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第3章 魔導要塞の攻防
第30話 楽しいことしよう
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実生活の方がかなり多忙になっていまして。。。更新が遅くなっており申し訳ありません。
─────────
聖騎士団を退けて数週間が過ぎた。アロン島の二人の生活は再び平穏を取り戻していた。
今回の事件を経験して、リリカの魔術がかなり強力なものになっていることがよく分かった。以前のリアムは、リリカを危険な目にあわすことなく、侵入者をいかに退けるか、ということに頭を悩ませていた。
だが今、彼女は自分の身を自分で守るすべを身につけたと言っていい。これはリアムを大いに安心させた。もう一つ、リアムが開発した闇魔術・イルストームが実戦で極めて有効であることが分かり、今後島を守るうえでも、この術が大いに役立ちそうだ。
安心したリアムは、これまで毎日行ってきた魔術実戦演習のメニューをもう少し緩めることにした。これは決して油断というものではなく、無理しすぎな生活サイクルを通常に戻したというべきものだ。
(リリカには最近ずっと無理させてきたからな。少しは自分のために時間を使えるようにしてあげないと。)そんなことを思ってのことだったが、最近のリリカは空いた時間を、リアムの魔導書を読むのに充てている。今日も家事や畑仕事を終えると、リアムの書斎に入ってきて、夜のお勉強で読ませているのとは別の魔導書を引っ張り出してきて読んでいるのだ。
「熱心だなリリカ。でも、夜のお勉強はきっちりやってるし、好きに遊んでていいんだぞ。」
「遊ぶって・・・、何するんですか?」
「何っ・・て。ま・・・、何か楽しいことをするんだろ?」
「楽しいこと?」
(そういえば)と、ふとリアムは自分が子供の頃ほとんど遊んだ記憶がないことに気付いた。貧しい家に生まれ、幼いうちに修道院に入り、ひたすら治療魔術の施術と研究ばかりの生活を送ってきたので、幼少期に遊んだ記憶がない。
大人になってからは交友関係も広がり、いろんな遊びを覚えたが、酒場もなければ社交界的な場もここにはない。魔術の研究に熱心なリアムは、自分が遊べないことは大した問題に感じないが、年並みの遊びを何一つすることなく育つリリカを不憫だなと、今更ながらに思った。
本来、リリカは奴隷として買われたのだから、主人のリアムが不憫に思う必要性はない。この世界の価値基準だとそれが普通なのだが、もう情が移りまくっているリアムはそんなふうには割り切れない。
「そうだ。川遊びをしたり、虫取りしたり・・・、ってリリカは女の子だからな。お花を飾ったり、綺麗なお洋服を着て出かけてみるのは・・・、アロン島じゃ出かけるとこがないか。じゃ、・・うーんと。」
「・・・ピンと来ないけど、リリカ似たようなことは全部してるような気がします。」
「あれ、そうだっけ?」
作物にやる水を川で汲み、畑仕事で作物に群がる虫を取り除き、部屋の掃除をするついでに、庭に咲いた花を摘んで活けたりするし、おしゃれしてデートという訳ではないが、お洋服ならいろいろ自作している。遊びというふうに思ってなかったが日常的にやってることばかりだ。・・と、リリカは何かを思いついた。
「あ!リリカね、そういえば楽しいことで特にしたいことがあります!!」
「おお!それだ。何がしたいんだ?」
そうそう、遊びというのは人に言われてするようなものじゃない。リリカがしたいことを思いついてくれて、リアムは嬉しくなった。・・が、それは一瞬で覆された。
「リリカ、ご主人様と交尾したいです!!気持ち良くて楽しくてとっても幸せになれます!!!」
「・・・・・・
・・・ぁ、リリカ。それは毎晩しているし、特に今からシなくてもいいんじゃないかな(震え声)」
「そんなぁ。楽しいことしようって言ったじゃないですかぁ。ね、ご主人様!魔術演習軽くなったのは、確かに楽になりましたけど、お昼の交尾もなしにしちゃったじゃないですか。リリカつまんないです。」
「いや、だって。魔力回復を徹底しなくてもよくなったじゃないか。」
前のように魔力を使い果たすような魔術の実戦演習をやめたため、魔力回復のためにしていた昼寝と交尾もやめにしたのだった。リリカはかなりごねたのだが、リアムがごり押しで決めた。
