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第1章
1-8 腐敗しきった帝国
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「私の名前をまだ、教えていなかったですね、私の名前は…ノア・ヴァーミリオン。人族の4つの国の1つで元王族です」
王族なのか…このお姫様は、やはりと言うかなんと言うか、佇まい立ち振る舞いを見る限りそうだろうなとは思っていたが…。
「人族の中にも国が分断されているんだな…出来れば教えてくれないでしょうか、何故魔物に追われていたのかを…何故姫様ほどの御身がこんな場所にいたのかを」
一瞬考えた素振りを見せたノアであったが、すぐに俺の問いに答え始めた。
「私の国…、帝国は建立して、約400年ほどの年月を誇る長寿国なんですが100年程前のある戦争をきっかけに腐敗し始めたのです」
「100年程の戦争と言うとあれですか?6種族間で領土の取り合いというか…殺し合いというか」
「そうです…帝国は、当初国の中で内乱が起きていました。理由としては在り来りかも知れませんが、戦争による莫大な物資の消費、兵の強制的な徴収や若い人材の現場派遣などです。幾ら人族の、4つの国随一の最大戦力国家とはいえ、魔法に長けている者や技術面で攻めてくる的に対しては圧倒的に発展速度が遅い人族からしてみれば死にに行くようなもので、誰も最初はまともに戦わず穏便に済ませようと考えてはおりました、ですが…それでは他の王に示しがつかないという事で国王はある政策を導入したのです」
その、ある政策というのが魔族迫害制作。所謂、自分たちに向けられた国民の悪意の思想をより明確かつ凶悪な存在へと認識をずらすことにより自分たちは助かろうという考えであった。
「結果として人族の王同士が、他の種族の王にもそのような情報を吹き込んだことによって、魔族が忌み嫌われ続けてしまいました…ですが約40年程前に王の儀によって私の父が君臨した事によって状況は少しずつ変わって行きました、魔族迫害主義の撤廃を初めとした国作りの根本的な改革が行われ遂には国民を第1に考えた国家へと変わることが出来たのですが、それを面白く思わない人物達が現れました、それが今現在の他国の王達です」
纏めるとこうだ。
人族4つの国の1つ技術国家アリシタンの王「テネェシス・フェルト」
彼は、天才科学者であり、噂では寿命が300年を超えているという。
4つの国の1つ魔法国家マギレストの王「ネイシア・オルトハルト」
魔法学園の初代設立者から代々続くオリジナルの継承魔法を持つ強力な魔法使い。
4つの国の1つ生産国家ジールの王「ディネィバ・シアン」
噂では、ドワーフ以上の知識があるとか何とか。
この3カ国の王様方が手を組み、ノアの父テレシア・ヴァーミリオンを暗殺したらしい。その結果、大臣達は寝返り王の座に返り咲いたのだとか。何とか騎士団長のこの女騎士さん…ヴァネッサさんに保護して貰いやられる前に王国を脱出したとかなんとか。他の騎士団員さんには指定した時間の場所に来るように、置き手紙を残しておいたらしく今は逃亡中らしい。
「なるほどな…それでこの後はどうされるんです?」
「そこが問題なんですよ、大臣達も恐ろしく強い上に王が3人も向こうに味方についている訳ですから戦力がないとどうにも…」
すると、隣に立っていたクロコが悪巧みをしている顔をして姫さんにある提案を言い渡した。
「私魔族ですので、1度私の魔族領に行きませんか?」
「え?ええ!?」
そう言えば、姫様たちに俺とクロコの種族のこと話してない…。てか、俺も一応ハーフだから何とも言えんが…。
「いや、言うつもりがなかったワケじゃないんだ…ただその色々あったし、てっきり姫さん達は分かってて敢えて言ってないのかと思ってたんだ…何かゴメン」
「気にしないでください…、ちょっと驚いただけですので…。」
話し合いの結果俺たちは魔族領に1度行くことになった、と言っても今から行くと10日ほど掛かるらしい。更に言うと現魔王が誕生している可能性があるため殺される危険性もあるけども…(クロコが封印されていたから後継者がいた場合に王を継いでいる可能性があるため)
かくして、俺たちの旅路は始まったばかりなのであった。若干の不安を残して…。いや、若干じゃねぇわ!以上に危険だわ!!俺に安らぎの地とチートをくれる日はいつになるのかな?のじゃロリ…なんか会いたくなってきたから降りてこねぇかな?
