フタナリJK栗野かおる

桃なづき

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1章《 学校のイカ臭い七不思議 》

2話・『噂・一』トイレの臭い怪物(妄想オナニーで小便器詰まらせ大量発射編)

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 フタナリJKの栗野くりのかおるは飢えている。
 10年前から謎の薬によって股間から生えてしまった大根のように巨大な肉棒、小ぶりなリンゴ程はある睾丸。現在はそれらを隠して生活しているかおるは、長年のオナニーによって普通のオナニーでは満足できなくなっていた。
 ちなみにその大きさに見合った重量もあるため、体重がその分増えてしまうのが乙女としては一番の悩みだ。

 先程彼女の姉であるほのかによって刺激的な射精――新たな扉が開いてしまった――が出来た彼女は、自らのザーメンが染み込んだ制服を着替えて現在通学中である。
 学校へ向かって歩くかおるの姿は、フタナリである事を知らなければただの通学中の少し小柄な女子高生にしか見えない。
 だが、そのスカートの中には男性でも普通とは思えない大きさの男根と睾丸が隠されていた。

「お姉ちゃんホントに何を作ってるんだろ……」

――これからはかおるちゃんのオナニーが早く終わるように私が気持ちいい道具を色々作ってあげるからぁ、今度はそれを使ってシテね~? 実はもうすぐ完成するの~――

 今朝ほのかに言われたことが気になってしまう。
 あの時のほのかの手コキから想像すれば、とんでもない物を作っているのかもしれない。

「ああ……どうしよ、これじゃあ余計に普通のオナニーじゃイケなくなっちゃう♡ 困っちゃうな~。何を作ってくれてるんだろ~♡」

 学校から帰ったら一体何が待っているのか。かおるはまるで誕生日プレゼントに期待する小さい子供のような気分になる。
 言葉とは裏腹に、もう自身が普通ではないプレイを求め始めていることに気付いていないようだ。

「お゛お゛っ!? やばっ……」

 ほのかがどんな道具を作ってくれているのか、かおるの男根も期待しているようだ。制服のスカートを少し持ち上げて存在を主張し始める。
 まだ完全に勃起はしていないが、このままではスカートを捲り上げて巨大な肉棒と睾丸を丸出しにして歩くことになってしまう。

「早くいつもの公園で抜かないと……」

 通学路の途中の公園には公衆トイレがあるので、とある原因から勃起した時は最低一度はそこでオナニーをしてから学校に行くのである。
 かおるは勃起し始めた男根をスカートの上から手で押さえながら小走りになる。

「おひゅっ♡ んんっ♡ 擦れて……んぴょお゛♡」

 手で押さえたことでスカートと肉棒が強く擦れて嬌声が口から漏れてしまう。
 さらに外で他人に見られる危険性による緊張感も刺激になったのか、かおるの意に反してムクムクと肉棒は勃起してくる。
 このままでは通行人に不審に思われてしまう。乙女のピンチだ。

「早くっ、早くトイレに……」

 急ぎ公園のトイレに向かって足を進めるが、それが余計に刺激を強めてその快感から足がふらついて逆に速度を落としてしまう。
 その時、通学路にあるバス停が目に入る。
 そこにはバスを待つスーツ姿の大人達、その中にいつもかおるが公園のトイレでオナニーをする原因ズリネタの若い女性がいた。

「あぁ……あのケツ見てたらやばい」

 そう言いつつもかおるの目はもうその女性の尻から離れなくなっていた。
 スーツ姿の女性は服の上からでも大きいとわかる尻をパンっとタイトスカートを張り詰めさせて立っている。

「うぅ……クソッ♡ いつもいつもあんなにエッロいケツ見せびらかしてっ♡ 今はデカチンがフルボッキしないように必死なのにぃ……おふぅ♡」

 間違ってもその女性はかおるに尻を見せつけているつもりはない。いつもかおるが勝手に凝視して勝手に勃起しているだけだ。

「ふぅ……♡ ふひぃ♡ あのケツ……あの弾力のありそうなケツにこのチンポ擦り付けて思いっきりヌキたい♡ ザーメンでスーツドロドロにしてやりたぃ……♡」

 あの尻に擦り付けたらどんな肌触りをしているのか、どれほど温かいのか、ぶっかけたドロドロのザーメンを尻全体に塗り付けたらどれほどエロくなるか、そしてザーメン臭くテカテカに濡れた大きな尻を女性は手で隠そうとして、逆にそれが尻を強調するようになってしまい羞恥で震えるエロいデカケツに興奮してまたぶっかけるのだ。
 そんな妄想をしてうわ言を呟きながら女性を凝視し続けるかおるは、急いでいるはずなのに何故かやけにゆっくりと女性の後ろを通り過ぎようとする。
 ちょうど尻の真後ろに来たその瞬間、女性が突然くしゃみをして大きな尻を急に突き出した。

――肉棒が尻にめり込んだ。

「に゛ょお゛っ!? ――っ♡ ぉっ♡」

 かおるは突然の衝撃に間抜けな声を出してしまう。
 この時迂闊にもかおるは半立ち状態の肉棒を無意識に女性の尻に向けてしまっていたため、亀頭に女性の大きな尻が押しつけられ、そして一瞬尻にめり込んだ亀頭がその弾力で押し返されズリッと擦れてしまったのだ。

「えっ!? あっ、ごめんなさい。大丈夫?」 

 女性は尻に何かがぶつかったことと後ろからの声に驚き、それが通行人かおるにぶつかったのだと理解して謝罪した。
 だがかおるはそれどころではない。今しがた妄想をしていた女性の尻に肉棒が触れたことで即座に歓喜のフルボッキをしてしまっていたのだ。
 咄嗟に女性に背を向けていなければ血管が浮き出てギンギンに勃起した立派な肉棒を見せつけることになっていただろう。

「お……♡ ふぎぃっ♡」

 何か返事をしなくてはならないが、亀頭への快感の余韻からくぐもった声しか出せない。性欲に支配されてこのままオナニーを始めたくなるのを歯を食いしばり耐えているが精一杯だ。
 しかしいつまでも背を向けたまま腰が引けた姿勢で何も言わないかおるに何かあったのかと女性は心配になって声をかけてくる。

「あ……あの、どこかぶつけた?」
 
――お前のケツにチンポぶつけたんだよっ!!

 思わずそう叫びそうになったが、フタナリがバレるわけにはいかない。そもそもかおるが肉棒を女性に向けていなければこんなことにはなっていないのだ。
 完全にかおるの自業自得である。
 かおるは背を向けたまま嬌声が出ないように意識しながらなんとか声を振り絞る。

「だ……だいひょうびゅでひゅぅ……♡ おふ♡」

 大失敗だ。
 女性はかおるの声のおかしさから近づいてくる。
 まずい状況だ、バスを待っている他の人達もかおるを不審な目で見ている。

「ホントにぃ! ホントに大丈夫にゃんでしゅうぅううっ!」
「あ! ちょっと……」

 かおるは背を向けたまま横歩きで逃げ出した。
 残された女性はしばらくかおるを心配そうな目で見ていたが、同じくかおるを見ていた周囲の人達と顔を見合わせて不思議そうに首を傾げていた。


☆★


「はぁっ、はぁっ……ふぅっ♡ あひぃ♡」

 かおるは走る、いつもの公園に向かって。
 すでに臨戦体制になっている肉棒と大きな睾丸が足の動きに合わせて上下に激しく揺れるのを手で握って抑えているが、走る振動によってまるで細かい動きで手コキをしているような快感をかおるに与えていた。

 やばいやばいやばいぃぃいい!! チンポが! チンポがイっちゃう~♡ 急いでトイレで抜きたいのにっ、走ったらチンポ気持ちよくなっちゃうのぉおお!! 全力疾走手コキで道路にザーメンマーキングしちゃったら女の子として終わっちゃうよぉ!!

