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変動的不等辺三角形はじまる メグミ編
その11
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すでにお店は開いていて、入り口でメイド姿の女のコに案内される。
「おかえりなさいませ~ご主人さま、当店は初めてですか」
初めてでおかえりなさいませはないだろう、と心の中でツッコむ。
美恵が応対する。
「初めてだけど紹介です」
「どなたからですか」
「メグミックスちゃんから。指名してもいいかしら」
「失礼ですがお名前を……」
「おねえさんが来たって言ってもらえれば分かるわ」
しばらくお待ち下さいと言ってメイドさんは奥へ引っ込んだ。その間に店内を見渡す。
すでに数名のお客さんが来ていて、各テーブルごとに女のコがついている。
全員メイド姿かと思ったらそれぞれめいめいの格好をしていた。なるほどコスプレの店だなと関心した。
少ししてから昨日と同じ格好をしたメグミックスとなった恵二郎がやってくる。顔にはどうしていいか分からないから警戒している感じが出ている。
「やっほー、メグミちゃん。昨夜ぶりね」
「いらっしゃいませ~、コスプレ喫茶レディ・クイーンへようこそ~」
「堅苦しい営業文句は無し。指名するからついて」
「え、でも」
「おねえさんの言うことはききなさい。さ、なるだけ静かに話せるところに案内して」
いつもの美恵じゃない、こんなに命令口調というか指導的な話し方をするなんて……、は!! まさか!!
「ひょっとしてなんかのキャラかい」
耳元に口を寄せて美恵に訊く。
「んふぅ、すべてこのアヤカ先生に任せなさい」
黒縁メガネを指先でくいとずらして微笑む。やっぱりそうか。着替えてる間に何か読んでスイッチ入れてきたな。
「ちなみにどんな話なの」
「どんなヤンチャな生徒でも更生させるのがアタシの使命、特務教師冴木アヤカに任せなさい!!」
──そういう話ね。ということは、僕とメグミがヤンチャ生徒役なんだな──
案内されたのは店の片隅にある四人がけの丸テーブルで、僕とメグミックスは遠慮しながら隣同士に座り、アヤカ先生となった美恵が対面に座る。
「けいちゃん、おねえさんどうしたの」
小声で訊ねられる。
「覚悟しておけよ、これがお前の義姉になる人だからな」
「そこ!! 私語を慎む!!」
「「はい」」
ふたりして肩をすくめる。
「起圭一郎くん、メグミさん、あなた達いい加減にしなさいね」
「はぁ」
「メグミさん、返事ははっきり短く。あなた達は互いに思いあってる仲良しなのにどうして解り合おう話し合おうとしないのです、特に圭一郎くん」
うわ、矛先僕からかよ。
「メグミちゃんを大事に思っているのにつっけんどんな態度をして。そんなんだからメグミちゃんは心配してほしくてヤンチャな行動をとるんです」
「おかえりなさいませ~ご主人さま、当店は初めてですか」
初めてでおかえりなさいませはないだろう、と心の中でツッコむ。
美恵が応対する。
「初めてだけど紹介です」
「どなたからですか」
「メグミックスちゃんから。指名してもいいかしら」
「失礼ですがお名前を……」
「おねえさんが来たって言ってもらえれば分かるわ」
しばらくお待ち下さいと言ってメイドさんは奥へ引っ込んだ。その間に店内を見渡す。
すでに数名のお客さんが来ていて、各テーブルごとに女のコがついている。
全員メイド姿かと思ったらそれぞれめいめいの格好をしていた。なるほどコスプレの店だなと関心した。
少ししてから昨日と同じ格好をしたメグミックスとなった恵二郎がやってくる。顔にはどうしていいか分からないから警戒している感じが出ている。
「やっほー、メグミちゃん。昨夜ぶりね」
「いらっしゃいませ~、コスプレ喫茶レディ・クイーンへようこそ~」
「堅苦しい営業文句は無し。指名するからついて」
「え、でも」
「おねえさんの言うことはききなさい。さ、なるだけ静かに話せるところに案内して」
いつもの美恵じゃない、こんなに命令口調というか指導的な話し方をするなんて……、は!! まさか!!
「ひょっとしてなんかのキャラかい」
耳元に口を寄せて美恵に訊く。
「んふぅ、すべてこのアヤカ先生に任せなさい」
黒縁メガネを指先でくいとずらして微笑む。やっぱりそうか。着替えてる間に何か読んでスイッチ入れてきたな。
「ちなみにどんな話なの」
「どんなヤンチャな生徒でも更生させるのがアタシの使命、特務教師冴木アヤカに任せなさい!!」
──そういう話ね。ということは、僕とメグミがヤンチャ生徒役なんだな──
案内されたのは店の片隅にある四人がけの丸テーブルで、僕とメグミックスは遠慮しながら隣同士に座り、アヤカ先生となった美恵が対面に座る。
「けいちゃん、おねえさんどうしたの」
小声で訊ねられる。
「覚悟しておけよ、これがお前の義姉になる人だからな」
「そこ!! 私語を慎む!!」
「「はい」」
ふたりして肩をすくめる。
「起圭一郎くん、メグミさん、あなた達いい加減にしなさいね」
「はぁ」
「メグミさん、返事ははっきり短く。あなた達は互いに思いあってる仲良しなのにどうして解り合おう話し合おうとしないのです、特に圭一郎くん」
うわ、矛先僕からかよ。
「メグミちゃんを大事に思っているのにつっけんどんな態度をして。そんなんだからメグミちゃんは心配してほしくてヤンチャな行動をとるんです」
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