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43 公体験 委員長
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「ったくあんた、なにしてんのよ!」
昼休み、4年2組まで行ってキー子に言う。
「見てたのっ!?」
キー子は驚いた。
「どこから?」
「少しよ、あんたが佐々木さんに対して何かしてるのが聞こえたの」
「何したの?あんた見境ないわね」
そう言って詰め寄った。
「ご、ごめんって」
「なんかさっちん、オナニー知らないみたいでね、レクチャーしてた…」
ノートを抱えたキー子は少し笑う。
「ほんっと…これ以上しないでよ?」
「ゆきちゃんの時だって自分勝手に変な事教えて…、みかからたまに聞くんだから…」
説教を繰り返した後、
「次やったらあんた先生に突き出す」
そう念を押し、教室へ戻る。
佐々木さんは真面目で大人しい子。だから自慰なんて知らなくても何ら不思議じゃない。だからこそ教えちゃいけないのに…。
5時間目、体育で外に出た。
私達は制服のまま見学する。
男女分かれて走っていて、男子は馬跳びをし、女子は走っている。
ミサトさんを見つめていた子が速かった。
一番で独走しながら、またもやチラリとミサトさんを見る。
「あの子速いのね」
「そうだな、ウチより速いんじゃないか?」
ミサトさんはじっと見て言う。それなりに彼女も運動はできる。
走り終わった様子のあの子が座り込み、水筒を私達の横にある朝礼台に取りに行って勢いよく飲んだ。
汗で髪は濡れ、二つに結んであった髪は今は後ろで一つにしていた。
またニコニコとしながら他の人を見ている。それでも時々ミサトさんの方を見る。
ミサトさんは気付いていなく、彼女めじっと他の生徒を見ていた。
「ねえ、ミサトさん」
私は彼女の太股をペンでつつき、紙を渡した。それには『見られてるよ』と書いた。
それを受け取ったミサトさんは時計を見るふりをして、あの子の方を向いた。
そして何か紙に書き、私に渡した。『ずっと見てたの?』
私も頷く。するとミサトさんは少し嫌な顔をして、あの子と距離を離した。
あの子はそれでも見ている。
ほんとになんなのだろうか?
昼休み、4年2組まで行ってキー子に言う。
「見てたのっ!?」
キー子は驚いた。
「どこから?」
「少しよ、あんたが佐々木さんに対して何かしてるのが聞こえたの」
「何したの?あんた見境ないわね」
そう言って詰め寄った。
「ご、ごめんって」
「なんかさっちん、オナニー知らないみたいでね、レクチャーしてた…」
ノートを抱えたキー子は少し笑う。
「ほんっと…これ以上しないでよ?」
「ゆきちゃんの時だって自分勝手に変な事教えて…、みかからたまに聞くんだから…」
説教を繰り返した後、
「次やったらあんた先生に突き出す」
そう念を押し、教室へ戻る。
佐々木さんは真面目で大人しい子。だから自慰なんて知らなくても何ら不思議じゃない。だからこそ教えちゃいけないのに…。
5時間目、体育で外に出た。
私達は制服のまま見学する。
男女分かれて走っていて、男子は馬跳びをし、女子は走っている。
ミサトさんを見つめていた子が速かった。
一番で独走しながら、またもやチラリとミサトさんを見る。
「あの子速いのね」
「そうだな、ウチより速いんじゃないか?」
ミサトさんはじっと見て言う。それなりに彼女も運動はできる。
走り終わった様子のあの子が座り込み、水筒を私達の横にある朝礼台に取りに行って勢いよく飲んだ。
汗で髪は濡れ、二つに結んであった髪は今は後ろで一つにしていた。
またニコニコとしながら他の人を見ている。それでも時々ミサトさんの方を見る。
ミサトさんは気付いていなく、彼女めじっと他の生徒を見ていた。
「ねえ、ミサトさん」
私は彼女の太股をペンでつつき、紙を渡した。それには『見られてるよ』と書いた。
それを受け取ったミサトさんは時計を見るふりをして、あの子の方を向いた。
そして何か紙に書き、私に渡した。『ずっと見てたの?』
私も頷く。するとミサトさんは少し嫌な顔をして、あの子と距離を離した。
あの子はそれでも見ている。
ほんとになんなのだろうか?
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