 そんな事を考えているのなら速度を落とせばいいのだが、かおるは走らなければならない。
 幸いにも今は通行人はいないものの、もし見られてしまえばかおるの今後はフルボッキで全力疾走しながら手コキしている怪人チンポ女として町中の噂になってしまうだろう。

 そうしていつ暴発するかわからない状態の肉棒を抱えなが走り続け、ようやく公園のトイレに着いたかおるは、そこで見た物に絶望した。

――故障中。

 女子トイレの入り口にはそんな看板が置かれていたのだ。

「あ……あぁ……」

 かおるは絶望の声を漏らす。このままでは限界寸前になった肉棒を収めることができない。
 公園にはそこを囲うように茂みがあるが、すぐ横は歩道なので通行人に隠れてオナニーも難しい。

「どこか……どこかオナニーできる場所は……っ」

 学校の登校時刻が迫っているので、今更別の場所を探している時間は無い。
 焦るかおるは公園を見回し、ある一点が目に映った。
 それは当初の目的地であるが、違う場所とも言える……男子トイレであった。

「もうこっちでスルしか……っ」

 かおるは生まれて初めて男子トイレに突入した。
 この公園のそこそこの大きさの公衆トイレは、壁の上部にある小さな窓からの光と切れかけの薄い照明に照らされた床のタイルに染み付いた汚れが目立つお世辞にも綺麗とは言えない場所だ。

「う……」

 臭気がかおるの鼻をつく。臭いのは女子トイレも変わらないはずだが、男子トイレだと意識すれば何か違う悪臭に感じてしまう。

「うえっ♡ くっさぁ♡」

 いつもと違う臭いにかおるは妙な感覚になってしまう。
 初めて男子トイレでオナニーをするという状況がかおるを興奮させていたのだ。
 臭いに悶えながらかおるは個室に向かおうとして、目の前に並ぶある物に興味を持つ。

「せっかく男子トイレに入ったんだし……」

 かおるの視線は小便器に向いていた。
 女子トイレでは当然存在しない男子トイレ特有の便器。

――ここでオナニーをして男みたいにぶっかけてみたい。

 他人に見られるかもしれないという考えはもうかおるから吹き飛んでいた。
 ただ、男性でも公衆トイレの小便器に射精する人間はそこまで多くはないだろう。
 かおるの男性への認識がどうなっているのか甚だ疑問である。

「おひょぉおおおぉおぉ♡ 男みたいに小便器にオナニーしちゃうのぉおぉお!! エロデカケツでビンッビンッにされたチンポゴシュゴシュして男のおしっこ便器にフタナリザーメンぶっかけてやるぅう゛う゛う゛っ!!」

 やると決めたら早いものだ。一切のためらいも無くすぐさまかおるは興奮と快感で蕩けた顔をしながら小便器に向かって全力でシゴき始める。
 竿を両手で握り締め、腰を前後に振って勢いよく肉棒をシゴき上げるオナニーのズリネタはもちろん先程味わったバス停の女性の尻だ。
 亀頭がめり込んだ尻の圧・弾いた弾力・擦れたスーツの質感。全てがかおるの性欲を昂らせ、オナニーを激しくする。

「あの尻っ! デカ尻っ! エロ尻ぃ♡ デカケツ押し付けてチンポ誘いやがってぇ♡ おごぉおっ♡ わたしのチンポフルボッキさせた責任取れっ!! 責任持ってそのデカケツでケツズリさせろっほぉお゛お゛♡」

 女性がぶつかったのはわざとではないのだが、かおるにとってはもう関係ない。今のかおるの妄想の中では女性はバス停でかおるに向かって尻を押し付けて誘ってきたことになっているのだ。
 今までかおるの通る時間にバス停で待っていたのも、かおるに背を向けて尻がしっかり見えるように立っていたのも、今日も半立ち中の時に限ってくしゃみをして尻を突き出したのも、それで亀頭が尻にめり込んでフルボッキしたのも、全てあのバス停の女性がかおるを誘うためにわざとしたこと。
 とんだ濡れ衣である。
 そんな妄想逞しいかおるは目の前の小便器をバス停の女性の尻と混同し、なんと直接亀頭を小便器に突き上げるように勢いよく擦り付け始めた。とても汚い。

「クソッ♡ このクソケツっ! 毎日チンポ誘う節操無しのエロケツはわたしのチンポでゴシュゴシュ磨いてやるからっ♡ わたしのデカチンでデカケツにザーメンコーティングしてやるから喜んでそのクソケツオナホをザーメントイレにさせろぉおぉお゛お゛お゛お゛っへぁああぁ♡」

 かおるは尻を犯す妄想を叫びながら、衛生面など気にせず小便器に激しく肉棒を擦り付け続ける。
 歯を食いしばり上半身を仰け反らしながら大きく足を開いたガニ股で腰を激しく振りたくり、その激しい動きに振り回される睾丸がかおるの肉棒と尻を勢いよく肉を打つ音を立てながら往復する。
 溢れ出るカウパーは小便器をヌラヌラとさせて亀頭を滑らせ、それがかおるの妄想内の尻がテカテカと濡れて光沢を放っているように錯覚してより興奮させてさらに手コキの激しさが増す。
 脳内のプリプリとした尻が肉棒を誘い、劣情に任せて白玉のような柔さに肉棒を沈み込めようとすればその弾力で押し返されズルっと尻の曲線になぞるように擦れる。
 そのまま肉棒を押し付けるように擦り付けて尻をその形に歪ませ、スベスベした尻肌はかおるのカウパーも合わさってより滑りを良くしてケツズリの速度を引き上げ腰を激しくさせる。
 かおるは獣でもドン引きしそうな勢いで脳内の尻を犯し続けていた。

「いいのぉお゛♡ このケツオナホ犯すの最高だよおおぉお゛お゛お゛!! これから毎日このエロケツにぶっかけたザーメンをわたしのチンポでピカピカに磨き上げてやるっ♡ わたしがチンポで綺麗にしてやるからもうこのクソケツ一生洗うなっ♡ 一生ザーメン臭いケツで孕んでわたしのチンポ専用ケツズリファック便所になれぇええぇえええ!! んお゛お゛お゛ぉお゛お゛♡」

 興奮のあまり公衆トイレ内とはいえ外である事を忘れて声を荒げ、小便器に向かってガニ股で腰を振りたくり肉棒を擦り上げるかおるの姿は非常に滑稽であるが、妄想止まらない本人の頭の中は尻を犯すことでいっぱいである。
 そしてかおるの肉棒は最高潮に達し、小便器を孕ませるために元より大きな肉棒がさらに膨張し発射寸前となった。

「にょおほお゛お゛お゛ぉおおぉ♡ クルっ! クルのぉおおへぇえ゛え゛♡ ケツオナホでキンタマグツグツザーメン登ってきちゃうぅぅううっ♡ エロケツぶっかけで孕めっ! 孕めッ♡ 孕めぇええェェエェエエェエ゛エ゛エ゛ェ♡ 一生わたしのケツズリ孕みオナホになれェエエッエ゛エ゛ェェェアァアアァァア゛ア゛ア゛ッ♡」

 ぼぎゅぶびゅぶうびゅぶぶるぅりゅびぃるるるりゅぅ!! ぼびゅっじょぶっ!! びょぎゅりゅりゅりぃぴゅびゅゔゅうぅうるうぅう゛う゛っ!! びぼぼりゅっ!!
 ばるるる゛っ!! ぎょぼぼびゃぶりゅうるるりゅりゅうぅ!!
 ぶぶびりゅるるるりぃっぶびびゅううぅぅぅ!!

 もし現実の女性に射精したら本当に孕んでしまいそうな程ねっとりとした大量のザーメンが音を立てて肉棒から噴き出す。
 音だけを聞けばホースの中に詰まった何かを水で無理やり押し出しているかのように聞こえる射精音が断続的に男子トイレに響き渡る。
 その勢いは凄まじく、小便器にぶつかったザーメンが周囲に飛び散りタイルに新たな汚れを増やしていく。
 元々の男子トイレの臭いを上書きするむっとした生臭いザーメン臭が充満した。

「オヒョぉ♡ ほひゅっ♡ ケツズリっ……さいこおぉ♡」

 腰を小便器に突き出し、倒れそうなほど上半身を仰け反らせてビクビクと射精の余韻に震えるかおるの顔はどこか満足気である。
 かおるの妄想内の尻はザーメンによってドロドロに汚されイヤらしい光沢を放っていた。
 しかし現実の光景は撒き散らされた大量のザーメンで全体を汚され、悪臭を放つ小便器だ。
 さらに粘度の高いねっとりとしたザーメンが小便器の目皿と呼ばれるゴミ受けの部品に詰まって流れなくなってしまったのか、こぼれそうなほどにタプタプと小便器内に溜まっている。
 しかし未だ妄想に浸っているかおるはそんなことにも気付かない。
 かおるの初めての男子トイレオナニーはこうして終わった……だが――。

