イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)

こたろう文庫

文字の大きさ
84 / 201

必要な物

しおりを挟む
朝、教室で魔法学担当の先生を待っていると、なぜか担任の先生が入ってきた。なんだろうと思っていたら、また唐突に話をしだした

「来週から護衛の訓練をする。各自スケジュールを確認して準備しておくように。訓練に必要な経費は計算して週末までに提出すること。過ぎた場合は各自の負担とする」

先生はそれだけ言って出て行った。
入れ替わりに魔法学担当の先生が入ってきて授業が始まったので、わからないことを聞くことも出来ない。

いつもながら急で言葉が足りない。
そもそも護衛の訓練とはなんなのか?
これは個人の訓練なのか、チームでの訓練なのか?
スケジュールはどこで確認すればいいの?
経費はどこまで許されるのかな?食事代もいいのかな?高い食材使ってもいいの?

どうせ聞いてもわからない魔法学の授業はいつも通り聞き流して、護衛訓練について考える。

考えたところで答えは出ないのだけれど…

退屈な時間がやっと終わったので、ダイスくんに聞く事にする。

「護衛訓練って何するの?スケジュールはどこ見ればわかるの?」

「いや、俺もわからないな。訓練って言ってたしサウス先生に聞けばいいのか?」
ダイスくんもわからないらしい。
そうなると本当に先生の説明は足りていないと思う

「あの先生本当に大丈夫なの?」
僕は心配になる

「前も言ったけど、ああ見えて実はしっかりしてるから大丈夫だ……俺はそう思うようにしている」
最後の言葉で一気に心配度が増した

「他の人はどうするのかな?」

「うーん、どうだろうな。もしかしたら訓練はもう始まってるのかもしれないな。このよくわからない状況で何を考えて動くかを見ているとかな」

「説明が面倒なだけじゃないの?」
ダイスくんはこう言うけど、僕には手を抜いているようにしか思えない。

「……否定は出来ないな。違うと信じたいけど。とりあえず放課後になったらサウス先生に聞きに行くか」

「うん」

放課後になったので、ラクネも誘ってサウス先生のところに訓練のことを聞きに行く

「サウス先生、来週の護衛訓練についてわからないことがあるので聞きにきました」
ダイスくんがサウス先生に尋ねる

「何がわからないんだ?シリウス先生に伝言を頼んだが……」

「シリウス先生って誰?」
僕はラクネに小声で聞く
「担任の先生だよ」
ラクネが呆れながら教えてくれた

「来週から護衛訓練が始まること以外はほとんどわかりません。サウス先生はなんて伝言を頼んだんですか?」

「来週からは護衛訓練だから、各自準備をするようにってことと、詳しくは訓練室の予定表に書いてあるから確認しておくようにってことだな」
訓練室の予定表の事がスッポリと抜けて伝言されたようだ。

「ありがとうございます。予定表の事を聞いていなかったので、そちらを見てから分からないことがあれば、また聞きにきます」

「ああ頼む。他の生徒にも伝えといてくれ」

「わかりました」

訓練室に行き、予定表を見ると護衛訓練についての詳細が書かれている紙が貼られていた

チーム別の訓練になっていて、各チームごとに目的地が違う。
大体片道2日くらいの距離にある村に商品を売りに行く商人を、護衛するという設定になっている。
村で商品を積み替える為に1日滞在するようだ。
王都まで帰りも護衛するので、合計5日間訓練が続くということか……

実際には本当の護衛である冒険者を商人に見立てて、訓練をするようだ。
冒険者が先生の代わりに訓練の評価をする。
自分達で対処出来ないトラブルが発生したと思われる時は冒険者に助けを求めるように書いてある。
トラブルの内容によるだろうが、評価は下がるだろう

準備する物は、商人役の冒険者の事は考える必要はなく、自分達で使う物だけでいいそうだ。
実際の護衛依頼と同じってことだね。護衛の冒険者が依頼主の食事などを用意する事は基本ないみたいだし。逆に依頼主が護衛の食事も用意する事はあるみたいだけど。

「大体分かったな」
ダイスくんが言った

「そうだね。今週末までに必要な物を計算して先生に提出しないといけないんだよね?何が必要か考えないといけないね」

「うん、まずは必要な物を紙に書き出すところからだね」
ラクネが答える

「とりあえず、教室に戻って残ってる奴に訓練室に予定が貼ってあるって教えるか。サウス先生に頼まれたしな」

「そうだね」

僕達は教室に戻り、残っていた数人に伝言を伝える

「必要と思われる物は明日までに各自考えてくるって事でいいか?それで明日の放課後に買いに行く感じで」

「うん」
「わかった」

僕は寮に帰ってから必要な物を考える

こういう時に必要な物は[衣・食・住]で考えればいいと思う。
まずは“衣”だ。これは着替えだね。これは創造で創ってアイテムボックスに入ってるからよし!

