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でもこれは夢なんかじゃなくて。
「あっ! や、やめて……」
「ハーシェル、可愛がらせてくれ」
そう言って片方の乳首を捏ね回されて、もう片方をレトが口に含んでいる。
僕はビクビクと震えて、天を向く自身から先走りをこぼす。
「後ろも濡れてるな」
「んんっ!」
嬉しそうに後孔のふちを撫でるレトは僕に口付けをして、ゆっくりとそこに指を差し入れてきた。
「狭い……」
レトの昂りは太く長く大きくて、とてもじゃないけど僕の後孔におさまるとは思えない。
「しっかり解さないと傷付けてしまうね。早く入りたいけど、決して痛くはしないから」
レトは僕の中を確かめるように指を少しずつ奥に入れて、触れるだけのキスを顔中に降らせてくる。
「あっ! んっ!!」
レトの指がある一点に触れた時、びりびりとした感覚が全身に駆け抜けた。
「ハーシェルのいいところはここか」
「や、やあ!」
「大丈夫、気持ち良いだけだよ」
妖艶に微笑むレトは手加減なんてしてくれなくて、僕はただ喘ぐだけ。
「少しずつ柔らかくなってるよ、ハーシェル。あと少しで繋がれる」
「レト……」
「ん?」
「優しく、して……」
「もちろん」
甘い声は低くて色っぽくて、耳に心地良い。僕はただ快感に酔った。
「ハーシェル、綺麗だよ」
「ああん! あっ、ああ!」
だいぶ拡がった中をぐちゅぐちゅと掻き回されて、僕は甲高い声をあげた。
「んっ……」
指が引き抜かれて、かわりに熱くて硬いモノがぴたりと宛てがわれる。
ぐぐっと入ってきたそれは指とは比べ物にならないほど圧迫感がある。
「はっ……。ハーシェル、力を抜いて」
「レト、待って!」
それでも腰を進めるレトに涙目になりながら、僕はレトに抱き付く。
熱い肌と肌が触れ合って、溶けそうだ。
「ん! あ、んん! んっ!」
ガツガツとした勢いでレトが僕を貪る。
「ハーシェル、気持ち良いよ。中が絡みついてくる」
「あっ、レト! レトぉ……!」
揺さぶられて、夢中でレトを呼ぶ。
「イく、イッちゃう!」
「ああ、私も……!」
二人で絶頂を迎えベッドに倒れ込む。
「まだまだ足りない……」
「んっ。レト、ちょっと休憩させて……」
そうして突然の発情は一週間近く続いた。
「あっ! や、やめて……」
「ハーシェル、可愛がらせてくれ」
そう言って片方の乳首を捏ね回されて、もう片方をレトが口に含んでいる。
僕はビクビクと震えて、天を向く自身から先走りをこぼす。
「後ろも濡れてるな」
「んんっ!」
嬉しそうに後孔のふちを撫でるレトは僕に口付けをして、ゆっくりとそこに指を差し入れてきた。
「狭い……」
レトの昂りは太く長く大きくて、とてもじゃないけど僕の後孔におさまるとは思えない。
「しっかり解さないと傷付けてしまうね。早く入りたいけど、決して痛くはしないから」
レトは僕の中を確かめるように指を少しずつ奥に入れて、触れるだけのキスを顔中に降らせてくる。
「あっ! んっ!!」
レトの指がある一点に触れた時、びりびりとした感覚が全身に駆け抜けた。
「ハーシェルのいいところはここか」
「や、やあ!」
「大丈夫、気持ち良いだけだよ」
妖艶に微笑むレトは手加減なんてしてくれなくて、僕はただ喘ぐだけ。
「少しずつ柔らかくなってるよ、ハーシェル。あと少しで繋がれる」
「レト……」
「ん?」
「優しく、して……」
「もちろん」
甘い声は低くて色っぽくて、耳に心地良い。僕はただ快感に酔った。
「ハーシェル、綺麗だよ」
「ああん! あっ、ああ!」
だいぶ拡がった中をぐちゅぐちゅと掻き回されて、僕は甲高い声をあげた。
「んっ……」
指が引き抜かれて、かわりに熱くて硬いモノがぴたりと宛てがわれる。
ぐぐっと入ってきたそれは指とは比べ物にならないほど圧迫感がある。
「はっ……。ハーシェル、力を抜いて」
「レト、待って!」
それでも腰を進めるレトに涙目になりながら、僕はレトに抱き付く。
熱い肌と肌が触れ合って、溶けそうだ。
「ん! あ、んん! んっ!」
ガツガツとした勢いでレトが僕を貪る。
「ハーシェル、気持ち良いよ。中が絡みついてくる」
「あっ、レト! レトぉ……!」
揺さぶられて、夢中でレトを呼ぶ。
「イく、イッちゃう!」
「ああ、私も……!」
二人で絶頂を迎えベッドに倒れ込む。
「まだまだ足りない……」
「んっ。レト、ちょっと休憩させて……」
そうして突然の発情は一週間近く続いた。
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