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4ー4
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「……へえ、うまいじゃん」
聞き覚えのある声に、凛は勢いよく振り返った。
夕陽を背負った人影──そこにいたのは、〝今〟の海翔だった。
青とオレンジが混じり合った世界に溶け込むよう、海翔が立っている。
「──カ……、一ノ瀬くん。ど、どうしたの」
つい、『カイト』と呼びそうになって、慌てて言い直した。
「……別に。ただ、佐伯がまだ帰らず、海にいるような気がしたからさ」
何でもないその一言に、身体中が喜んでいる。
まるで、石炭をくべたばかりの蒸気機関車みたいに、鼓動が一気に加速した。
潮風で乱れた髪をかき上げ、夕日が沈む海の果てを見つめる海翔が眩しい。
何か話さないと……。
せっかく海に二人でいるのに、つまらない奴だって、帰ってしまうかもしれない。
こんな貴重なシチュエーション、もうないかもしれない。
「ど、どうして海にいるって、思ったの?」
絞り出した言葉を投げかけた。
すぐに返事が返ってくると思ったのに、海翔の瞳は夕日を見つめているだけ。
……どうしよう、もう一回、同じことを聞く? いや、待っていた方がいいよな。
数秒がとてつもなく長く感じる。
喉が乾いて唾を飲み込んでも、ひりつくだけだった。
「何となく……だ。それに、佐伯ってなんか、海にいるイメージだしな」
そう言って、海翔が隣に座ってきた。
布越しに肩が触れ、蓄積された想いがそこから伝わりそうだ。
「そ、それを言うなら、一ノ瀬くんの方が、海っぽいよ」
「海っぽい? 何だ、それ。海坊主かなんかみたいに聞こえるな」
「う、海坊主って。そんな風に思ってないよ」
俺のバカ。
他にもっと気の利いた言葉を言えないのか。
自分のボキャブラリーのなさに肩を落としていると、冗談だってと、軽い笑い声が肩越しに伝わる。
小さな振動から海翔を感じると、体の芯がじわっと汗をかいた。
さっきの発言で怒ってないかが気になり、そっと横を一瞥する。
海翔は髪を束ねていたゴムを外し、全身に風を取り込んでいた。
海から助けてくれたあの頃よりずっと大人で、隙のない美しい横顔に凛は言葉を失った。
すると、何かを思い出したように、海翔が急にククッと笑い出した。
薄く唇を開き、言葉を紡ごうとしている。
その姿さえ秀麗で、見惚れてしまう。
「そう言えば俺、ガキんときに、海で溺れてる男の子を助けたことあったな」
唐突に流れてきた言葉に耳を疑った。
海で……助けた──。
何も考えず、凛は勢いよく海翔を見た。
案の定、凛の反応に驚く目がそこに生まれる。
「な、何だよ。佐伯も、もしかして思った? 子どもが子どもを助けるんじゃないって」
そんなこと思ってない──いや、普通ならダメって思うかもだけど。
でも俺にとっては……あのときのカイトは、ヒーローだった。だから、ダメだとは言えないし、思ってもない。
それをどう伝えようか逡巡していると、眉を八の字にさせながら海翔が微笑んでくる。
「まあ、言いたいことはわかるよ。そのとき、そばで見てた大人にめちゃくちゃ怒られたもんな。けどさ、ちゃんとライフセーバーの人に教わったことをしたんだぞ」
ごくんと、喉を鳴らし、「教わったことって?」と、何とか聞き返す。
緊張し過ぎて、手汗がヤバいことになっていた。
「手近にあるもんで、浮き輪にするってことだよ。あんとき、俺はリュックに大量のお菓子を入れて持ってたんだ。ダチと海で食べようと思ってさ」
「……え、えっと、お菓子と浮き輪ってどんな関係があるの?」
鼓動を激しくさせながらも、クイズの答えを聞くような気持ちで海翔の言葉を待った。
