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28 花咲く丘の上で
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ある朝、珍しくバートラフが寝坊をした。わたしの作る朝食を所望し、いつもの通り、向かい合って席に着く。
「あなたが寝坊なんて珍しいのね。今日はお仕事は?」
豆のスープにスプーンを浸したバートラフに尋ねると、彼は肩を竦めた。
「休みです」
「あら!」
休みを取るなんて、成竜になって初めてだ。
「なんで驚くんです?」
むっとしたようにバートラフがケチをつける。どうやら生意気発動のようだ。
「僕は気がついたんです。義務を果たすだけでは生きる甲斐がない。生活には、喜びも必要だ」
「そうね。その通りよ」
わたしだって、わからず屋というわけじゃないのよ。むしろ、バートラフにはもっと楽しんでほしいと思っていた。
「ですから、妃殿下。今日は僕に付き合ってもらいます」
「え?」
バートラフの楽しみとわたしに、どういう関係が?
眉を顰めて考え込んでいると、バートラフは勢いよくパンを引き割いた。
「いやですか?」
「まさか。喜んでおつきあいするわ」
そう答えると、バートラフは一層尊大に頷き、パンを口に押し込んだ。
外出着に着替えて中庭に出ると、そこには美しい白い竜が、地面に舞い降りていた。バートラフだ。首を後ろに振って、背中に乗るように促す。
侍従たちが手を貸そうとしたが、バートラフはぐるりと首を回し、彼らを睨んだ。黒い目が、わずかに赤みを帯びる。
慌てて下がる侍従たちに、わたしは笑って手を振った。バートラフはとても低く体を下げていたので、乗りにくいなんてことは絶対になかったからだ。
居心地のいい場所はすぐにみつかった。首の周りに手を回して体を支えると、バートラフは静かに空へ舞い上がった。
竜になった彼に乗るのは、最初の日以来だ。あの時は動転してしまったけれど、今は、余裕をもって楽しむことができる。
青い空、白い竜。なんてこの世は美しいのだろう。
「……揺れない?」
バートラフの声が頭の中で響く。魔力を操って言葉を伝えることもできるようになったのだ。
「全然。すごく楽しい」
頭の中で念じると、竜は後ろに首を捻じ曲げ、背中が揺れた。どうやら満足そうに笑ったようだ。
広い庭園の上を飛び去り、竜は、宮殿の外へ出た。今日はどこまで行くのだろう。遠くへ連れて行ってくれるのだろうか。宮殿に来てから、外へ出たことがない。市中に連れて行ってくれるのかな。
町の人間たちが、上を向いて手を振っているのが見える。バートラフは、彼らに好かれているようだ。成竜になってからは、宮殿や城下の町で働く人間たちの為に、税を減らし、社会保障や学校制度を整えたりしたりしているから、なおさらだろう。
空を飛ぶのは楽しかった。なぜわたしには、羽がないのだろう。このままどこまでも飛んでいきたかった。
けれど、ほんの数分で、竜は下降し始めた。ここは国境に近いから、うっかりメレンクールへ入ってしまったら大変だものね。わたしも、家族のいる祖国には入りたくない。
バートラフが舞い下りたのは、小高い丘の上だった。
「わあ、きれい」
スミレ、フリージア、パンジー、辺り一面に、花が咲いている。
ふっと空気が揺らぎ、バートラフが人型に戻った。
「ここ、とてもきれいね。いろんな花がさいてるわ。いい匂いがする」
夢中になってわたしは言った。決して豪華な花々ではなく、むしろ草花といっていい花たちだけど、まさに今が盛りという感じで、どの花も精いっぱい咲き誇っている。
「満足してくれたようで嬉しいよ」
バートラフが頷く。
「これに満足しない人なんていないわ!」
わたしは靴を脱いだ。できるだけ花を踏まないように注意して、歩き出す。歩みは、自然と踊るような足取りになっていく。
「すごい。きれい」
花々の生命力に圧倒されて、言葉が続かない。ただ、自分の体を動かすことだけで、今ここにいる喜びを表現する。
「……?」
不意に、右手を握られた。
バートラフだ。
真面目腐った顔で、わたしの右手を掴んでいる。
「バートラフ?」
名を呼んだ瞬間、破顔した。彼は掴んだ手を支柱にして、私の体を、くるくると回し始めた。
口から笑いが出てくる。抑えようとしても抑えきれない、幸せの笑い声が。
わたしの笑い声に合わせるように、バートラフがわたしを回す速度が速くなっていく。つま先立ちになってスカートをはためかせ、わたしはわらいながら、くるくると回った。
「もうダメ」
へばって崩れ落ちそうになった体を、たくましい腕が支えた。やだ、バートラフったら。いつの間にこんなに筋肉がついたのかしら。
「妃殿下?」
心配そうな灰色の瞳が覗き込んでいる。そこだけは竜体の時と変わらない、つややかに輝く美しい瞳だ。
「楽しかったわねえ」
あいからわずへらへらと笑いながら、わたしは彼の手を押しのけた。いつまでも抱かれているわけにはいかないから。だってこの子は、わたしの最オシ、大事な大事なバートラフ。
足元のピンクのコスモスを踏まないように、そっと地面に腰を下ろすと、バートラフも並んで座った。
……コスモス?
