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◇
「今月はバレンタインがあるね。あとテストもあるか……」
「バレンタインのある週の週末はチョコパフェ食べに行こうか? 今度は俺も食べるから」
「でも別荘に来なくていいの?」
「もしかしたら別荘は使えないかもしれないから、近場で出掛けるだけにしよう」
「そっか……」
またまた僕達は別荘に来ている。
晩御飯を食べ終えてリビングのソファでまったりくつろいでいる最中で、この後はまた渚とするのかもしれないけど、今はただくっつくだけにとどめている。
そういうことに慣れちゃったななんて思いつつ、渚がしたいと言ってくれるのも嬉しくて、最近は渚の気持ちも何となくわかるようになったので、むしろウェルカムな自分がいる。
でも限界は見極めなきゃなと決意をあらたにして、渚を見上げた。
「パフェ楽しみだね」
「ああ。瑞希にはチョコの詰め合わせも買ってあげよう」
「えっ、いいよ! また太っちゃう」
慌てて両手を振ると渚はあやしく笑って僕に言う。
「それは俺と発散……消費しよう?」
「考えとくね」
「瑞希を太らせればいっぱい出来るのか……」
なんて真剣に考える渚にぶるりと背筋に悪寒が駆け巡った。
「え……僕走るから! 渚の助けはなくていいよ!」
「それはないよ、瑞希。街を一人で走らせるなんてさせるわけにはいかないし」
「渚は過保護だよ!」
「どこが? 街中でフェロモン振りまくのは危ないだろ。あ、そうだ。ネックガードの鍵は持ってきてくれた?」
「持ってきたけど……噛まないよね?」
「それは九月までおあずけだろ? 発情期でもないし。そうじゃなくて、ほら」
と言って渚が持ってきていた紙袋から黒い箱を取り出した渚は中身を僕に見せてくれた。
「新しいネックガード……」
シルバーに輝くネックガードが入っていた。
「瑞希にプレゼントだよ。松平のこともあるし、俺の指紋で外すようになってるネックガードだ。防水にもなってるし、肌あたりは柔らかいけど頑丈な金属だから瑞希の項を守ってくれる。もしもの時のために鍵はこれ」
「あ、ありがと、渚」
「ネックガード外したら、一度だけ首にキスしていい? ずっと直に触れたかったんだ」
「い、一回だけね」
緊張と興奮で顔が真っ赤になってしまったのを渚がまた可愛いと言ったので、僕はぽかりと渚の胸を一回叩いてやった。
「今月はバレンタインがあるね。あとテストもあるか……」
「バレンタインのある週の週末はチョコパフェ食べに行こうか? 今度は俺も食べるから」
「でも別荘に来なくていいの?」
「もしかしたら別荘は使えないかもしれないから、近場で出掛けるだけにしよう」
「そっか……」
またまた僕達は別荘に来ている。
晩御飯を食べ終えてリビングのソファでまったりくつろいでいる最中で、この後はまた渚とするのかもしれないけど、今はただくっつくだけにとどめている。
そういうことに慣れちゃったななんて思いつつ、渚がしたいと言ってくれるのも嬉しくて、最近は渚の気持ちも何となくわかるようになったので、むしろウェルカムな自分がいる。
でも限界は見極めなきゃなと決意をあらたにして、渚を見上げた。
「パフェ楽しみだね」
「ああ。瑞希にはチョコの詰め合わせも買ってあげよう」
「えっ、いいよ! また太っちゃう」
慌てて両手を振ると渚はあやしく笑って僕に言う。
「それは俺と発散……消費しよう?」
「考えとくね」
「瑞希を太らせればいっぱい出来るのか……」
なんて真剣に考える渚にぶるりと背筋に悪寒が駆け巡った。
「え……僕走るから! 渚の助けはなくていいよ!」
「それはないよ、瑞希。街を一人で走らせるなんてさせるわけにはいかないし」
「渚は過保護だよ!」
「どこが? 街中でフェロモン振りまくのは危ないだろ。あ、そうだ。ネックガードの鍵は持ってきてくれた?」
「持ってきたけど……噛まないよね?」
「それは九月までおあずけだろ? 発情期でもないし。そうじゃなくて、ほら」
と言って渚が持ってきていた紙袋から黒い箱を取り出した渚は中身を僕に見せてくれた。
「新しいネックガード……」
シルバーに輝くネックガードが入っていた。
「瑞希にプレゼントだよ。松平のこともあるし、俺の指紋で外すようになってるネックガードだ。防水にもなってるし、肌あたりは柔らかいけど頑丈な金属だから瑞希の項を守ってくれる。もしもの時のために鍵はこれ」
「あ、ありがと、渚」
「ネックガード外したら、一度だけ首にキスしていい? ずっと直に触れたかったんだ」
「い、一回だけね」
緊張と興奮で顔が真っ赤になってしまったのを渚がまた可愛いと言ったので、僕はぽかりと渚の胸を一回叩いてやった。
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