フタナリJK栗野かおる

桃なづき

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1章《 学校のイカ臭い七不思議 》

1話・栗野かおるは飢えている(手コキ腰ヘコブリッジ絶頂編)

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 4月、それは新学期の始まりの月。
 4月、それは子供達が新しい教室へ行き、新しい友達を作る月。

「お゛おぉっ♡」

 4月、そんなことは今の彼女にとってはどうでもいいことである。

「おひぃい゛い゛ぃ♡ あはぁ……ああ! ブルブルっ、こりぇえ……ブルブルすっごぉおお゛お゛お゛お゛お゛お゛ぉぉ♡」

 4月、今日から高校2年生としての生活が始まる彼女――栗野くりのかおる――はある問題を抱えていた。

「ふギヒィ! 来てるぅ♡ 金玉からメスザーメンのぼってぇ……ぐぎおおおぉおぉぉぉお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛ォオォォオオォア゛ア゛ア゛ァォオおお゛!!」

 ぶぎゅぶびゅるるびゅぼぎゅびゅ! じゅびゃぶりゅりゅぴぃぶりゅお! びゅりゅ! ぴゅぶぅぅるるる!

 新年度を迎えるにふさわしい4月の爽やかな朝日がカーテンを透過して降り注ぐ部屋の中、機械の振動音とかおるの獣のような咆哮と共に重量感のある液体が吹き出し、ベッドと床に落ちる音が響く。

「フひぃい♡ おひゅっ♡ やっと、でたぁ……♡」

 そう言いつつベッドの上で上半身を仰け反らしていたかおるは力尽きたかのようにそのまま倒れ込む。しかし朝日によって床に映された彼女の影はいびつであった。
 なぜか彼女の影はある一点だけが異様に伸びていたのである。
 彼女の体を見れば、思わず見惚れてしまいそうな巨大で立派な肉棒が天を貫けとばかりに堂々と直立していた。
 もちろん彼女は間違いなく女性である。なのに彼女には立派な男根があった。
 栗野くりのかおるはフタナリだったのだ。
 つい先程まで彼女は早朝から自慰行為オナニーをしていたのである。

 彼女の抱える問題、それは自身の股間に存在するまるで大根のような巨大な男根と、小ぶりなりんごほどはありそうなズッシリとした重さを感じる睾丸を持つフタナリであること……ではない。

「……これも飽きちゃったなぁ」

 かおるは自身を絶頂に導いてくれた後、未だ機械として無機質な振動をし続けるどこにでもある一般的なハンディマッサージャー――通称電マ――を一瞥してから電源を切り、ベッドの上に放り出す。

 かおるは飢えていた。
 10年前怪しげな男達に飲まされた薬によって突然フタナリになってしまったかおるは、今日に至るまで数え切れない回数のオナニーをし、射精をしてきた。

 現在の彼女の日常的なオナニーはこのようになっている。

 朝起きたらそのまますぐにオナニー・朝のニュースでたまに女子アナの胸元や生足がチラリと見えた時はムラムラしてオナニー・通学路で通り過ぎるバス停にいるスーツを着たお姉さんのパンッと張って突き出ている尻に我慢しきれず近くの公園のトイレでオナニー・学校に着いたら友人がこちらの事情フタナリを知らずに花が咲いたかのような明るい笑顔で嬉しそうに近づいてくるものだから、その表情と鼻腔を刺激する髪の匂いで急ぎトイレに駆け込んでオナニー・授業中に前の席の女子のうなじが気になりまたもや急ぎトイレでオナニー・体育があった時は大変だ、着替え中の女子の瑞々しい肢体にそのまま目の前で始めたくなるのを耐えて校舎裏でオナニー・体育中は女子達の激しい動きに揺れる肉体に目を奪われてグラウンドの奥の茂みに隠れてオナニー・体育後の更衣室は女子達の汗の臭いで常に勃起してしまい、皆が着替え終わった後で一人になってから友人が着替えていた場所で残っている臭いを嗅ぎながらオナニー・昼食は友人と一緒に弁当を食べていると彼女の口の動きに自分のソーセージを咥えられている状況を想像してしまいオナニー・午後の授業でも様々な理由でオナニー・終礼ではきつめの顔立ちで冷たそうだが、美人な上に性欲を掻き立てるグラマラスボディで男子にも人気がある担任のムチムチした身体に股間がイライラして担任の胸や尻の感触を妄想しながら黒板に向かってザーメンアートオナニー・部活中は女子部員達の健康的な足と、男子達の隠しているつもりでバレバレなイヤラシイ視線に興奮して用具入れの裏でオナニー・帰りは犬の散歩をしている人妻の柔らかそうに揺れる尻を後ろで眺めながら歩き、朝にも使った公園のトイレでオナニー・帰宅後は外では隠れながらすることで不完全燃焼のような状態になっていたため、すぐさま風呂場で天井にまでぶち撒ける勢いの全力オナニー・その後しばらくは落ち着くが、寝るまでの間に少しムラついたらオナニー・就寝直前にもオナニー・たまに寝ながらオナニーもしている時もある。