「どうしたのかしら。スミレとコスモスが一緒に咲いてるなんて」
つぶやくと、隣のバートラフが身じろぎをするのがわかった。それほど彼は、わたしのそばに座っていたのだ。
「僕が咲かせたんです。春のスミレやフリージア、夏のサルビアと百日草、秋のダリアにリンドウ、冬のアネモネ、それにプリムラ。ここにあるだけの花を、一斉に」
「え?」
そんなことが可能なのか?
「僕が、そのう、魔力で。だから、妃殿下をお誘いして……」
「バートラフ!」
わたしは思わず、彼に抱き着いた。幼体の時から抱きしめていたから、何の抵抗もなかった。
「素敵。ありがとう、バートラフ」
腕の中のバートラフが、もぞもぞと動いた。くぐもった声が恥ずかしそうに言う。
「貴女の為なら僕は……」
「貴方、こんな高度な魔法も使えるようになったのね!」
「妃殿下……」
「あんなに小さかったのにね!」
「僕はもう、子どもじゃない」
思いがけず強い口調で言って、バートラフはわたしの体を押しのけ、抱擁から逃れた。
ごめんね。子ども扱いしちゃった。それに、何か言いたそうだったのに、遮っちゃったような気がする。
「ここはね」
再び並んで花畑を見ながら、バートラフが言う。
「ここは、母が種をまいた花畑なんだそうです。草花ばかりなんですけど、母はそういう人だったって、エミーガルが教えてくれました。彼女がずっと、花たちの手入れをしてくれたんです」
「エミーガリュ?」
反省したそばから、またつい、からかってしまった。だって彼は、自分を育ててくれた乳母のことを、ずっとそう呼んでいたのだから。
「エミーガルです」
毅然とした返事が返ってきた。彼はわたしに向き直った。グレーの目が少し恥ずかしそうに伏せられている。
「ずっと前から、僕は決めていました。いつかきっと、ここに連れてこようと」
「連れ来よう? どなたを」
「貴女を。僕の魔法で、この丘一面に花を咲かせることができたら」
不意に彼はわたしの方に両手を置いて、間近に顔を覗き込んできた。
自分の黒い目が、澄んだ灰色の瞳を映したのを感じる。灰色の瞳には、わたしの黒い瞳が映りこんでいて、その中には……。
胸がどきどきした。
バートラフは、成竜だ。180歳の彼は、わたしよりずっと知恵があり、先を見通す力もある。そして、与えられた身分にふさわしい竜になるべく、懸命に努力を重ねている。
彼はもう、好き勝手いじっていい子どもなんかじゃない。
動悸が止まらない。
それは、……そうよ。彼が前世のオシだったから。それだけ。それだけにしておこう。だって彼は、いずれわたしを殺す。「その時」に、彼が苦しむことがないように、心に傷を負わず、わたしを殺すことが自分の必然であると納得できるように、彼との間に距離を開けておかねばならない。
彼の為に。わたしは、憎まれ役の継母のままでいい。
自分の体が強張ったのを感じる。
何かを感じたのだろうか。バートラフは俯いてしまった。端正なその顔に、長い睫毛が濃い影を宿していた。
「あなたが寝坊なんて珍しいのね。今日はお仕事は?」
豆のスープにスプーンを浸したバートラフに尋ねると、彼は肩を竦めた。
「休みです」
「あら!」
休みを取るなんて、成竜になって初めてだ。
「なんで驚くんです?」
むっとしたようにバートラフがケチをつける。どうやら生意気発動のようだ。
「僕は気がついたんです。義務を果たすだけでは生きる甲斐がない。生活には、喜びも必要だ」
「そうね。その通りよ」
わたしだって、わからず屋というわけじゃないのよ。むしろ、バートラフにはもっと楽しんでほしいと思っていた。
「ですから、妃殿下。今日は僕に付き合ってもらいます」
「え?」
バートラフの楽しみとわたしに、どういう関係が?
