いきなり幽霊に転生?悪役令嬢の記憶はございません。

ぽよよん

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第七話

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 大発見!!!
 なんと!手に集中すると物を動かすことが出来たのです!!
 重いものは無理だけどね。紙を持つとか、本を落とすとか、花瓶を倒すとか………っごめんなさい!ついつい嬉しくなって、悪戯してしまいました!
 ちゃんと紙が一枚一枚めくれるんだよ。
 これで何か意思表示とか出来るかもしれないし、本とか読めるかも!可能性は広がったね。
 
 あ、花瓶を倒しちゃった時に、水に触るとどんな感じかな~って触ってみたんだけど、冷たいともなんとも感じないんだよね。手のひらでピチャピチャはするんだけど、感覚はないという……。
 濡れた手をベッドで拭いたのはマズかったかなぁ。
 
 そんな訳であたしには触っているっていう感覚はないから、ショーンのほっぺとか触っても、感覚が分からなくて悲しいだけだから触らないことにしよう。




 あたしはこのお城の中を色々歩き回っているんだけど、なぜか行けないところもある。壁とかすり抜けられるのに不思議だよね。
 まず、城の外には出られない。出ようとしたら、なんでか一番初めに気がついたあの物置部屋に戻るんだよね。
 あの物置部屋はゲームとかで言うスタート地点なのかもしれない。ボーっとしていると必ずあの部屋に戻っているからね。埃っぽいけど落ち着く。あと居心地いいのは王妃様の執務室!王様の執務室も結構好き、落ち着く。
 執務室が落ち着くって、高橋あかりだった時の社蓄根性のせい?とか思ったけど、もしかしたらマリアベルも案外社畜だったりして。

 他に行けないのは、お城の裏手の使用人さんたちが帰っていく寮みたいな建物とか、騎士団の建物とか。
 そういえば王妃様の部屋には入れるんだけど、ドアで繋がっている王様の部屋にも入れない。まあ、寝室とかに入ろうとは思わないけどね。覗きの趣味はありません!幽霊でもモラルは必要だと思う!!
 でも、ホラー映画とかだとエッチしてる端の方に幽霊がいたりするよね。推理物だと、エッチした人たちは大体殺される………。



 そして、今は騎士団の鍛錬場に行くという騎士さんの後をついてきた。どうやら鍛錬場には拒否されなかったみたい。鍛錬場ってどんな所なのかな~って楽しみに来たけど、周りを森に囲まれた、ただの土のグラウンドって感じか。
 でもでも!
 ふふふ!騎士だよ!イケメンの細マッチョとか沢山いるな~!

 格闘技とかは全然興味ないけど、騎士っていうだけでかっこいいよね~。
 
 騎士団の鍛錬ていうと、剣道の試合みたいのとか、サッカーとかラグビーみたいなスポーツのイメージで見学していたんだけど、結構キツイ……。
 
 始めは木刀みたいので打ち合っている人たち応援してたんだけど、木刀が折れるほどに打ち掛かって、頭から出血したり、集団でフォーメーションを確認するような模擬戦でもぶつかり合って転がされて、傷だらけの人もいる。
 ちょっと今日はスポーツ見るみたいには見学できないや。出血したり、けが人が出ているせいか雰囲気も怖いし。
 マラソンとか平和的な時にまた見にこよう。めっちゃ大声で応援したらストレス解消になるし。
 
 夕方が近いせいか、森の中から鳥の声が大きくなってきたことだし、お城に戻ることにしよう。
 あたしはいつものように鼻歌を歌いながら部屋に戻った。
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