 これがかおるの日常的なオナニーだ。
 穴があれば鉛筆削りにも発情してシコり始める性欲旺盛な中高生男子でもカラカラに干からびてしまいそうな驚異的な回数である。
 ちなみに一発毎に最低でもコップ一杯分程は射精しており、水分補給は欠かせない。
 これでよく10年間フタナリであることがバレなかったものである。

 これだけ頻繁に射精してもすぐに復活してしまう満たされない性欲、しかし時間は有限だ。かおるもオナニーばかりしているわけにはいかないことは自覚している。生活を破綻させてはならない。
 そんな環境の中で10年間オナニーをし続けた結果、自然と効率的に射精するためのオナニーを行うようになっていた。
 それに気付いたのはつい最近のことだ。
 ある日いつものようにオナニーをし、いつものように数回射精した。
 なのに、普段は満足するはずのかおるの男根はオナニーを始める前と変わらずいきり立ったままだった。

――足りない。

 そう主張しているようだった。
 それこそが最近のかおるを大きく悩ませる問題である。

 それからかおるは自らの男根と真剣に向き合い、対話することにした。
 端的に言えばいつものオナニーに飽きたからちょっと違う刺激が欲しいだけである。
 その第一歩として、エロいことする時の道具代表のハンディーマッサージャー電マを使用することにした。

 結果としては数日は満足できたが、やはり単純に電マを押し当てるだけのオナニーでは長続きしないようである。今回のオナニーも射精まで時間がかかってしまった。

「とりあえずあと一発は出さないと収まんないかな~?」

 かおるはもっと射精したいと主張して勃起したままの自らの肉棒を撫でながら、次のオナニーの方法を考える。
 通学時間のことを考えればあまり時間をかけてはいけない。

「……むしろ逆かな?」

 時間が無い状況であえて時間をかけて遅刻してしまう緊張感の中でオナニーをする。
 それはなんらかの快感を得られるのではないだろうか?

「でもホントに遅刻したらお姉ちゃんに怒られるかも……」

 姉のほのかはかおるがオナニーをすることには寛容どころかむしろ協力的なほどである。
 しかし食事・睡眠等の健康面や、学業を疎かにすることは許さない。
 数年前、オナニーをしたいあまりに勉学を疎かにして試験で全教科平均点以下を取ってしまった事がある。
 その時のほのかの怒りは凄まじく、二度と経験したくない地獄のようなを受けた。
 ……嘘だ。本当はあのから解放された時の快感が忘れられない。
 あれは一人でやるのは難しい事のため尚更だ。

「もし、オナニーで遅刻したら……」

 全教科平均点以下と1回の遅刻が同じ重さとは思わないが、原因がオナニーであればなんらかのを受けるのは確実だ。

――あの時の快感をもう一度。

 快楽に飢えている今の自分にとっては甘美な誘惑。

「よし、そうと決まれば——」

「——何を決めたの?」

 突然聞こえた声にかおるは驚き、その方向に顔を向ける。
 オナニーを始める前には確かに閉まっていたはずの部屋のドアは少し開いており、その隙間から顔を半分程覗かせてかおるをジッと見つめる目があった。