「なんじゃ?お主…、妾に惚れておったのか?それならそうと、早く申せば良いものを」
ん?幻聴かな?何か今神様の声が聞こえた気がするんだが…。
「妾を無視するとはいい度胸じゃ!お仕置きじゃえいっ!」
「いだいっ!!雷真上に落とすとか殺す気かっ!」
「なんじゃ、生きとるのぉ!お主にラブコメとか100兆年早いわ!妾以外の女と寝たら魂回収して次の転生先もコッチにしておいてやるからのぉ!」
んなっ!理不尽な…。
「勘弁してくれ…」
王族なのか…このお姫様は、やはりと言うかなんと言うか、佇まい立ち振る舞いを見る限りそうだろうなとは思っていたが…。
「人族の中にも国が分断されているんだな…出来れば教えてくれないでしょうか、何故魔物に追われていたのかを…何故姫様ほどの御身がこんな場所にいたのかを」
一瞬考えた素振りを見せたノアであったが、すぐに俺の問いに答え始めた。
「私の国…、帝国は建立して、約400年ほどの年月を誇る長寿国なんですが100年程前のある戦争をきっかけに腐敗し始めたのです」
「100年程の戦争と言うとあれですか?6種族間で領土の取り合いというか…殺し合いというか」
「そうです…帝国は、当初国の中で内乱が起きていました。理由としては在り来りかも知れませんが、戦争による莫大な物資の消費、兵の強制的な徴収や若い人材の現場派遣などです。幾ら人族の、4つの国随一の最大戦力国家とはいえ、魔法に長けている者や技術面で攻めてくる的に対しては圧倒的に発展速度が遅い人族からしてみれば死にに行くようなもので、誰も最初はまともに戦わず穏便に済ませようと考えてはおりました、ですが…それでは他の王に示しがつかないという事で国王はある政策を導入したのです」
その、ある政策というのが魔族迫害制作。所謂、自分たちに向けられた国民の悪意の思想をより明確かつ凶悪な存在へと認識をずらすことにより自分たちは助かろうという考えであった。
「結果として人族の王同士が、他の種族の王にもそのような情報を吹き込んだことによって、魔族が忌み嫌われ続けてしまいました…ですが約40年程前に王の儀によって私の父が君臨した事によって状況は少しずつ変わって行きました、魔族迫害主義の撤廃を初めとした国作りの根本的な改革が行われ遂には国民を第1に考えた国家へと変わることが出来たのですが、それを面白く思わない人物達が現れました、それが今現在の他国の王達です」
纏めるとこうだ。
人族4つの国の1つ技術国家アリシタンの王「テネェシス・フェルト」
彼は、天才科学者であり、噂では寿命が300年を超えているという。
4つの国の1つ魔法国家マギレストの王「ネイシア・オルトハルト」
魔法学園の初代設立者から代々続くオリジナルの継承魔法を持つ強力な魔法使い。
4つの国の1つ生産国家ジールの王「ディネィバ・シアン」
噂では、ドワーフ以上の知識があるとか何とか。
この3カ国の王様方が手を組み、ノアの父テレシア・ヴァーミリオンを暗殺したらしい。その結果、大臣達は寝返り王の座に返り咲いたのだとか。何とか騎士団長のこの女騎士さん…ヴァネッサさんに保護して貰いやられる前に王国を脱出したとかなんとか。他の騎士団員さんには指定した時間の場所に来るように、置き手紙を残しておいたらしく今は逃亡中らしい。
「なるほどな…それでこの後はどうされるんです?」
「そこが問題なんですよ、大臣達も恐ろしく強い上に王が3人も向こうに味方についている訳ですから戦力がないとどうにも…」
すると、隣に立っていたクロコが悪巧みをしている顔をして姫さんにある提案を言い渡した。
「私魔族ですので、1度私の魔族領に行きませんか?」
「え?ええ!?」
そう言えば、姫様たちに俺とクロコの種族のこと話してない…。てか、俺も一応ハーフだから何とも言えんが…。
「いや、言うつもりがなかったワケじゃないんだ…ただその色々あったし、てっきり姫さん達は分かってて敢えて言ってないのかと思ってたんだ…何かゴメン」
「気にしないでください…、ちょっと驚いただけですので…。」
話し合いの結果俺たちは魔族領に1度行くことになった、と言っても今から行くと10日ほど掛かるらしい。更に言うと現魔王が誕生している可能性があるため殺される危険性もあるけども…(クロコが封印されていたから後継者がいた場合に王を継いでいる可能性があるため)
かくして、俺たちの旅路は始まったばかりなのであった。若干の不安を残して…。いや、若干じゃねぇわ!以上に危険だわ!!俺に安らぎの地とチートをくれる日はいつになるのかな?のじゃロリ…なんか会いたくなってきたから降りてこねぇかな?
「なんじゃ?お主…、妾に惚れておったのか?それならそうと、早く申せば良いものを」
ん?幻聴かな?何か今神様の声が聞こえた気がするんだが…。
「妾を無視するとはいい度胸じゃ!お仕置きじゃえいっ!」
「いだいっ!!雷真上に落とすとか殺す気かっ!」
「なんじゃ、生きとるのぉ!お主にラブコメとか100兆年早いわ!妾以外の女と寝たら魂回収して次の転生先もコッチにしておいてやるからのぉ!」
んなっ!理不尽な…。
「勘弁してくれ…」
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