次に“食”。移動中と村での食事だ。これも創造で創ってアイテムボックスに入ってるからよし!

最後は“住”か。家ではないから、この場合はテントかな。
「ふぅ」創造で創ってアイテムボックスに入れたからよし!

他は何が必要かな?
体と汚れた服は浄化魔法でキレイにすればいいから大丈夫!
野営にはテント以外になにか必要かな?多分交代で寝て周囲の警戒をする事になると思う。結界は一応張るつもりだけど、強度は心配だし他のみんなは知らないから別で何か必要だよね……。
鈴とロープで魔物とかの敵が近づいたら音で気づくようにしておくのはどうかな?明日、ダイスくんとラクネに聞いてみよう。
鈴とロープは創造で創れるから買う必要はないね。

あっ!暇を潰す物が必要だ。寝ずに警戒するんだから、何もせずにいたら多分寝ちゃう。あまり集中しすぎないくらいに暇が潰せる物を考えて持っていかないとダメだ。

アイテムボックスの中の料理が、先日スキルごと消えたからあまり入ってないんだよね。
時間も程よく潰れるから作ってようかな。食材はアイテムボックスに入ってるから、調理器具だけ先に創造で創っておけばいいよね。

他に護衛で必要な物はなんだろう……。
考えたけど、思いつかなかった。

……今のところ何も買う必要はないかな

しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~

Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」 病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。 気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた! これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。 だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。 皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。 その結果、 うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。 慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。 「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。 僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに! 行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。 そんな僕が、ついに魔法学園へ入学! 当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート! しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。 魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。 この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――! 勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる! 腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様

コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」  ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。  幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。  早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると―― 「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」  やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。  一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、 「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」  悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。  なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?  でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。  というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

学生学園長の悪役貴族に転生したので破滅フラグ回避がてらに好き勝手に学校を魔改造にしまくったら生徒たちから好かれまくった

竜頭蛇
ファンタジー
俺はある日、何の予兆もなくゲームの悪役貴族──マウント・ボンボンに転生した。 やがて主人公に成敗されて死ぬ破滅エンドになることを思い出した俺は破滅を避けるために自分の学園長兼学生という立場をフル活用することを決意する。 それからやりたい放題しつつ、主人公のヘイトを避けているといつ間にかヒロインと学生たちからの好感度が上がり、グレートティーチャーと化していた。

最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした

新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。 「もうオマエはいらん」 勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。 ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。 転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。 勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)

【運命鑑定】で拾った訳あり美少女たち、SSS級に覚醒させたら俺への好感度がカンスト!? ~追放軍師、最強パーティ(全員嫁候補)と甘々ライフ~

月城 友麻
ファンタジー
『お前みたいな無能、最初から要らなかった』 恋人に裏切られ、仲間に陥れられ、家族に見捨てられた。 戦闘力ゼロの鑑定士レオンは、ある日全てを失った――――。 だが、絶望の底で覚醒したのは――未来が視える神スキル【運命鑑定】 導かれるまま向かった路地裏で出会ったのは、世界に見捨てられた四人の少女たち。 「……あんたも、どうせ私を利用するんでしょ」 「誰も本当の私なんて見てくれない」 「私の力は……人を傷つけるだけ」 「ボクは、誰かの『商品』なんかじゃない」 傷だらけで、誰にも才能を認められず、絶望していた彼女たち。 しかしレオンの【運命鑑定】は見抜いていた。 ――彼女たちの潜在能力は、全員SSS級。 「君たちを、大陸最強にプロデュースする」 「「「「……はぁ!?」」」」 落ちこぼれ軍師と、訳あり美少女たちの逆転劇が始まる。 俺を捨てた奴らが土下座してきても――もう遅い。 ◆爽快ざまぁ×美少女育成×成り上がりファンタジー、ここに開幕!

処理中です...