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可憐の運命
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勇気は硬い表情をくずさない。
可憐、、、。
愛を知る時死んでしまう。
俺はどうしたらいい?
この溢れるばかりの愛を可憐に伝えたい。
可憐が俺を愛するかどうかは分からないが、、、。
抱きしめたい。
想いあいたい。
可憐の愛が欲しくてたまらない。
可憐は聖なる宝玉はいらないと言ったが、、、。
勇気は決めていた。
どんなことをしても見つけ出すと。
今まで経験したことのない想いだ。
どんな女とだって簡単に寝ていたのに。
実際可憐とも寝ているが、それがどんなに大切なことなのか、改めて思う。
いつから意識しただろう。
きっと初めて会ったあの日からだったのだ。
血まみれの剣を見ながらそれに動じることなく凛とした物腰。
サラサラの癖のない髪。
澄んだ大きな瞳。
そして何よりときどきしか見せない笑顔。
愛おしいと思った。
抱いたのは出来心と言ったが、寝顔が愛おしくて自分の物にしてしまいたいと思ったからだろうということに今さらながら気づく。
俺は愛がどういうものか知ったのだろう。
*
可憐、、、。
まだ生きているという事はまだ愛を知っていないとう事。
勇気は可憐を抱きたくて仕方がなかった。
聖なる宝玉を見つけるまでもつだろうか?
愛おしい可憐。
相馬と話しをしている。
いたたまれなくなる。
可憐は兄貴を好きだった。
生きているという事はまだ愛を知っていないという事だけど。
楽しそうに話す可憐。
無性に苛立つ。
「可憐!!」
「え、、、?
勇気?
どうしたの?」
可憐は鈍い。
これが嫉妬というものか、、、?
「ちょっと来い!」
「う、うん。」
可憐は相馬にお辞儀をして勇気の元に駆け寄る。
「何?
何かあった?」
可憐はあどけない表情で俺の隣に来る。
このままベッドに押し倒したい。
「ちょっと、な。
あんまり男に近づくな。
愛を知って死んだらどうする?」
可憐は驚いた顔をして笑う。
「大丈夫よ。
あたしはもう覚悟を決めたし、最後は誰かを愛したいもの。」
なんて事を言うだ。
俺じゃないって言いたいのか、、、。
勇気はあんまり無防備な可憐に苛立つ。
「男を信用するな。
俺のような奴もいるんだ。」
押し殺すように勇気は言った。
「そうねー。
あはは!」
俺のことを全く意識してない。
本当は初めてじゃなかったのか?
勇気の心は可憐で一杯だった。
*
愛か、、、。
あたしは死んでないからまだ知らないのだろう。
愛にも色々あるけど、、、。
好きと愛は違うのかな?
ちょっと気になっているのが相馬。
優馬が死んでそれで似ている相馬と出会った。
悲しい想いはもうたくさんだ。
誰も死なせずに済む方法はないだろうか?
これは戦争だ。
兵達はみんな若い。
誰も死なせたくない。
いい方法。
夢見かな?
あたしは寝ることにした。
あたしに出来ることはこれくらいしかない。
続々と兵達が集まりつつある。
あたしは前より死に対し執着がなくなっている。
でもいざという時怖いだろう。
恋することを知れたらいいな。
それが誰かは分からないが。
勇気は男に近づくなと言うが、恋をしたい。
最後にときめくような恋を。
それくらいいいよね?
あたしはそして眠りに落ちていった。
*
「勇気?
ねぇってば?」
「あ?
何?」
「愛美と上手くいってないみたいじゃない?」
「あのなー。
美咲。
最近ちょっとしつこいぞ?」
「えー。
あたしは変わらないわよ。
勇気が変わったのよ。」
「俺のどこが?」
「寝なくなった。」
「、、、。」
美咲は歳は17歳。
隼人とも関係があるらしい。
隼人は俺には気づいているのか?
そんなことはどうでもよかった。
誘いを入れてきたのは美咲だ。
俺に非があるわけないだろう。
「優馬と似た相馬と可憐お似合いだと思うんだけど。」
「は?」
「可憐恋すると死んじゃうんでしょ?」
「誰から聞いた?!」
「あら、うわさよ、うわさ。
相馬もまんざらでもない感じ?
あたしちょっと2人をくっつけて、、、。」
「やめろよ!!」
勇気は大声を出した。
「なーに?
そんな慌てること?」
美咲は笑う。
「あたしはそうするわよ!」
美咲は笑うと勇気の側から離れて相馬の元へ行った。
*
「相馬さん!」
「え、、、?」
美咲にいきなり声をかけられ驚く相馬。
「可憐を幸せにできないかな?」
「、、、?
あの、、、?