「――うわっ! くっせぇ!? なんの臭い……」

 突然公衆トイレの入口から聞こえた男性の声にかおるはバッと顔をそちらに向ける。
 そこにいたのはかおると同じ高校の制服を着た男子、しかも同じクラスの生徒だった。

――目が合った。

 今のかおるの姿はガニ股で腰を突き出し、射精したてのまだ尿道口からザーメンが垂れた巨大な肉棒を小便器に向け、上半身を仰け反らせた怪人フタナリチンポ女である。

「あ……」

 かおるがこの状況をどう誤魔化せばいいのか分からず、言葉にならない声が漏れ出た途端――。

「うぁああぁああああっ!! バッ……バケモノォオオォオオオオォ!?」

 男子生徒は公衆トイレに響き渡る絶叫を上げ、背を向け全力で逃げ出した。

「あ……ああ……っ!」

 かおるはそのままの体勢で届くはずがないのに手を伸ばし、逃げて遠ざかっていく男子生徒を見送ることしかできない。
 それと、バケモノ呼ばわりはかおるの乙女心にちょこっと傷をつけた。

――終わった。

 もう終わりである。あの男子生徒は今の光景を周囲に話して、それはすぐに学校中に広まるだろう。
 そうなれば今後自分に待っているのは公衆トイレの小便器でオナニーをし、悪臭放つ大量のザーメンを撒き散らしていた変態フタナリチンポオナニー女とレッテルを貼られ、周囲からは興味本位でこの巨大な肉棒と睾丸を観察されそのまま面白半分に乱暴に弄られて皆の前で情けなく射精させられるのだ。
 そして毎日全校生徒の前で公開オナニーをさせられる屈辱的でザーメン臭い学校生活を送るのだ。
 かおるは羞恥で顔を歪めながら皆の前でガチガチの肉棒をガニ股で全力手コキをする自分の姿を思い浮かべる。
 その姿を汚いものを見る目で、好奇の目で、軽蔑した目で、皆から見られて笑いものにされるのだ。
 想像だけでかおるの背筋が凍り、反して肉棒は熱くなる。
 このかおるの思考は少々行き過ぎな気もするが、他人にフタナリだと知られてしまうのは今後の生活に大きく支障をきたすのは事実だ。
 一体どうすればいいのかと考えてもグルグルと思考がまとまらず、悩んだ末にかおるの出した結論は――。

「そう……そうだよ。別に顔を見られたかは分からないんだし……そうそう! ぎゃ……ぎゃっこう逆光? とかで見えなかったかもしれないじゃんっ!? そういうの漫画で見たことあるし……大丈夫だよ、大丈夫大丈夫……」

――都合よく自分に言い聞かせることであった。

 それはただ問題から目を背けているだけだが、かおるは納得したようにうんうんと頷くとオナニーで汚れた肉棒を水道で洗い、制服にザーメンが付いていないか確認してから足早に学校へ向かった。

 誰もいなくなった男子トイレ。その一番奥の小便器はかおるのザーメンでドロドロに汚され、底には詰まって流れなくなったザーメンがこぼれそうなほどたっぷりと溜まり悪臭を放ち続けていた。


☆★


 学校へ到着したかおるは恐る恐るグラウンドへ向かう。
 今日は入学式のため在校生は一旦そこへ集まらなくてはならないのだ。

「大丈夫……わたしだとはバレてない……絶対バレてない……はず」

 先程の男子生徒にあの時オナニーをしていたのは自分だと気付かれていないことを願いながら、同級生の集まっている場所へ歩く。
 どんなに自分に都合の良く考えようとしても、不安は消えない。

「もうお姉ちゃんに迎えにきてもらおうかな……」

 このまま公衆公開オナニーフタナリチンポ女として学校生活を続けるのは流石に怖い。
 姉に事情を話してどこか別の学校へ転校させてもらえないだろうか?
 そんなことを考えながら足取り重く同級生のいる場所へ着いたかおるは、そこに集まっている生徒達の中でやけに騒いでいる集団がいることに気づく。
 その集団を気にして見てみるとどうやら騒いでるのは一人で、それは先程の男子生徒だった。

「本当に見たんだって! 公園の便所がすごい臭くて、長いヒゲの生えたバケモノがこっちを見てたんだよ!! あれは絶対噂の臭い怪物だよ!!」

 耳を疑う内容だった。
 どうやらあの男子はかおるだとは気付かなかったようで安心したが、妙な話になっていた。
 恐らくあの時のかおるは本人の期待通り逆光か何かでよく見えなかったのだ。それに加えて、トイレの異臭と自身の常識にない異常な光景が彼の認識を狂わせてしまったのだろう。
 髭についても、かおるの髪がそう見えただけなのかもしれない。

 かおるはほっと胸を撫で下ろす。
 しかし、噂の臭い怪物とはなんだろうか?

「かおるー! おはよう! 今日も遅かったね、また寝坊?」

 その時、背後から自分を呼ぶ明るい声にかおるは振り返る。

「おはよう真心まこ。えっと、うん……あはは。今日は早く来ようと思ったんだけどね~」

 その声に見合った眩しい笑顔でかおるに駆け寄る女子生徒は純乃じゅんの真心まこ。かおるの昔からの親友と言っていい相手である。
 艶のある黒く美しい長髪と、細っそりとしていながら出るところは出ている体は困ったことにかおるの睾丸を活性化させて熱く震わせてしまう。
 しかしかおるが彼女に困るのはただ体だけが理由ではない。

「やっぱり朝はかおるのちっちゃくてあったかい体を抱きしめないと始まらないよねっ」
「んっひょっお゛っ♡」

 突然真心まこが正面からかおるに抱きついてくる。
 身長差でちょうどかおるの顔が真心まこの胸の谷間に埋まってしまい、かおるの睾丸がズグンッと脈動し情欲の声が漏れ出た。
 これが原因である。
 純乃じゅんの 真心まこは昔からかおるに抱きつく癖があった。
 かおるの身長が低いこともあってか、真心まこはかおるのことをまるで小動物かと思う程頻繁に抱きしめてくる。
 昔から親しい彼女が自身を好いてくれることは嬉しく思っているし、普段から抱きつかれることもむしろ喜ばしい。
 しかしかおるはその度に真心まこが離れるまで興奮から鼻息が荒くなるのを気付かれないようにしながら歯を食いしばり死に物狂いで勃起を抑え、その後急ぎトイレに駆け込んで真心まこの体と匂いを思い出しながらオナニーをするのだ。
 さらに真心まこは抱きつく以外にも普段から無防備な姿をよく見せてくる。
 当然同性であるかおるがフタナリであることも、自身を性的な目で見られていることも知らないのだからそれも仕方ないのかもしれないのだが、彼女は元々の性格的に純粋で性に鈍感らしい。
 一般的な年相応の性知識は有るようだが自身が性の対象なるとはあまり考えていないのだ。
 流石にかおる以外には抱きつくようなことはないものの、容姿端麗なのも合わさり彼女の無防備さは男子生徒も期待していて人気がある。
 学校でのかおるのズリネタの7割は彼女なのだ。
 そんなことを知らない真心まこはいつものようにギュッとかおるを抱きしめ頭に手を回して胸元に押し付けてくる。真心まこの胸の感触と花のようないい匂いがかおるの股間に猛攻を加えてきた。
 しかも今日のかおるは朝からほのかの苛烈な攻めと、バス停の女性に尻を押しつけられた感触の余韻が残っている。
 その時の快感をはっきりと覚えている今の非常に勃起しやすい状況で、抱きつかれるのはいつものこととはいえ別の刺激を加えられ続けたらこのままでは止められなく犯したくなる。

 やばいぃいぃぃいっ♡ 今日はお姉ちゃんの手コキとさっきのケツで勃起しやすくなってるのおぉおお♡ 真心まこにっ! 真心まこにだけはフルボッキチンポ見せちゃだめぇえええっ♡ 真心まこにチンポ見られたらっ! 犯したくなっちゃうっ♡ 純粋な真心まこをわたしの親友チンポでズコバコ犯したくなっちゃうからぁああ♡ 友情レイプでオナホにしちゃダメぇええぇぇええっ♡

