々くらいは救いたいって思うじゃない?」

「あなたは…、本当に…えぇでは行きましょうか!魔王さん達が来れば何とかなるでしょうし、2人で抑えれば時間稼ぎ程度にはなるかも知れませんし」


―――現在に至る。

「うへぇ、魔力ガッツリ無くなったんだけどぉ!」

「仕方ないですよ、まだまだ修行が足りてないんですよアキト様は」

「えぇ!?あれで足りてないのヴァネッサさん!?結構今のメニューでもキツイのに…」

「っと、お話はまた後で今は…」

「お前が持っているそれは、そうか…お前が14番目のイレギュラーか!?くっははは…コイツは傑作だ!そうか、ならコイツを連れ帰ればと言うか寧ろコイツを連れ帰させる為だけに俺にこの仕事を送り付けやがったのか…」

「14番目?何を言っている、俺はアキトだ!聖剣は勇者から借りているだけに過ぎない!」

「聖剣?そいつがか?くっははは…お前何も教えて貰ってないようだな!それは、かつての13番目…勇者が使っていたモノだ…アイツも俺らの一人だったんだよ、何もかももう遅いお前がそれを手にした日からお前の運命は相当変化したはずだ!お前には聖剣の力に呑まれ完全にとしての役割を果たしてもらう!その時こそ我らが創造神の復活の時だ」

機関?鍵?コイツは一体何を言っているんだ。

「訳わかんねぇ事言ってないで帰ってくれませんかね?」

「今日の所は、一旦引いてやろう!何にしろメンバー達に伝えないと行けないからな!残りの短い余生を精々楽しむんだな…」

闇の霧が現れたも思ったらやがて、霧は消えあの男もいなくなっていた。

「訳わかんねぇ事言ってたなアイツ…」

「そうですわね、そう言えばアキト様は神様を呼べるのでしたよね?」

「あぁ、そうか!聞けばいいのか、この状況を1番理解している奴に…邪神降臨!」

「おっ!やっと呼んでくれたねぇ!いやぁ!久しぶりアキト君!」

「チャラ男…聞きたいことがあるんだけど」

「チャラ男とは失敬なイケてる邪神様だろぉ!(キラッキラ)」

「はいはい、んで話なんだけど…」

チャラ男に、事情を話して疑問点を幾つかぶつけた所纏めるとこうなった。

・元々俺はこの世界に来る予定は無かったのだが、創造神復活を目論むが現れ始めたことにより状況は悪化、その力は圧倒的でこのままでは創造神が復活してしまい、この世界を破壊される、そこで白羽の矢が立ったのが俺。

・元々13番目…勇者が組織を潰す予定であったがその間に国同士の争いやら何やらに巻き込まれ掛けたためしょうがなく当時最強だった、魔王クロコを封印すると同時に聖剣に自分の意識を刷り込ませた。

・機関の構成人数は恐らく俺を数えないで12人。(元々13番目だった勇者が死んだため。)

・チートを与えないのは、与えてしまうと自分が強いと錯覚してしまい実戦では使い物にならない可能性があるため基本的に己で努力して強くなれとのこと。

「こんなとこかな?さっき魔力使いすぎたばっかみたいだからこの辺でお暇させてもらうよ」

「すまん…そうしてくれとありがたい」

光の粒子となり消えていった。

「お疲れ様ですアキト様」

「マーヤ達もね?でも、今回でだいぶ自分の事が分かってきた気がする。何故この世界に呼ばれたかを、自分がやらなければいけない役割が何かを」

「そうですわね、一先ずクロコさん達と合流致しましょう」

すっかり、忘れてたぁ!アイツらやりすぎてないといいけど…。
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