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第四章 手つかずの世界
この世とあの世をつなぐ場所(8)
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『さすがは、高辻先生ですよ。ちょっとだけ考える仕種をされた後に「その子どもたちの様子を見せて貰いに行くことは出来ますやろか?」って、仰って下さって』
結婚と共に教壇を離れたと言うから、もう五十年以上の月日は経過していたはず。
それでも、元教師としての血が疼いたのかも知れない。
『まあ、結果的に僕が背中を押したようなところもあるみたいなんですけど』
どういうことだろうと尋ねてみれば、どうやら自分が教えた子どもが、大きくなって閻魔王の筆頭補佐官などと言う責任ある地位に就いていることに感動を覚えたようだと八瀬青年は微笑った。
『八瀬君がこんな立派に成長してくれてたんやったら、私が先生してたんも、ちょっとは報われてたんやなぁ……って、嬉しそうに笑って下さったんですよ』
いきなり現れて何を言い出すのかと、疑われても当然だと八瀬青年は思っていたらしいのだが、祖母は笑顔のまま「三途の川もそうやけど、十王様とか閻魔様とか、本当に居らしたんやねぇ」と、にこやかに微笑んだだけだったと言う。
『あー……』
目に見えるようだ、と菜穂子は思った。
時代的に「メシ」「風呂」「寝る」世代の祖父と言い合ったりする様を、菜穂子は見た覚えがない。
菜穂子の知る祖母は、いつもニコニコとしていた。
かと言って、抑圧された生活を送っていたのかと言えばそうでもなく、力仕事や害獣駆除なんかは妙に迫力のある笑顔でいつも祖父に「お願い」をしていた。
そこそこ菜穂子自身が成長したところで「手のひらで転がすって、こう言うことなんだな……」と思ったものだった。
泰然自若。そんな言葉の似あう祖母だった。
時代が時代だっただけに、祖父が亭主関白を地でいっているように見えていたけれど、多分実際には少し違ったはずだ。
小学校に迎えに行った経緯や、死後も十人の王に頭を下げまくっていたと聞けば、イヤでもそう思う。
『それで先生は「そんなすぐに次の王様のところに行かなくていいなら、ちょっと教えてみたいなぁ……」って』
『おじいちゃんは……?』
『金槌で殴られた、みたいにショックを受けたお表情をされてましたね』
出征した側と帰りを待っていた側。
祖母が何を思っていたのかは誰も聞いたことがない。
ただ戦後復興期を経て、生きている間、必ずしも順風満帆とは言えなかったと、少なくとも祖父は思っている。
だから、もう楽になって貰おうと。絶対に天道界(天国)に行って貰うと。祖父はそう決意して待っていたように、会えないなりに菜穂子は考えていた。
なのに「まだ働きたい」と言われたようなものだ。
どうして……! くらいには、思っているのかも知れない。
『……で、今は膠着状態とかなんですか?』
閻魔王の筆頭補佐官と本人が自己申告している今の地位から言えば、そのままゴリ押しで祖母を賽の河原まで連れていくことは可能なんじゃなかろうか。
そう思って菜穂子が首を傾げたのを見透かされたのか、八瀬青年はちょっと困ったように笑った。
『なんだかんだ、僕のことをまだ完全には信用してませんよね。まあ、無理もないと言えば無理もないんですが』
『いや、まあ、まだ夢から覚めないのかなぁ……くらいには思ってますね、ええ』
『貴女のお祖母様並みに「本当に居らしたんやねぇ」くらいに思ってて貰ったらいいんですけどね』
『まだそこまで人生達観できてません』
『いやいや、充分に先生のお孫さんやなと思える素地は多々ありますよ』
褒められているのかどうか、今ひとつ釈然としない言い方を八瀬青年はした。
『ああ、話が逸れましたね。膠着状態と言えば、膠着状態なんですよ。高辻先生に関しては、少なくとも十王庁の合議で許可は下りてますから、すぐにでも子どもたちの先生になって貰える。貴方のお祖父様にしたって、妻に一目会うまで待つ――と言う事情はもうそこで解決してますから、無理にでも次の界に行かそうと思えば行かせられる』
『でも、そうは出来てない……?』
『ええ。それは、高辻先生が首を縦に振らなかったんですよ。先生はしたいけれど、ここまで待ってくれていた夫の想いを無下にもしたくない。夫だけを無理やり六道の輪に戻すのはやめて欲しい――と』
『おばあちゃん……』
『十王庁としても、初の試みである以上、元教師であれば誰でもいいから、じゃあ次……とまでは言えない。高辻先生を最初の教師とすることで、諸々既に推し進めていましたから。引き受けたいが、祖父の了解が前提だと言われれば、今のところは貴方のお祖父様を説得する方が、新しい教師を探すよりもよほど早いわけです』
ただ、と八瀬青年はそこで困ったように眉根を寄せた。
『ただそもそも、十王全員に頭を下げて、五道転輪王様のところでは土下座までして居残りをしていた方です。こうと決めたことを容易には曲げない方だというのは既に実証済み。誰が何を言ったところで「これ以上妻を働かせたくない」の一点張りで、話が進まない。そうこうしている間に夏も深まり――精霊迎えの季節になった』
一年で唯一、先祖の霊が冥土から戻ることを許される行事。
つまりは、あの世とこの世の繋がる季節。
『お孫さんである貴女の説得なら、もしかしたら耳を傾けてくれるかも――貴女のお祖母様が、そう仰ったんですよ。精霊迎えの行事で繋がっている間に、お祖父様を説得して貰う話は出来ないか、と』
