能力者は現在に

動き出し

政次財閥では会議をしていた。
「この文に書いてある通りなのか？」

「ああ。しかし人を殺せとは…」

「仕方の無い事なのです。被害を減らすためには、これしか…」

「助っ人は用意した。今の所1人だが、少しづつ追加してゆく予定だ」

そう言われ入ってきたのは幼い少年だった。

「少年じゃないか…これで大丈夫なのか？」

「大丈夫だ。この子はエリートだ。それに、小さい方が有利だろう？」

「それもそうだな。」

そう言い、会議室を出ていった。

机の上のメモには
「信濃由紀、そして周りの能力者を始末せよ。信濃由紀の能力は絶対に伝えてはならない。一刻も早く、始末するのだ」
と書かれてあった。






部屋に4人が座っていた。
直人と航、由紀と杏だ。
「じゃあ始めようか。放課後からだ。」

「最初は、この子達か？」

「それで、目的はなんなの？」
と、杏が言う。

「えっとね…能力の詳細を知ること、かな…」

「それだけでいいの？簡単じゃない」

「そうなんだけど…そう簡単に教えてくれるものじゃないと思うの。」

「それもそうだな」

「だからゆっくり打ち解けていくんだよ。」

「分かった」
と、3人は賛成する。

「この双子が能力者…？」
そこにはそっくりな2人の女の子がいた。