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微風の森
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関門であるマールを振り切った後、【微風の森】へ向けてステップを繰り返す。
道中にもモンスターは湧いているが、街の近辺と【微風の森】の出現モンスターは殆ど同じであるため、無視する。
【微風の森】は初めのダンジョンとは言うものの、街からは近所の森くらいの距離しか離れていない。ゲーム的には目と鼻の先で数十秒で辿り着ける。
「よし、到着っと。」
丁寧にも看板が設置されており、ここから先が【微風の森】である事が記載されている。
当然、目指すはボス攻略……などでは無い。
今日の主目的となるのは金策である。
ぶっちゃけた話をするならば、【微風の森】のボスなどレベル1でも攻略は簡単だ。
【フェアリアル】に置いて序盤から終盤、全てにおいて最も悩みの種になるのは金だ。何をするにも金に困る。
農業やら釣りやらで金を稼ぐ事も出来るが、農業や釣りにも金がかかる。
そこで、数多の【フェアリアル】プレイヤーがお世話になるのが“フワフワ丸狩りランニング”と呼ばれる金策方法。
金策使用タイミングはゲーム開始直後から【微風の森】卒業前後と、極々僅かな期間のみ効率的と呼ばれる手法だが、ここである程度の稼ぎがあるか無いかで差が出る。
内容としてはとてもシンプルで、【微風の森】で出現する最弱モンスター“フワフワ”を狩り回る、と言うもの。
ドロップアイテムであるフワフワの毛を店で売り払うだけだが、このフワフワ、普段は白い毛なのだが稀に黄金の毛をドロップする。
フワフワの見た目で判断出来ないものの、黄金の毛は白い毛の10倍近くである1000ユグで買い取ってもらえる。
ちなみに【ユグ】とはゲーム内の通貨で、価値的には【円】と対して変わらないと思う。
「目標は5万ユグだな。それだけあれば最低限のインフラは整う。」
出来れば、掘り出し物を確保できるだけの余裕が欲しいが、流石に“フワ狩り”だけでは厳しいだろう。
「さて、景気良く1匹目やろうか。」
丁度目の前に湧いたフワフワに近付き、ショートソードで数回切り付け、無事に倒す。
フワフワだって立派なモンスターではあるが、殆ど攻撃してこない上に、こちらから手を出さない限り非アクティブ。それどころか、フワフワの方からプレイヤーに寄ってくる愛らしいモンスターだ。
【フェアリアル】の酪農における羊枠でもあり、ドロップアイテムの白い毛は酪農品として少々高いのも金策のポイントだ。
「ドロップ無し、次!」
その後も、【微風の森】に中を駆けずり回りフワフワ狩りを続けた。フワフワ以外にも、オークなどのモンスターが出現するが、ドロップが美味しく無いため邪魔な数匹を処理する程度で無視している。
また1匹、作業的にフワフワを処理した時、強力な倦怠感が襲ってくる。
「何だ?攻撃は受けてないはずだけど…?」
ふと視線を視界の端に向けると、APを示す青色のゲージが尽き、緑色のHPゲージが大きく減っている。
剣を振り続けていた事でAPが尽きたようだ。剣のスキルアップが何度かありAP消費量は軽減されAP最大値も僅かに上昇ているはずだが、やはり最初のAP不足は中々辛い。
だが、丁度良いだろう。
「“あれ”は、確かこの辺に生えてるはず。」
周囲を見渡すと、木の根元に“あれ”があった。
無警戒に手に取り、土を軽く落とした後に齧り付く。
「待てっ!それはきのこっ……!」
「んっ!?」
突如として襲いくる苦しさが、“当たり”を引いた事を証明していた。
どんどん酷くなる倦怠感に、ステータスを確認しなくとも症状が“毒”であることが分かる。
「出来れば最初は“麻痺”あたりが良かったけど、まあ良いか。」
【フェアリアル】の毒はかなり凶悪であり、数秒毎に最大HPの1割が削られる。だが、優しい事に毒でHPが全損する事は無く、残りがHPが1になった時点で0ダメージを受け続ける仕様となっている。
つまり、モンスターから被弾することが無ければ毒なんて飾りなのだ!
