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4章 模索する月
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「それで、庭園はどうだったかい? 」
「珍しい花々が多く、興味深かったです」
アーサーと別れた後、テッサロニキ公爵の仕事場を訪れたセレーナは、公爵に問われると、目を輝かせて答えた。
公爵家の庭では見たことない植物が数多くあり、いくら歩いても飽きる事はない。
庭園をさらに豪華に演出する噴水や銅像も芸術的で壮大だった。
最初の不安など忘れ、セレーナはぎこちなく詰まりながらも細かに解説してくれるアーサーの声にずっと耳を傾けていた。
セレーナは公爵に散策で得た知識を伝えていると、優しい目をして聞いていた公爵はセレーナの髪を撫でた。
公爵の手は前よりも骨っぽくなっていた。
──お父様、やっぱり休めてないのかしら・・・
確実に4年前よりもやつれた公爵の姿にセレーナは気が気ではない。
仕事を休もうにも休めない公爵は、食事をする時間もない程忙しいらしい。
人手が足りないのなら増やせばいいのにと思うも、ラミア卿曰く、公爵を指名してくる仕事が多いらしく断るに断れない状況らしい。
『セレーナ嬢の来訪だけが公爵の癒しなのですよ』とラミア卿は複雑な顔で言った。
だからこそセレーナは余計に父が心配でならない。
けれど、公爵は辛そうな顔一つ見せず、セレーナに会う時はシワの増えた顔でいつだって笑っている。
そんな父に言い募る事もできなくて、セレーナは毎度『頑張って』としか口にできずにいた。
「そうか。楽しかったんだね? 」
「はい」
公爵に問われ、セレーナは珍しく即答した。
その姿に公爵は、柔らかな笑みを浮かべ、満足そうに頷いた。
「やはり、セレーナとソルは似ているな」
公爵がポツリとこぼした言葉は、セレーナには思ってもみないことで目を丸めて父の顔を見上げる。
「二人とも好奇心旺盛だ。ソルはその好奇心のままに行動してしまうがな。けれど、セレーナだってそうだろ? 気になった本は夜ふかししてでも読むし、不思議に思えばなぜ不思議に思ったのか分かるまで考え続ける。二人は根本が似ている。さすが双子だね」
──そう、なのかな・・・?
セレーナにはよく分からない。
昔から、自分とソルは真反対の人間だと思ってきたから。
けれど、公爵の言うことに全く同意できないとは言えない。
それが嬉しいのかはよく分からないが、薄くなりかけていたソルとのつながりを見つけ、セレーナは少しだけ鼻の奥がツンとした。
そんなセレーナを公爵は目を細め切ない顔で見ていたが、セレーナは気づかない。
「ソルは、元気かい? 」
「・・・元気だと思う」
今朝見た限りでは、いつも通りだった。
エレンの話からも剣の授業には熱心に取り組んでいるよう。
「最近、ソルはよく外出してるみたい」
「また護衛もつけずにか? 」
「いいえ、お母様がそんな事させないわ」
公爵夫人はソルに剣術を習わせておきながら、ソルの体に少しでも傷がつけば悲鳴をあげている。
そんな公爵夫人は、ソルにベッタリでソルも以前のように人目を避けて抜け出すお転婆ができなくなってきたようで、公爵夫人の管理の元、護衛をつけて外出しかしていない。
「ソルは、奉仕活動に積極的なの」
「あぁ、噂で聞いているよ」
最近巷ではソルの事を太陽の様な令嬢がいると囁かれている。
それは加護とは関係なく、ソルが自分の服や宝石を売り払い、そのお金が貯まると炊き出しを行っているから、人々はそう口にしている。
ソルの愛らしい容姿も健在で、人助けに熱心なその姿は人々に好かれ、ソルは外でも太陽の様な存在になっている。
羨ましいとは思わないが、セレーナにはそんなソルが眩しく感じられた。
「セレーナも、頑張っている様だね。ラミア卿が誉めていたよ」
座学のことだろうと思いセレーナは首をすくめた。
それもエレンに抜かされそうだし、時々分からなくてエレンが助けてくれることも増えた。
「郊外の孤児院は十丁だと聞いたよ」
「それは、デジレ夫人のやり方を模倣してるだけだもの」
「それでもだよ。14歳の子が簡単にできることではないよ」
