48 / 56
46.ランチタイム②
なんとかお弁当を食べ終わり、デザートタイムになった。
あの後も、フォアグラのテリーヌだったり、A5ランクのローストビーフだったり、ウニのゼリー寄せにキャビアがのってたりと、お弁当とは思えないおかずだった…。あまりにも豪華すぎるので、やんわりと「僕のお腹がびっくりしちゃうね」と釘を刺してみた。解ってくれたらいいけど…。
「ごめんね、今日はこんなのしか作れなくて…」
と、今朝作ったクッキーをお皿に広げる。
「歩が俺達の為に作ってくれたんだからこんなのじゃないよ」
「そうそう。それよりも、無理して作らなくても良いんだぞ?」
「歩の睡眠時間削ってまでしなくていいからな」
「「歩君の体の方が大事」」
「でも…」
僕が作るって言ったんだし、これくらいはしないと!
「でもじゃない」
ぐっと頭に手を回され、類君のおでこがコツンと僕のおでこに当たる。
「る、類君?!」
「作ってくれるのはすっごく嬉しいけど、無茶だけはするなよ」
「う、うん。わかった…」
どアップの類君の顔に、僕の顔がみるみる熱くなる。それに心臓がすっごくドキドキして、みんなに聞こえるんじゃないかってくらい!!
「はいはい、そこまでね」
圭君の手が僕と類君の間に入り、べりっと離された。ホッとするのと少し残念な気持ちが入り混じる。…残念?
「全く、油断も隙も無い…。てか、類。歩の為のデザートは?」
「チッ…。歩、少し待っててね」
舌打ち?!類君舌打ちした?!そう言えば、前にも舌打ちしてたような…。幼馴染だから、素のみんなが見れてるのかな?なんか、嬉しい…。
「はい、歩。歩のためのプリンだよ」
「え?あ、ありがとう!うわぁ~大きい!それに、生クリームもたっぷり!」
いつも買うプリンの3倍くらいの大きさのプリンが、生クリームで埋め尽くされたお皿の真ん中に鎮座していた。
「いただきま~す!」
さっそくスプーンでプリンと生クリームを一緒に掬って口に入れる。
「美味しい!プリンもプルプルでつるんとノドを通るし、生クリームも甘すぎなくてプリンの甘さと相性抜群!」
「気に入ってもらえて良かった。じゃ、俺達もいただきます」
「「「「いただきます」」」」
一斉にクッキーに手が伸び、パクパクとみんなの口の中にクッキーは消えていく。それなりの数は作ってきたんだけど、目の前のクッキーはあっという間になくなってしまった。
「「「「「ごちそうさまでした」」」」」
「あ、うん、お粗末様でした…」
「歩の作ったクッキーは格別だな」
「そ、そんな事無いよ!」
「あ、歩じっとして」
「へ?」
類君の顔が近づいてきて、頬っぺたをペロッと舐められた。
「またクリーム付けてたぞ」
また僕の顔が真っ赤になった。もしかしたら、頭から湯気も出てたかもしれない…。
あの後も、フォアグラのテリーヌだったり、A5ランクのローストビーフだったり、ウニのゼリー寄せにキャビアがのってたりと、お弁当とは思えないおかずだった…。あまりにも豪華すぎるので、やんわりと「僕のお腹がびっくりしちゃうね」と釘を刺してみた。解ってくれたらいいけど…。
「ごめんね、今日はこんなのしか作れなくて…」
と、今朝作ったクッキーをお皿に広げる。
「歩が俺達の為に作ってくれたんだからこんなのじゃないよ」
「そうそう。それよりも、無理して作らなくても良いんだぞ?」
「歩の睡眠時間削ってまでしなくていいからな」
「「歩君の体の方が大事」」
「でも…」
僕が作るって言ったんだし、これくらいはしないと!