『…………ええっ⁉』
おばあちゃん、天然か‼
死者と生者と道の分かたれた者を相手に、普通はそんなことは考えない。
菜穂子の目は、これ以上ないほどに丸く見開かれていた。
結婚と共に教壇を離れたと言うから、もう五十年以上の月日は経過していたはず。
それでも、元教師としての血が疼いたのかも知れない。
『まあ、結果的に僕が背中を押したようなところもあるみたいなんですけど』
どういうことだろうと尋ねてみれば、どうやら自分が教えた子どもが、大きくなって閻魔王の筆頭補佐官などと言う責任ある地位に就いていることに感動を覚えたようだと八瀬青年は微笑った。
『八瀬君がこんな立派に成長してくれてたんやったら、私が先生してたんも、ちょっとは報われてたんやなぁ……って、嬉しそうに笑って下さったんですよ』
いきなり現れて何を言い出すのかと、疑われても当然だと八瀬青年は思っていたらしいのだが、祖母は笑顔のまま「三途の川もそうやけど、十王様とか閻魔様とか、本当に居らしたんやねぇ」と、にこやかに微笑んだだけだったと言う。
『あー……』
目に見えるようだ、と菜穂子は思った。
時代的に「メシ」「風呂」「寝る」世代の祖父と言い合ったりする様を、菜穂子は見た覚えがない。
菜穂子の知る祖母は、いつもニコニコとしていた。
かと言って、抑圧された生活を送っていたのかと言えばそうでもなく、力仕事や害獣駆除なんかは妙に迫力のある笑顔でいつも祖父に「お願い」をしていた。
そこそこ菜穂子自身が成長したところで「手のひらで転がすって、こう言うことなんだな……」と思ったものだった。
泰然自若。そんな言葉の似あう祖母だった。
時代が時代だっただけに、祖父が亭主関白を地でいっているように見えていたけれど、多分実際には少し違ったはずだ。
小学校に迎えに行った経緯や、死後も十人の王に頭を下げまくっていたと聞けば、イヤでもそう思う。
『それで先生は「そんなすぐに次の王様のところに行かなくていいなら、ちょっと教えてみたいなぁ……」って』
『おじいちゃんは……?』
『金槌で殴られた、みたいにショックを受けたお表情をされてましたね』
出征した側と帰りを待っていた側。
祖母が何を思っていたのかは誰も聞いたことがない。
ただ戦後復興期を経て、生きている間、必ずしも順風満帆とは言えなかったと、少なくとも祖父は思っている。
だから、もう楽になって貰おうと。絶対に天道界(天国)に行って貰うと。祖父はそう決意して待っていたように、会えないなりに菜穂子は考えていた。
なのに「まだ働きたい」と言われたようなものだ。
どうして……! くらいには、思っているのかも知れない。
『……で、今は膠着状態とかなんですか?』
閻魔王の筆頭補佐官と本人が自己申告している今の地位から言えば、そのままゴリ押しで祖母を賽の河原まで連れていくことは可能なんじゃなかろうか。
そう思って菜穂子が首を傾げたのを見透かされたのか、八瀬青年はちょっと困ったように笑った。
『なんだかんだ、僕のことをまだ完全には信用してませんよね。まあ、無理もないと言えば無理もないんですが』
『いや、まあ、まだ夢から覚めないのかなぁ……くらいには思ってますね、ええ』
『貴女のお祖母様並みに「本当に居らしたんやねぇ」くらいに思ってて貰ったらいいんですけどね』
『まだそこまで人生達観できてません』
『いやいや、充分に先生のお孫さんやなと思える素地は多々ありますよ』
褒められているのかどうか、今ひとつ釈然としない言い方を八瀬青年はした。
『ああ、話が逸れましたね。膠着状態と言えば、膠着状態なんですよ。高辻先生に関しては、少なくとも十王庁の合議で許可は下りてますから、すぐにでも子どもたちの先生になって貰える。貴方のお祖父様にしたって、妻に一目会うまで待つ――と言う事情はもうそこで解決してますから、無理にでも次の界に行かそうと思えば行かせられる』
『でも、そうは出来てない……?』
『ええ。それは、高辻先生が首を縦に振らなかったんですよ。先生はしたいけれど、ここまで待ってくれていた夫の想いを無下にもしたくない。夫だけを無理やり六道の輪に戻すのはやめて欲しい――と』
『おばあちゃん……』
『十王庁としても、初の試みである以上、元教師であれば誰でもいいから、じゃあ次……とまでは言えない。高辻先生を最初の教師とすることで、諸々既に推し進めていましたから。引き受けたいが、祖父の了解が前提だと言われれば、今のところは貴方のお祖父様を説得する方が、新しい教師を探すよりもよほど早いわけです』
ただ、と八瀬青年はそこで困ったように眉根を寄せた。
『ただそもそも、十王全員に頭を下げて、五道転輪王様のところでは土下座までして居残りをしていた方です。こうと決めたことを容易には曲げない方だというのは既に実証済み。誰が何を言ったところで「これ以上妻を働かせたくない」の一点張りで、話が進まない。そうこうしている間に夏も深まり――精霊迎えの季節になった』
一年で唯一、先祖の霊が冥土から戻ることを許される行事。
つまりは、あの世とこの世の繋がる季節。
『お孫さんである貴女の説得なら、もしかしたら耳を傾けてくれるかも――貴女のお祖母様が、そう仰ったんですよ。精霊迎えの行事で繋がっている間に、お祖父様を説得して貰う話は出来ないか、と』
『…………ええっ⁉』
おばあちゃん、天然か‼
死者と生者と道の分かたれた者を相手に、普通はそんなことは考えない。
菜穂子の目は、これ以上ないほどに丸く見開かれていた。
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