黒魔術と性奴隷と ~闇の治療魔術師奇譚~

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設定関係

魔術関係の設定(備忘用)

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 恥ずかしながら自分で考えた魔術を忘れるという事態が何度か起きているので、話中で登場させた術関係を整理していきます。これも作者備忘用なので、読み物ではないです。読んでもあまり面白くないですすみません。
 魔術関係の設定備忘なので、エロ要素もありません。
 一気に書き上げるつもりでしたが、結構物量が多く大変だったので、また時間のある時に追記しようと思います。



【無色魔術】
白・黒の区分から外れる魔術。基本的な魔術である念力のみを指す。
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サイコキネシス(念力)
魔術の基本中の基本。触れずして対象物を動かす力を加える術。もっとも単純な術式で、詠唱を必要としない。魔力があるなら、身体の一部を動かすように対象物を動かすことができる。より正確には身体の一部を使って物を持ち上げるように、対象物を動かすことができる。筋力が足りなければ重量物が持ち上がらないことが当然であるように、魔力が足りなければ重量物は動かせない。



【黒魔術】
バルティス王国で禁術とされる白魔術以外(聖属性以外)の魔術。実質的にフォルセル王国で研究開発された魔術全般を指す。当然ながら、バルティス王国の立場で命名された用語なので、フォルセル王国の魔術師は自分たちの術を黒魔術とはしていない。彼女たちは単純に「魔術」と称している。

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アニメートストーン(ガーゴイルの操魔術)
第1部の序盤でリアムが使用。館のガーゴイルの石像を対象に実行。精霊石を使用しないため、第2部で使われたサンドゴーレム(土人形)の術とは体系がかなり異なる。術の出自はバルティス王国のモグリの魔術師が作成したとされるブック。リアムがサバト(黒魔術師の宴・違法)でビタ銭で購入して習得した。
術式の根幹は操作対象の身体をいかに操るか、ガーゴイルであるなら翼や腕、足などをいかにそれっぽく動かすかという部分で、実は厳密にはいかに細かく巧みに念力を使うかという技術である。
もう一つ重要な技術として、素材の硬度を操作する要素を持つ。ブックには対象物体の運動操作よりも、この技術が長々と書かれていた。難解かつ多くの誤謬が含まれた内容であったが、リアムはこれを解読し、石で作られたガーゴイルを粘度のように柔らかく変形させ、スムーズな動作ができる技術を得た。

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プロテクション(結界)
結界魔術。外部から物理的な侵入を防ぐ障壁を生じさせる。本編では「結界」という言葉で表現されており術名自体は出ていない。防御的な魔術のため黒魔術とするのは違和感があるが、修道士たちがつかえない魔術であり、そういう魔術はすべて黒魔術なのである。
一定の空間に侵入しようとする物体の運動を強力に妨げるもので、原理的には念力に近い。筋力で考えるなら、ものを持ち上げて動かす(念力相当)のに対し、ドアを内側から支えて外から人が入れないように支える(プロテクション相当)というような違いである。
戦闘の補助魔術として使用する場合は術師の魔力で充分だが、結界として使用する場合は術師の意識に関わらず術が作用している必要がある。この場合そのエネルギー源は精霊石や魔石など術師以外の魔力を必要とし、術式の維持のために小規模でも魔法陣が必要になる。


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イグニスヒール
火術の一種。波長を調整し、物質や生体への吸収性の高い魔力の波動を伴った炎を放つ術。魔力の波動を受けると対象者は魔力を吸収することになる。「ヒール」という言葉がつくが、傷の治療ではなく魔力が回復する。ただし、炎の攻撃能力と魔力回復の効果は用途が相反するもので、戦術的にこの術が有効に使えるシーンというのは存在しない。学者が術開発の業績を上げるためだけに開発したと考えられ、ほとんど存在意義のない術である。実際フォルセル王国でもこの術は全く見向きもされなかった。
しかしリアムは粘土質の土が固相焼結する際に結晶の溶融に乗じて魔力が封入されることを発見し、魔石の製作にこの術を多用するようになった。非常に高密度に魔力を封入することが可能で、術師の魔力が高ければ、精霊石の性能を超える魔石を作成することも可能。実際リアムとリリカは、数百個の規模でそのような魔石をイグニスヒールで制作した。