 今のこの家に自分以外の人間は一人しかいない。
 かおるの姉、栗野くりのほのかだ。
 いつからか知らないが見ていたようだった。

「お、お姉ちゃん……」

「……何を、決めたの?」

 ことさらゆっくりと訊ねてくるほのかの目は、普段の全てを包み込んでくれそうで優しげな印象が嘘だったかのように冷たく、鋭い。
 かおるがこれからナニをしようとしているのかを察した上で聞いているのだ。
 それを理解したかおるは真冬に全裸で外に放り出されたかのような感覚になった。
 全身に鳥肌が立ち、先程まで早く始めろと主張していた男根もほのかの目線から隠れるように縮み上がっている。

「は……は、早く……き、ききき、着替えないとな~……なんて……」

 緊張と恐怖から声が震えてしまう。
 ほのかはピクリとも動かずかおるを見つめていたが、いつもの優しげな目に戻るとニコリと笑う。

「そう、よかったぁ。朝ごはん出来てるから早く下りてきてね~」

 いつもの少し間延びした口調で言い、ドアを閉めて去っていく。
 助かったようだ。
 かおるはホッと息を吐くと先程の考えを改める。

「やっぱりお姉ちゃんは怒らせないようにしよ……」

 そう言って、ほのかがまた様子を見にくる前に着替えることにした。


 ☆★


「ごちそうさま」

 ほのかの作った朝食を食べ終わったかおるは鞄を手に取り学校へ行こうとする。

「――ちょっと待って」

 その時、ほのかがかおるの手を取り止める。

「な……何?」

 先程のことがあるため声が震えてしまう。だが怒られるようなことはしていないはずだ。

「う~ん……」

 ほのかは何かが気になっているようでかおるを見つめている。正確には、股間を。
 かおるの男根は今のところ制服のスカートの中で大人しく収まっている。かおるがフタナリであることを知らない外部の者が見ても違和感はないはずだ。

 するとほのかは「うん」と納得したように頷くと、突然ごく自然な動作でかおるのスカートの中に手を入れ油断したままのまだ柔らかい男根を扱き始めた。

「おっふぉひょおほお゛おぉお゛!?」

 男根から全身に駆け巡った突然の快感にかおるは間抜けな声を上げ、ダランとこうべを垂れていた男根は抵抗する気などさらさらなくその身に大量の血液を送り込みパンパンに膨らませる。それは機械でで風船を一気に膨らませるかのようにあっという間の出来事であった。
 かおるはビリビリと股間から送られてくる快感に足の力が抜けてその場で床に座り込む。
 そんなかおるを気にせず、ほのかは聖母のように優しく穏やかな顔で手早くかおるの下着を脱がし太く逞しくなった肉棒を扱き上げる。

「ちょっと射精し足りないみたいだから~、一回抜いとこうねぇ」

 顔と口調は穏やかだが、手の動きは激しく有無を言わせない。
 しっかりとかおるの肉棒を握って根元からカリ首・そこからまた根元まで戻す単純な上下の動き。しかし力強く握りつつも柔らかい手のひらの凹凸、プックリと浮き出ている肉棒の裏側を擦り上げる親指、それらは自身では予測出来ない動きをする他者の手によるものなのだ。

「ほひゅゥ♡ お゛、おねぇちゃあぁあ゛あ゛お゛おうぅ♡」

 かおるの欲求不満な肉棒は普段のオナニーとは違う手の刺激に悦びの涙カウパーをこぼし、それがほのかの手を濡らす事で滑りを良くしてさらなる快感が襲いかかりビクビクと痙攣する。かおるの肉棒はその快感になすがままになり、完全にほのかの手によって支配されてしまった。