「でもじゃない」
ぐっと頭に手を回され、類君のおでこがコツンと僕のおでこに当たる。
「る、類君?!」
「作ってくれるのはすっごく嬉しいけど、無茶だけはするなよ」
「う、うん。わかった…」
どアップの類君の顔に、僕の顔がみるみる熱くなる。それに心臓がすっごくドキドキして、みんなに聞こえるんじゃないかってくらい!!
「はいはい、そこまでね」
圭君の手が僕と類君の間に入り、べりっと離された。ホッとするのと少し残念な気持ちが入り混じる。…残念?
「全く、油断も隙も無い…。てか、類。歩の為のデザートは?」
「チッ…。歩、少し待っててね」
舌打ち?!類君舌打ちした?!そう言えば、前にも舌打ちしてたような…。幼馴染だから、素のみんなが見れてるのかな?なんか、嬉しい…。
「はい、歩。歩のためのプリンだよ」
「え?あ、ありがとう!うわぁ~大きい!それに、生クリームもたっぷり!」
いつも買うプリンの3倍くらいの大きさのプリンが、生クリームで埋め尽くされたお皿の真ん中に鎮座していた。
「いただきま~す!」
さっそくスプーンでプリンと生クリームを一緒に掬って口に入れる。
「美味しい!プリンもプルプルでつるんとノドを通るし、生クリームも甘すぎなくてプリンの甘さと相性抜群!」
「気に入ってもらえて良かった。じゃ、俺達もいただきます」
「「「「いただきます」」」」
一斉にクッキーに手が伸び、パクパクとみんなの口の中にクッキーは消えていく。それなりの数は作ってきたんだけど、目の前のクッキーはあっという間になくなってしまった。
「「「「「ごちそうさまでした」」」」」
「あ、うん、お粗末様でした…」
「歩の作ったクッキーは格別だな」
「そ、そんな事無いよ!」
「あ、歩じっとして」
「へ?」
類君の顔が近づいてきて、頬っぺたをペロッと舐められた。
「またクリーム付けてたぞ」
また僕の顔が真っ赤になった。もしかしたら、頭から湯気も出てたかもしれない…。
あなたにおすすめの小説
推しの運命を変えるため、モブの俺は嫌われ役を演じた
月冬
BL
乙女ゲームの世界に転生した俺は、ただのモブキャラ。
推しキャラのレオンは、本来なら主人公と結ばれる攻略対象だった。
だから距離を置くつもりだったのに――
気づけば、孤独だった彼の隣にいた。
「モブは選ばれない」
そう思っていたのに、
なぜかシナリオがどんどん壊れていく。
これは、
推しの未来を知るモブが、運命を変えてしまう物語。
悪役令息に転生した俺は推しの為に舞台から退場する
スノウマン(ユッキー)
BL
前世の記憶を思い出したアレクシスは悪役令息に転生したことに気づく。このままでは推しである義弟ノアが世界を救った後も幸せになれない未来を迎えてしまう。それを回避する為に、俺は舞台から退場することを選んだ。全てを燃やし尽くす事で。
そんな俺の行動によってノアが俺に執着することになるとも知らずに。
王道学園のモブ
四季織
BL
王道学園に転生した俺が出会ったのは、寡黙書記の先輩だった。
私立白鳳学園。山の上のこの学園は、政財界、文化界を担う子息達が通う超名門校で、特に、有名なのは生徒会だった。
そう、俺、小坂威(おさかたける)は王道学園BLゲームの世界に転生してしまったんだ。もちろんゲームに登場しない、名前も見た目も平凡なモブとして。
この俺が正ヒロインとして殿方に求愛されるわけがない!
ゆずまめ鯉
BL
五歳の頃の授業中、頭に衝撃を受けたことから、自分が、前世の妹が遊んでいた乙女ゲームの世界にいることに気づいてしまったニエル・ガルフィオン。
ニエルの外見はどこからどう見ても金髪碧眼の美少年。しかもヒロインとはくっつかないモブキャラだったので、伯爵家次男として悠々自適に暮らそうとしていた。
これなら異性にもモテると信じて疑わなかった。
ところが、正ヒロインであるイリーナと結ばれるはずのチート級メインキャラであるユージン・アイアンズが熱心に構うのは、モブで攻略対象外のニエルで……!?
