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スキル球
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コロネさんに黄色の球を見せたらスキル球だと言われた。
「スキル球ですか?」
「私も直接見るのは数年ぶりなので、確かではありませんがスキル球だと思います」
「これもですか?」
僕は収納から青色の球を取り出して聞く
「青色のスキル球は見たことがありませんね。見たことがある物は黄色でしたし、聞いたことがあるものも黄色い水晶のような物でしたね」
黄色のやつだけがスキル球というやつなのかな……。
「そうですか。それでスキル球って何ですか?」
「スキル球というのは、スキルを強制的に使えるようにする球です。昨日、教会で金属の板を渡されたと思います。あれはスキル球を参考に作られた魔道具です。こんなことをいうのは神への冒涜だと言われそうですが……」
「ということは、これを握って祈れば新しいスキルが使えるようになるわけですね」
「そうですね。そういった遺物です」
「遺物ですか?」
「はい。遺跡やダンジョンから見つかることはありますが、作り方が分からない過去の遺物です。かなり貴重な物なので使わずに売却する方がほとんどですね」
収納の中に邪魔になる程にあるんだけど……
「……使ってみることにします」
「マオさんの選択なので私は口出ししません。良いスキルだといいですね」
コロネさんはそう言いつつも、勿体ないという顔をしている。
僕はスキル球を握って、昨日教会でやったみたいにスキルを下さいと願う。
「何も起きませんね」
少しの間願い続けたけど、何も起きなかった。
「もしかしたら、マオさんには全く素質のないスキルだったのかもしれません。スキルというのはさっきも少し触れましたが、元々ある能力の熟練度を上げて、スキルという形で使用出来るようになったものです。スキル球はその熟練度を強制的に上昇させる物だと考えられています。そのスキル球が何のスキルなのかはわかりませんが、例えば、口から火を吐くスキルだった場合、普通の人間には火を吐くなんて出来ませんよね?だからそもそも素質がないんです。火魔法で口から火を吐いているように見せることは出来ても、火竜のように火炎袋が体の中にあるわけではありませんからね」
なるほど。
「使えないようですし、良ければギルドでそのスキル球を買い取りましょうか?」
「ギルドで買取してくれるんですか?」
「基本的に価値のある物ならなんでも買い取りますよ。こうやって価値のある物を冒険者の方から仕入れるのも受付の仕事です」
あー、だからさっき勿体ないって顔をしたのか。
ギルドとしては買い取りたかったようだ。
「それじゃあ買い取りをお願いします」
「ありがとうございます。査定しますのでしばらくお待ち下さい」
コロネさんは嬉しそうに言った。
「なんでコロネさんがそんなに嬉しそうなんですか?」
気になったので聞いてみる。
「利益の5%が私達にボーナスとして支払われるんです。普段はわずかですが、スキル球は期待が出来ます」
5%か……。
仮に銀貨1枚利益が出ても銅貨5枚しか貰えない。
それでも通常のお給料とは別で貰えるから嬉しいことには変わりないんだろうけど、多くはないようだ。
しばらくした後、コロネさんがギルマスがいるであろう部屋に入っていった。
買取が高そうではあるので、相談に行ったのだろう。
「ギルマスから許可が出ましたので、大金貨1枚でどうでしょうか?」
聞いたことのない貨幣が出てきた。
「お恥ずかしながらお金の価値がよくわからないので、教えて下さい」
「普通は使わない貨幣ですからね。銭貨10枚で銅貨1枚の価値があるように、同じように同じ貨幣が10枚で一つ上の貨幣と同じ価値になります。貨幣の価値は銭貨から順に、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨の順に高くなっていきます」
そうなると大金貨というのは……銀貨1000枚分だ!
宿が一泊大銅貨5枚だったから、1泊大体5000円として考えると……1000万円?
そんなにもらっていいのだろうか……?