眉を顰めて考え込んでいると、バートラフは勢いよくパンを引き割いた。
「いやですか?」
「まさか。喜んでおつきあいするわ」
そう答えると、バートラフは一層尊大に頷き、パンを口に押し込んだ。
外出着に着替えて中庭に出ると、そこには美しい白い竜が、地面に舞い降りていた。バートラフだ。首を後ろに振って、背中に乗るように促す。
侍従たちが手を貸そうとしたが、バートラフはぐるりと首を回し、彼らを睨んだ。黒い目が、わずかに赤みを帯びる。
慌てて下がる侍従たちに、わたしは笑って手を振った。バートラフはとても低く体を下げていたので、乗りにくいなんてことは絶対になかったからだ。
居心地のいい場所はすぐにみつかった。首の周りに手を回して体を支えると、バートラフは静かに空へ舞い上がった。
竜になった彼に乗るのは、最初の日以来だ。あの時は動転してしまったけれど、今は、余裕をもって楽しむことができる。
青い空、白い竜。なんてこの世は美しいのだろう。
「……揺れない?」
バートラフの声が頭の中で響く。魔力を操って言葉を伝えることもできるようになったのだ。
「全然。すごく楽しい」
頭の中で念じると、竜は後ろに首を捻じ曲げ、背中が揺れた。どうやら満足そうに笑ったようだ。
広い庭園の上を飛び去り、竜は、宮殿の外へ出た。今日はどこまで行くのだろう。遠くへ連れて行ってくれるのだろうか。宮殿に来てから、外へ出たことがない。市中に連れて行ってくれるのかな。
町の人間たちが、上を向いて手を振っているのが見える。バートラフは、彼らに好かれているようだ。成竜になってからは、宮殿や城下の町で働く人間たちの為に、税を減らし、社会保障や学校制度を整えたりしたりしているから、なおさらだろう。
空を飛ぶのは楽しかった。なぜわたしには、羽がないのだろう。このままどこまでも飛んでいきたかった。
けれど、ほんの数分で、竜は下降し始めた。ここは国境に近いから、うっかりメレンクールへ入ってしまったら大変だものね。わたしも、家族のいる祖国には入りたくない。
バートラフが舞い下りたのは、小高い丘の上だった。
「わあ、きれい」
スミレ、フリージア、パンジー、辺り一面に、花が咲いている。
ふっと空気が揺らぎ、バートラフが人型に戻った。
「ここ、とてもきれいね。いろんな花がさいてるわ。いい匂いがする」
夢中になってわたしは言った。決して豪華な花々ではなく、むしろ草花といっていい花たちだけど、まさに今が盛りという感じで、どの花も精いっぱい咲き誇っている。
「満足してくれたようで嬉しいよ」
バートラフが頷く。
「これに満足しない人なんていないわ!」
わたしは靴を脱いだ。できるだけ花を踏まないように注意して、歩き出す。歩みは、自然と踊るような足取りになっていく。
「すごい。きれい」
花々の生命力に圧倒されて、言葉が続かない。ただ、自分の体を動かすことだけで、今ここにいる喜びを表現する。
「……?」
不意に、右手を握られた。
バートラフだ。
真面目腐った顔で、わたしの右手を掴んでいる。
「バートラフ?」
名を呼んだ瞬間、破顔した。彼は掴んだ手を支柱にして、私の体を、くるくると回し始めた。
口から笑いが出てくる。抑えようとしても抑えきれない、幸せの笑い声が。
わたしの笑い声に合わせるように、バートラフがわたしを回す速度が速くなっていく。つま先立ちになってスカートをはためかせ、わたしはわらいながら、くるくると回った。
「もうダメ」
へばって崩れ落ちそうになった体を、たくましい腕が支えた。やだ、バートラフったら。いつの間にこんなに筋肉がついたのかしら。
「妃殿下?」
心配そうな灰色の瞳が覗き込んでいる。そこだけは竜体の時と変わらない、つややかに輝く美しい瞳だ。
「楽しかったわねえ」
あいからわずへらへらと笑いながら、わたしは彼の手を押しのけた。いつまでも抱かれているわけにはいかないから。だってこの子は、わたしの最オシ、大事な大事なバートラフ。
足元のピンクのコスモスを踏まないように、そっと地面に腰を下ろすと、バートラフも並んで座った。
……コスモス?
