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一万三百七十四。
出発前に魔力値を測ってくれた転移場の若い女性の職員さんは、泰雅の桁外れの魔力値に驚いていた。泰雅の魔力に少し緊張しているようにも見えた。
まあ、みんなそうなるよねと思いながら、指定の魔法陣に入り泰雅が魔力を注ぐと魔法陣が青く光り出した。
光が魔力遮断の囲いより高く頭上まで伸びたかと思えば、そこは今までの景色とは違っていて。
魔法陣が並ぶのは一緒だけど、数が少ない。
ようこそ白王へという横断幕が飾られていて、温かみのある木の壁が特徴的な建物だった。
「無事着いたな」
「うん。有難う、泰雅」
「瑠衣のためなら何でもない」
「僕、調子乗っちゃうからやめて」
泰雅に手を引かれ魔法陣から出る。
苦笑しながら言うと、泰雅が柔らかく笑んだ。
「瑠衣はそれくらいで丁度いい」
「いや、良くないだろ」
出入り口に向かうと、天井の高い広いスペースに出る。
「牧場は帰る前でいいか? お土産買うだろ?」
「うん。美味しいアイスが食べられるならいつでもいいよ。あ、でも牛乳買いたいから後の方がいっか」
「持ち歩いてたら傷むからな」
「そうだね」
「ここから出てしばらく歩いたところに滝があるらしいから、まずはそこに行こうか。せっかくだから自然の中を歩こう」
「滝かあ。楽しみ!」
「ああ。迫力あるらしい」
「カメラ持ってきたから、写真撮ろう!」
「そうだな」
指輪型の通信魔導具があるから、魔法界ではスマホは普及してないけど、日本を含めた通常世界にある電子機器、電化製品なんかは魔力をこめた魔石によって動く魔導具として魔法界に存在してるものも結構ある。
魔導具だから、通常世界の機体にはない機能とかもあったりすることも珍しくなくて、例えば今日持ってきたカメラもデータを3Dの立像にして渡してくれるサービスなんかもある。
「わあ、転移場の周りは栄えてるね。山も見える!」
白王の転移場から出ると、そこにはお店が並んでいた。
お店の向こうには緑の山並みが見えてテンションが上がる。
「観光地でもあるからな。でも、東都のようにどこまでも建物があるわけじゃないからな」
「ちょっと飲み物買ってこう」
「分かった」
ちょうど店先に氷水で冷やしたペットボトルを出していた店で僕は葡萄ジュース、泰雅はお茶を選んで買った。
「ありがとうございましたー!」
元気な店員さんの声を聞きながら、僕達は滝を目指して歩きだす。
一万三百七十四。
出発前に魔力値を測ってくれた転移場の若い女性の職員さんは、泰雅の桁外れの魔力値に驚いていた。泰雅の魔力に少し緊張しているようにも見えた。
まあ、みんなそうなるよねと思いながら、指定の魔法陣に入り泰雅が魔力を注ぐと魔法陣が青く光り出した。
光が魔力遮断の囲いより高く頭上まで伸びたかと思えば、そこは今までの景色とは違っていて。
魔法陣が並ぶのは一緒だけど、数が少ない。
ようこそ白王へという横断幕が飾られていて、温かみのある木の壁が特徴的な建物だった。
「無事着いたな」
「うん。有難う、泰雅」
「瑠衣のためなら何でもない」
「僕、調子乗っちゃうからやめて」
泰雅に手を引かれ魔法陣から出る。
苦笑しながら言うと、泰雅が柔らかく笑んだ。
「瑠衣はそれくらいで丁度いい」
「いや、良くないだろ」
出入り口に向かうと、天井の高い広いスペースに出る。
「牧場は帰る前でいいか? お土産買うだろ?」
「うん。美味しいアイスが食べられるならいつでもいいよ。あ、でも牛乳買いたいから後の方がいっか」
「持ち歩いてたら傷むからな」
「そうだね」
「ここから出てしばらく歩いたところに滝があるらしいから、まずはそこに行こうか。せっかくだから自然の中を歩こう」
「滝かあ。楽しみ!」
「ああ。迫力あるらしい」
「カメラ持ってきたから、写真撮ろう!」
「そうだな」
指輪型の通信魔導具があるから、魔法界ではスマホは普及してないけど、日本を含めた通常世界にある電子機器、電化製品なんかは魔力をこめた魔石によって動く魔導具として魔法界に存在してるものも結構ある。
魔導具だから、通常世界の機体にはない機能とかもあったりすることも珍しくなくて、例えば今日持ってきたカメラもデータを3Dの立像にして渡してくれるサービスなんかもある。
「わあ、転移場の周りは栄えてるね。山も見える!」
白王の転移場から出ると、そこにはお店が並んでいた。
お店の向こうには緑の山並みが見えてテンションが上がる。
「観光地でもあるからな。でも、東都のようにどこまでも建物があるわけじゃないからな」
「ちょっと飲み物買ってこう」
「分かった」
ちょうど店先に氷水で冷やしたペットボトルを出していた店で僕は葡萄ジュース、泰雅はお茶を選んで買った。
「ありがとうございましたー!」
元気な店員さんの声を聞きながら、僕達は滝を目指して歩きだす。
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