「知りたいか?」
人類全てを魅了する笑顔を向けてくる。
その顔は、反則だ。
凛は動揺を隠しながら、「知りたいっ」と、海翔の顔を見つめた。
「しょうがないな。じゃ、特別に伝授してやる。お菓子と言っても、チョコやクッキーじゃダメだ。スナック菓子ってのがポイントな。あんときのリュックにはポテチやポップコーンとかの袋がしを詰め込んで──」
「わかったっ。空気だっ! ポテチとかって空気がほとんどで、中身が少ないって、いっつも思うんだ。でもそっか、それが浮き輪の代わりになるんだ……。すごいね、一ノ瀬君。咄嗟にそんなこと思いつくなんて」
心から思ったことを、口にしていた。
溺れていたのが凛だと認識していなくても、助けてくれたことだけは覚えてくれていた。
それがたまらなく嬉しい。
胸の中がほわっと温かくなって、それが凛の表情筋を緩めさせた。
自分でもわかるほど破顔している。
それを止めることもせず、凛は心の底から海翔に微笑んでいた。
でも、それは数秒間だけ。
凛はすぐに、「ご、ごめん」と、慌てて口を手で覆った。
海翔が黙ったまま、凛をジッと見ていたからだ。
何も話さず、探るように。
どうしよう、俺ってば、遠慮なしにペラペラと……。
海翔の気持ちを伺うよう、上目遣いで見ると、首を傾げながら顔を近づけられた。
「……佐伯って、この町に来るのは初めて……だよな?」
海翔の目が、何かを暴くように細められた。
いきなりの質問に、凛は戸惑った。
尋常じゃないほど、心臓がバクバクしている。
どうしよう、なんて答えよう……。
一ノ瀬くんが助けたその子どもは、俺だよ──なんて、軽く言えたら……。
唇をキュッと噛んで考えても、頭の中で語順が散らばって回収できない。
「な、なんで、そんなこと……」
必死でくっつけたひらがなを口にすると、海翔の視線はまた海に戻っていった。
「いや、前にも言ったけど、やっぱ、佐伯のこと、見たことあるなーって」
「……だ、だから、こんな顔、そこら中にいっぱい、いるよ。たぶん……」
あー、もう何を言ってるか自分でもわからない。
せっかく、前はうまく誤魔化せたのに。
気付いて欲しい、思い出して欲しい。でもそれだと、この気持ちを隠しておけなくなる。
それに、約束のしるしを渡した張本人が、それを破ったなんて思われたくない。
そんな矛盾な感情が、凛の心の中で行ったり来たりする。
なにより、男から好かれてる──なんて、迷惑かけるだけじゃ済まないかもしれない。
これ以上、海翔に近づかない方がいい……。
足元の砂を逃げ道に見ていると、頭に少しの重みを感じた。
髪を撫でられている感触。
凛は恐る恐る顔を上げた。
いたずらっ子のような顔で凛を見る、海翔と目が合う。
「いっぱいいるって、そんなことないだろ。何たって、キュートレディのジャスミンなんだし」
注がれた言葉に、はたと思考が止まる。
深月の『ジャスミン』発言を思い出したのか、海翔が笑いを必死でこらえてる。
恥ずかしくて、顔も体も熱い。
もし、ここにベッドがあったら絶対布団をかぶって隠れる。
恥ずかしい気持ちと、嬉しさがないまぜになり、気持ちが右往左往していると、鼻頭をキュッと撮まれた。
「な、なにする──」
「佐伯って、おもしろいな」
そう言って、海翔の手がまた凛の髪に触れてくる。
ほんのり温かくて、柔らかいベールが心の奥まで包んでくれている気がした。
「お、おもしろいって、心外だ……よ」
照れ隠しに行った言葉も、海翔のお好みだったのか。また笑われた。
今度はそっと、凛の心臓をノックするみたいに。
「……な、今度、シーグラス探すとき、俺も誘ってくれよ」
思いもよらない提案に、断る理由はなかった。
凛は「うんっ」と、思いっきり頷いた。
きっと、深月ちゃんのため。
