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side ルフ②
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『ダイス様と言われた通りの約束をしてきました』
我は城を出た後、主人に報告する。
『ご苦労。こちらでも確認していた。分身は既に帝国に向かわせているな?』
『はい。自宅と魔国に1人ずつ残し、残りは帝国に既に到着しております』
『では、計画通り帝国の民に暴動を起こさせる。だが、被害は最小限に抑えろ。暴動で多数の死者が出れば、俺の計画に遅れが生じる』
『承知しております』
『よし。いい知らせを待っている』
我は主意識を帝都に移動した個体に移し、作戦を開始する。
「ギルドマスターはいるか?重要な話がある」
我は帝都の冒険者ギルドに入り、受付の女にギルドマスターに会わせてもらえるように話をする。
侵入するのは容易いが、主人から出来るだけ騒ぎを起こすなと言われているからだ。
「どのようなご用件でしょうか?」
「極秘の話だ。ギルドマスター以外に話すことは出来ない」
「少々お待ち下さい」
しばらく待った後、ギルドマスターの部屋に通される。
「何者だ?何の用で俺を訪ねてきた?」
なかなかの手練れのはずだが、外を歩いている者と違いがあまり感じられないな。
最近人外な存在を見過ぎで感覚がおかしくなっている気がする。
「帝国が王国に宣戦布告した話は知っているな?」
「ああ。もちろんだ」
「私の主人の意向で、戦を止めに来た」
「お前さんの主人が何者かは知らないが、そんなことを俺に言ったところで、してやれることはない。そもそも、冒険者ギルドは帝国に属していない。無関係だ」
「それはわかっている。帝国にある冒険者ギルドに所属する冒険者に伝えて欲しいことがあるだけだ」
「……一応聞こうか」
「帝国と王国の戦が開戦された場合、売ったスキルは回収させてもらう。回収されたくない者は所属を王国の冒険者ギルドに移すように。伝えて欲しいのは以上だ」
「スキル屋か……」
「そう名乗ったことはないが、巷ではそう呼ばれている。今回の戦だが、王国の中心である王都が魔物の襲撃に遭うという不幸に、帝国が付け込む形で始まっている。主人の意向は、戦を止める為に帝国の力も削ぐというものだ。それから、王都は現在物資が不足している。他領から集めても十分な量にはならない。そんな時に助けることもせず、尚且つ、さらに追い討ちを掛けるような下衆な国に住む者に、恩恵を与えるわけにはいかないというのも主人の意向だ。ギルドとしてこの申し出を拒否するなら、まずはお前に与えた治癒魔法のスキルを回収する。期限は3日後だ。冒険者に伝える素振りが見られない場合にはお前のスキルを回収し、さらに2日後、何も知らされてなかろうとも冒険者からスキルを回収する。魔物と戦っている時に急にスキルが使えなくならなければいいな。それから、一度回収した者に今後スキルを与えることはしない。よく考えて動くことだな」
我は言わなければならないことを伝え、ギルドを出る。
次に向かうのは商業ギルドだ。
「ギルドマスターに至急伝えなければならないことがあります。すみませんが取り次いでください」
我は姿を変えて、受付の男に話をする。
「面会の御約束はございますでしょうか?」
「約束はありませんが、至急伝えなければならないことがあります」
「……少々お待ち下さい」
「ギルド長は現在、他のお客様の対応をしております。私で宜しければご用件をお聞きしますがどうされますか?ギルド長に直接お会いする必要があれば、面会の御約束をしてからまたお越し下さい」
扉の向こうには1人しかいないのはわかっている。
断られたか……。
『商業ギルドのマスターには面会を断られましたが、どうしますか?』
勝手な判断をしてあの方の機嫌を損ねるのは避けたいので、確認する。
『商人ならそこまで計画に影響はない。忠告だけしておけ』
『かしこまりました』
「伝えなくても私には不利益はありませんので、帰ることにいたします。冒険者ギルドで同じ話を伝えてありますので、聞きたい場合はそちらでお願いします」
私は商業ギルドを出て、また姿を変えてから、次は衛兵隊の詰所に行く。
「兵長に至急伝えなければならないことがあります。取り次いでほしい」
「事件ですか?」
「事件ではありません。伝えなければならないことがあるだけです」
「兵長は所用で席を外しております。私で宜しければお聞きしますが、どうされますか?」