話がよく見えないのですが、、、?」
戸惑う相馬。
「可憐、相馬さんの事好きみたいだから。
恋をすると死んじゃうんですよ、可憐は。」
「あぁ、、、その話は聞きました。
でも、、、。」
「相馬!!」
勇気が割って入った。
「美咲、向こう行け!!」
「えーなによ。
まーいいわ。
相馬さん、可憐を幸せにしてあげてね!」
そう言って美咲は去っていく。
「相馬、悪りぃ。
聖なる宝玉の事は皆が知っている訳じゃないんだ。
だから黙っていて欲しい。」
勇気はすまなそうに頭を掻く。
「分かった。
しかし、、、。」
「言ったら兵達にわだかまりを残すことになる。
みんな命をかけているのだから。」
「そうですね。
闘いの目的はあくまでルテインを打ち、圧政を終わらせるためなのだから、、、。」
可憐の運命。
この先に待っている闘い。
可憐の運命。
相馬にも言えない。
勇気は聖なる宝玉を1人で見つける事を相馬にもメイ女王にも言わないと決めていた。
*
「ボレル王国、サイナ王国、ミッド王国が力を貸してくれることになりましたわ。」
メイ女王は微笑む。
でも、目は笑ってはいない。
「可憐はどうしたのかしら?」
「あぁ、、、可憐は寝ると数日起きないんだ。
今寝てる。」
勇気が答えた。
「そう、、、。
夢見というもので今ルテインは世界を統一したと聞きました。
可憐がそうしたのですよね?
そのことをボレル王国やサイナ王国やミッド王国は気にしています。
あなた方はルテインの者達ですわよね?」
「そうですね。」
勇気は言った。
「しかも可憐の夢見で酷い目に合ったとか?」
「事実です。」
「可憐を信用してよいのかしら?」
「可憐は初めて会ったとき俺に言いました。
この世は盛者必衰だと。
そうなんです。
ルテインを打った後は誰が統治するとかない平和な世の中を願っています。
信用のできる人です。」
「夢見は良いことばかりではないのでしょう?
勇気は少し可憐に甘いのではないかしら?」
「可憐はまだ16です。
10歳の時夢見になって大人の言われるまま何も分からないまま夢見をしたんです。」
「まぁ。」
メイ女王は目を見開いて驚く。
「今自分がした事で可憐は後悔をしています。
大丈夫。
可憐は俺達の味方です。」
勇気はメイ女王を真っ直ぐ見て言い切った。
可憐、、、。
愛を知る時死んでしまう。
俺はどうしたらいい?
この溢れるばかりの愛を可憐に伝えたい。
可憐が俺を愛するかどうかは分からないが、、、。
抱きしめたい。
想いあいたい。
可憐の愛が欲しくてたまらない。
可憐は聖なる宝玉はいらないと言ったが、、、。
勇気は決めていた。
どんなことをしても見つけ出すと。
今まで経験したことのない想いだ。
どんな女とだって簡単に寝ていたのに。
実際可憐とも寝ているが、それがどんなに大切なことなのか、改めて思う。
いつから意識しただろう。
きっと初めて会ったあの日からだったのだ。
血まみれの剣を見ながらそれに動じることなく凛とした物腰。
サラサラの癖のない髪。
澄んだ大きな瞳。
そして何よりときどきしか見せない笑顔。
愛おしいと思った。
抱いたのは出来心と言ったが、寝顔が愛おしくて自分の物にしてしまいたいと思ったからだろうということに今さらながら気づく。
俺は愛がどういうものか知ったのだろう。
*
可憐、、、。
まだ生きているという事はまだ愛を知っていないとう事。
勇気は可憐を抱きたくて仕方がなかった。
聖なる宝玉を見つけるまでもつだろうか?
愛おしい可憐。
相馬と話しをしている。
いたたまれなくなる。
可憐は兄貴を好きだった。
生きているという事はまだ愛を知っていないという事だけど。
楽しそうに話す可憐。
無性に苛立つ。
「可憐!!」
「え、、、?
勇気?
どうしたの?」
可憐は鈍い。
これが嫉妬というものか、、、?
「ちょっと来い!」
「う、うん。」
可憐は相馬にお辞儀をして勇気の元に駆け寄る。
「何?
何かあった?」
可憐はあどけない表情で俺の隣に来る。
このままベッドに押し倒したい。
「ちょっと、な。
あんまり男に近づくな。
愛を知って死んだらどうする?」
可憐は驚いた顔をして笑う。
「大丈夫よ。
あたしはもう覚悟を決めたし、最後は誰かを愛したいもの。」
なんて事を言うだ。
俺じゃないって言いたいのか、、、。
勇気はあんまり無防備な可憐に苛立つ。
「男を信用するな。
俺のような奴もいるんだ。」
押し殺すように勇気は言った。
「そうねー。
あはは!」
俺のことを全く意識してない。
本当は初めてじゃなかったのか?