(しまった・・地雷だった。)とリアムは後悔したが、その時の問題に再び火がついてしまったようだ。「ね?ご主人様!リリカと楽しいことしましょ♪」ギュッと抱き着いて胸元で頬をすりすりする。すべすべの肌がぷにぷに押し付けられ、いい香りがリアムの鼻腔をくすぐる。
(今やっちゃうと夜が大変なんだよな・・)と思いつつも下腹部はもう反応していた。性奴隷を買ったくらいだから、当然男としてそういうのが好きなのは間違いないが、毎日2回3回とするのは体力的に結構大変なのだ。アロン島でリリカと暮らしてリアムはそれを思い知った。
しかし、血が集まり始めたリアムの下腹部の反応を目ざとく感じ取ったリリカは、逃さず手でそれを包んで優しくさするので、もう後戻りはできない。胸元に寄りかかって上目遣いでこちらを見るリリカは反則的な可愛さだ。リアムが髪をなでると、嬉しそうにくすぐったがる。
そのまま唇を重ね二人は折り重なった。
(そういえば、貧農と奴隷生活しか知らないんだから、リリカにとってはエッチが人生最大の娯楽になってるかもしれん。もう遊びや娯楽の話題は、下手にしないようにしよう。)
・・・・・・・・・・
ベッドであおむけになってしがみつくリリカにのしかかり、根元まで結合して最後の一しずくまで送り込んだ後、しばしのまどろみから覚めたリアムはそう思った。リリカは両腕をリアムの首に絡ませたまま、まだまどろんでいたが、リアムが頬にキスをすると目を覚まし、嬉しそうにキスを返してきた。
「ご主人様。心配しなくてもリリカは毎日とっても楽しく過ごしてますよ。」
「そうなのか。」
「はい!魔導書もリリカ、読みたくて読んでるんです。」
「また水魔術の書を読んでるよな。」
「やってみたいことがありまして。お勉強の時間以外でもわからないとこ聞いていいですか?」
「ああ、そういうのはいつでも大歓迎さ。」
「やった!リリカ、ご主人様とお話ししてる時が一番楽しいんです♪」
そう言ってリリカはほほ笑んだ。
「ぁん。あれ?ご主人様、今ちょっとおっきくなりませんでした?ミルク出た後なのに。」
「・・・」
「・・・」
「あの・・・」
「リリカの笑顔に反応しちまった。」
「そうなの?(ギュ)」
「ちょっ、中をそんな締め付け・・・」
「エヘへ、そんなこと言ってぇ。またちょっと大きくなりましたよ。」
「あ、ああ。も、もう一回しちゃおっか?」
「はい!」
昼間だというのにそのままもうしばらく二人はベッドでもつれ合うのだった。
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聖騎士団を退けて数週間が過ぎた。アロン島の二人の生活は再び平穏を取り戻していた。
今回の事件を経験して、リリカの魔術がかなり強力なものになっていることがよく分かった。以前のリアムは、リリカを危険な目にあわすことなく、侵入者をいかに退けるか、ということに頭を悩ませていた。
だが今、彼女は自分の身を自分で守るすべを身につけたと言っていい。これはリアムを大いに安心させた。もう一つ、リアムが開発した闇魔術・イルストームが実戦で極めて有効であることが分かり、今後島を守るうえでも、この術が大いに役立ちそうだ。
安心したリアムは、これまで毎日行ってきた魔術実戦演習のメニューをもう少し緩めることにした。これは決して油断というものではなく、無理しすぎな生活サイクルを通常に戻したというべきものだ。
(リリカには最近ずっと無理させてきたからな。少しは自分のために時間を使えるようにしてあげないと。)そんなことを思ってのことだったが、最近のリリカは空いた時間を、リアムの魔導書を読むのに充てている。今日も家事や畑仕事を終えると、リアムの書斎に入ってきて、夜のお勉強で読ませているのとは別の魔導書を引っ張り出してきて読んでいるのだ。
「熱心だなリリカ。でも、夜のお勉強はきっちりやってるし、好きに遊んでていいんだぞ。」
「遊ぶって・・・、何するんですか?」
「何っ・・て。ま・・・、何か楽しいことをするんだろ?」
「楽しいこと?」
(そういえば)と、ふとリアムは自分が子供の頃ほとんど遊んだ記憶がないことに気付いた。貧しい家に生まれ、幼いうちに修道院に入り、ひたすら治療魔術の施術と研究ばかりの生活を送ってきたので、幼少期に遊んだ記憶がない。
大人になってからは交友関係も広がり、いろんな遊びを覚えたが、酒場もなければ社交界的な場もここにはない。魔術の研究に熱心なリアムは、自分が遊べないことは大した問題に感じないが、年並みの遊びを何一つすることなく育つリリカを不憫だなと、今更ながらに思った。