「ほ~ら、がまん汁で誤魔化さないでぇ、いつでもどこでもすぐに射精出来ちゃう敏感早漏チンポ♡ 我慢しないでビュッビュってしちゃおうね~?」

 耳元に口を近づけ囁きながら射精を促してくるほのかの吐息に、かおるは耳の中まで侵されているような錯覚に襲われる。

 かおるがフタナリになってから始めのうちは、オナニーという行為に乙女としての恥じらいもあってか一人では上手くザーメンを射精しきれず尿道や睾丸に溜め込んでしまう時期もあった。そんな状況でもかおるの睾丸は次から次へとザーメンを作り出すため、射精しきれなかった分と合わせて粘度が高まりどんどん詰まって尚更射精せずに苦痛にもがく羽目になってしまい、見かねたほのかが最早詰まりすぎて硬めのゼリー状と言ってもいいほどの塊になったフタナリザーメンを絞り出すためにを貸してくれることは時々あった。
 それはとても優しい手つきで普段自身で扱いている時とは違う快感があり、つい何度も頼みたくなってしまう。
 だがかおるがきちんと射精せるようになってからは、ほのかはしてくれなくなった「いつも私がやっていたらちゃんとオナニーでイケなくなっちゃうでしょ?」というのが理由らしい。
 ただ最近のかおるが欲求不満気味なのを察してか抜いてくれるようだ。
 朝のオナニーを中断して射精し足りなかったので本来なら喜ばしいことなのだが、理由が分からなかった。

「かおるちゃんは最近オナニーが長くなってるから~、どうせ通学中にもオナニーして時間かけちゃうでしょぉ? 今まではすぐ射精せちゃう早漏チンポだったのに……贅沢になっちゃったの?」

 どうやら最近オナニーに時間を使いすぎていることが理由だったらしい。
 早漏と思われていたのは心外だか、確かにほのかが抜いてくれるのならオナニーよりも早く射精すことが出来るだろう。時間も間に合う上に気持ちよく射精出来るのならこのまま身を委ねてもいいのだろう。
 しかしそれはすぐに後悔へと変わった。

「お゛ぎぃひぃい゛い゛ぃぃ!? ほぉほほぉおっ♡ カリ首ッ! ねじっ……ちゃ♡ だめぇぇええ゛ええ!!」

 記憶にある昔の優しく射精に導いてくれる手つきとは違って、今のほのかの手コキは少し乱暴な動きになっていた。しっかりとを作っているカリ首に指の輪を当てがい強く握り捻るように手を動かし、さらにはそのまま引き抜こうとしているのかと思うほど引き上げ始める。
 上に肉棒を引き上げられる力に腰が反射的に浮き上がり逃れようとするが、そんなことでほのかは腕の力を緩めることはなくさらに上へと引き上げ、その激痛にかおるは悲鳴のような声で懇願する。

「あ゛あ゛ぁあ゛あ゛ぁぁあ゛!! 取れる!! カリ首取れゃう!! やてぇぇえぇえ!! チンポ取れちゃう゛のおお゛ぉおぉお゛♡」
「取れない取れない、かおるちゃんのおチンポは頑丈だから~」

 何を根拠に言っているのか分からない。
 ほのかがこれほど苛烈な責めをしたのはを受けた時以来だ。
 特に怒らせるようなことはしていないはずなのに、一体なぜこんな酷い事を突然するのか、昔の優しい手コキはもうしてくれないのか、これから自分の肉棒は何をされるのか、今だけなのか、今日1日なのか、明日は? 明後日は? ずっとなのか? 分からない。