 流石に親友であり無邪気に自分を信用して抱きついている純真な真心まこに、抱きつかれて勃起する劣情にまみれた姿を見せるわけにはいかない。
 このまま真心まこの体を意識していると勃起が抑えられないと判断したかおるは、昨日テレビを点けた時にたまたま映ったお笑い芸人の中年男性の集団がほぼ全裸同然の姿でローションまみれになって絡み合っている光景を思い浮かべる。

――ちょっと気持ち悪くなってきた。

 これでは逆に真心まこで浄化してもらいたくなってしまうと考えたかおるは、全身に感じる彼女の体を名残惜しい気持ちを振り払うように押し返した。

「かおる……?」

 突然押し返されたことで真心まこが悲しげな顔をし、かおるの良心が痛む。
 だが勃起を見られてしまうよりはマシである。

「ご、ごめんっ! わたしトイレに行きたかったの! ごめんねっ」
「あ……また? いってらっしゃい……」

 真心まこは残念そうな顔をしていたが、それどころではなくなっているかおるは足早にトイレへと向かう。
 頻尿だと思われているのが少し悲しくなった。


☆★


 現在かおるはグラウンドから離れた旧校舎のトイレ前にいる。
 ここは普段は使われていない備品等を置いておく倉庫代わりにされており、トイレの水道などが使えるのでオナニー後の処理がしやすい。
 たまにサボり目的で何人か生徒がいる時もあるものの、トイレの方には不思議と来ないためあまり気を使う必要もなくかおるにとって絶好のオナニースポットである。
 入学式の時間が迫っているので早く勃起を落ち着かせてグラウンドに戻らないと遅刻扱いになってしまう。
 しかし、かおるはトイレの前で悩んでいた。

「……どっちに入ろう?」

 かおるの視線は男子トイレへと向いている。
 そう、遅刻の危機がありながらかおるはオナニーを男女どちらのトイレでするのかを悩んでいたのだ。
 公園のトイレでは尻の妄想を中心でオナニーをしていたものの、初めて男子トイレでオナニーをしたのは刺激的なオナニーに飢えているかおるにとって興奮のスパイスになっていた。
 男子トイレでしたことでつい先程危うくド変態フタナリチンポ小便器オナニー女だとバレそうになったというのに、その危険性を分かっていながら一時の快感のために同じことをしようとするのはまるでオナニーを覚えたての男子のようである。

「いつもここってほとんど人がいないし……今なら……誰も来ない……よね?」

 かおるはキョロキョロと周囲を見渡す。
 今は入学式前なので流石にサボり目的の生徒もいない。

「よしっ、やろう」

 本日二度目の男子トイレオナニーの開始を宣言した。
 早速小便器の前に立つ。
 旧校舎は倉庫代わりとはいえ一応利用されているので管理はされているはずだが清掃は最低限のようで、長年小便を受け止めてきた小便器の中は全体が黄ばんで悪臭を放っている。

「う~ん。この臭い、癖になりそぅ♡」

 かおるは妙な方向に目覚めてしまっていたようだ。肺いっぱいに小便器から漂う悪臭を取り込み恍惚の表情になる。
 真心まこの体で半立ちになっていた肉棒は遠慮なくムクムクと勃起してスカートを押し上げ準備完了だ。

「学校に来たらやっぱ真心まこで抜かなきゃね♡」

 本人が聞いたらショックで寝込むのではないかと思うような発言をしながら、肉棒を両手で握る。
 普段なら彼女に抱きつかれた時の体の感触を思い出しながら扱くだけなのだが……。

「汚ったない男子トイレで真心まこを犯すのもいいかも♡」

 一度公園の男子トイレで尻を犯す妄想でヌいたかおるは、今度は真心まこを男子トイレに連れ込んで犯す妄想をしてヌくことにした。
 先程まで親友で純粋な彼女に友情レイプをしてはならないと勃起を耐えていたとは思えない発想である。
 最も、普段からその親友の体でヌいている以上、妄想ぐらいならあまり抵抗が無いのも納得なのかもしれない。

「じゃあ、早速……」

 かおるは即興で妄想の内容を考えオナニーを開始する。
 シチュエーションとしてはこうだ。
 まず真心まこを適当な理由をつけて男子トイレに連れ込む。かおるから言われたら純真な彼女は何の疑いもなく着いてくるだろう。
 あとはその劣情をそそらせるくせに無防備で汚れを知らない体を思いっきり犯し尽くすだけだ。
 ちなみに場所を男子トイレにしたのは真心まこが今後どこぞの馬の骨に連れ込まれないための警戒心を持つよう注意するという名目だ。

「はあ……♡ あはぁ♡ 真心まこが悪いんだよ……? そんなエロい体してるから……♡ そのくせ無防備に毎日毎日抱きついてきて、挙句に何も疑わずにこんな所にまで着いてくるなんて……そんなことしてたらわたしに犯されても当たり前なんだよ? このままじゃいつかヤルことしか考えてない他の性欲猿みたいな男達にムリヤリ犯されちゃうから、手遅れになる前にわたしが犯しておくのは親友として当たり前だよねっ!? 真心まこが悪くてわたしのチンポがギンギンにされたんだから、真心まこがその体でわたしのチンポをスッキリさせるのは義務なんだよ!? 義務だったらもうこれは和姦だよねっ!? だから早く股開け!! もうわたしのチンポはぶち込みたくて限界なんだよっ!!」

 もう親友と言っていたのが嘘としか思えない乱暴な口調で異常な言動をしながら真心まこの背中を小便器に押し付ける。
 突然のかおるの豹変に抵抗できないまま押されて尻餅をつく形でスッポリと悪臭放つ汚い小便器の中に嵌まってしまった真心まこは、恐怖からその嫌悪感も忘れてガタガタと震えながらかおるを潤んだ瞳で見上げる。
 その表情は親友に裏切られたショックで青ざめ引き攣っており、そこに覆い被さるようにかおるのまるで大根のような立派な肉棒の影が射していた。
 それは真心まこがこれからその体で受け入れることが確定した性欲の象徴である。

(か……かおる? それって、なんなの……?)

 真心まこはかおるのあまりにも大きな男性器についてなのか、それともなぜ女性のはずのかおるに男性器があるのか、そもそも状況が分かっていないのか、自身の目前に見せつけられた太い血管が浮き上がりパンパンに怒張した肉棒を凝視し呆然とした声を出す。
 いずれにしても今のかおるにとって真心まこの存在の全ては興奮を高めるだけである。
 かおるは真心まこの疑問を無視して鼻息荒く彼女のスカートをめくると、色白でスベスベした柔らかい太ももを鷲掴みし力任せに開かせた!

(キャア! かおる、やめてっ! どうしちゃったの!?)

 今更かおるが止まるとでも思っているのか、真心まこは必死な声を出し大きく広げられた股を閉じようとかおるの腕を掴み脚に力を入れて抵抗し始める。

 しかしその力はかおるにとっては弱々しい。
 小柄なことで誤解されがちだが、かおるは陸上部に所属しており同年代の中でも筋力や体力はある方なのだ。
 何より、10年間巨大で重量のある肉棒でオナニーを続けたかおるの腕の力は見た目以上に強い。
 真心まこのか細い力で抵抗など出来るはずがないのだ。
 むしろその弱々しい抵抗がかおるの征服欲を掻き立てる。

「なにそれ? それで抵抗してるつもり? それとも、嫌がってるフリでもしてるの? そんなんじゃ『犯してください』って言ってるようなものだよ!? 誰が見ても合意になっちゃうよ!? もしかして今まで抱きついてたのはわたしを誘ってたの!? 最初からわたしがフタナリなのを知ってて抱きついてわたしのチンポギンギンにさせてたんだっ!!」

 誰が見てもレイプとしか思えないが、かおるの中ではもう真心まこが合意したものと結論をつけた。
 しかもかおるがフタナリなのを知ってて誘ってきたことになっている。妄想逞しい女である。
 未だに弱々しくも抵抗する真心まこにかおるは下半身を密着させ押さえつけた。
 体をより近づけたことで熱く滾った巨根が彼女の顔で擦れ、頬の感触で肉棒がビクビクと震えてカウパーを噴き出す。

(かおるっ、おねがいやめて! 私たち親友でしょっ!?)