ここまでが一般人の思考となる。だが、洗練された【フェアリアル】プレイヤーには、“0ダメージを受ける”という仕様に着目し、とんでもない変態的な稼ぎを編み出した人がいた。
スキルの中に“防御”と呼ばれるスキルがある。これは、ダメージを受ける事で頑丈になっていくと言うスキルであり、スキルアップすると最大HPや防御力のステータスが伸びる。
スキルアップするには文字通りダメージを受けなければならない、という都合上、最適解は“適性よりかなり低レベル帯のモンスター集団の中で棒立ち”だと思われていた。
しかし、毒の0ダメージを受け続ける仕様を検証した変態さんが無事に防御スキルをスキルアップ出来た事で、【フェアリアル】の最高効率が塗り変わったのだ!
以来、毒状態で農業や釣りをして、ついでに防御スキルも稼ぐというとんでもない稼ぎが生まれた。
「うん、具合は悪いけどAPも回復しているな。」
当然、そんな“ついで”の為に毒キノコを食べたわけではなく、きのこによって回復を行うのが目的だ。
【フェアリアル】のきのこは当たり外れが大きく、めちゃくちゃ回復する時もあれば、殆ど回復しない時もある。更には、各種状態異常を引き起こすというとてもギャンブル性の高いアイテムとなっている。
普通の思考ならば余程のことが無い限りきのこを食べないが、俺にとってはきのこは食べない理由が無い神回復アイテムだ。
防御のスキルアップ法は置いておくとしても、状態異常耐性のスキルがある。上昇するとHPアップの他に、状態異常になり難くなる効果もある、上げて損がないスキルなのだ。
スキルアップ条件は、該当の状態異常に掛かること。
「何が難しいって、スキルアップすればするほど、状態異常に掛からなくなる事なんだよな。」
“回数”で決まる為、実は一番上げにくいスキルだ。
その点きのこは優秀で、高確率で状態異常になるきのこが存在する上に、耐性で防げない仕様になっている。
回復もするし状態異常になれるしで、とても素晴らしいアイテムなのだ!
「さて、さっき声が聞こえた気がするけど気のせいか?……気のせいか。」
人影は無いし、街の住民がダンジョンを訪れる機会はそう多く無い。
戦える住民が多い為、近寄らない訳では無いのだろうが、店の主人がダンジョン探索で居ない、などゲーム的に笑えない話であるためかイベント以外で街の外には出ないのだ。
「さーて、フワフワ共よ、震えて眠れ。」
心なしか出現頻度が低くなった気がするフワフワを探して、再び森を巡り始めた。
道中にもモンスターは湧いているが、街の近辺と【微風の森】の出現モンスターは殆ど同じであるため、無視する。
【微風の森】は初めのダンジョンとは言うものの、街からは近所の森くらいの距離しか離れていない。ゲーム的には目と鼻の先で数十秒で辿り着ける。
「よし、到着っと。」
丁寧にも看板が設置されており、ここから先が【微風の森】である事が記載されている。
当然、目指すはボス攻略……などでは無い。
今日の主目的となるのは金策である。
ぶっちゃけた話をするならば、【微風の森】のボスなどレベル1でも攻略は簡単だ。
【フェアリアル】に置いて序盤から終盤、全てにおいて最も悩みの種になるのは金だ。何をするにも金に困る。
農業やら釣りやらで金を稼ぐ事も出来るが、農業や釣りにも金がかかる。
そこで、数多の【フェアリアル】プレイヤーがお世話になるのが“フワフワ丸狩りランニング”と呼ばれる金策方法。
金策使用タイミングはゲーム開始直後から【微風の森】卒業前後と、極々僅かな期間のみ効率的と呼ばれる手法だが、ここである程度の稼ぎがあるか無いかで差が出る。
内容としてはとてもシンプルで、【微風の森】で出現する最弱モンスター“フワフワ”を狩り回る、と言うもの。
ドロップアイテムであるフワフワの毛を店で売り払うだけだが、このフワフワ、普段は白い毛なのだが稀に黄金の毛をドロップする。
フワフワの見た目で判断出来ないものの、黄金の毛は白い毛の10倍近くである1000ユグで買い取ってもらえる。
ちなみに【ユグ】とはゲーム内の通貨で、価値的には【円】と対して変わらないと思う。
「目標は5万ユグだな。それだけあれば最低限のインフラは整う。」
出来れば、掘り出し物を確保できるだけの余裕が欲しいが、流石に“フワ狩り”だけでは厳しいだろう。
「さて、景気良く1匹目やろうか。」
丁度目の前に湧いたフワフワに近付き、ショートソードで数回切り付け、無事に倒す。