【白魔術】
バルティス王国修道会が用いる治療魔術の技術体系。基本的にはヒールとハイヒールのみ。それ以外にも術はあるがすべてリアムが開発したものであり、リアムとごく一部のまじめに術の習得に励んだリアム派の修道士以外は使用できない。

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ヒール
白魔術の基本にして、術体系のほぼすべて。魔力を生体エネルギーに変えて対象の患部に作用させ、傷の治癒を速める。作用の本質は細胞周期の短縮化で、細胞内の代謝反応の速度を加速し、細胞分裂を促進させる。代謝反応に必要な栄養分は術師の魔力から供給される。ただし、生物個体の寿命における細胞の分裂可能回数は有限であるため、ヒールは傷の治療とともに対象部分を老化させる効果も含まれる。(含まれるが何十年という寿命に対しての数分程度のためそのデメリットは小さく、治療効果のメリットの方が格段に大きい。)
ヒールは受け手側も、治療の魔力を受けるかはね返すかをコントロールすることができる(訓練されていない素人はできない)。正常部分にヒールを受けることはむしろ害悪の方が大きいため、受け手も患部のみに術を受け入れるようにコントロールするのが理想的な治療である。
聖騎士団には集団ヒールという独自技術がある。術師が寄り集まり一斉にヒールを使用することで集団の中心に強力な治療効果を発現させるものであるが、受け手が術を受ける部位を制御できる技術がないと全身の正常部分まですべて効果を受けてしまい、ハイヒールの欄で後述する原理によって、むしろ命の危険にさらされる。

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ハイヒール
ゲームで登場する回復魔術には、回復量の違いで術の等級があることが多いが、それに似るヒールの上位互換。だが、ヒールやハイヒールによる回復量は投入魔力の量に比例するもので、基本的には回復量の違いを以って術を区別しているわけではない。
患部が重症である場合、ヒールの効果によって促進させる細胞分裂の回数がより多く必要になる。しかし、代謝反応をあまり促進させすぎると細胞呼吸で生じた老廃物が患部に局所的に溜まることとなる。これが一定以上になると高窒素血症がおこり、患者の命がむしろ危険にさらされる。
ハイヒールは細胞の代謝反応で生じる尿素などの老廃物を魔力で分解し、水や窒素等にして大気中に廃棄しながらヒールを行う技術である。即ち、回復量の大きい治療魔術という訳ではなく、回復量を大きくしてもそれに伴う障害が生じない治療魔術である。
修道士たちの中で使用できるのは熟練者であり、技術の未熟なものは重傷者の治療を行うことはできない。因みにアーネスト修道士長はハイヒールは使えない。

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イルシーク
内臓の病変の有無を調査する魔術。魔力の波動にして患者の体内に送り込み、反射波の情報によって病状を把握する。この術自体には治療効果はない。現実世界の医療における精密検査のようなもので、レントゲンやMRI検査を行うようなものである。基本的に反射波の情報を解読できるだけの知識がなければ術が使えても意味がない。現在はリアムだけが使用できる。

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ホーリーレゾナンス
腫瘍や病原体を駆逐する治療魔術。ヒールは基本的にけがの治療しかできないが、こちらは病気の治療が可能な技術。本来この技術も修道会は持っているべきだが、技術的に難しすぎてリアムしか使用できない。にもかかわらず修道会は怪我と病気の治療を行える白魔術師集団として国内に喧伝して回っている。そのため、リアムが抜けたことは組織にとって危機的な状況であった。
体内に魔力の波動を送り込み、病原体を共振させて物理的に破壊したり、発熱によって死滅させたりする。ターゲットの共振周波数が把握できないと使用できないため、効果的に使うには高度なノウハウが必要になる。また病原体が正常細胞と同じ大きさであると正常組織も攻撃してしまうため使用できない。腫瘍や病巣がある程度の大きさ、またはある程度の硬さを持っている必要がある。

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