 カウパーが垂れた肉棒を押し付けられ引き攣り青ざめた顔で、真心まこは今度は情に訴える言葉を口にした。ポロポロと涙を流し顔に押し付けられている常識はずれな巨根の奥にいるかおるを見つめ、その言葉と目にかおるはなけなしの良心からつい力が緩む。

「……ごめんね、真心まこ。わたし……」

 こんな手酷い裏切りをされても自分のことを親友だと訴える真心まこに、かおるも悲痛な表情になり涙を流し謝罪した。
 そんなかおるの姿にホッと胸を撫で下ろした真心まこは、未だ顔に触れているカウパーに濡れた熱い肉棒を気にしないようにしながら優しく微笑む。

(私もごめんね? どういう事情でそうなったのかは知らないけど、かおるが苦しんでたのに気づかなくって……とりあえず一旦皆の所に戻ろう?)

 そう言いつつ、かおるをやんわりと離そうとするが――。

「――え? 何無かったことにしようとしてるの?」
(……ふぇ? ヒッ!)

 かおるの言葉に真心まこは間の抜けた声を出し、そして自身を見つめるかおるの目から感じるナニかに気付き短い悲鳴が漏れる。
 それはギラギラと妖しい輝きを放つ獣欲であったが、授業で習う程度の性知識しかなく経験も無い真心まこには理解出来ない欲望である。

「言ったでしょ? 真心まこが悪いんだからその体でわたしのチンポをスッキリさせるのは義務だって」

 そう言ってかおるはニンマリと笑うと、理解出来ないモノに怯える真心まこの血の気が引いた顔に再度硬く熱い肉棒を擦る。

(ウぷ……うぇ、だ……だってさっき謝って……うぐっ……くれて……なんで?)

 顔に擦り付けられるカウパーに濡れた肉棒の圧と臭いの不快感にうめきながら、真心まこは先程の謝罪は何だったのかと疑問を漏らす。
 かおるはその疑問にピタリと肉棒の動きを止めた。
 ギラギラとした目のまま真心まこを見つめる。

「だって、真心まこはハジメテなんでしょ? だから怖いんだよね? ハジメテは痛いって言うし、わたしだって痛いだけじゃ絶対いやだもん。それにハジメテだったらちゃんとした所でしたいのに男子トイレなのも嫌だよね? もう我慢出来ないから場所は変えられないけど、もちろんわたしだって今も真心まこのことは親友だと思ってるし、騙してこんな所に連れ込んで乱暴なことしたのは悪いとも思ってる。ただわたしもハジメテだから余裕無くなっちゃうかもしれないけど許してね? だからごめん。でも……」

 かおるの謝罪の理由は真心まこを騙して男子トイレに連れ込み処女を奪うことについてだったのだ。
 そして少しの間を置いてから最後に口にした言葉は、かおるにとっては親友への情のつもりで、真心まこにとっては絶望的な言葉だった。

……たくさん、犯してあげるね♡

 かおるにとっては最大限の譲歩をした宣言と共に真心まこの純真さを表したかのような純白のショーツを無理矢理ずらし、その奥に隠されていたまだ一度も使われたことのない親友の女性器に期待から真っ赤に充血した拳大の亀頭をあてがう。

(いやあぁっ!! やだっ! やめてええぇ!!)

 絶望的な言葉で固まっていた真心まこは我に返りなんとか抵抗しようとしたがもう遅い。後は力任せにれるだけだ。
 ただ、真心まこの股間はなんの準備をしていないので乾いている。先程からカウパーをとめどなく流す肉棒のおかげで挿入の助けをしてくれているが、それでも処女の真心まこにかおるの尋常ではない巨根がれられるとは思えない。
 しかし思いがけない助け舟を真心まこ自身がしてくれた。

(あ……あああ……っ!)

 突然かおるの肉棒に大量の液体がかかる。それは真心まこの小便であった。
 恐怖からついに漏らしてしまったのだ。
 かおるの鼻にガツンと衝撃を与えられたかのように新鮮な真心まこの小便の臭いがなだれ込んでくる。

「うっ……ほぉ♡」
(うう……あぁ……ぐすっ)

 小便が止まらず最後まで出し切ってしまった真心まこは、俯いて泣き出す。

(かおる……もうやめて……)

 真心まこの懇願をかおるは聞いていなかった。
 かおるの目からは彼女の女性器がビチャビチャに濡れているように見えていたのだ。
 それはただの小便でしかないのだがもうそんなことは関係ない。
 真心まこも濡れている。それだけが重要だった。

真心まこも期待してたんだね? こんなに濡らしてくれるなんて、ありがとう♡ お礼に、わたしの童貞をあげるからね♡」

――そんなの要らないっ!!

 童貞の意味ぐらいは分かっていた真心まこは拒絶の声を上げようとして――。

――メリメリミチィッ! ブツメチブチチチミチィィ!!

 挿入はいった。
 未経験の真心まこの体で受け入れられるとは思えない大根のように太く長い肉棒が、閉じたままの彼女のぷっくりとした割れ目を押し広げ、勢いよく何かを引きちぎるような音を立てて根元まで一気に押し込まれた。

(ごっ!? ――っ!! ぎぃ!? ――い゛!! ――っ!?)

 真心まこは巨大すぎる肉棒によって内臓を圧迫され声どころか呼吸すら満足に出来ないようになる。
 遅れて破瓜の衝撃が訪れた。

(――いぎゃああ゛あ゛あ゛あ゛っ!!)

 旧校舎の外にまで響き渡りそうな絶叫が真心まこの口からほとばしった。

――痛いっ。
――痛いっ!
――痛いぃっ!!

 信じていた親友に裏切られ純潔が強制的に奪われた絶望感よりも、腹部の内側から全身に駆け巡る激痛が真心まこの思考を塗りつぶす。
 脳に流れ込んでくる大量の激痛の情報が処理しきれず全身が痙攣し、目を見開き歯をガチガチと鳴らしてて意味のない声しか出て来ない。
 この時彼女は激痛で認識出来ていなかったが、腹部はかおるの肉棒によってその形に膨らんでいたのだ。
 そして非現実的な状況と強烈な破瓜の衝撃に真心まこの脳は自身を守るために意識を手放した。

「うぎぎぎぃぃい゛い゛い゛っ! ぎついっ、真心まこっ! 真心まこの処女マンコキツキツでチンポ痛気持ちぃい゛い゛♡ 女のおマンコってこんなに気持ちぃのぉおお!? 親友マンコ最高だよぉおおおっ!! 童貞卒業で真心まこの処女マンコ使わせてくれてありがとぉおっぉおお゛お゛お゛♡」

 真心まこが気絶していてもその膣圧は変わらず、かおるの肉棒を圧し潰しそうなほどギチギチに締め付ける。
 正確には未経験の真心まこに対して大き過ぎる肉棒を無理矢理れたことで締め付けられているように感じるだけだが、初めて感じる痛くとも温かい真心まこの膣内の快感にかおるもビクビクと腰を震わせる。
 れたまま大きく動かなくともお互いの体が痙攣しているだけで膣内のヒダと肉棒が擦れ、かおるは快楽で腰が抜けそうになっていた。
 童貞のかおるの限界はすぐに来てしまう。

「ふほっ♡ ほおっ♡ おひょほおぉぉおぉおおおっ!! も、もうっ! もう射精るっ!? やだぁああ!! まだれただけなのにぃ♡ 真心まこの処女マンコでもっとゴシゴシっ♡ チンポゴシゴシしたいのにぃ♡ 童貞チンポじゃ真心まこマンコ気持ちよすぎて負けちゃうぅぅ♡ 親友マンコに負けイキ童貞ザーメン射精しちゃうのぉオオオォォォオ゛オ゛オ゛オォア゛ア゛ア゛ア゛!!」

 ぎゅびゅびゅっびぼぼばるるるぅうぅぅうう!! じょびょりゅりゅでぃるるるっりゅりゅぅ!!
 ぼるるっ! ぼょりゅっ!! ばばりゅるぅるるりゅりゅるびゅびょおぉぉおおっぴゅっぷぅう!!

 かおるはれただけで絶頂したものの、その肉棒は真心まこの膣内の圧迫に負けないと押し返すように全体を膨らませ、ついさっきまで処女だった彼女の子宮内にプルプルとしたゼリーのような大量のザーメンを叩き込んだ。
 何も知らない者が見れば食べ過ぎでそうなったのかと思うほど、真心まこの腹部がかおるのザーメンによってポッコリと膨らむ。
 かおるは射精の余韻で上半身を仰け反らせながらも、一滴もザーメンを漏らしたく無いとばかりに気絶したままの真心まこの腰に手を回し結合部を隙間なく密着させる。
 二人の結合部から粘ついた液体の音が男子トイレに静かに流れ、一瞬の静寂。

(――ぃぎひぃいぃい゛い゛いいいい゛っ!! ぎっ……えぎぁあ゛あ゛あ゛あ゛っ!!)