フワフワだって立派なモンスターではあるが、殆ど攻撃してこない上に、こちらから手を出さない限り非アクティブ。それどころか、フワフワの方からプレイヤーに寄ってくる愛らしいモンスターだ。
【フェアリアル】の酪農における羊枠でもあり、ドロップアイテムの白い毛は酪農品として少々高いのも金策のポイントだ。
「ドロップ無し、次!」
その後も、【微風の森】に中を駆けずり回りフワフワ狩りを続けた。フワフワ以外にも、オークなどのモンスターが出現するが、ドロップが美味しく無いため邪魔な数匹を処理する程度で無視している。
また1匹、作業的にフワフワを処理した時、強力な倦怠感が襲ってくる。
「何だ?攻撃は受けてないはずだけど…?」
ふと視線を視界の端に向けると、APを示す青色のゲージが尽き、緑色のHPゲージが大きく減っている。
剣を振り続けていた事でAPが尽きたようだ。剣のスキルアップが何度かありAP消費量は軽減されAP最大値も僅かに上昇ているはずだが、やはり最初のAP不足は中々辛い。
だが、丁度良いだろう。
「“あれ”は、確かこの辺に生えてるはず。」
周囲を見渡すと、木の根元に“あれ”があった。
無警戒に手に取り、土を軽く落とした後に齧り付く。
「待てっ!それはきのこっ……!」
「んっ!?」
突如として襲いくる苦しさが、“当たり”を引いた事を証明していた。
どんどん酷くなる倦怠感に、ステータスを確認しなくとも症状が“毒”であることが分かる。
「出来れば最初は“麻痺”あたりが良かったけど、まあ良いか。」
【フェアリアル】の毒はかなり凶悪であり、数秒毎に最大HPの1割が削られる。だが、優しい事に毒でHPが全損する事は無く、残りがHPが1になった時点で0ダメージを受け続ける仕様となっている。
つまり、モンスターから被弾することが無ければ毒なんて飾りなのだ!
ここまでが一般人の思考となる。だが、洗練された【フェアリアル】プレイヤーには、“0ダメージを受ける”という仕様に着目し、とんでもない変態的な稼ぎを編み出した人がいた。
スキルの中に“防御”と呼ばれるスキルがある。これは、ダメージを受ける事で頑丈になっていくと言うスキルであり、スキルアップすると最大HPや防御力のステータスが伸びる。
スキルアップするには文字通りダメージを受けなければならない、という都合上、最適解は“適性よりかなり低レベル帯のモンスター集団の中で棒立ち”だと思われていた。
しかし、毒の0ダメージを受け続ける仕様を検証した変態さんが無事に防御スキルをスキルアップ出来た事で、【フェアリアル】の最高効率が塗り変わったのだ!
以来、毒状態で農業や釣りをして、ついでに防御スキルも稼ぐというとんでもない稼ぎが生まれた。
「うん、具合は悪いけどAPも回復しているな。」
当然、そんな“ついで”の為に毒キノコを食べたわけではなく、きのこによって回復を行うのが目的だ。
【フェアリアル】のきのこは当たり外れが大きく、めちゃくちゃ回復する時もあれば、殆ど回復しない時もある。更には、各種状態異常を引き起こすというとてもギャンブル性の高いアイテムとなっている。
普通の思考ならば余程のことが無い限りきのこを食べないが、俺にとってはきのこは食べない理由が無い神回復アイテムだ。
防御のスキルアップ法は置いておくとしても、状態異常耐性のスキルがある。上昇するとHPアップの他に、状態異常になり難くなる効果もある、上げて損がないスキルなのだ。
スキルアップ条件は、該当の状態異常に掛かること。
「何が難しいって、スキルアップすればするほど、状態異常に掛からなくなる事なんだよな。」
“回数”で決まる為、実は一番上げにくいスキルだ。
その点きのこは優秀で、高確率で状態異常になるきのこが存在する上に、耐性で防げない仕様になっている。
回復もするし状態異常になれるしで、とても素晴らしいアイテムなのだ!
「さて、さっき声が聞こえた気がするけど気のせいか?……気のせいか。」
人影は無いし、街の住民がダンジョンを訪れる機会はそう多く無い。
戦える住民が多い為、近寄らない訳では無いのだろうが、店の主人がダンジョン探索で居ない、などゲーム的に笑えない話であるためかイベント以外で街の外には出ないのだ。
「さーて、フワフワ共よ、震えて眠れ。」
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