ソルのやっている事に比べればセレーナのしていることは僅か。
けれどそれを公爵は認めてくれる。
セレーナは父の優しさを噛み締めながら、ふと思い出す。
「お父様、その孤児院のことで相談があるの。あの子たちの受け入れ先を広げたくて、港はどうかなって」
僅かながらセレーナも彼らの受け入れ先を増やそうと考えている。
けれども自分は未熟だからとセレーナはこうやって公爵に相談をする。
「港は、人の出入りが多い分仕事もあるはずよ。昔、お父様も賑わった場所だって教えてくれじゃない」
4年前の会話もセレーナは明確に覚えている。
けれど、公爵はそれにいい顔をしなかった。
「確かにセレーナの言う通りだ。けれど、前も言ったようにあの場所は治安が悪い。経験を積んで一人でも対処できるならまだしも、いきなり何も知らない子こども放り込むのは危険だ。それこそ連れ去りにあって、他国で奴隷にされるなんてこともあるんだ」
そう、だからセレーナはいまだに公爵に港に行く許可は貰えていない。
ソルは公爵夫人に連れられ出入りしているが、公爵はセレーナに信頼できる護衛を連れていけないからダメだと何度も言われていた。
公爵の言い分も分かる。
彼らの仕事を斡旋している以上、できるだけ安全である必要がある。
仕事があるからそれでいいわけではないとセレーナも分かっていた。
──港の仕事はルートを変えたほうがいいかも
数年どこかに弟子入りしてからの受け入れ先として確保するなんてどうだろうか。
セレーナは素直に公爵の言葉に頷いて考えを寝る直す事にした。
「あと、もう一つだけあるの」
セレーナはそろそろ仕事の邪魔になるから帰らないといけないと思いつつ、公爵を引き留める。
「・・・エレンの事」
公爵がエレンをどう思っているのか分からないセレーナは小さな声で言った。
すると、公爵は「ラミア卿から聞いているよ」とにっこりと笑いそれに答えてくれた。
「彼をアカデミーに通わせたいのかい? 」
「その方が選択肢は広がるでしょ? 」
ラミア卿もセレーナもエレンの可能性を信じていた。
一介の使用人で終わるには勿体無い。
エレンをあの屋敷に縛ってしまったきっかけを作ったのはセレーナ。
だから、セレーナが彼を解放する必要があると思った。
「それにエレンがアカデミーに行くことは孤児院の今後のためにもなると思うの。もしエレンの様な可能性のある子がいるってなれば・・・、それで進める道があるってなれば、孤児院でも教育を進められると思うの。皆、優秀な人材を確保しようと寄付だって増えるかもしれない」
そうなるといいとセレーナは思っていた。
公爵はそんなセレーナに目をみはると、すぐにいつもの穏やかな笑顔になる。
「そうか。そこまで考えていたのか。分かった私の方でも検討してみよう」
公爵がすぐに頷いた。
──よかった・・・
セレーナの中で大きな期待が膨らむ。
きっといい答えが返ってくる。
そんな気がした。
そして、セレーナは公爵に送ってもらう途中に、アーサーとの約束を思い出した。
「あ・・・お父様、今度殿下を我が家に招待する事になりました」
セレーナはすぐ公爵に伝えなかった事を謝罪しながら、報告する。
庭園を散歩している途中、公爵婦人が好きな青い花を見つけたセレーナにアーサーが気づき、アーサーが「なら、今度は公爵家の庭を案内してくれ」といい始めた。
即答もしなかったが、断ることもできず、「日程を確認します」と口にすれば、帰り際に念を押されてしまい、セレーナはただでさえ忙しい公爵の手を煩わせることになるのではなと不安に思いながらも、許可を求める。
公爵はそれにクスリと笑った。
「セレーナは殿下がまだ怖いかい? 」
「怖くはありません。けれど、よく分からない方です。私といて何が楽しいのか・・・」
「嫌かい? 」
「そういった話を外で無闇にするべきではないかと」
「はは、そうだね」
公爵は力無い笑い声を上げながら、セレーナの肩に手を置いた。
「けれど、殿下には悪気はないはずだ。セレーナは気楽に相手をすればいい」
王族相手に気楽なんてとセレーナは渋る。
それでも、公爵は笑ったまま、「何も困ることはないさ」というと、仕事に戻って行った。