 肉棒だけで限界なほどだったというのに、さらに叩き込まれた大量のザーメンで子宮が膨張し内臓を強く圧迫されたことで気絶していた真心まこは強制的に覚醒させられる。
 意識が戻ったことで真心まこは体内から送り込まれる激痛から無意識に逃れようと手足をバタつかせ、後頭部を後ろの小便器にガンガンとぶつけながら絶叫する。
 その体の動きが尚更自身を貫く肉棒からの激痛を強めることになると気付かない。
 そのため逃れられない更なる激痛に真心まこは激しく暴れだした。

「お゛っ♡ ほぎゅぅ!? 真心まこ!? まっ……♡ まっへ♡ 今っ! 射精したばっかり♡ びょほぉ♡ ……だからぁ! 動いちゃっ♡ マンコグチュグチュ♡ キツキツマンコで動いちゃだめぇぇえ゛え゛え゛え゛っ♡」

 射精したばかりで敏感になっている肉棒は余韻に浸る間も無く、真心まこの激しい動きと締め付けで早々に二発目が発射寸前になってしまう。
 このまま二発目を射精してもいいが、暴れる真心まこの手足が体に当たって痛い。何よりこのままでは真心まこが怪我をしてしまう。
 かおるは暴れる真心まこを止めようと強く抱きしめる。
 そのまま小便器の中に体を押し込むように押さえつけた。
 不潔な小便器の悪臭より真心まこの手入れの行き届いた長髪のいい匂いが鼻腔をくすぐり、かおるはもっと嗅ぎたくなってさらに真心まこに強く抱きつき、首筋に顔を押し付ける。
 汗の匂いが混じった真心まこの春の花のような甘い匂いがかおるを興奮させ、鼻息が荒くなってしまう。
 しかし、真心まこにとったら地獄の責苦であった。
 なにしろすでに真心まこの体内はかおるの肉棒とザーメンで腹部が膨らむほど一杯になっている。
 そんな状態で小柄とはいえかおるに強く抱きしめられたことで、内臓が丸ごと圧迫され潰されるような苦痛が襲いかかっていた。

(あぎいいぃいぃぃぃっ!? いだあ゛あ゛あ゛!? あ、あっ、お゛……おがあさぁああん! おとうざああぁぁんっ!! )

 真心まこがその責苦から逃れようと最後にすがったのは愛する両親であった。
 これまでも、これからも、自身を慈しみ、大事に愛し続けてくれる両親が、突然地獄の絶望の中に叩き落とされた真心まこに残された最後の希望だった。
 走馬灯のように真心まこの頭の中に両親との思い出が浮かんでは消えていく。
 しかしその真心まこの言葉にかおるは快感を忘れて嫉妬と怒りから顔を歪める。

「なんでっ!? 今は親友のわたしとエッチしてるんだよ!? どうしておじさんとおばさんが出てくるの!? 今の真心まこはわたしを見なくちゃいけないんだよ!? 親友のわたしが真心まこを犯してるんだからっ!! それが分かるまで何度でも犯すからねっ!? 何度でもザーメン注ぎ込んで真心まこの体にわたしのザーメン臭が取れなくなるまで射精してあげるから!! マンコからずっとわたしのザーメンが漏れるまで射精してやるっ! ザーメンマーキングしてわたし専用の親友マンコにしてやるから!!」

 親友を裏切ってレイプしておいてとんでもなく自分勝手な思考で叫びながら、かおるは真心まこを抱きしめたまま猛然と腰を振りたくる。
 嫉妬と怒りが射精の欲求を超えているのか、それとも一度射精したからか、肉棒の快感より真心まこの体に自身を刻み込むことを最優先に肉棒を乱暴に突き、時間をかけて慣らしていないためにそのまま裂けてしまいそうなほど大きく広げられた肉穴を掻き回す。
 次第に真心まこの体は膣内を保護するために大量の愛液を分泌し始めた。
 それは本人の意思は関係ない反射的なものでしかないが、かおるは真心まこも感じていると思い込んだ。
 より興奮を昂らせて鼻息荒く腰を勢いよく打ち付ける。
 激しく肉を打ち付ける音と、かおるの荒い息と怒りの感情が混じった嬌声、そして真心まこの苦痛に叫ぶ声が男子トイレに響き続ける。
 そのかおるの姿はもう人間のセックスともレイプとも言えるか分からない。
 最早人型の怪物が人間の真心まこを捕食しているようであった。
 このままではかおるの自分本位で暴力的なピストンによって真心まこの体は一生取り返しがつかない状態になってしまうだろう。
 ある意味、真心まこに自身の存在を永久に刻み込むことに成功していた。
 それでもまだ足りないと、かおるは真心まこの体を抱きしめながら親友の秘処に肉棒を激しく擦り付け、マーキングのための大量の濃いザーメンを睾丸に溜め込ませる。

「ふぅーっ! ふぅう゛う゛♡ ほぉおお゛お゛! 射精すぞっ♡ キンタマにたっくさんチャージしたねっとりザーメン♡ 真心まこの子宮がパンパンになるまで一杯射精してやる♡ プルップルのザーメン何度だって射精すから♡ ザーメンに触れたら即イキ出来るようになれぇ♡ もう真心まこがわたしのザーメン覚えるまで離さないっ♡ わたしがチンポ出したらマンコビチャビチャに濡らして股開くようになるまで何度だって犯してやる!! わたしのチンポでしかイケない体にしてやるから♡ だから覚えろ! わたしのチンポをマンコで覚えろっ! わたしのザーメンを子宮で覚えろぉお゛お゛お゛っ♡」

 無茶苦茶なことを叫びつつ激しく肉棒を突き込む力をより強めていく。
 ピストンの度に結合部から互いの体液でヌラヌラと濡れている巨大な肉棒が見え隠れし、外に漏れ出た大量に分泌されている愛液が激しく空気と混ざり合い泡立つ。それは破瓜の血も混ざって薄紅色の泡になっていた。
 快感でザーメンが睾丸から登ってくるのを感じたかおるは一度大きく腰を引く。
 肉棒がカリ首まで引き抜かれ、その大きさから自然とギチギチに締め付けた状態になってしまっている真心まこの膣壁が引っ張られる。

(んぎょおおおぉほお゛お゛お゛あ゛っ!?)

 いきなりの内臓ごと引き抜かれたかのような衝撃に、清純なイメージを持たれている彼女が発したとは思えない酷く野太い声が出る。
 その声の重い振動が彼女の体からビリビリと肉棒に伝わり、バイブが亀頭を包んでいるかのような快感にかおるは軽く腰を震わせた後、思いっきり上半身を仰け反らせながら射精寸前の肉棒を全力で根元まで叩き込んだ。
 今までよりも大きな肉を打つ音が響いた。

「ふぉほおぉぉぉおお゛お゛っ♡ イクッ♡ イクイクイグゥ♡ ザーメン射精してやるから真心まこもイケっ♡ 真心まこもわたしのザーメンでイケェ! もうこれからずっとザーメンで子宮パンパンにしてやるからっ♡ 毎日学校に来たら真心まこを犯すからっ♡ もう朝は抜かないっ!! 朝の一発はまず真心まこ射精すっ♡ わたし専用マンコにネトネトの濃ゆいザーメン射精して毎朝使ってやるっ!! 分かったらイケっ♡ 早くイケっ! 子宮でザーメンゴキュゴキュ飲み干してイケェエ゛エ゛エエェェエエエ゛エ゛!! ンホヒョオオォォォオ゛オ゛オ゛オ゛!!」

 ぼびゅぎゅぎゅるるるるりゅりゅうっ!! ぶぴゅるびぼっぼぼおおぉっ!! ぎょばっ!
 ぎゅびゅぶぶりゅりゅるぎゅりりゅるるるるぅ!! ぶぶびゅぼっ!
 ぎゅびゃばばるるるぅりゅりゅぼぶびゅぶりゅるるるりゅりゅぅうううぅっ!!

