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第3章 秘密の花園
第21話 苦悶の修業
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リリカは、ご主人様であるリアムのベッドに、うつぶせに倒れ伏している。そこに覆いかぶさるようにリアムが身体を重ねている。とても不純ながら大真面目にリアムはトレーニングを開始する。
リアムの魔力はきわめて高い。スラム街で暮らした少年時代に修道士長に引き取られたのは、際立った高い魔力を評価されてのことだ。こと魔力に関しては、リアムの生まれ持った天賦の才である。その後白魔法を極められたのも、今独学で黒魔術をある程度使いこなせているのも、底なしに恵まれた魔力があってのことだ。
魔力の素養が備わっていないリリカにも、リアムが手加減なしに発する魔力は肌で感じることができた。身体の穴という穴、接触する皮膚を通して、リアムの魔力が浸透してくる。全身の神経が炙られるような感覚をリリカは覚えた。(あれ、リリカのお尻に硬いものが当たってるけど・・・、これご主人様のじゃ?)
その通り。リアムは当然真面目にトレーニングプログラムを遂行しているが、真面目だろうがなんだろうが、自分がメロメロに惚れ込んでいる少女が裸でいて、自分も裸で抱きついて密着していて、・・・その状態で元気にならないわけがない。
「集中しろよ(←お前が集中しろ)、リリカ。力が伝わってくるのがわかるか?」
「は・・・、はい!(お、お尻にも固い力が伝わって来てますけど///)」
リアムの顔がリリカのすぐ隣にある。リアムの頬に自分の頬をこすりつけながら、リリカは返事をした。子猫が甘えるようなその仕草は反則だった。そのあまりの可愛さに、リアムはいたずら心を我慢できなくなった。
「リリカ、お前が可愛すぎるのがいけない。」
「え?」
耳元でそう囁くと、リアムは前に回していた腕でリリカの胸を覆った。手のひらが先端部に触れ、魔力とは別に甘い痺れをもたらす。
「ぁ・・・ゃぁ。ご、ご主人様、そんなのずるいです。」
悶絶するリリカはたまらず顔を横に向けたが、そこにはリアムの顔があった。顔が近い。速くなりかけた鼓動が更に早くなる。
「口からも魔力を送り込んでやる。」
リアムの唇が重ね合わされる。送り込まれる快感と魔力にぐるぐると意識は空転し、与えられる衝撃的な感覚に理性が吹き飛び、翻弄されるまま、気付けば2時間のトレーニング時間は終わっていた。
はぁはぁっ・・・
荒い息をして、うつ伏せに突っ伏したままリリカはしばらく動けずにいた。魔力に当てられた疲労が深い。だけでなく、別の意味でも昂ぶらされて、折り重なるような倦怠感だった。
「大変だったろう?飲みなさい。」
「あ、・・・ありがとうございます。」
リアム、あなたがいたずらしてなければ、リリカはもう少し元気なはずですよ。
リリカはようやく起き上がり、リアムが淹れてくれたハーブティーを口にした。(美味しい・・・)茶葉に薬草がブレンドされていて、疲れた身体に浸みわたった。
「初めての割に反応が良かったよ。リリカは素質があるかもな。」
「・・・そうですか?半分くらい、リリカは胸の刺激で声出してたと思います。」
(↑恥ずかしいことと思ってないので、正直に言うリリカ。)
「悪かったな(笑)。お前が可愛くて、ついついいじっちゃったよ。」
「そんなぁ。(可愛いって言った!今ご主人様が、リリカの事可愛いって!)そんなことして、トレーニングの効果大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。明日の効果測定が楽しみだ。」
「1回でそんなに変わるんですか?リリカ、あまり変化を感じませんけど。」
「本人はなかなかわからないもんだよ。さて、就寝の時間をだいぶ回ってしまったから、もう寝ないとな。」
「そうですね。お稽古、ありがとうございました(ペコリ)。」
このトレーニングだったら、毎日楽しみだな、などと考えながらリリカが部屋を出ようとした時、リアムが声を上げた。
「あ、ベッドのシーツが、べったり濡れてる。」
(ぎくっ!あたしだ。)
「リリカさん?」
「だ、だって、ご主人様がいじったりするから(汗)。」
つい、リリカは奴隷の身分であることを忘れて、リアムに抗弁した。実は、胸を触られる前から、密着される興奮で、かなり汚したかもしれないと、心中思ったが、口に出さなかった。
「しょうがない。シーツは明日干さんとな。明日からはバスタオルを敷いてやろう。」
どうやら濡れることは前提らしい。
「今夜は俺のベッド、使えないし、リリカの部屋のベッドで寝かせてくれ。」
「えっ(///)?わ、私は?」(念のため聞く)
「ベッドは広いし、一緒に寝ても問題ないだろ?」
「はい、大丈夫です。ご主人様が狭くなければ!」
当たり前のようにお姫様抱っこで、リリカは自室に運ばれた。どうにも口元が緩んでしまうリリカであった。その夜、リリカはお花畑でご主人様と手を繋いではしゃぐ夢を見たのだった。
--------------
何とも・・・、ライバルとかでないんで三角関係展開すらありません。
そういう作風です。退屈だったらごめんなさいです。
リアムの魔力はきわめて高い。スラム街で暮らした少年時代に修道士長に引き取られたのは、際立った高い魔力を評価されてのことだ。こと魔力に関しては、リアムの生まれ持った天賦の才である。その後白魔法を極められたのも、今独学で黒魔術をある程度使いこなせているのも、底なしに恵まれた魔力があってのことだ。
魔力の素養が備わっていないリリカにも、リアムが手加減なしに発する魔力は肌で感じることができた。身体の穴という穴、接触する皮膚を通して、リアムの魔力が浸透してくる。全身の神経が炙られるような感覚をリリカは覚えた。(あれ、リリカのお尻に硬いものが当たってるけど・・・、これご主人様のじゃ?)
