短編物語パンドラ 【百合】

わまり

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弁明 9

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だめだ、細かい情報は全くわからない
上空の写真だけじゃとてもだ。
わ た し が げ ん ち に い く こ と は で き ま す か 
現地なら分かるかもしれない。
しかしもう直っているだろうか、ほぼ再建されているだろう。

医師は首を横に振った
「気持ちはわかるけど、君の体はまだあまり良くないんだ」「我慢してくれ」

やっぱりそうか…
こんな状態で救う事なんてできないのかもしれない。それじゃあなんで…
なんでこうして未来にいるの?


ーーーーー12月10日
目覚ましの音で起きる。
6時半、いつもとは違く5時ではなかった。

「…はぁ」
とりあえず両親を旅行に誘おう

リビングに行くと、朝食が用意されていた。テーブルには父と母が座っている。
「おはよ」

そう言って席に着く
「…あのさ」
暖かいコーヒーを手に話す
「2月25日、予定ある?」

「そんな先の予定わかんないよ」
母が言う
「何、どこか行くの?」
こちらを見ずに言う

私は首を横に振る
「ううん、どこか行きたいなって」

「珍しいな、いつもは家にいたがるのに」
父が食べる手を止める

「なんとなくだよ」
橋を手に取る
「それで、行けるの?」

「今の所は行けるはずだけど」
母が立ってカレンダーを見る
「なんで2月25日なの?」

「…なんとなく」
あんまり深く追求しないでよ…

「何も無かったらどこか行くか」
「どこがいいんだ?」
父が聞く

「どこでもいいよ、遠い所」
「三つくらい先の県」
自然に言ってるつもりだが、表情に出てないだろうか?

「遠いなー、長い間車乗ることになるぞ」
「じゃあ決めとくよ」
父がメモに書き込んだ

よし、これで家族は助かる
あとは…大切な人…
カノ?カノはどうしよう、その日は私旅行行ってるし…あれ?
「2月25日、何曜日?」

「土曜日、だから言ったんでしょ?」
母が答えた

土曜日?なら学校はないはずだ。
なぜ私達のクラスメイトは一緒の所で見つかった?あの日何をしてたんだ?
「うん、念のため…」
まだ疑問はあったが、夢で聞けると思うので、ひとまずカノをどうするか考える

他人の家庭に「旅行行け」なんて変だよな…私の家族に誘うか?でもカノは行くのかな…?

学校で聞いてみるか…?
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