 分からないが、かおるの肉棒は悦んでいた。
 それはかおるの声に嬌声が混じっていることから明らかである。

「わたしのチンポォぉおおおぉおぉおお♡ なんでぇ!? なんで乱暴されて気持ちいいのぉほほぉおお゛お゛!?」

 肉棒を上に引っ張らているために仰向けに倒れてしまいそのまま起き上がれなくなったかおるは、つま先を床に付け踏ん張り腰を必死に浮かせて少しでも激痛から逃れようとしていた。その姿は腰だけ上げた中途半端なブリッジをしているようで、加えて肉棒はほのかに握られてビンっと上に向けられた傍から見たら笑い物にされそうな恥ずかしい体勢だった。それでも竿はビクビクと震え、カウパーは溢れ、亀頭は真っ赤に充血し、鈴口はパクパクと開閉を繰り返して射精を渇望している。
 羞恥と激痛と快楽がかおるの頭の中で目まぐるしく切り替わり混乱する中、かおるの本能が選択した最優先は当然快楽だった。

 ほのかに肉棒をしっかりと握られカリ首を捻じられている中、かおるは狂ったように下半身を揺さぶり激痛を超えた快楽を下品に求め始める。
 かおるの小ぶりな尻が四方八方揺れ動き、それに振り回されるようにずっしりと重量感のある睾丸がかおるの内腿と尻をベチンバチンと叩く。その衝撃が睾丸から伝わるたびにさらにかおるを狂わせる。

「い゛い゛ぃいぎぎいぃい゛ぃいぃぃいい!! チンポォ! キンタマ!! ぎもぢい気持ちいいいぃい゛ぃぃ♡ カリ! 首!! 捻って引っ張られるの♡ チンポに乱暴されるのぉおお゛お゛♡ 腰ヘコヘコ♡ お尻フリフリぃ♡ キンタマ振り回すのぉおごおぉお゛♡ 腰ヘコ尻フリブリッジ止みゃんないにょほほぉぉおおお♡」

 もう無茶苦茶である。
 顎を仰け反らせて半開きの口からよだれを垂らしながら支離滅裂な事を言い、腰だけ上げた中途半端なブリッジで尻を振りたくる。年頃の乙女がこんな姿をしていたら将来が不安になる。

「う~ん……かおるちゃ~ん? 気持ちよくなってるのはいいけどぉ、早く射精さないと学校遅刻しちゃうんだよ? 我慢して意地汚くおチンポ気持ちいいの長引かせてないで早く射精そうね~?」

 そう言いつつ、ほのかはカリ首を捻りながら親指で鈴口をグリグリとほじくる。

「おぎゅおいぎぎぎぎひぃぃいい゛ぃい!! 先っぽ♡ ホジホジしたら来ちゃうぅ♡ ザーメン登って来ちゃうのぉおお゛ひょひゅぉおお゛!! 射精したら終わっちゃうのぉ! チンポ気持ちいいの終わっちゃうのやだぁああ!! お姉ちゃんにずっと手コキしてて欲しいのぉおほひぃい゛いぃいい゛ん♡」

 射精するためだけの作業のようなオナニーとは違う強烈な快感が終わってしまうのを嫌がるかおるは、全力で肛門に力を入れて射精を我慢していた。なんとも浅ましい。

「そういうのいいから早く射精してね~」

 そんなかおるの努力を嘲笑うかのようにほのかはカリ首と鈴口の刺激を続けながら、今度は睾丸を掴み強く揉み始める。

「おぎぎぎぎぎぎぎぎぃいいぃい゛!! キンタマ♡ ちゅぶれるぅうう゛う゛う゛う゛♡」
「はいはい、ちゅぶれないから~……えいっ♡」

――メキュッ!
 睾丸が歪み、激痛、快楽――。

「ぎょひょひゅおぉお゛お゛お゛ぉおおぉおおお!! キンタマつびゅしゃりぇて潰されていぎゅっ! イグっ!! キンタマザーメンぼりゅぼりゅ押し出されてイグゥウ゛ウ゛ギィオ゛オオ゛オ゛イイ゛オォォオ゛オォオ゛ォオァアアァァア゛ア゛ア゛!!」

 ぼじゅぶびゃぎゅぶゅぶりゅぶびびゅばびょるるりゅるっ!! ぼぎゅ!
 じゅびゃばばるりゅびゅばぶびょびゅぎゅぶびぃっ!! ぶぶぅりゃびゃびぶぶびゅばりゅるるるるうぅぅっ!!