「少し考える時間を下さい」
『詰所に来ましたが、兵長は不在とのことです』
『少し待て…………そうだな。兵長を城で見つけた。戦の準備で呼ばれていたんだろう』
『どうしますか?』
『衛兵は計画への影響が大きい。他に責任者がいるはずだから、そいつに話をして、兵長に伝えさせろ』
『かしこまりました』
「兵長が不在の時の責任者はいますか?」
「呼んできますので、こちらでお待ちください」
個室に通され、入ってきた男に冒険者ギルドで話したことを少し変えて話す。
その後、騎士団と帝国の学院に行き、トップに話をして前準備は終わりとする。
他の個体も、他の街で大きな問題なく事を進められている。
概ね順調だ。
3日後、商業ギルドのギルドマスターとの契約を破棄する。
急に収納のスキルが無くなったことで慌てているが、我の知ったことではない。
冒険者ギルドに聞くように言ってはおいたが、あの様子だと聞きに行ってはいないようだな。
さらに2日後、帝都の商業ギルドに属する商人達とも契約を破棄する。
元々スキル屋は噂で広めた存在なので、職業により同じようなスキルを求められた。
商人が求めたのは収納だ。
収納に入れていた物も消えるわけだから、当然商業ギルドはパニックになる。
冒険者ギルドや騎士団など他の団体は、トップが下の者に情報を流しはしたが、大きな動きはない。
一部の冒険者が王国に流れたくらいだ。
これだけだと帝都の流通が滞るくらいで、戦が止まるほどではないが、これで十分だ。
スキル屋が戦を止めようとしていて、簡単に買ったスキルが使えなくなるということが、帝国に住む者に伝わればいい。
帝都はこれでよさそうだが、他の街のことも考慮し、3日待ってから帝国内に噂を流す。
噂の内容は、王国との戦が始まった場合、スキル屋は王国側に付き、帝国に住む者に与えたスキルは戦に関わっている、いないに関係なく回収するというものだ。
『滞りなく終わりました』
我は無事仕事をやり遂げた事を主人に伝える。
『おおよそ予定通りだな。ご苦労』
『これで戦が止まるのでしょうか?』
『次の手は考えてある。あまりやりたくはないがな』
また我の仕事になるのだろうな。
面倒だ……。
我は城を出た後、主人に報告する。
『ご苦労。こちらでも確認していた。分身は既に帝国に向かわせているな?』
『はい。自宅と魔国に1人ずつ残し、残りは帝国に既に到着しております』
『では、計画通り帝国の民に暴動を起こさせる。だが、被害は最小限に抑えろ。暴動で多数の死者が出れば、俺の計画に遅れが生じる』
『承知しております』
『よし。いい知らせを待っている』
我は主意識を帝都に移動した個体に移し、作戦を開始する。
「ギルドマスターはいるか?重要な話がある」
我は帝都の冒険者ギルドに入り、受付の女にギルドマスターに会わせてもらえるように話をする。
侵入するのは容易いが、主人から出来るだけ騒ぎを起こすなと言われているからだ。
「どのようなご用件でしょうか?」
「極秘の話だ。ギルドマスター以外に話すことは出来ない」
「少々お待ち下さい」
しばらく待った後、ギルドマスターの部屋に通される。
「何者だ?何の用で俺を訪ねてきた?」
なかなかの手練れのはずだが、外を歩いている者と違いがあまり感じられないな。
最近人外な存在を見過ぎで感覚がおかしくなっている気がする。
「帝国が王国に宣戦布告した話は知っているな?」
「ああ。もちろんだ」
「私の主人の意向で、戦を止めに来た」
「お前さんの主人が何者かは知らないが、そんなことを俺に言ったところで、してやれることはない。そもそも、冒険者ギルドは帝国に属していない。無関係だ」
「それはわかっている。帝国にある冒険者ギルドに所属する冒険者に伝えて欲しいことがあるだけだ」
「……一応聞こうか」
「帝国と王国の戦が開戦された場合、売ったスキルは回収させてもらう。回収されたくない者は所属を王国の冒険者ギルドに移すように。伝えて欲しいのは以上だ」
「スキル屋か……」
「そう名乗ったことはないが、巷ではそう呼ばれている。今回の戦だが、王国の中心である王都が魔物の襲撃に遭うという不幸に、帝国が付け込む形で始まっている。主人の意向は、戦を止める為に帝国の力も削ぐというものだ。それから、王都は現在物資が不足している。他領から集めても十分な量にはならない。そんな時に助けることもせず、尚且つ、さらに追い討ちを掛けるような下衆な国に住む者に、恩恵を与えるわけにはいかないというのも主人の意向だ。ギルドとしてこの申し出を拒否するなら、まずはお前に与えた治癒魔法のスキルを回収する。期限は3日後だ。冒険者に伝える素振りが見られない場合にはお前のスキルを回収し、さらに2日後、何も知らされてなかろうとも冒険者からスキルを回収する。魔物と戦っている時に急にスキルが使えなくならなければいいな。それから、一度回収した者に今後スキルを与えることはしない。よく考えて動くことだな」