 一発目よりもさらに多くの、そしてさらに勢いのある荒れ狂うザーメンが真心まこの子宮に濁流のように流し込まれる。
 肉棒が脈打つ度に目に見えて分かるほど彼女の腹部が膨らんでいく。

(――がっ!? ――げぇおぎぃえええ゛え゛っいひぃぃぃい゛い゛い゛っ!!)

 怒涛の勢いで流し込まれるザーメンで内臓が破裂しそうな苦痛に全身を震わせて苦鳴を吐き出す真心まこに快感は一切ない。

――早く終わって……。

 思い浮かべていた両親との幸せな思い出すらザーメンで押し流された狂いそうな現状の中で、唯一残ったそれだけが真心まこの思考を埋め尽くしていた。
 そして数十秒続いた射精がようやく終わり、かおるは体を仰け反らせたまま恍惚の表情で満足気に熱い吐息を漏らす。

「ほおおおぉぉ……♡ ふひゅうぅぅ♡ ……親友マンコさいこぉ♡」

 腰をグリグリと真心まこに押し付けて尿道に残ったザーメンを最後までしっかり射精しつつ、かおるは真心まこの体を見る。
 二発分の大量のザーメンを強制的に全て受け止めさせられた真心まこの腹部はまるで妊婦のように膨らんでいた。
 二人の体の痙攣で子宮内のザーメンがダプンッと重く揺れ、その様子が腹の上からでも分かる。
 もしこのまま今は栓になっている肉棒を抜いたら口の空いた水風船のようにザーメンを噴き出してしまうだろう。
 いきり立っていた肉棒も二発だけとはいえ童貞卒業と親友の処女が貰えた高揚と満足感に普段のオナニーより大量に射精すことが出来て落ち着いてきたので、これ以上は真心まこの体も限界だろうとこれで終わりにしようとした……その時――。

(――ごおぉ……お゛♡ ふおぉ♡)
「っ!?」

 苦悶の表情から力が抜け、今はどこを見ているかわからない目で呆然としていた真心まこの吐く息の中に色が混じったことをかおるは聞き逃さなかった。
 親友の裏切り・暴力的に純潔を奪われた絶望・凄まじく巨大な肉棒で股から引き裂かれるかのような衝撃・子宮を抉るような勢いと腹が破裂しそうな程の大量の射精。
 それらの責苦から彼女の心を守るためだったのか、埒外らちがいの異常な苦痛を受け続けた真心まこの体は、ついにかおるとの行為に快感を覚えるようになってしまったのだ。
 真心まこの嬌声に反応して肉棒が熱く、睾丸が重く、そして自身の獣欲が再び増大したことをかおるが受け入れないわけがない。

真心まこぉっ!!」

 かおるはもう真心まこの体の限界など忘れて、その膨張した腹部を押し潰しそうなほど強く抱きしめ、またもはち切れんばかりに怒張した肉棒を再び掻き回した。

(――びょきょごげぇぇえええ゛え゛え゛っ!?)

 またもや始まった地獄に真心まこの狂ったような絶叫が男子トイレに響く。
 大きく膨らんでいた腹はかおるに抱きしめながら小便器に押し付けられて潰され、子宮内のザーメンにとって唯一の出口である子宮口に向かって圧がかかる。しかしそこは肉棒によって栓をされ、逃げ場の無くなったザーメンは子宮を横に押し広げた。
 真心まこの本来なら細っそりとくびれのある腰が、抱きついたかおるの背中越しでも見えるほど丸々と太ったかのようになっていた。
 大きな風船に上からのしかかって押しつぶした形を想像すれば、真心まこがどれほど酷い有様になっているかが分かるのかもしれない。
 実際は横から抱きしめているのでかおるの全体重がかかっているほどではないが、獣欲に支配されタガが外れている今のかおるは手加減などせず力の限り真心まこを抱きしめている。
 その圧力は肉棒で栓をされていてもかおるの腰の動きで出来たわずかな隙間で外へ出ようとしたザーメンの一部が、膣をさらに広げながら勢いよく外へと噴き出させるほどである。
 真心まこから噴き出したねっとりとしたザーメンがかおるの股間に飛びつき、それは二人の間でゴムのように伸びて橋を作った後小便器の中へと落ちて溜まっていく。

(げぇ……! お゛っ♡ ぎぎぎ! ぎひぃっ♡ んああぁ♡)

 強く抱きしめられて肺が圧迫され、腹が破裂しそうな激痛。それでもかおるの暴力的な性行為を真心まこの体は快感へと変換していた。
 次第に必死に呼吸する際に漏れ出るただの苦しげな声から嬌声が多くなる。

「ふお゛お゛お゛お゛っ♡ 真心まこっ! 真心まこぉ♡ わたしで感じてるんだね!? わたしのセックスで! わたしのチンポでっ♡ わたしのザーメンでぇ!! うれしいよぉ♡ わたし、今っ、真心まこと一緒に気持ちよくなってるのぉぉおおおっ♡ 」
(はっ……んはぁ♡ ははは……っ。 ひひっ! あはっ♡ お゛ほっ♡ おっ♡ あひぃ♡ ひぃーっひひっ! おお゛っほお゛お゛お゛ぉん♡ んああぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛!!)

 完全に精神に異常をきたしたのか、笑い声と嬌声の混じる狂ったような声が真心まこのだらしなく開いた口から漏れる。

「ふをぉおお゛お゛お゛お゛♡ 真心まこ! すごっ♡ どんどん真心まこのマンコ気持ちよくなってくるぅううっ♡ 膣内なかがっ♡ ヒダヒダが♡ わたしのチンポ専用に馴染んできてるっ♡ わたしのデカチンがぐちょぐちょ親友マンコで包まれて搾られちゃうぅ♡ このままじゃ金玉がギュンギュンザーメン作っても全部搾り取られちゃうよぉぉおお゛お゛お゛♡ すごいよ、真心まこのマンコってチンポ搾りの天才だよぉおお♡」

 驚いたことに、初日のうちから真心まこの膣内はかおるの肉棒に適応し始めていた。
 ただきつく締め付けるだけではなく、別の生き物のように緩急をつけて膣内が蠢き肉棒を扱いてかおるを絶頂へと導こうとする。
 驚異的な成長速度である。
 最も、本人はそんな才能を望んでいなかっただろうが。

「いいっ♡ いいよぉ♡ 真心まこが天才マンコ使ってそんなにわたしのザーメン欲しいならたっくさん射精して上げるからねぇ♡ ん゛おお゛♡ おお゛お゛!! ガチガチデカチンポッ! 将来性バッチリな天才マンコで搾られるぅうう゛う゛う゛♡ わたしの硬いデカチンポが天才チンポ搾りマンコでほぐされてっ! イッ……イクッ♡ イグノォオオォォオ゛オ゛オ゛オ゛ッ♡」

 そう射精の予告をしながら、ガニ股の状態で真心まこの秘処を突き上げていたかおるは腰の速度を上げる。

(ぐぅっ! おぎぃ! がっ……がお゛るかおる……っ! も、お゛ぅ♡ や゛べやめ……てっ!)

 激しく揺さぶられまたも苦しげな声を上げる真心まこの苦悶に歪む顔と懇願を気にすることはない。
 それは当然のことだ。
 散々“親友”などと思っておきながら小便器に彼女の体を押し込んで自身の快楽のままに犯しているかおるは、もう真心まこのことなどすでにザーメン便所としか思っていないのだ。
 便所であれば遠慮する必要はない。増大した性欲で大量に準備されたザーメンを溜め込んだ睾丸が、ピクピクと震えながら全てを搾り出そうとしているかのように持ち上がりザーメンを尿道へと送り込む。

「イクイクイグゥウ゛ウ゛ウ゛ッ!! キンタマにたっぷり溜めた作りたて新鮮ザーメンっ♡ 全部真心まこに取られる!! 搾られちゃうっ! ンオォアアアァァアアア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!! チンポが天才マンコに搾り取られてキンタマ空っぽにされちゃうゥウ゛ウ゛ッ♡ オ゛ッオ゛ッ……オッヒョオオオォォオオ゛オ゛オ゛ッ!!」

 ぎょっぼぼぼぶびぃぶりゅりゅるるるりぃびびゃばばるるぅ!! びゅっびゃばぼぼりゅっ!
 ばりゅりゅぅううるるるるっ! じょぼるりゅるぼおびょびゅぶぶぶびゅびゅりゅるるるじぇぴゅびゅぶぅるるるるっ!! びょぼっぼぼぼっびゅりゅぅ!!
 ばるるるるりゅるばびゃじょびゅるりゅりゅりゅるるるるりゅりゅぅぅ!!
 ごぽぼぼおっ! ぼぼぶぉおりゅりゅるぼぼぼごごぼぉるるぅうう!!