その通り。リアムは当然真面目にトレーニングプログラムを遂行しているが、真面目だろうがなんだろうが、自分がメロメロに惚れ込んでいる少女が裸でいて、自分も裸で抱きついて密着していて、・・・その状態で元気にならないわけがない。
「集中しろよ(←お前が集中しろ)、リリカ。力が伝わってくるのがわかるか?」
「は・・・、はい!(お、お尻にも固い力が伝わって来てますけど///)」
リアムの顔がリリカのすぐ隣にある。リアムの頬に自分の頬をこすりつけながら、リリカは返事をした。子猫が甘えるようなその仕草は反則だった。そのあまりの可愛さに、リアムはいたずら心を我慢できなくなった。
「リリカ、お前が可愛すぎるのがいけない。」
「え?」
耳元でそう囁くと、リアムは前に回していた腕でリリカの胸を覆った。手のひらが先端部に触れ、魔力とは別に甘い痺れをもたらす。
「ぁ・・・ゃぁ。ご、ご主人様、そんなのずるいです。」
悶絶するリリカはたまらず顔を横に向けたが、そこにはリアムの顔があった。顔が近い。速くなりかけた鼓動が更に早くなる。
「口からも魔力を送り込んでやる。」
リアムの唇が重ね合わされる。送り込まれる快感と魔力にぐるぐると意識は空転し、与えられる衝撃的な感覚に理性が吹き飛び、翻弄されるまま、気付けば2時間のトレーニング時間は終わっていた。
はぁはぁっ・・・
荒い息をして、うつ伏せに突っ伏したままリリカはしばらく動けずにいた。魔力に当てられた疲労が深い。だけでなく、別の意味でも昂ぶらされて、折り重なるような倦怠感だった。
「大変だったろう?飲みなさい。」
「あ、・・・ありがとうございます。」
リアム、あなたがいたずらしてなければ、リリカはもう少し元気なはずですよ。
リリカはようやく起き上がり、リアムが淹れてくれたハーブティーを口にした。(美味しい・・・)茶葉に薬草がブレンドされていて、疲れた身体に浸みわたった。
「初めての割に反応が良かったよ。リリカは素質があるかもな。」
「・・・そうですか?半分くらい、リリカは胸の刺激で声出してたと思います。」
(↑恥ずかしいことと思ってないので、正直に言うリリカ。)
「悪かったな(笑)。お前が可愛くて、ついついいじっちゃったよ。」
「そんなぁ。(可愛いって言った!今ご主人様が、リリカの事可愛いって!)そんなことして、トレーニングの効果大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。明日の効果測定が楽しみだ。」
「1回でそんなに変わるんですか?リリカ、あまり変化を感じませんけど。」
「本人はなかなかわからないもんだよ。さて、就寝の時間をだいぶ回ってしまったから、もう寝ないとな。」
「そうですね。お稽古、ありがとうございました(ペコリ)。」
このトレーニングだったら、毎日楽しみだな、などと考えながらリリカが部屋を出ようとした時、リアムが声を上げた。
「あ、ベッドのシーツが、べったり濡れてる。」
(ぎくっ!あたしだ。)
「リリカさん?」
「だ、だって、ご主人様がいじったりするから(汗)。」
つい、リリカは奴隷の身分であることを忘れて、リアムに抗弁した。実は、胸を触られる前から、密着される興奮で、かなり汚したかもしれないと、心中思ったが、口に出さなかった。
「しょうがない。シーツは明日干さんとな。明日からはバスタオルを敷いてやろう。」
どうやら濡れることは前提らしい。
「今夜は俺のベッド、使えないし、リリカの部屋のベッドで寝かせてくれ。」
「えっ(///)?わ、私は?」(念のため聞く)
「ベッドは広いし、一緒に寝ても問題ないだろ?」
「はい、大丈夫です。ご主人様が狭くなければ!」
当たり前のようにお姫様抱っこで、リリカは自室に運ばれた。どうにも口元が緩んでしまうリリカであった。その夜、リリカはお花畑でご主人様と手を繋いではしゃぐ夢を見たのだった。
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そういう作風です。退屈だったらごめんなさいです。
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