能力者は現在に

わまり

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序章

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「お母さん!!」

周りからはサイレンの音、人のざわめきが聞こえてくる。
道には死体、そしてトラックがあった。

「大丈夫なの?!お母さんは!?」

「落ち着いて!」

信濃由紀は目に涙を溜めながら自分の母を見つめる。血だまりの中にいる母を。

「お母さ…」

小学生の由紀にはショックだった。
そのまま気を失っていった…

少したった頃、目を覚ました。
少し頭痛がする。
それになにか変な思い出が…

「…っ!」
「お母さん…」

お母さんの記憶がある。
これは…?



1

山内直人は目を覚ました。外からの日に目を細める。
「まだ能力の疲れが…」

ノートを再確認する。
「山内直人、時間を遅く見ることができる」
これの確認のため、昨日はずっと能力を使いっぱなしだったのだ。

「僕の能力だけ負担が大きいきがする…」
布団から起き上がり、準備をしてドアを開ける。



ノートにはさらに書いてあった
「信濃由紀、死んだ人の記憶を所持する
池田航、手をかざした相手に幻覚を見せる
篠原杏、感情を変えることができる」


(今の所能力を持っていると確認しているのは4人…信濃の言っていた『役目』)
「それを果たさないと…!」

『他の能力者を見つけ出す』

今は4人でこの目的を達成させる。
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