──嫌ではないけど不思議な方よ
セレーナは心の中だけでそう返答し、馬車に乗り込んだ。
「珍しい花々が多く、興味深かったです」
アーサーと別れた後、テッサロニキ公爵の仕事場を訪れたセレーナは、公爵に問われると、目を輝かせて答えた。
公爵家の庭では見たことない植物が数多くあり、いくら歩いても飽きる事はない。
庭園をさらに豪華に演出する噴水や銅像も芸術的で壮大だった。
最初の不安など忘れ、セレーナはぎこちなく詰まりながらも細かに解説してくれるアーサーの声にずっと耳を傾けていた。
セレーナは公爵に散策で得た知識を伝えていると、優しい目をして聞いていた公爵はセレーナの髪を撫でた。
公爵の手は前よりも骨っぽくなっていた。
──お父様、やっぱり休めてないのかしら・・・
確実に4年前よりもやつれた公爵の姿にセレーナは気が気ではない。
仕事を休もうにも休めない公爵は、食事をする時間もない程忙しいらしい。
人手が足りないのなら増やせばいいのにと思うも、ラミア卿曰く、公爵を指名してくる仕事が多いらしく断るに断れない状況らしい。
『セレーナ嬢の来訪だけが公爵の癒しなのですよ』とラミア卿は複雑な顔で言った。
だからこそセレーナは余計に父が心配でならない。
けれど、公爵は辛そうな顔一つ見せず、セレーナに会う時はシワの増えた顔でいつだって笑っている。
そんな父に言い募る事もできなくて、セレーナは毎度『頑張って』としか口にできずにいた。
「そうか。楽しかったんだね? 」
「はい」
公爵に問われ、セレーナは珍しく即答した。
その姿に公爵は、柔らかな笑みを浮かべ、満足そうに頷いた。
「やはり、セレーナとソルは似ているな」
公爵がポツリとこぼした言葉は、セレーナには思ってもみないことで目を丸めて父の顔を見上げる。
「二人とも好奇心旺盛だ。ソルはその好奇心のままに行動してしまうがな。けれど、セレーナだってそうだろ? 気になった本は夜ふかししてでも読むし、不思議に思えばなぜ不思議に思ったのか分かるまで考え続ける。二人は根本が似ている。さすが双子だね」
──そう、なのかな・・・?
セレーナにはよく分からない。
昔から、自分とソルは真反対の人間だと思ってきたから。
けれど、公爵の言うことに全く同意できないとは言えない。
それが嬉しいのかはよく分からないが、薄くなりかけていたソルとのつながりを見つけ、セレーナは少しだけ鼻の奥がツンとした。
そんなセレーナを公爵は目を細め切ない顔で見ていたが、セレーナは気づかない。
「ソルは、元気かい? 」
「・・・元気だと思う」
今朝見た限りでは、いつも通りだった。
エレンの話からも剣の授業には熱心に取り組んでいるよう。
「最近、ソルはよく外出してるみたい」
「また護衛もつけずにか? 」
「いいえ、お母様がそんな事させないわ」
公爵夫人はソルに剣術を習わせておきながら、ソルの体に少しでも傷がつけば悲鳴をあげている。
そんな公爵夫人は、ソルにベッタリでソルも以前のように人目を避けて抜け出すお転婆ができなくなってきたようで、公爵夫人の管理の元、護衛をつけて外出しかしていない。
「ソルは、奉仕活動に積極的なの」
「あぁ、噂で聞いているよ」
最近巷ではソルの事を太陽の様な令嬢がいると囁かれている。
それは加護とは関係なく、ソルが自分の服や宝石を売り払い、そのお金が貯まると炊き出しを行っているから、人々はそう口にしている。
ソルの愛らしい容姿も健在で、人助けに熱心なその姿は人々に好かれ、ソルは外でも太陽の様な存在になっている。
羨ましいとは思わないが、セレーナにはそんなソルが眩しく感じられた。
「セレーナも、頑張っている様だね。ラミア卿が誉めていたよ」
座学のことだろうと思いセレーナは首をすくめた。
それもエレンに抜かされそうだし、時々分からなくてエレンが助けてくれることも増えた。
「郊外の孤児院は十丁だと聞いたよ」
「それは、デジレ夫人のやり方を模倣してるだけだもの」
「それでもだよ。14歳の子が簡単にできることではないよ」
ソルのやっている事に比べればセレーナのしていることは僅か。
けれどそれを公爵は認めてくれる。
セレーナは父の優しさを噛み締めながら、ふと思い出す。