 家中に響き渡る獣の咆哮のようなかおるの絶叫と共に、尿道を押し広げながら通っていることが分かるほどの尋常ではない大量のねっとりとしたザーメンが噴き出す。
 その勢いは凄まじく天井にまで届き、飛距離が足りなかった分はボトボドッと音を立てて床に落ちる。
 白いスライムやゼリーかと思うほど粘度の高く塊になったザーメンは天井に貼り付き落ちてこず、床のザーメンは水溜りのようになりプルプルと震えている。
 かおるは中途半端なブリッジの姿勢のままザーメンを噴き出すたびに痙攣を繰り返し、それは数十秒もの間続いていた。
 射精し終わったかおるは恍惚の表情を浮かべながらザーメンで濡れた床の上に崩れ落ちる。

「オォ……おひぃい♡ キンタマぁ……♡ 痛いのにイッちゃったぁ……♡」
「よしよし気持ちよかったね~、ちゃんと射精せてえらいえらい~」

 制服がザーメンで濡れることも気にせず床に寝そべったかおるが射精の余韻に浸っている中、ほのかは満足げな顔で手についたザーメンをウェットティッシュで拭き取る。

「じゃあ早く着替えて学校に行ってね~」

 射精が終わったら冷たいものだ。これが「終わったらさっさとパパに帰られてちょっとショックだった」と以前クラスメイトが言っていたことか、とかおるは一旦満足して萎えた男根が撒き散らした生臭いザーメンの臭いを嗅ぎながら思い、ビクビクと震え続けていた。

「あ、そうそう」

 突然ほのかはポンッと手を叩くとにっこりと笑う。

「これからはかおるちゃんのオナニーが早く終わるように私が気持ちいい道具を色々作ってあげるからぁ、今度はそれを使ってシテね~? 実はもうすぐ完成するの~」

 まるで名案と言わんばかりの声色で言うが、ほのかが何かを作っているところをかおるは今まで見たことがない。本当に作れるだけの知識と技術があるのだろうか?
 使う場所がデリケートな箇所である以上、安全性の問題で正直不安である。

「えっと……」

 どう返答すればいいか分からずかおるは言い淀む。
 するとほのかは足音を立てて近づくとかおると同じく床に寝そべっている萎えていても存在感のある男根を踵で踏みつけた。

「ぎょほぽぉおおおぉおお゛お゛っ!?」
「返事は~?」

 男根を踏みつけられるという男でもそうそう経験することのない衝撃にかおるは絶叫するが、ほのかは気にせず踵をグリグリと動かしながらまた勃起し始めた肉棒に体重をかけ踏み続ける。

「し……しますっ! 使いますっ!! お姉ちゃんの作ったエッチな道具でオナニーじますぅう゛う゛う゛!! だっ、だからぁ! もう踏まにゃいでぇえええっ♡」

 なんでこうなってしまったのか、ほのかに男根を踏まれる苦痛と快感に悶えながら思う。
 自分は気持ちいいオナニーをしたかっただけなのだ。なのに何故肉棒を引っ張られて射精させられた挙句踏まれて悦んでいるのか。今まで気付かなかっただけで自分はドMだったのか。このままでは学校に遅刻しそうだがいいのか。
 確かに今回の射精は普段より気持ちよかった。だが、これはきっと開いてはいけなかった扉だったのだ。
 こんな事を続けていたらもう普通のオナニーでは満足出来なくなってしまうだろう。
 それでも――。

「お゛っ、ひょっぎぃいぃい゛い゛ぃいぃい!! またっ♡ いぐうゥウウ♡ チンポ踏まれてドM射精しちゃうのおォォオオオォオォオ゛オ゛♡」
「は~い、早く射精して学校行ってね~」

――こういうのもいいかも。

 ザーメンで床に新たな水溜りを作りながら、かおるはこれから始まるであろう新しい快楽に期待するのであった。

 フタナリJKの栗野くりのかおるは飢えているのだ。


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