それでもいい、全然いい。
海翔と交わす約束。ただ、それだけが嬉しかった。
聞き覚えのある声に、凛は勢いよく振り返った。
夕陽を背負った人影──そこにいたのは、〝今〟の海翔だった。
青とオレンジが混じり合った世界に溶け込むよう、海翔が立っている。
「──カ……、一ノ瀬くん。ど、どうしたの」
つい、『カイト』と呼びそうになって、慌てて言い直した。
「……別に。ただ、佐伯がまだ帰らず、海にいるような気がしたからさ」
何でもないその一言に、身体中が喜んでいる。
まるで、石炭をくべたばかりの蒸気機関車みたいに、鼓動が一気に加速した。
潮風で乱れた髪をかき上げ、夕日が沈む海の果てを見つめる海翔が眩しい。
何か話さないと……。
せっかく海に二人でいるのに、つまらない奴だって、帰ってしまうかもしれない。
こんな貴重なシチュエーション、もうないかもしれない。
「ど、どうして海にいるって、思ったの?」
絞り出した言葉を投げかけた。
すぐに返事が返ってくると思ったのに、海翔の瞳は夕日を見つめているだけ。
……どうしよう、もう一回、同じことを聞く? いや、待っていた方がいいよな。
数秒がとてつもなく長く感じる。
喉が乾いて唾を飲み込んでも、ひりつくだけだった。
「何となく……だ。それに、佐伯ってなんか、海にいるイメージだしな」
そう言って、海翔が隣に座ってきた。
布越しに肩が触れ、蓄積された想いがそこから伝わりそうだ。
「そ、それを言うなら、一ノ瀬くんの方が、海っぽいよ」
「海っぽい? 何だ、それ。海坊主かなんかみたいに聞こえるな」
「う、海坊主って。そんな風に思ってないよ」
俺のバカ。
他にもっと気の利いた言葉を言えないのか。
自分のボキャブラリーのなさに肩を落としていると、冗談だってと、軽い笑い声が肩越しに伝わる。
小さな振動から海翔を感じると、体の芯がじわっと汗をかいた。
さっきの発言で怒ってないかが気になり、そっと横を一瞥する。
海翔は髪を束ねていたゴムを外し、全身に風を取り込んでいた。
海から助けてくれたあの頃よりずっと大人で、隙のない美しい横顔に凛は言葉を失った。
すると、何かを思い出したように、海翔が急にククッと笑い出した。
薄く唇を開き、言葉を紡ごうとしている。
その姿さえ秀麗で、見惚れてしまう。
「そう言えば俺、ガキんときに、海で溺れてる男の子を助けたことあったな」
唐突に流れてきた言葉に耳を疑った。
海で……助けた──。
何も考えず、凛は勢いよく海翔を見た。
案の定、凛の反応に驚く目がそこに生まれる。
「な、何だよ。佐伯も、もしかして思った? 子どもが子どもを助けるんじゃないって」
そんなこと思ってない──いや、普通ならダメって思うかもだけど。
でも俺にとっては……あのときのカイトは、ヒーローだった。だから、ダメだとは言えないし、思ってもない。
それをどう伝えようか逡巡していると、眉を八の字にさせながら海翔が微笑んでくる。
「まあ、言いたいことはわかるよ。そのとき、そばで見てた大人にめちゃくちゃ怒られたもんな。けどさ、ちゃんとライフセーバーの人に教わったことをしたんだぞ」
ごくんと、喉を鳴らし、「教わったことって?」と、何とか聞き返す。
緊張し過ぎて、手汗がヤバいことになっていた。
「手近にあるもんで、浮き輪にするってことだよ。あんとき、俺はリュックに大量のお菓子を入れて持ってたんだ。ダチと海で食べようと思ってさ」
「……え、えっと、お菓子と浮き輪ってどんな関係があるの?」
鼓動を激しくさせながらも、クイズの答えを聞くような気持ちで海翔の言葉を待った。
「知りたいか?」
人類全てを魅了する笑顔を向けてくる。
その顔は、反則だ。
凛は動揺を隠しながら、「知りたいっ」と、海翔の顔を見つめた。
