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14話 ミルと決戦……??
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やっと頂上付近まで着いた。
思ったよりも早く着いた姫はあたりを見渡す。敵が少ない。
「うっすいわねー」
小声でそう言いながら進んでいく。
もしここにミルがいるとしたら、戦いになるかもしれない。ミルは姫が育てたので姫はミルのことを知っている。
しかし、体術に関してはさっぱり、姫でも分からないので警戒は怠らない。
「勝てるわよね…」
ゴクリと唾を飲む。
少しの風の音にも神経を張り詰める。透明な状態だが、ミルには見えるはず。私がそうしたのだから。
ガサッという音がして振り返る。茂みの奥から聞こえた音、そして水音…。
誰だ、敵か…?
ゆっくり近付く。
足音を立てないように、物に触れないように。
頭に日本の巻かれた角が見える。
シルエットでよく見えないが、確実に敵がいる。
仕留めるか…、様子を見よう。
回り込んで敵の正面へ向かう。
茂みの隙間から見えた……。
見えたのだが。
「あんた何してんの……」
茂みから立ち上がって、目の前にいる和式便所を使う時の様な格好をして用を足している人に言う。
「…、ミルよね」
「ふぇっ…?」
透明状態を解いた姫を見上げる。
長く青い髪を角に巻き付け、分厚い黒と赤の服を身にまとった少女。実際は数百歳。
その顔がみるみる赤く染まり、それと同時におしっこの量も増える。
「まさかこんな会い方をすると思わなかったわ、あんた恥ずかしくないの?」
ミルに会ったのがこんな茂み、そして状況はミルが野ションをしている最中。
「な…、は、恥ずかしいに決まってるよ!!」
服の裾で前を隠すが、おしっこは止まらない様子。これが魔王か。
「あっち向いてよ!」
「とは言っても…、あんたを退治しに来たの、私はフィレイラミケよ」
目をそらすことなく姫は続ける。
「んで逃げないの」
「だって…止まらないんだもん」
「ってくんな!あっちいけ!創設者!」
これが魔王か、何百万もフルを持った魔王が今姫の前で排泄してる。
「つか帰ってくるなんて聞いてないよ!」
「止まらない?じゃあチャンスね」
「そりゃ荒らされてるってんなら来るわよ」
ゆっくりと近付く。足元に川みたいに尿が流れているので避けた。
「くんなぁ!」
「止まれ!止まれぇぇぇ!!」
自分のおしっこに向かって呼びかける魔王。
「ああもうやだ…なんでこんな」
「降参する?」
ミルが自分の体を隠していた布を奪う。
「…します」
そうして姫は無事鎮圧できた。
ミルの心は無事でないが。
ミルは部下達を頂上付近の広場に集めた。
涙目で話し始める。
その様子に部下達は動揺するが、何やらきゅんと来ている様子。それを見た姫は「こいつら不純な理由で付いてきてるな」と思った。
「えっと…なんかほんとゴメン」
袖で涙を拭いている。
「あの…負けた。色々もう…奪われて…」
「奪うこと無く奪われて、取り返せないものを簡単にね、もうね」
「魔力でどうにかできるかって言われてもどうにもならないものを奪われた」
「奪われたって表現はおかしいかな」
どんよりとした空気が漂う。
姫は敵に紛れて透明状態で演説を聞く。
魔王ミルの状況から相当ショックなのだと分かった。
でも悪い事はしてないよね?
「みんなちゃんと働いて出世して家族と幸せに暮らしてね、魔王がこんな事言ってるけど」
目を擦りながら言うと、部下の数人も泣き始めた。男泣きってこんなにキモイの?
「うわあああぁぁん!!!」
急に大声でミルが泣き始めた。その周りに群がって慰める部下達。
私も不自然にならないように付いていく。
一応終わりよね。
後は幹部、サビエルはどうだか。
思ったよりも早く着いた姫はあたりを見渡す。敵が少ない。
「うっすいわねー」
小声でそう言いながら進んでいく。
もしここにミルがいるとしたら、戦いになるかもしれない。ミルは姫が育てたので姫はミルのことを知っている。
しかし、体術に関してはさっぱり、姫でも分からないので警戒は怠らない。
「勝てるわよね…」
ゴクリと唾を飲む。
少しの風の音にも神経を張り詰める。透明な状態だが、ミルには見えるはず。私がそうしたのだから。
ガサッという音がして振り返る。茂みの奥から聞こえた音、そして水音…。
誰だ、敵か…?
ゆっくり近付く。
足音を立てないように、物に触れないように。
頭に日本の巻かれた角が見える。
シルエットでよく見えないが、確実に敵がいる。
仕留めるか…、様子を見よう。
回り込んで敵の正面へ向かう。
茂みの隙間から見えた……。
見えたのだが。
「あんた何してんの……」
茂みから立ち上がって、目の前にいる和式便所を使う時の様な格好をして用を足している人に言う。
「…、ミルよね」
「ふぇっ…?」
透明状態を解いた姫を見上げる。
長く青い髪を角に巻き付け、分厚い黒と赤の服を身にまとった少女。実際は数百歳。
その顔がみるみる赤く染まり、それと同時におしっこの量も増える。
「まさかこんな会い方をすると思わなかったわ、あんた恥ずかしくないの?」
ミルに会ったのがこんな茂み、そして状況はミルが野ションをしている最中。
「な…、は、恥ずかしいに決まってるよ!!」
服の裾で前を隠すが、おしっこは止まらない様子。これが魔王か。
「あっち向いてよ!」
「とは言っても…、あんたを退治しに来たの、私はフィレイラミケよ」
目をそらすことなく姫は続ける。
「んで逃げないの」
「だって…止まらないんだもん」
「ってくんな!あっちいけ!創設者!」
これが魔王か、何百万もフルを持った魔王が今姫の前で排泄してる。
「つか帰ってくるなんて聞いてないよ!」
「止まらない?じゃあチャンスね」
「そりゃ荒らされてるってんなら来るわよ」
ゆっくりと近付く。足元に川みたいに尿が流れているので避けた。
「くんなぁ!」
「止まれ!止まれぇぇぇ!!」
自分のおしっこに向かって呼びかける魔王。
「ああもうやだ…なんでこんな」
「降参する?」
ミルが自分の体を隠していた布を奪う。
「…します」
そうして姫は無事鎮圧できた。
ミルの心は無事でないが。
ミルは部下達を頂上付近の広場に集めた。
涙目で話し始める。
その様子に部下達は動揺するが、何やらきゅんと来ている様子。それを見た姫は「こいつら不純な理由で付いてきてるな」と思った。
「えっと…なんかほんとゴメン」
袖で涙を拭いている。
「あの…負けた。色々もう…奪われて…」
「奪うこと無く奪われて、取り返せないものを簡単にね、もうね」
「魔力でどうにかできるかって言われてもどうにもならないものを奪われた」
「奪われたって表現はおかしいかな」
どんよりとした空気が漂う。
姫は敵に紛れて透明状態で演説を聞く。
魔王ミルの状況から相当ショックなのだと分かった。
でも悪い事はしてないよね?
「みんなちゃんと働いて出世して家族と幸せに暮らしてね、魔王がこんな事言ってるけど」
目を擦りながら言うと、部下の数人も泣き始めた。男泣きってこんなにキモイの?
「うわあああぁぁん!!!」
急に大声でミルが泣き始めた。その周りに群がって慰める部下達。
私も不自然にならないように付いていく。
一応終わりよね。
後は幹部、サビエルはどうだか。
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