「お父様、その孤児院のことで相談があるの。あの子たちの受け入れ先を広げたくて、港はどうかなって」
僅かながらセレーナも彼らの受け入れ先を増やそうと考えている。
けれども自分は未熟だからとセレーナはこうやって公爵に相談をする。
「港は、人の出入りが多い分仕事もあるはずよ。昔、お父様も賑わった場所だって教えてくれじゃない」
4年前の会話もセレーナは明確に覚えている。
けれど、公爵はそれにいい顔をしなかった。
「確かにセレーナの言う通りだ。けれど、前も言ったようにあの場所は治安が悪い。経験を積んで一人でも対処できるならまだしも、いきなり何も知らない子こども放り込むのは危険だ。それこそ連れ去りにあって、他国で奴隷にされるなんてこともあるんだ」
そう、だからセレーナはいまだに公爵に港に行く許可は貰えていない。
ソルは公爵夫人に連れられ出入りしているが、公爵はセレーナに信頼できる護衛を連れていけないからダメだと何度も言われていた。
公爵の言い分も分かる。
彼らの仕事を斡旋している以上、できるだけ安全である必要がある。
仕事があるからそれでいいわけではないとセレーナも分かっていた。
──港の仕事はルートを変えたほうがいいかも
数年どこかに弟子入りしてからの受け入れ先として確保するなんてどうだろうか。
セレーナは素直に公爵の言葉に頷いて考えを寝る直す事にした。
「あと、もう一つだけあるの」
セレーナはそろそろ仕事の邪魔になるから帰らないといけないと思いつつ、公爵を引き留める。
「・・・エレンの事」
公爵がエレンをどう思っているのか分からないセレーナは小さな声で言った。
すると、公爵は「ラミア卿から聞いているよ」とにっこりと笑いそれに答えてくれた。
「彼をアカデミーに通わせたいのかい? 」
「その方が選択肢は広がるでしょ? 」
ラミア卿もセレーナもエレンの可能性を信じていた。
一介の使用人で終わるには勿体無い。
エレンをあの屋敷に縛ってしまったきっかけを作ったのはセレーナ。
だから、セレーナが彼を解放する必要があると思った。
「それにエレンがアカデミーに行くことは孤児院の今後のためにもなると思うの。もしエレンの様な可能性のある子がいるってなれば・・・、それで進める道があるってなれば、孤児院でも教育を進められると思うの。皆、優秀な人材を確保しようと寄付だって増えるかもしれない」
そうなるといいとセレーナは思っていた。
公爵はそんなセレーナに目をみはると、すぐにいつもの穏やかな笑顔になる。
「そうか。そこまで考えていたのか。分かった私の方でも検討してみよう」
公爵がすぐに頷いた。
──よかった・・・
セレーナの中で大きな期待が膨らむ。
きっといい答えが返ってくる。
そんな気がした。
そして、セレーナは公爵に送ってもらう途中に、アーサーとの約束を思い出した。
「あ・・・お父様、今度殿下を我が家に招待する事になりました」
セレーナはすぐ公爵に伝えなかった事を謝罪しながら、報告する。
庭園を散歩している途中、公爵婦人が好きな青い花を見つけたセレーナにアーサーが気づき、アーサーが「なら、今度は公爵家の庭を案内してくれ」といい始めた。
即答もしなかったが、断ることもできず、「日程を確認します」と口にすれば、帰り際に念を押されてしまい、セレーナはただでさえ忙しい公爵の手を煩わせることになるのではなと不安に思いながらも、許可を求める。
公爵はそれにクスリと笑った。
「セレーナは殿下がまだ怖いかい? 」
「怖くはありません。けれど、よく分からない方です。私といて何が楽しいのか・・・」
「嫌かい? 」
「そういった話を外で無闇にするべきではないかと」
「はは、そうだね」
公爵は力無い笑い声を上げながら、セレーナの肩に手を置いた。
「けれど、殿下には悪気はないはずだ。セレーナは気楽に相手をすればいい」
王族相手に気楽なんてとセレーナは渋る。
それでも、公爵は笑ったまま、「何も困ることはないさ」というと、仕事に戻って行った。
──嫌ではないけど不思議な方よ
セレーナは心の中だけでそう返答し、馬車に乗り込んだ。
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