「どうしたのかしら。スミレとコスモスが一緒に咲いてるなんて」
つぶやくと、隣のバートラフが身じろぎをするのがわかった。それほど彼は、わたしのそばに座っていたのだ。
「僕が咲かせたんです。春のスミレやフリージア、夏のサルビアと百日草、秋のダリアにリンドウ、冬のアネモネ、それにプリムラ。ここにあるだけの花を、一斉に」
「え?」
そんなことが可能なのか?
「僕が、そのう、魔力で。だから、妃殿下をお誘いして……」
「バートラフ!」
わたしは思わず、彼に抱き着いた。幼体の時から抱きしめていたから、何の抵抗もなかった。
「素敵。ありがとう、バートラフ」
腕の中のバートラフが、もぞもぞと動いた。くぐもった声が恥ずかしそうに言う。
「貴女の為なら僕は……」
「貴方、こんな高度な魔法も使えるようになったのね!」
「妃殿下……」
「あんなに小さかったのにね!」
「僕はもう、子どもじゃない」
思いがけず強い口調で言って、バートラフはわたしの体を押しのけ、抱擁から逃れた。
ごめんね。子ども扱いしちゃった。それに、何か言いたそうだったのに、遮っちゃったような気がする。
「ここはね」
再び並んで花畑を見ながら、バートラフが言う。
「ここは、母が種をまいた花畑なんだそうです。草花ばかりなんですけど、母はそういう人だったって、エミーガルが教えてくれました。彼女がずっと、花たちの手入れをしてくれたんです」
「エミーガリュ?」
反省したそばから、またつい、からかってしまった。だって彼は、自分を育ててくれた乳母のことを、ずっとそう呼んでいたのだから。
「エミーガルです」
毅然とした返事が返ってきた。彼はわたしに向き直った。グレーの目が少し恥ずかしそうに伏せられている。
「ずっと前から、僕は決めていました。いつかきっと、ここに連れてこようと」
「連れ来よう? どなたを」
「貴女を。僕の魔法で、この丘一面に花を咲かせることができたら」
不意に彼はわたしの方に両手を置いて、間近に顔を覗き込んできた。
自分の黒い目が、澄んだ灰色の瞳を映したのを感じる。灰色の瞳には、わたしの黒い瞳が映りこんでいて、その中には……。
胸がどきどきした。
バートラフは、成竜だ。180歳の彼は、わたしよりずっと知恵があり、先を見通す力もある。そして、与えられた身分にふさわしい竜になるべく、懸命に努力を重ねている。
彼はもう、好き勝手いじっていい子どもなんかじゃない。
動悸が止まらない。
それは、……そうよ。彼が前世のオシだったから。それだけ。それだけにしておこう。だって彼は、いずれわたしを殺す。「その時」に、彼が苦しむことがないように、心に傷を負わず、わたしを殺すことが自分の必然であると納得できるように、彼との間に距離を開けておかねばならない。
彼の為に。わたしは、憎まれ役の継母のままでいい。
自分の体が強張ったのを感じる。
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