 まるで壊れた蛇口のような奇怪な音を立てながらの本当に睾丸に溜め込んだ全てを出し切るかの勢いの射精。

(がぎぇえぁあああっ!? ぁあ゛あ゛あ゛ぉい゛い゛ぎぃぃい゛い゛い゛っ!!)

 それを直接流し込まれる真心まこの腹は自身に抱きつくかおるの体を押し返すほど一気に膨れ上がり、ダプンダプンッと射精の勢いで揺れている。
 三発も射精して流石に入りきらなくなったザーメンが膣と肉棒の間に隙間を無理やり作って真心まこから逆噴射し、それは勢いよく小便器の底に当たって飛び散りながら二人の体をザーメンで濡らしていく。
 絶頂と、それによって尿道を押し広げながら通る大量のザーメンの快感に顔を仰け反らせて獣の咆哮のような声を上げているかおるの口は、ひょっとこのお面をつけているかのようにすぼめられ、天井へと伸ばされていた。とても他人に見せられない間抜けな顔である。
 しばらくして勢いが落ち着いてからも、トクン・トクンと吐き出し続ける長い射精は5分ほど続いた。


☆★


「ほっ♡ ほぅっ♡ ほふゅぅ♡ すっげぇ……射精た♡ ……ふぅっん♡ ほふううぅ♡」

 射精が終わり、かおるは肩の力を抜いて一息つく。
 その顔はだらしなく蕩けきったままだが、ようやく満足したようである。
 妄想の中の真心まこは消滅し、目の前にはただの薄汚れた小便器しかない。
 正確には元の小便器とは全く違う様相になっている。
 三回もかおるによって生臭い悪臭を放つ大量のザーメンをぶっかけられたことで、小便器はザーメンで全体がヌラヌラと妖しく輝き、所々ゼリーのような塊もべっとりと貼り付きゆっくりと小便器の底に向かって滑り落ちている。
 当然小便器の底はドロドロのザーメンが詰まって溜まりきっており、入りきらないザーメンが溢れて床のタイルに広がっていく。
 それだけではなく、かおるの射精の勢いが強かったのかあちこちに飛び散ったザーメンが男子トイレ全体を汚していた。
 一部は天井にまで飛んでいることからその勢いがよく分かる。

「あー……やば……ドロドロだ……クサッ」

 そんな勢いで射精すればかおるの全身も飛び散ったザーメンで汚れるのは当然である。
 それに気付いたかおるは直後に耐え難いほどの後悔の念が襲いかかってきた。

「わたし……やっちゃった……。真心まこをレイプするなんて……」

 かおるは賢者タイムになっていた。
 その時、学校のチャイムが鳴る。

「あ……遅刻……」

 まだ予鈴だが、今から全身のザーメンを洗い流して制服を着替えていたら間に合わない。
 興奮で赤くなっていた顔が一気に青くなっていく。

「……お姉ちゃんにバレたら、怒られる」

 姉のほのかはかおるのオナニーに寛容だが、健康や学業を疎かにすることを許さない。
 オナニーに夢中になって遅刻するなんてもってのほかだ。
 自身の今後を想像したかおるは、心なしか男根が普段より縮こまったような気がした。


☆★


 この学校には七不思議がある。
 こういう話はどの学校でもあるだろうが、大抵場所や状況などが違っても噂の内容としては似通ったものが多い。
 そしてかおるの通う学校の噂の一つは、こんな話だ。

 ある時、旧校舎で備品を探しに来た生徒が奇妙なうめき声と何かを擦る音を聞いた。
 気になった生徒はその音の方へと向かうと、音は女子トイレの一番奥の個室から聞こえてきていた。
 もしや何かの病気で苦しんでいるのかもしれないと心配になった生徒は、そのうめき声のする個室へと近づいた。
 その時個室から巨大な獣のような咆哮と、何かの物体を連続で叩きつけるような音が響き渡った!
 生徒は突然の異常な音に驚き慌てて女子トイレから逃げ去り、その後友人に事情を話して連れ立って戻ってきてまたも驚愕した。
 その女子トイレからは思わず鼻を押さえるほどの異臭が充満していたのである。
 しかし異臭を我慢して獣のような咆哮がした個室を見ると、特に何も異常は無かったそうだ。
 異臭には疑問が残るが、獣のような咆哮はもしかすると誰かのイタズラではないかと思い女子トイレから出た、その時。
 生徒は誰かが廊下を走る音を聞いた。
 その方向へ目を向けると、廊下の曲がり角からこちらを覗くナニかがいた。
 陰になっていたのでよく見えなかったが、ソイツは顔と思われる箇所が毛のような物で覆われており、太く長い棒状の物を持っているかのようだったそうだ。
 そいつはこちらが見ていることに気づくと、またうめき声のようなものを上げながら走り去って行ったという。
 この話が人から人へと伝わるうちに尾ひれがつき『旧校舎には昔、兵器開発のために生徒に行われた非道な人体実験の末に醜い怪物となってしまった元人間が今も生きており、人間だった頃に普段から使っていた女子トイレの一番奥の個室で自身の醜くなった体を嘆き悲しみ、誰かが近づくと姿を見られたくないために体から異臭を放って遠ざけようとする』そんな噂となった。

 これが一つ目の噂『旧校舎のトイレの臭い怪物』である。


☆★


「かおる、今日は遅刻かぁ……」

 グラウンドにいる真心まこは、予鈴が鳴っても戻ってこないかおるを待っていた。
 真心まこは視線を旧校舎へと向けたまま、少し楽しげにクスッと笑う。

、夢中でシコっちゃって♡」

 かおるが聞いたら驚愕する発言が真心まこの口から出る。

「今日はいつもより興奮気味で勃起も早かったし、朝から何かあったのかな?」

 真心まこが思い浮かべるのは、先程抱きついた時のかおるの様子だ。
 いつもよりも鼻息荒く、勃起しないために歯を食いしばって耐えている必死な顔。
 それでも抑えきれず膨らんで硬くなっていく股間に存在する巨大な男根。
 そして無邪気に抱きつく自分に知られないように慌ててトイレへと駆け込む後ろ姿。
 その後全力でオナニーをしてザーメンを大量に発射。

「うふっ♡ かおるはやっぱりかわいいな~♡」

 いつも無邪気に抱きつくのも、無防備な姿を見せるのも、全てはかおるを勃起させてそれを必死に隠そうとする姿を楽しむためだ。
 真心まこはかおるがフタナリであることをすでに知っていたのだ。
 純粋で、無邪気で、無防備な純乃じゅんの真心まこ
 それは彼女が作った印象でしかない。

純乃じゅんのさん、早く移動してね。それにイヤホンはちゃんとしまっておくように」

 かおるがオナニーをしている姿を想像しながら旧校舎を見つめていた彼女に教師が声をかけ注意をしてくる。

「あ、はい。わかりました」

 このまま待っていてもかおるが来るとは思えない。
 オナニー後のスッキリしつつも射精したばかりで敏感になっているのかぎこちなく歩き、体にザーメンの臭い等が残っていないかと気にしている彼女にあえて抱きつき焦りつつも興奮する姿を楽しみたかったのだが、とても残念に思う。
 を聞くために着けていたイヤホンをしまい移動を始めた真心まこは最後にもう一度旧校舎へ視線を向けて、もしもかおるがそれを見たら興奮のあまりすぐさまオナニーをしに行きそうな淫靡な笑みを浮かべる。

「そんな妄想じゃなく、早く本物を犯しに来てね♡」

 純乃じゅんの真心まこ
 栗野くりのかおるとは共に胸を張って親友と呼ぶ仲である。
 それに嘘はない。
 しかし彼女の本性は、フタナリのかおるに純粋なフリで性的なからかいをして勃起させ、急いでオナニーをしに行く彼女にこっそりと盗聴器を仕掛けてその音と喘ぎ声を聞き、挙句に彼女の巨大な肉棒で自身を貫き開通させて欲しいと願う、ちょっとやばい女であった。






もっと小便器を前面に出したかったのになんでこんな話になったんだ……



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