「そんなにもらっていいんですか?」
「オークションに出せば金貨5枚は利益を取れると見込んでいます。もちろんギルドが損をする可能性もありますが、最近の相場からすると大金貨2枚くらいで落札されるのではないかと予想しています。どうでしょうか?」
「お願いします」
「ありがとうございます。マオさんのおかげで贅沢が出来そうです」
コロネさんは嬉しそうだ。
相場通りの大金貨2枚で落札されたら単純計算で大銀貨5枚のボーナスになるのか。
臨時ボーナスと考えるとかなりの額だよね。
まだ捨てる程持ってるとは言いにくいな……。
「それではこちら大金貨になります。盗まれないように収納に入れておいて下さいね」
コロネさんはカウンターの上に大きい金色の貨幣を置いた。
これ1枚で1000万……。
「…………。収納に空きが無くて入れれません。受け取るのは今度でもいいですか?」
「これ1枚分の隙間もないの!?」
コロネさんに驚かれる。
「ないです。コロネさんに聞きたいんですが、収納って頭の中に家みたいなものがうかぶスキルですよね?」
「ええ、そうね。だからどこに何があるか把握しておかないと後から困るのよね」
僕の収納は他の人のと同じではあるようだ。
「僕の現状だと、家の外にまでゴミ屋敷のように物が溢れているんです。多分家の外の物を整理しないと何も入れれません」
「……ゴミ屋敷が何かわからないけど、それは困ったわね。盗むスキルによって強制的に入ってるのかもしれないけど、許容量よりも物が詰め込められているなんて聞いたことないわ。何がそんなに溢れているの?」
「魔物が持っていた武器とかツノとか牙とか色々です。それを買い取ってもらいたくて今日はギルマスに相談しにきたんです。少し特殊な素材だったりするので……」
あの樹海の魔物の素材とか、何も考えずに買取カウンターに持っていくわけにはいかない。
「さっきスキル球のことを聞きにいった時の感じだと、まだまだ時間は掛かりそうだったわ。よければ私が査定しましょうか?スキル球程じゃないにしても、私としてもボーナスが増えて嬉しいから、喜んでやるわよ」
どうしようかな……
「後ろに列が出来てますけどいいんですか?多分長くなりますよ?」
「マオさんみたいに私の担当の人以外は、順番に他の受付で対応するから大丈夫よ。今並んでいるは人で私の担当はいないわ」
「コロネさんは口は固いですか?」
「こういう仕事をしているのだから守秘義務はちゃんと守るわよ」
「それじゃあコロネさんにお願いします。ただ、買い取りを頼みたい物に関して、僕が持ってきたということを含めて秘密でお願いします」
担当になってくれたということなので、王国でのことや異世界から来たということ以外は話すことにする。
コロネさんは自分の利益の為に騙したりする人ではないと思う。
これでまずい事になったら僕の見る目がなかったと諦めよう。
「買い取る以上、ギルマスには話さないといけないけどいいかしら?」
「ギルマスは僕の事情を知っているので大丈夫です。他の人には話さないで下さい」
「それなら問題ないわよ」
「それじゃあ物を見せるので、他に人がいない部屋に連れてってもらえますか?」
「わかったわ。少し待っててね」
コロネさんに準備をしてもらい、ギルドの倉庫に通される。
そして、僕が収納に入っていた物を取り出したことで、コロネさんは僕の担当を引き受けたことを後悔する事になる。
「スキル球ですか?」
「私も直接見るのは数年ぶりなので、確かではありませんがスキル球だと思います」
「これもですか?」
僕は収納から青色の球を取り出して聞く
「青色のスキル球は見たことがありませんね。見たことがある物は黄色でしたし、聞いたことがあるものも黄色い水晶のような物でしたね」
黄色のやつだけがスキル球というやつなのかな……。
「そうですか。それでスキル球って何ですか?」
「スキル球というのは、スキルを強制的に使えるようにする球です。昨日、教会で金属の板を渡されたと思います。あれはスキル球を参考に作られた魔道具です。こんなことをいうのは神への冒涜だと言われそうですが……」
「ということは、これを握って祈れば新しいスキルが使えるようになるわけですね」
「そうですね。そういった遺物です」
「遺物ですか?」
「はい。遺跡やダンジョンから見つかることはありますが、作り方が分からない過去の遺物です。かなり貴重な物なので使わずに売却する方がほとんどですね」
収納の中に邪魔になる程にあるんだけど……
「……使ってみることにします」
「マオさんの選択なので私は口出ししません。良いスキルだといいですね」
コロネさんはそう言いつつも、勿体ないという顔をしている。
僕はスキル球を握って、昨日教会でやったみたいにスキルを下さいと願う。
「何も起きませんね」
少しの間願い続けたけど、何も起きなかった。
「もしかしたら、マオさんには全く素質のないスキルだったのかもしれません。スキルというのはさっきも少し触れましたが、元々ある能力の熟練度を上げて、スキルという形で使用出来るようになったものです。スキル球はその熟練度を強制的に上昇させる物だと考えられています。そのスキル球が何のスキルなのかはわかりませんが、例えば、口から火を吐くスキルだった場合、普通の人間には火を吐くなんて出来ませんよね?だからそもそも素質がないんです。火魔法で口から火を吐いているように見せることは出来ても、火竜のように火炎袋が体の中にあるわけではありませんからね」
なるほど。
「使えないようですし、良ければギルドでそのスキル球を買い取りましょうか?」
「ギルドで買取してくれるんですか?」
「基本的に価値のある物ならなんでも買い取りますよ。こうやって価値のある物を冒険者の方から仕入れるのも受付の仕事です」
あー、だからさっき勿体ないって顔をしたのか。
ギルドとしては買い取りたかったようだ。
「それじゃあ買い取りをお願いします」
「ありがとうございます。査定しますのでしばらくお待ち下さい」
コロネさんは嬉しそうに言った。
「なんでコロネさんがそんなに嬉しそうなんですか?」
気になったので聞いてみる。
「利益の5%が私達にボーナスとして支払われるんです。普段はわずかですが、スキル球は期待が出来ます」
5%か……。
仮に銀貨1枚利益が出ても銅貨5枚しか貰えない。
それでも通常のお給料とは別で貰えるから嬉しいことには変わりないんだろうけど、多くはないようだ。
しばらくした後、コロネさんがギルマスがいるであろう部屋に入っていった。
買取が高そうではあるので、相談に行ったのだろう。
「ギルマスから許可が出ましたので、大金貨1枚でどうでしょうか?」
聞いたことのない貨幣が出てきた。
「お恥ずかしながらお金の価値がよくわからないので、教えて下さい」
「普通は使わない貨幣ですからね。銭貨10枚で銅貨1枚の価値があるように、同じように同じ貨幣が10枚で一つ上の貨幣と同じ価値になります。貨幣の価値は銭貨から順に、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨の順に高くなっていきます」
そうなると大金貨というのは……銀貨1000枚分だ!