「しょうがないな。じゃ、特別に伝授してやる。お菓子と言っても、チョコやクッキーじゃダメだ。スナック菓子ってのがポイントな。あんときのリュックにはポテチやポップコーンとかの袋がしを詰め込んで──」
「わかったっ。空気だっ! ポテチとかって空気がほとんどで、中身が少ないって、いっつも思うんだ。でもそっか、それが浮き輪の代わりになるんだ……。すごいね、一ノ瀬君。咄嗟にそんなこと思いつくなんて」
心から思ったことを、口にしていた。
溺れていたのが凛だと認識していなくても、助けてくれたことだけは覚えてくれていた。
それがたまらなく嬉しい。
胸の中がほわっと温かくなって、それが凛の表情筋を緩めさせた。
自分でもわかるほど破顔している。
それを止めることもせず、凛は心の底から海翔に微笑んでいた。
でも、それは数秒間だけ。
凛はすぐに、「ご、ごめん」と、慌てて口を手で覆った。
海翔が黙ったまま、凛をジッと見ていたからだ。
何も話さず、探るように。
どうしよう、俺ってば、遠慮なしにペラペラと……。
海翔の気持ちを伺うよう、上目遣いで見ると、首を傾げながら顔を近づけられた。
「……佐伯って、この町に来るのは初めて……だよな?」
海翔の目が、何かを暴くように細められた。
いきなりの質問に、凛は戸惑った。
尋常じゃないほど、心臓がバクバクしている。
どうしよう、なんて答えよう……。
一ノ瀬くんが助けたその子どもは、俺だよ──なんて、軽く言えたら……。
唇をキュッと噛んで考えても、頭の中で語順が散らばって回収できない。
「な、なんで、そんなこと……」
必死でくっつけたひらがなを口にすると、海翔の視線はまた海に戻っていった。
「いや、前にも言ったけど、やっぱ、佐伯のこと、見たことあるなーって」
「……だ、だから、こんな顔、そこら中にいっぱい、いるよ。たぶん……」
あー、もう何を言ってるか自分でもわからない。
せっかく、前はうまく誤魔化せたのに。
気付いて欲しい、思い出して欲しい。でもそれだと、この気持ちを隠しておけなくなる。
それに、約束のしるしを渡した張本人が、それを破ったなんて思われたくない。
そんな矛盾な感情が、凛の心の中で行ったり来たりする。
なにより、男から好かれてる──なんて、迷惑かけるだけじゃ済まないかもしれない。
これ以上、海翔に近づかない方がいい……。
足元の砂を逃げ道に見ていると、頭に少しの重みを感じた。
髪を撫でられている感触。
凛は恐る恐る顔を上げた。
いたずらっ子のような顔で凛を見る、海翔と目が合う。
「いっぱいいるって、そんなことないだろ。何たって、キュートレディのジャスミンなんだし」
注がれた言葉に、はたと思考が止まる。
深月の『ジャスミン』発言を思い出したのか、海翔が笑いを必死でこらえてる。
恥ずかしくて、顔も体も熱い。
もし、ここにベッドがあったら絶対布団をかぶって隠れる。
恥ずかしい気持ちと、嬉しさがないまぜになり、気持ちが右往左往していると、鼻頭をキュッと撮まれた。
「な、なにする──」
「佐伯って、おもしろいな」
そう言って、海翔の手がまた凛の髪に触れてくる。
ほんのり温かくて、柔らかいベールが心の奥まで包んでくれている気がした。
「お、おもしろいって、心外だ……よ」
照れ隠しに行った言葉も、海翔のお好みだったのか。また笑われた。
今度はそっと、凛の心臓をノックするみたいに。
「……な、今度、シーグラス探すとき、俺も誘ってくれよ」
思いもよらない提案に、断る理由はなかった。
凛は「うんっ」と、思いっきり頷いた。
きっと、深月ちゃんのため。
それでもいい、全然いい。
海翔と交わす約束。ただ、それだけが嬉しかった。
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