自重ゼロのハイエルフ転生記 ~転生しました。今度こそ僕は自由に生きます~

月見 伊織

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第2章 逃亡(?)と青髪美少女

第2-5話 青髪美少女シェリル・ティーリア

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ちょっと長くするので、しばらく更新出来ないです。
すいません
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第二階層もあまり冒険者いないので加速中。
風になるのだ!

ズドドドドドドーーー!

素の身体能力マックスのスピードで駆け抜ける。
時速六十キロ位は出てるんじゃないのかな?わからんけども。
魔物は轢き逃げ&無視の方向で。
だって数が多過ぎるんだよ。力確かめるって言ってもさ。

「そうだ!イル!ルア!」 

『『はいなの(ー)!!』』

ポンッ!擬音が響き、二人が現界する。
相変わらずのゴスロリだ。
この二人がいると、魔法の威力が上がる。身体能力も。
現にスピードが上がった。六十五キロ位かな?

「イル、ルア!ここら辺の魔物を倒して来て!」

『『おっけーマスター!行くの!』』

イルとルアが飛んで行き、魔物達が悲鳴を上げる。
あの二人、自分達と僕の敵には容赦ない。
三年前、森を散歩している所で魔物が来たのだが、いきなり二人が現界し、闇魔法と光魔法の反発で魔物を粉々にしたのだ...スプラッタ成分が凄まじかった...
とまあ、この階層の魔物位なら二人には何が起こっても勝てない。
殲滅役なら打ってつけだからね。
む、階段発見!
突入!

さあ!第三階層行くぜー!
第二階層クリア!
第三階層突入!

そのままの速度で進みまくる。
曲がり角発見!
そのまま突「ゲボラァ!?」は!?
やばい誰か吹き飛ばした!?
慌ててそちらを見ると...
ナイスとは言えないミドルが壁にめり込んでいた。
ピクピク痙攣してるから死んでない、と思う。きっと。そうだといいな。

と言うかここ、少し広いな...?休憩エリアみたいな感じか?

「えっ...て、何!?」

あ、他にも誰か居たのか。
って言うか、この事故を見てたんだよな!?やばい!
そう思い声がした方を見ると。
下着姿の青髪美少女が居ました。
短髪で若干釣り目気味の、強気な感じが出てる。
上とか、完全に下着だけ。動いたら色々見えちゃいそう。
下はまだ大丈夫だ。

...はーい、状況整理。
半裸の青髪美少女。僕が轢いた&吹き飛ばしてめり込ませたナイスとは言えないミドル...僕が吹き飛ばした位置関係を見ますと...
丁度青髪美少女の居たところと重なった。
これらが指し示すことはつまり...

「お邪魔しました」

即座に体の向きを反転させ、引き返す。
いや、だってね?そりゃ引き返すでしょう。
と言うわけでさっさと退散!さらば!
こんな感じで引き返そうとした。が。

「ちょちょっと!?なんか重大な勘違いが発生している気がするののだけど!?」

「いや?別に?ただ歳が離れすぎてるなーとか、ダンジョンの中でしちゃうほどの熱々カップルなんだよね?いやいや、別に偏見とかしないよ」

「だからそこ!そこが勘違いだっつーの!私はこんな歳上趣味じゃないし、カップルでもなーい!強姦未遂よ阿呆!」

「え?そうなの?」

「普通そう考えるわ!」

そう青髪美少女が叫ぶ。
む、確かにそうかも。どうやら僕もかなり焦ってたみたいだ。

「私の名前はシェリル!シェリル・ティーリア!助けてくれてありがとう!」

そのままの流れで礼を言われる。
少し面食らう。こんな礼を貰うのは僕だけな気がする。

「あ、う、うん。僕の名前はアルフィー。アルフィー・スペルディア。アルって呼んでいいよ。よろしく、シェリル」

そう手をだし、握手を交わそうとする、が。
シェリルは現在下着状態だから、握手出来ない。
軽く手で肩を叩き、握手の代わりとする。

「ええ、こちらこそよろしく。アル」 

そうシェリルは言ってから、そこら辺に落ちていたブレザーを拾った。おそらく脱がされた物だろう。
ブレザーを羽織り、乱れた髪などをパパッと整える。

「私はこのまま上に帰るわ。さすがにこんなことあってすぐに進める程胆力は無いもの」

さよなら、また縁があったらと言い、上層への階段に進もうとする。
うーん、まあいいか。

「ちょっと待って。僕も行くよ」

僕もなんと言うか気合い?が削がれた。
このまま進むのもなんか嫌だし、外に戻る事にする。

「え?良いの?」

「うん。僕も帰るからね。あと戦闘能力には少し自信があるんだ。役には立つと思うよ」

慢心だめ、ぜったい。
したら身の破滅に繋がる。

「それなら良いけど...わかったわ。行きましょう」
 
シェリルが許可を出したので、帰ることにする。
それじゃ、出口へあいるびー、ばっくだ。










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