勇気の心は可憐で一杯だった。
*
愛か、、、。
あたしは死んでないからまだ知らないのだろう。
愛にも色々あるけど、、、。
好きと愛は違うのかな?
ちょっと気になっているのが相馬。
優馬が死んでそれで似ている相馬と出会った。
悲しい想いはもうたくさんだ。
誰も死なせずに済む方法はないだろうか?
これは戦争だ。
兵達はみんな若い。
誰も死なせたくない。
いい方法。
夢見かな?
あたしは寝ることにした。
あたしに出来ることはこれくらいしかない。
続々と兵達が集まりつつある。
あたしは前より死に対し執着がなくなっている。
でもいざという時怖いだろう。
恋することを知れたらいいな。
それが誰かは分からないが。
勇気は男に近づくなと言うが、恋をしたい。
最後にときめくような恋を。
それくらいいいよね?
あたしはそして眠りに落ちていった。
*
「勇気?
ねぇってば?」
「あ?
何?」
「愛美と上手くいってないみたいじゃない?」
「あのなー。
美咲。
最近ちょっとしつこいぞ?」
「えー。
あたしは変わらないわよ。
勇気が変わったのよ。」
「俺のどこが?」
「寝なくなった。」
「、、、。」
美咲は歳は17歳。
隼人とも関係があるらしい。
隼人は俺には気づいているのか?
そんなことはどうでもよかった。
誘いを入れてきたのは美咲だ。
俺に非があるわけないだろう。
「優馬と似た相馬と可憐お似合いだと思うんだけど。」
「は?」
「可憐恋すると死んじゃうんでしょ?」
「誰から聞いた?!」
「あら、うわさよ、うわさ。
相馬もまんざらでもない感じ?
あたしちょっと2人をくっつけて、、、。」
「やめろよ!!」
勇気は大声を出した。
「なーに?
そんな慌てること?」
美咲は笑う。
「あたしはそうするわよ!」
美咲は笑うと勇気の側から離れて相馬の元へ行った。
*
「相馬さん!」
「え、、、?」
美咲にいきなり声をかけられ驚く相馬。
「可憐を幸せにできないかな?」
「、、、?
あの、、、?
話がよく見えないのですが、、、?」
戸惑う相馬。
「可憐、相馬さんの事好きみたいだから。
恋をすると死んじゃうんですよ、可憐は。」
「あぁ、、、その話は聞きました。
でも、、、。」
「相馬!!」
勇気が割って入った。
「美咲、向こう行け!!」
「えーなによ。
まーいいわ。
相馬さん、可憐を幸せにしてあげてね!」
そう言って美咲は去っていく。
「相馬、悪りぃ。
聖なる宝玉の事は皆が知っている訳じゃないんだ。
だから黙っていて欲しい。」
勇気はすまなそうに頭を掻く。
「分かった。
しかし、、、。」
「言ったら兵達にわだかまりを残すことになる。
みんな命をかけているのだから。」
「そうですね。
闘いの目的はあくまでルテインを打ち、圧政を終わらせるためなのだから、、、。」
可憐の運命。
この先に待っている闘い。
可憐の運命。
相馬にも言えない。
勇気は聖なる宝玉を1人で見つける事を相馬にもメイ女王にも言わないと決めていた。
*
「ボレル王国、サイナ王国、ミッド王国が力を貸してくれることになりましたわ。」
メイ女王は微笑む。
でも、目は笑ってはいない。
「可憐はどうしたのかしら?」
「あぁ、、、可憐は寝ると数日起きないんだ。
今寝てる。」
勇気が答えた。
「そう、、、。
夢見というもので今ルテインは世界を統一したと聞きました。
可憐がそうしたのですよね?
そのことをボレル王国やサイナ王国やミッド王国は気にしています。
あなた方はルテインの者達ですわよね?」
「そうですね。」
勇気は言った。
「しかも可憐の夢見で酷い目に合ったとか?」
「事実です。」
「可憐を信用してよいのかしら?」
「可憐は初めて会ったとき俺に言いました。
この世は盛者必衰だと。
そうなんです。
ルテインを打った後は誰が統治するとかない平和な世の中を願っています。
信用のできる人です。」
「夢見は良いことばかりではないのでしょう?
勇気は少し可憐に甘いのではないかしら?」
「可憐はまだ16です。
10歳の時夢見になって大人の言われるまま何も分からないまま夢見をしたんです。」
「まぁ。」
メイ女王は目を見開いて驚く。
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大丈夫。
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