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第1章
1-16 突撃訪問、闇の刺客
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「それで、あの元王女に送った貴殿の魔物達は元王女を捕獲できたのか?」
孤独の王が問う。
「いえ、それが失敗に終わったようです…魔王が復活したらしく」
兵は答えた。
「何だと!?あの魔王がか!?」
「そうです、ネイシア様…どうやら向こう側の…」
「そうか…ついに動き出したのだな、あいつの言う通りか。 いや、あまり時間が無い!早急に我が弟子達を王の間にて集結させよ!」
「はっ!」
兵が去り、ネイシアが1人つぶやく。
「やはり、テレシア…君の言う通りだったよ、君との約束は…必ず僕が叶える。他国がアイツらをやすやす逃がすとは考えにくい…あるとすれば闇討かもしくは、不慮の事故に見せかける犯行だな…何にしても急がねば…」
―――その頃、アキト達は。
「今日も今日とて修行…、そろそろしんどい、クロコさん?ちょっと休まないかい?」
「えー、まだはじまったばっかだよお兄ちゃん!」
「いいじゃないかー」
「ダメです!昨日もそう言ってサボりかけたじゃないですか!許しません断固拒否です!」
アルシャが厳しく罰する。
「今更ながら、アルシャは何故にうちのパーティにいるんですかね?」
「私は、愛しい魔王様が傷つく姿など見たくは無いからです!決して貴方が好きとかそう言うのではないんだからね?あと話をややこしくしない!」
チラチラと見てくるアルシャ。
「あはは…ごめん、ごめん」
何とか地雷を踏まずに済んだようだ。
「では、今度はアルシャ…貴方がお兄ちゃんの相手をしてください」
「お姉様が言うのであれば構いませんが、手加減できないかも知れませんよ?」
ジト目で俺を見てくるクロコ。
「行けるよね?お兄ちゃん?」
「も、もちろんだよ?」
~10分後~
「結局10分持たなかったね…」
「はぁはぁ…、くそっ…しんどっ…はぁはぁ…アルシャ強すぎかよ…」
「まぁ、当然の結果よね?レベル差以前に戦闘経験の桁が私と貴方では違いすぎるわ」
長い金髪をなびかせながら、少女は話す。
「いや、だけどどう見たって見た目ようじ…「それ以上言ったら殺すわ」はい…」
渋々剣を再び握ってみると気づいたことがあった。
「そう言えば、ふと思い出したんですけど盗賊戦の時に剣に魔力をのせて放出させるやつ出来たんでした…もしかしたら今なら魔力制御も出来てるし上手くすれば連発で出せるかも…」
「あれ?それって人族先代勇者の技にあったと思うけど、もしかして貴方のその剣って」
「そうです、聖剣だと思います」
「忠告しとくわ、その剣は危険よ…普通なら聖剣を持ったとしてもただの剣の様にしかならず先代の技は出せないはずなの…使い続ければ貴方自身が先代の意識に呑まれ始めいずれは、彼の様になってしまうわ…侵食を食い止める方法はただ一つ貴方がその力を使わないこと」
元来、聖剣とは勇者と王にのみ振るうことの出来る力であり、常人は愚か鍛錬を積んだものでさえその力を使うことは出来ない。だが、無能力者であり尚且つ、最弱のステータスを持つ彼だからこそその力を一時的に憑依させ振るうことが出来る。故にイレギュラーの状態で何度も力を行使すればその力が持ち主を呑み込むことも頷ける。
「そうか…、まぁでも力は力で持っておいていいと思うんだようん!極力使わないようにすれば…と言ってもまぁ貧弱だから力を使わないなんて無理だけど」
「貴方が良いのなら私は反対は…しない…けど…お姉様!」
「えぇ、囲まれてるわ!それに…これは!狙いは、ノアね!行ってお兄ちゃん!私達がココで食い止めるから!」
突如現れた黒い武装をした暗殺集団。初手の攻撃が俺には見えなかったが金属音がしたので目の前を見てみるとクロコが刃を弾き返していた。俺は、クロコ達に言われた通りノア達の元へと行くことに決め、
「絶対死ぬなよ!」
「誰に言ってるんだか!」