ユージン・アイアンズ(19)×ニエル・ガルフィオン(19)
公爵家嫡男と伯爵家次男の同い年の乙女ゲー転生BLです。
悪役令嬢と同じ名前だけど、僕は男です。
みあき
BL
名前はティータイムがテーマ。主人公と婚約者の王子がいちゃいちゃする話。
男女共に子どもを産める世界です。容姿についての描写は敢えてしていません。
メインカプが男性同士のためBLジャンルに設定していますが、周辺は異性のカプも多いです。
奇数話が主人公視点、偶数話が婚約者の王子視点です。
pixivでは既に最終回まで投稿しています。
最弱白魔導士(♂)ですが最強魔王の奥様になりました。
はやしかわともえ
BL
のんびり書いていきます。
2023.04.03
閲覧、お気に入り、栞、ありがとうございます。m(_ _)m
お待たせしています。
お待ちくださると幸いです。
2023.04.15
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます。
m(_ _)m
更新頻度が遅く、申し訳ないです。
今月中には完結できたらと思っています。
2023.04.17
完結しました。
閲覧、栞、お気に入りありがとうございます!
すずり様にてこの物語の短編を0円配信しています。よろしければご覧下さい。
【新版】転生悪役モブは溺愛されんでいいので死にたくない!
煮卵
BL
ゲーム会社に勤めていた俺はゲームの世界の『婚約破棄』イベントの混乱で殺されてしまうモブに転生した。
処刑の原因となる婚約破棄を避けるべく王子に友人として接近。
なんか数ヶ月おきに繰り返される「恋人や出会いのためのお祭り」をできる限り第二皇子と過ごし、
婚約破棄の原因となる主人公と出会うきっかけを徹底的に排除する。
最近では監視をつけるまでもなくいつも一緒にいたいと言い出すようになった・・・
やんごとなき血筋のハンサムな王子様を淑女たちから遠ざけ男の俺とばかり過ごすように
仕向けるのはちょっと申し訳ない気もしたが、俺の運命のためだ。仕方あるまい。
クレバーな立ち振る舞いにより、俺の死亡フラグは完全に回避された・・・
と思ったら、婚約の儀の当日、「私には思い人がいるのです」
と言いやがる!一体誰だ!?
その日の夜、俺はゲームの告白イベントがある薔薇園に呼び出されて・・・
ーーーーーーーー
この作品は以前投稿した「転生悪役モブは溺愛されんで良いので死にたくない!」に
加筆修正を加えたものです。
リュシアンの転生前の設定や主人公二人の出会いのシーンを追加し、
あまり描けていなかったキャラクターのシーンを追加しています。
展開が少し変わっていますので新しい小説として投稿しています。
続編出ました
転生悪役令嬢は溺愛されんでいいので推しカプを見守りたい! https://www.alphapolis.co.jp/novel/687110240/826989668
ーーーー
校正・文体の調整に生成AIを利用しています。
【完結。一気読みできます!】悪役令息に転生したのに、ヒーローもヒロインも不在で、拾って育てた執事が最強なんだが……なんで?!
はぴねこ
BL
前世の弟が好きだったゲームの世界に、悪役令息として転生してしまった俺。
本来なら、ヒロインをいじめ、ヒーローが活躍するための踏み台になる……
そんな役割のはずなのに、ヒーローともヒロインとも出会えない。
いじめる対象すら見つけられない新米悪役令息とか、ポンコツすぎないだろうか?
そんな俺に反して、子供の頃に拾って育てた執事は超優秀で、なぜか「悪役執事スキル」を着実に磨いている。
……いや、違う!
そうじゃない!!
悪役にならなきゃいけないのは俺なんだってば!!!