宿が一泊大銅貨5枚だったから、1泊大体5000円として考えると……1000万円?
そんなにもらっていいのだろうか……?
「そんなにもらっていいんですか?」
「オークションに出せば金貨5枚は利益を取れると見込んでいます。もちろんギルドが損をする可能性もありますが、最近の相場からすると大金貨2枚くらいで落札されるのではないかと予想しています。どうでしょうか?」
「お願いします」
「ありがとうございます。マオさんのおかげで贅沢が出来そうです」
コロネさんは嬉しそうだ。
相場通りの大金貨2枚で落札されたら単純計算で大銀貨5枚のボーナスになるのか。
臨時ボーナスと考えるとかなりの額だよね。
まだ捨てる程持ってるとは言いにくいな……。
「それではこちら大金貨になります。盗まれないように収納に入れておいて下さいね」
コロネさんはカウンターの上に大きい金色の貨幣を置いた。
これ1枚で1000万……。
「…………。収納に空きが無くて入れれません。受け取るのは今度でもいいですか?」
「これ1枚分の隙間もないの!?」
コロネさんに驚かれる。
「ないです。コロネさんに聞きたいんですが、収納って頭の中に家みたいなものがうかぶスキルですよね?」
「ええ、そうね。だからどこに何があるか把握しておかないと後から困るのよね」
僕の収納は他の人のと同じではあるようだ。
「僕の現状だと、家の外にまでゴミ屋敷のように物が溢れているんです。多分家の外の物を整理しないと何も入れれません」
「……ゴミ屋敷が何かわからないけど、それは困ったわね。盗むスキルによって強制的に入ってるのかもしれないけど、許容量よりも物が詰め込められているなんて聞いたことないわ。何がそんなに溢れているの?」
「魔物が持っていた武器とかツノとか牙とか色々です。それを買い取ってもらいたくて今日はギルマスに相談しにきたんです。少し特殊な素材だったりするので……」
あの樹海の魔物の素材とか、何も考えずに買取カウンターに持っていくわけにはいかない。
「さっきスキル球のことを聞きにいった時の感じだと、まだまだ時間は掛かりそうだったわ。よければ私が査定しましょうか?スキル球程じゃないにしても、私としてもボーナスが増えて嬉しいから、喜んでやるわよ」
どうしようかな……
「後ろに列が出来てますけどいいんですか?多分長くなりますよ?」
「マオさんみたいに私の担当の人以外は、順番に他の受付で対応するから大丈夫よ。今並んでいるは人で私の担当はいないわ」
「コロネさんは口は固いですか?」
「こういう仕事をしているのだから守秘義務はちゃんと守るわよ」
「それじゃあコロネさんにお願いします。ただ、買い取りを頼みたい物に関して、僕が持ってきたということを含めて秘密でお願いします」
担当になってくれたということなので、王国でのことや異世界から来たということ以外は話すことにする。
コロネさんは自分の利益の為に騙したりする人ではないと思う。
これでまずい事になったら僕の見る目がなかったと諦めよう。
「買い取る以上、ギルマスには話さないといけないけどいいかしら?」
「ギルマスは僕の事情を知っているので大丈夫です。他の人には話さないで下さい」
「それなら問題ないわよ」
「それじゃあ物を見せるので、他に人がいない部屋に連れてってもらえますか?」
「わかったわ。少し待っててね」
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