我は言わなければならないことを伝え、ギルドを出る。
次に向かうのは商業ギルドだ。
「ギルドマスターに至急伝えなければならないことがあります。すみませんが取り次いでください」
我は姿を変えて、受付の男に話をする。
「面会の御約束はございますでしょうか?」
「約束はありませんが、至急伝えなければならないことがあります」
「……少々お待ち下さい」
「ギルド長は現在、他のお客様の対応をしております。私で宜しければご用件をお聞きしますがどうされますか?ギルド長に直接お会いする必要があれば、面会の御約束をしてからまたお越し下さい」
扉の向こうには1人しかいないのはわかっている。
断られたか……。
『商業ギルドのマスターには面会を断られましたが、どうしますか?』
勝手な判断をしてあの方の機嫌を損ねるのは避けたいので、確認する。
『商人ならそこまで計画に影響はない。忠告だけしておけ』
『かしこまりました』
「伝えなくても私には不利益はありませんので、帰ることにいたします。冒険者ギルドで同じ話を伝えてありますので、聞きたい場合はそちらでお願いします」
私は商業ギルドを出て、また姿を変えてから、次は衛兵隊の詰所に行く。
「兵長に至急伝えなければならないことがあります。取り次いでほしい」
「事件ですか?」
「事件ではありません。伝えなければならないことがあるだけです」
「兵長は所用で席を外しております。私で宜しければお聞きしますが、どうされますか?」
「少し考える時間を下さい」
『詰所に来ましたが、兵長は不在とのことです』
『少し待て…………そうだな。兵長を城で見つけた。戦の準備で呼ばれていたんだろう』
『どうしますか?』
『衛兵は計画への影響が大きい。他に責任者がいるはずだから、そいつに話をして、兵長に伝えさせろ』
『かしこまりました』
「兵長が不在の時の責任者はいますか?」
「呼んできますので、こちらでお待ちください」
個室に通され、入ってきた男に冒険者ギルドで話したことを少し変えて話す。
その後、騎士団と帝国の学院に行き、トップに話をして前準備は終わりとする。
他の個体も、他の街で大きな問題なく事を進められている。
概ね順調だ。
3日後、商業ギルドのギルドマスターとの契約を破棄する。
急に収納のスキルが無くなったことで慌てているが、我の知ったことではない。
冒険者ギルドに聞くように言ってはおいたが、あの様子だと聞きに行ってはいないようだな。
さらに2日後、帝都の商業ギルドに属する商人達とも契約を破棄する。
元々スキル屋は噂で広めた存在なので、職業により同じようなスキルを求められた。
商人が求めたのは収納だ。
収納に入れていた物も消えるわけだから、当然商業ギルドはパニックになる。
冒険者ギルドや騎士団など他の団体は、トップが下の者に情報を流しはしたが、大きな動きはない。
一部の冒険者が王国に流れたくらいだ。
これだけだと帝都の流通が滞るくらいで、戦が止まるほどではないが、これで十分だ。
スキル屋が戦を止めようとしていて、簡単に買ったスキルが使えなくなるということが、帝国に住む者に伝わればいい。
帝都はこれでよさそうだが、他の街のことも考慮し、3日待ってから帝国内に噂を流す。
噂の内容は、王国との戦が始まった場合、スキル屋は王国側に付き、帝国に住む者に与えたスキルは戦に関わっている、いないに関係なく回収するというものだ。
『滞りなく終わりました』
我は無事仕事をやり遂げた事を主人に伝える。
『おおよそ予定通りだな。ご苦労』
『これで戦が止まるのでしょうか?』
『次の手は考えてある。あまりやりたくはないがな』
また我の仕事になるのだろうな。
面倒だ……。
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追伸、
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気になった方は是非読んでみてください。
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