本来、リリカは奴隷として買われたのだから、主人のリアムが不憫に思う必要性はない。この世界の価値基準だとそれが普通なのだが、もう情が移りまくっているリアムはそんなふうには割り切れない。
「そうだ。川遊びをしたり、虫取りしたり・・・、ってリリカは女の子だからな。お花を飾ったり、綺麗なお洋服を着て出かけてみるのは・・・、アロン島じゃ出かけるとこがないか。じゃ、・・うーんと。」
「・・・ピンと来ないけど、リリカ似たようなことは全部してるような気がします。」
「あれ、そうだっけ?」
作物にやる水を川で汲み、畑仕事で作物に群がる虫を取り除き、部屋の掃除をするついでに、庭に咲いた花を摘んで活けたりするし、おしゃれしてデートという訳ではないが、お洋服ならいろいろ自作している。遊びというふうに思ってなかったが日常的にやってることばかりだ。・・と、リリカは何かを思いついた。
「あ!リリカね、そういえば楽しいことで特にしたいことがあります!!」
「おお!それだ。何がしたいんだ?」
そうそう、遊びというのは人に言われてするようなものじゃない。リリカがしたいことを思いついてくれて、リアムは嬉しくなった。・・が、それは一瞬で覆された。
「リリカ、ご主人様と交尾したいです!!気持ち良くて楽しくてとっても幸せになれます!!!」
「・・・・・・
・・・ぁ、リリカ。それは毎晩しているし、特に今からシなくてもいいんじゃないかな(震え声)」
「そんなぁ。楽しいことしようって言ったじゃないですかぁ。ね、ご主人様!魔術演習軽くなったのは、確かに楽になりましたけど、お昼の交尾もなしにしちゃったじゃないですか。リリカつまんないです。」
「いや、だって。魔力回復を徹底しなくてもよくなったじゃないか。」
前のように魔力を使い果たすような魔術の実戦演習をやめたため、魔力回復のためにしていた昼寝と交尾もやめにしたのだった。リリカはかなりごねたのだが、リアムがごり押しで決めた。
(しまった・・地雷だった。)とリアムは後悔したが、その時の問題に再び火がついてしまったようだ。「ね?ご主人様!リリカと楽しいことしましょ♪」ギュッと抱き着いて胸元で頬をすりすりする。すべすべの肌がぷにぷに押し付けられ、いい香りがリアムの鼻腔をくすぐる。
(今やっちゃうと夜が大変なんだよな・・)と思いつつも下腹部はもう反応していた。性奴隷を買ったくらいだから、当然男としてそういうのが好きなのは間違いないが、毎日2回3回とするのは体力的に結構大変なのだ。アロン島でリリカと暮らしてリアムはそれを思い知った。
しかし、血が集まり始めたリアムの下腹部の反応を目ざとく感じ取ったリリカは、逃さず手でそれを包んで優しくさするので、もう後戻りはできない。胸元に寄りかかって上目遣いでこちらを見るリリカは反則的な可愛さだ。リアムが髪をなでると、嬉しそうにくすぐったがる。
そのまま唇を重ね二人は折り重なった。
(そういえば、貧農と奴隷生活しか知らないんだから、リリカにとってはエッチが人生最大の娯楽になってるかもしれん。もう遊びや娯楽の話題は、下手にしないようにしよう。)
・・・・・・・・・・
ベッドであおむけになってしがみつくリリカにのしかかり、根元まで結合して最後の一しずくまで送り込んだ後、しばしのまどろみから覚めたリアムはそう思った。リリカは両腕をリアムの首に絡ませたまま、まだまどろんでいたが、リアムが頬にキスをすると目を覚まし、嬉しそうにキスを返してきた。
「ご主人様。心配しなくてもリリカは毎日とっても楽しく過ごしてますよ。」
「そうなのか。」
「はい!魔導書もリリカ、読みたくて読んでるんです。」
「また水魔術の書を読んでるよな。」
「やってみたいことがありまして。お勉強の時間以外でもわからないとこ聞いていいですか?」
「ああ、そういうのはいつでも大歓迎さ。」
「やった!リリカ、ご主人様とお話ししてる時が一番楽しいんです♪」
そう言ってリリカはほほ笑んだ。
「ぁん。あれ?ご主人様、今ちょっとおっきくなりませんでした?ミルク出た後なのに。」
「・・・」
「・・・」
「あの・・・」
「リリカの笑顔に反応しちまった。」
「そうなの?(ギュ)」
「ちょっ、中をそんな締め付け・・・」
「エヘへ、そんなこと言ってぇ。またちょっと大きくなりましたよ。」
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「はい!」
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