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56 スポーツ少女
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「…は?」
唐突に何を言い出すかと思えば、予想範囲外の事を直に言ってきた。
「ロリコンですよね」
「とぼけないで下さいね」
彼女は自信のある顔で言う。
ニヤッとして、何が目的かわからない。
彼女が何か言おうとしたが、ウチは
「ロリコンじゃねえよ?」
と少し睨んで言う
「はぁ~、今更感がドンですね」
彼女はやれやれと首を振る。
さっきまでこいつの事を少しいい奴だと思っていた。純粋に好きな心を持って自分の好きな事をしている。
だが今、それは消えてイラっとした。
「今更感が…なんて?」
「桃子の事、ずーっと見てたじゃないですか」
ビシッと指さす
「見てたのはお前だろ?」
なんだコイツ、と思いながら相手をする。
「最初は『この人見た事ある!走るのが速い人だ!』と思って見てました」
「尊敬の眼差しというやつです」
そう言った後彼女は眉を曲げ、
「しかしそれ以降お姉さんの視線がアツい!」
「ずっと見てましたよね」
「それだけで?なんでだよ」
「更に細かく言いますと、桃子がそちらを見ていない時も見ていました、鏡で確認したので」
彼女はウチの周りを歩く。
「何故そこまで桃子を見るのか」
「それにおんぶしようか、と言ってきました」
「…見てたのはお前が見てるからだろ?」
苛立ちを抑えて反抗する
「確認するために見てたんです、なるべくバレないよう笑って」
彼女はスラスラと言葉を並べるので、ウチは少し言葉に詰まる。
「とにかく、見てたのは別にロリコンだからってわけじゃない」
ウチは彼女に強く言った
「ロリコンじゃねえ」
「そこまで認めたくないならそれでいいです、別に言いふらしたりしません」
彼女はまた笑う
「だから…」
そう言って、少し心に陰りがあるのに気が付いた。
「…じゃあ、お前は嫌々おんぶされてたのか?」
「えっ…」
彼女は驚いた様子で、少し慌てた
「いえ、それは…気持ち良かったのは本当です…から」
「それと桃子、ロリコンでも大丈夫ですよ、佐川さん…」
「ロリコンじゃねえよ…」
少し安心した。おんぶしたあの時、ウチは心から楽しいと思っていたから。
「別に、ロリコンが嫌なんじゃないんです」「私は佐川さんを好きで、尊敬してますから…」
彼女はそわそわしていた
「だから、そこの暗闇」
「行っても、口外しません」
「は?」
イラっとした。いや元からイラっとしてたけども。つかロリコンじゃねえよ。
「もういい、帰る」
ウチは後ろを振り向いて、歩き出す
「いいんです?こんなシチュエーション、ロリコンには最高では」
彼女が声を大きくして言った
「ロリコンじゃねえから」
私も大きな声で返し、走って運動場へ行って、そのまま荷物を取って帰っていった。
唐突に何を言い出すかと思えば、予想範囲外の事を直に言ってきた。
「ロリコンですよね」
「とぼけないで下さいね」
彼女は自信のある顔で言う。
ニヤッとして、何が目的かわからない。
彼女が何か言おうとしたが、ウチは
「ロリコンじゃねえよ?」
と少し睨んで言う
「はぁ~、今更感がドンですね」
彼女はやれやれと首を振る。
さっきまでこいつの事を少しいい奴だと思っていた。純粋に好きな心を持って自分の好きな事をしている。
だが今、それは消えてイラっとした。
「今更感が…なんて?」
「桃子の事、ずーっと見てたじゃないですか」
ビシッと指さす
「見てたのはお前だろ?」
なんだコイツ、と思いながら相手をする。
「最初は『この人見た事ある!走るのが速い人だ!』と思って見てました」
「尊敬の眼差しというやつです」
そう言った後彼女は眉を曲げ、
「しかしそれ以降お姉さんの視線がアツい!」
「ずっと見てましたよね」
「それだけで?なんでだよ」
「更に細かく言いますと、桃子がそちらを見ていない時も見ていました、鏡で確認したので」
彼女はウチの周りを歩く。
「何故そこまで桃子を見るのか」
「それにおんぶしようか、と言ってきました」
「…見てたのはお前が見てるからだろ?」
苛立ちを抑えて反抗する
「確認するために見てたんです、なるべくバレないよう笑って」
彼女はスラスラと言葉を並べるので、ウチは少し言葉に詰まる。
「とにかく、見てたのは別にロリコンだからってわけじゃない」
ウチは彼女に強く言った
「ロリコンじゃねえ」
「そこまで認めたくないならそれでいいです、別に言いふらしたりしません」
彼女はまた笑う
「だから…」
そう言って、少し心に陰りがあるのに気が付いた。
「…じゃあ、お前は嫌々おんぶされてたのか?」
「えっ…」
彼女は驚いた様子で、少し慌てた
「いえ、それは…気持ち良かったのは本当です…から」
「それと桃子、ロリコンでも大丈夫ですよ、佐川さん…」
「ロリコンじゃねえよ…」
少し安心した。おんぶしたあの時、ウチは心から楽しいと思っていたから。
「別に、ロリコンが嫌なんじゃないんです」「私は佐川さんを好きで、尊敬してますから…」
彼女はそわそわしていた
「だから、そこの暗闇」
「行っても、口外しません」
「は?」
イラっとした。いや元からイラっとしてたけども。つかロリコンじゃねえよ。
「もういい、帰る」
ウチは後ろを振り向いて、歩き出す
「いいんです?こんなシチュエーション、ロリコンには最高では」
彼女が声を大きくして言った
「ロリコンじゃねえから」
私も大きな声で返し、走って運動場へ行って、そのまま荷物を取って帰っていった。
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