「当然!」
2人の返事を最後に振り返ること無く走っていくのであった。
孤独の王が問う。
「いえ、それが失敗に終わったようです…魔王が復活したらしく」
兵は答えた。
「何だと!?あの魔王がか!?」
「そうです、ネイシア様…どうやら向こう側の…」
「そうか…ついに動き出したのだな、あいつの言う通りか。 いや、あまり時間が無い!早急に我が弟子達を王の間にて集結させよ!」
「はっ!」
兵が去り、ネイシアが1人つぶやく。
「やはり、テレシア…君の言う通りだったよ、君との約束は…必ず僕が叶える。他国がアイツらをやすやす逃がすとは考えにくい…あるとすれば闇討かもしくは、不慮の事故に見せかける犯行だな…何にしても急がねば…」
―――その頃、アキト達は。
「今日も今日とて修行…、そろそろしんどい、クロコさん?ちょっと休まないかい?」
「えー、まだはじまったばっかだよお兄ちゃん!」
「いいじゃないかー」
「ダメです!昨日もそう言ってサボりかけたじゃないですか!許しません断固拒否です!」
アルシャが厳しく罰する。
「今更ながら、アルシャは何故にうちのパーティにいるんですかね?」
「私は、愛しい魔王様が傷つく姿など見たくは無いからです!決して貴方が好きとかそう言うのではないんだからね?あと話をややこしくしない!」
チラチラと見てくるアルシャ。
「あはは…ごめん、ごめん」
何とか地雷を踏まずに済んだようだ。
「では、今度はアルシャ…貴方がお兄ちゃんの相手をしてください」
「お姉様が言うのであれば構いませんが、手加減できないかも知れませんよ?」
ジト目で俺を見てくるクロコ。
「行けるよね?お兄ちゃん?」
「も、もちろんだよ?」
~10分後~
「結局10分持たなかったね…」
「はぁはぁ…、くそっ…しんどっ…はぁはぁ…アルシャ強すぎかよ…」
「まぁ、当然の結果よね?レベル差以前に戦闘経験の桁が私と貴方では違いすぎるわ」
長い金髪をなびかせながら、少女は話す。
「いや、だけどどう見たって見た目ようじ…「それ以上言ったら殺すわ」はい…」
渋々剣を再び握ってみると気づいたことがあった。
「そう言えば、ふと思い出したんですけど盗賊戦の時に剣に魔力をのせて放出させるやつ出来たんでした…もしかしたら今なら魔力制御も出来てるし上手くすれば連発で出せるかも…」
「あれ?それって人族先代勇者の技にあったと思うけど、もしかして貴方のその剣って」
「そうです、聖剣だと思います」
「忠告しとくわ、その剣は危険よ…普通なら聖剣を持ったとしてもただの剣の様にしかならず先代の技は出せないはずなの…使い続ければ貴方自身が先代の意識に呑まれ始めいずれは、彼の様になってしまうわ…侵食を食い止める方法はただ一つ貴方がその力を使わないこと」
元来、聖剣とは勇者と王にのみ振るうことの出来る力であり、常人は愚か鍛錬を積んだものでさえその力を使うことは出来ない。だが、無能力者であり尚且つ、最弱のステータスを持つ彼だからこそその力を一時的に憑依させ振るうことが出来る。故にイレギュラーの状態で何度も力を行使すればその力が持ち主を呑み込むことも頷ける。
「そうか…、まぁでも力は力で持っておいていいと思うんだようん!極力使わないようにすれば…と言ってもまぁ貧弱だから力を使わないなんて無理だけど」
「貴方が良いのなら私は反対は…しない…けど…お姉様!」
「えぇ、囲まれてるわ!それに…これは!狙いは、ノアね!行ってお兄ちゃん!私達がココで食い止めるから!」
突如現れた黒い武装をした暗殺集団。初手の攻撃が俺には見えなかったが金属音がしたので目の前を見てみるとクロコが刃を弾き返していた。俺は、クロコ達に言われた通りノア達の元へと行くことに決め、
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「誰に言ってるんだか!」
「当然!」
2人の返事を最後に振り返ること無く走っていくのであった。
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