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みゆりこ 4
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「どう?見える…?」
りこが聞いてくる
「いや、なにも…テントの周りには何もないみたいよ」
美優が草陰から身を乗り出す
「じゃあなんだったの…?」
りこが怯える
「わかんない…近づいてみる?」
「やだよっ、いるかもしれないじゃん」
首を強く振った
あの影、しかしそこには何もいなかった。影だけだった。そしてその影はテントの前で立っていて、そのまま私達の使ったライト等の前でうろうろしてから、去った。私達の横で足音がしていた。
「じゃあ私だけで行く」
美優が立ち上がった
「やめようよ、暗いし怖いよ…」
りこが手を掴んだ
「かといってここにいるわけにもいかないでしょ、1回見るの、それからよ」
そう言って歩き出すと、りこもついてきた
「なんだと思う?アレ」
美優が歩きながら聞く
「うーん、何も見えなかったし…」
「でも怖いよ…」
テントに近付くと、足跡がいくつもあった
「ひっ…やっぱり来てた…!」
りこが怯える
「うん…どうしようか…」
懐中電灯で照らし、テントの中を見る
「消えてる…」
美優がライトを持つと、さっきまで付いてたはずだが消えていた。
「さっきのがやったのかな…」
「…そうかも。って冷たっ!」
ガラスの部分を触ると、氷に触れたように冷たかった。
「どうしたの?」
りこが恐る恐る聞いた
「なんか、これ冷たくって」
そう言ってライトを差し出す
「それは普通なんじゃ?」
りこが首を傾げる
美優が首を振った
「いいえ、さっきまで付いてたのにこれはおかしい。冷た過ぎる」
「もー、あんまり怖がらせないで」
そう言ってりこがファイアグリルを触る
「うわっ、冷た…」
「それも?ってそれは冷たくてもおかしくないか。」美優はそう言いながらも、年の為炭の中に手を入れた
「…?」
温もりが全くない。夕食を取ったあとはそのまま寝たはず、1時間しか経ってないし、炭は捨てないでそのままにしていた。
火が消えるまで待つためだ。そのため、こんなに早く熱が無くなり、冷たくなるのはありえない。氷の様に冷たかった。
「これ…大丈夫なの」
「み、みーちゃん、足音…」
りこが小さな声で言う
耳を済ませると、確かに足音がした
「これ…まずい、かも」
さっきの炭と言い、それにずっと付いてくる。背筋が凍り、美優は言いようのない恐怖が襲ってきた
「逃げるよ、りこ」
そう言って手を引いた
「うん…」
りこも静かに付いてきた。
2人は強い不安に駆られながらテントから離れていく。
後ろではパキッと枝の折れる音がした
りこが聞いてくる
「いや、なにも…テントの周りには何もないみたいよ」
美優が草陰から身を乗り出す
「じゃあなんだったの…?」
りこが怯える
「わかんない…近づいてみる?」
「やだよっ、いるかもしれないじゃん」
首を強く振った
あの影、しかしそこには何もいなかった。影だけだった。そしてその影はテントの前で立っていて、そのまま私達の使ったライト等の前でうろうろしてから、去った。私達の横で足音がしていた。
「じゃあ私だけで行く」
美優が立ち上がった
「やめようよ、暗いし怖いよ…」
りこが手を掴んだ
「かといってここにいるわけにもいかないでしょ、1回見るの、それからよ」
そう言って歩き出すと、りこもついてきた
「なんだと思う?アレ」
美優が歩きながら聞く
「うーん、何も見えなかったし…」
「でも怖いよ…」
テントに近付くと、足跡がいくつもあった
「ひっ…やっぱり来てた…!」
りこが怯える
「うん…どうしようか…」
懐中電灯で照らし、テントの中を見る
「消えてる…」
美優がライトを持つと、さっきまで付いてたはずだが消えていた。
「さっきのがやったのかな…」
「…そうかも。って冷たっ!」
ガラスの部分を触ると、氷に触れたように冷たかった。
「どうしたの?」
りこが恐る恐る聞いた
「なんか、これ冷たくって」
そう言ってライトを差し出す
「それは普通なんじゃ?」
りこが首を傾げる
美優が首を振った
「いいえ、さっきまで付いてたのにこれはおかしい。冷た過ぎる」
「もー、あんまり怖がらせないで」
そう言ってりこがファイアグリルを触る
「うわっ、冷た…」
「それも?ってそれは冷たくてもおかしくないか。」美優はそう言いながらも、年の為炭の中に手を入れた
「…?」
温もりが全くない。夕食を取ったあとはそのまま寝たはず、1時間しか経ってないし、炭は捨てないでそのままにしていた。
火が消えるまで待つためだ。そのため、こんなに早く熱が無くなり、冷たくなるのはありえない。氷の様に冷たかった。
「これ…大丈夫なの」
「み、みーちゃん、足音…」
りこが小さな声で言う
耳を済ませると、確かに足音がした
「これ…まずい、かも」
さっきの炭と言い、それにずっと付いてくる。背筋が凍り、美優は言いようのない恐怖が襲ってきた
「逃げるよ、りこ」
そう言って手を引いた
「うん…」
りこも静かに付いてきた。
2人は強い不安に駆られながらテントから離れていく。
後ろではパキッと枝の折れる音がした
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